TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

一難去ってまた一難 危機一髪「内水氾濫」

2020年09月12日 | その他
「一難去ってまた一難」
「災害は忘れた頃にやってくる」

台風10号接近にあたっては厳戒態勢で臨みましたが、前もって言われたほどではありませんでした。そのせいで気が緩んでいたのでしょうか、昨夜の雨については全く無警戒でした。

天気予報で大気の状態が不安定だとは言っていたようです。たいして気にも留めませんでした。
そしたら朝起きてビックリです。
夜中に雷鳴は聞こえていましたが、「寝耳に水」の事態が起きていたのです。

早朝、表が騒がしかったので出てみると…



何これ?

道路が冠水しているではありませんか。
これでは車が出せず出勤できないと、ご近所で騒ぎになっていました。
確かに…

道路と反対の川を見てみると


何これ?
一晩で溢れんばかりに太っていました。

幸い、7時頃から雨はやみこれ以上水位は上がりませんでしたが、あと半日雨が降り続けたら大変なことになるところでした。

ところで、表の道路冠水はいわゆる「内水氾濫」です。
川が溢れて氾濫しているのではなく、急激に降った雨水を川に流すことができずに溢れているのです。7月に久留米市を襲った水害などがこれにあたります。
そのときの毎日新聞では次のイラストで内水氾濫を説明していました。


(2020 7/15 毎日新聞)

川の水が上がると、川からの逆流を防ぐために水門を閉めます。
それまで川に流していた水はポンプでくみ上げて川に逃がすのですが、そのポンプの処理能力を上回る雨水が発生した場合に雨水があふれ出して低い土地が冠水するわけです。

樋門横のポンプを見に行きました。


あれ?
パイロットランプは点滅しているけど、稼働していないような…
私の勘違いでなければ全く水を汲みあげていませんでした。



水が排出されていない…


7月にも大雨が降りましたが、そのときは

(2020 7/10)

確かに排水していました。

ちなみに、この排水溝は樋門の上にあります。


おっと、カエル君はエラい! 冠水に備え朝顔の支柱に避難しています。



雨が上がって2時間後は、道路の水は完全に引きました。



最初の写真と同じ所です。


鳴り物入りの台風10号をやり過ごし、あまりにも油断していました。
一つ間違えば大変なことになるところでした。
昔の人はいいことを言っています。

「油断大敵」
「災害は忘れた頃にやってくる」





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