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てらまち・ねっと



 6月上旬の田植えのあと、水田には一歩に入っていない。
 それが紙マルチ田植えの特徴。
 入りたいことがあったとしても入れない。
 なぜかというと、水田に足を入ると紙が破れ、そこに草が生えるから。

 うちでは、水田の雑草のほとんどはコナギ。
 土が肥えた田に増えるといわれが、ありがたくない草。
 放っておけば全面に広がり、稲の生育が停滞する。

 いずれにしても、私は、「元肥なし」のイネ作り。
 7月下旬ころに施肥する方法。目安は「出穂40日前の追肥」

 そのあとには野菜のこともふれる。
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 イネの品種「ハツシモ」の田植えのときの様子は
   ⇒ ◆無農薬栽培/紙マルチの田植えも済んで ・・
機械植えした水田-1
(ここは水利がよくないので水が無いことも少なくない)
(中の写真) 一般の水田のように干して、土にヒビが入るほど
(右の写真) それでも、基本的には草が生えていないといえる。
    

  
(左の写真) 植えるときの様子
(右の写真) 機械が植えていって、次に帰ってくるときの、
紙と紙のつなぎ部分には ドロ が乗って
 そこに草が生えるという理屈
   


機械植えした水田-2
(ここの水利は中位、水が無いこともある)

機械植えとしての髪の重なり部分に土が乗って、草が生える。
裏返せば、紙マルチがなければ、
水田の全面がこのようになるということ。
(右の写真) 7月終わりには、紫のきれいな花を咲かせる コナギ
 うちの水田の代表的な雑草だ。
    


手植えした水田・畑の横
(ここは水利が比較的よい)
今年は苗の箱数も余裕があったので、
試しに、一箇所の株数を多目に植えてもらった。
例年の3割り増しほど。どうなるかな。
なお、密植や厚植したところに、多肥栽培だと
すぐにイモチ病など病気が蔓延する
うちは、例年、ほとんど被害が無い。
それも「元肥無しの追肥だけ」の栽培ゆえだと思っている。
 


    


水を切らさなければ、紙マルチ栽培だと、まず草は生えない。
もちろん、川原の砂のような水田だと、
何しなくても、ほとんど雑草は生えないという信じられない違い、
放っておけば すぐに草原になるこのあたりの   壌土 埴壌土 では、
   


(左)細長く、味は絶品の すくなかぼちゃ もう50センチ位
白いかぼちゃ 「九重栗(白)」  産地情報
(右)冬まで持つ そうめんかぼちゃ 今、縦20数センチ。今年は大きい
    


岐阜県の南部(から東海地方)の伝統野菜
先日のNHKの全国放送でも流されていた
 十六ササゲ  産地情報
サヤが30から50センチになる細長い豆
    


スイカやウリ
北海道に行っているうちに、ツルやられてしまった。
1キロほど離れたところの友人は、
庭の畑のスイカやウリをサルにやられてしまった、と
先日嘆いていた(目撃者ありだという)

ここでは、サルじゃないと思う・・・
2年続きのアクシデント に 声がでない
(昨年は「動物による被害」だけど、
今年は「管理不全」かもしれないとも思っている)
  

今年初めて作った イエロートマト
まあまあの味。



トマトの雨よけ栽培3年目 効果は抜群
北海道に行って自分は一度も雨に会わずに旅したけど
東海地方は大雨続きだったらしい
それでも、農薬なしなのに、病気で萎縮や枯死する株は出ていない

ともかく、トマトは 梅雨が明けて
 連日のカンカン照りにならないと、味の本領を発揮しない
    


下仁田ネギ の苗
草に負けずに頑張って
ズドーン と がっちり 太くなった



 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  除草に革命 「紙マルチ」
   【寺町 知正さん】2008年02月06日

 かつて米作り農家の風物詩といえば、手作業の田植えと四つんばいになっての草取りだった。暑い時期の過酷な労働で腰を痛めることもあって嫌われた。
 私は子ども時代から経験した。成人して自分の意思で有機農業を始めた時も、やはり手押しの除草機と四つんばいの草取りだった。

 私は、小道具を自作して正確に1尺角に苗を植え、手押し除草機が縦と横に通れるようにした。その後、動力付き除草機を導入し、格段に楽になった。それでも、稲株の周りは手で除草しなければならなかった。

 時代は進み、再生紙で作った「紙マルチ」を水田の表面に広げながら苗を植えていく専用田植え機が開発された。約10年前に田植え機を友人らと共同で購入して使っている。何と楽チンなこと。いったん田植えをすませたら、欠株や異物、草があっても紙が破れるから田に入らない。田植えの後、草取りは夏のほんの補助的作業になった。

 この農法は田植え機がなくてもできる。

 紙マルチは幅160センチ、長さ100メートル、重さ約25キロのロールなので、2人で紙の左右を持って水田に広げ、両側から手で苗を植えれば良い。バックして紙を広げつつ植えることもできる。切って幅や長さを変えても使える。変形水田にも有効だ。無農薬稲作に挑んだり、グループで楽しんだりもでき、教材向きといえる。現在では紙マルチに種もみを着けて直まきする方法まである。

 この紙マルチは畑でも使える。
 
 私は6月中旬に田植えをする予定だが、4月から5月にする地域もあるので、今年からぜひ試してもらえるように早めに紹介させてもらった。
 次回は、桜の咲く頃に植えるヤマイモの簡易栽培のことに触れたい。


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 最近、あちこちで話題になるオーシャンブルー。
 朝は目の覚めるようなブルー、午後から夕方は紫もしくはピンク系に色変わりする。
 
 4年前の春、初めて植えた。琉球朝顔などともいう。 
 「繁殖力が恐ろしいほど凄くて」と教えてくれた人がいた。
    イリオモテアサガオです

 ちょうど草が生えて困っていた南向きの石垣があるので、そこに這わせて雑草防止にしようと思った。でも、その年、咲いたのは秋の終わりにわずかな数。

 いろいろと調べて、株が越冬する地域では、2年目からは夏前に咲くこと、1年目に咲かせたい場合、ある時期「遮光(しゃこう)」して夜を長くすると花が咲くことなどを知った。

 そして、去年は6月5日に初開花、6月30日には約70輪咲いた。
 1日で散るけれど、毎日、毎日たくさんの数の花が咲く。

 今年は6月6日に初開花、毎日、どんどん花の数が増えるから楽しく数えている。
 一箇所から2輪どころか、同時に4輪咲くこともある。

 今朝6月25日は約71輪咲いている(2株)。

 昨日のNHKで「とけいそう」の花を流していたけれど、うちでも咲いている。

 (ということで、今日水曜日の「いきいきセカンドステージ」は、注目の花のこと。)

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6月18日9時30分
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


6月6日16:30  1輪咲いた

10日7:09  1輪

11日5:16 3輪

12日9:08 0輪

13日9:08 4輪

  14日 7:32 6輪

同日


15日6:59 8輪

16日7:37 4輪

17日5:42 11輪

17日16:49 次の朝の準備

18日 9:30 14輪

19日 5:26 21輪
    

20日 :28輪
21日 :38輪
22日 :42輪(大雨)
23日 :45輪
  24日 6:44 71輪 (24輪と47輪)

25日 6:41 71輪 (15輪と56輪)

去年2007年6月16日のブログに次のように書いていた。
インターネットで情報を調べると、短日処理をするといいそう。
「17時頃から翌朝8時頃まで、株ごと真っ暗に被覆することをしばらく続ける」
「最初の幾つかの蕾が着けば大丈夫」

 それで、長日から短日に切り替わる「夏至」前後にやってみようと思っていました。

 ところが、6月5日  蕾も沢山着いています。ワクワクの今年・・・
 
 かすかに期待していた「冬越しした株は花が早く咲く」
つまり、短日処理しなくても咲く
(一人生えの昨年は咲が遅かったから、『保温・越冬』がいるのだろう)

 ( 追記 6月30日朝は約70輪咲きました ⇒ 7月1日ブログ 本領を発揮 )

いろんな情報から、やっぱり 1年目の株は、短日処理をしないと秋まで咲かない と思われます。


 短日処理などの情報にリンクしているページ
    ⇒ ◆開花が秋から、では困るから短日処理を。でも、越冬した株は春から咲いた


とけいそう
    


  

    

 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】 
  暮らしにもっと「花」を(2008.3.19 朝日新聞)

 自家菜園や畑は野菜だけでなく「花」も作りたい。暮らしの中で花は彩りになるし、気持ちのゆとりの表れ。走り続けたあとの、セカンドライフではゆとりの価値観を持ちたいと思うのは多くの人に共通する。

 最近は各地で広大な農地にヒマワリやコスモスなどの花一色の景色を見かける。これには、観賞とともに土壌の改良という期待もある。特定の植物では土を清浄にする効果や、土を肥やす効果がある。

 例えばキク科のマリーゴールド。有害な土壌センチュウを駆除する効果で知られる。野菜を広い面積で作る専業農家でさえ、時にマリーゴールド畑にしてから、豪快に花や茎葉ごと土にすき込む人がいる。家庭菜園では、野菜と一緒に作れば良い。植栽でも、夏の黄色やオレンジは季節に似合い、寒さにあうたびに深まる花色の鮮やかさは見事だ。

 食用にするニラ(ユリ科ネギ属)も花がすてきだ。トマト苗を植えるとき、何本か一緒に植え込むと耐病性や生育が増進するとされる。もちろん葉は食用できる。さらにマメ科やイチゴなどを除く植物全般に対しての殺菌効果もあり、害虫が嫌うという。

 野菜と花の組み合わせはいろいろある。相性の良い植物を共栄作物(植物)という。ともかく、花の苗も買えば安くはないから種からまく人たちもいる。野菜や花は、作ること自体が楽しい。

 実は私も、中学生のときには自分で種をまき、球根を分けて花を作っていた。大学では当時、珍しかった花を専門とする研究室を選んだ。日本人はもっと暮らしに「花」を入れて欲しい。今はもっぱら「花の観客」になった私が大きなことは言えないけれど。



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「私家版・いきいきセカンドステージ」は毎週水曜日。
 やっぱり、この季節、菜園を世話する人たちの共通の夏野菜のこと。

 私は、草対策は水田用の紙マルチを多用している。
 野菜が終わったあとは土に戻るから。

 昨日は、ジャガイモを全部収穫した。6月下旬まで置いておくとイモの質や味が落ちるから。

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5月23日 
雨よけのトンネルをかけた(被覆資材は使用3年目)
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


6月1日の様子 


6月1日 ⇒ 6月10日
  ⇒  


今年は「斜め誘引」
一昨年、昨年と、夏場には伸びた茎葉が
天井につっかえて 調子がよく無かったので
3回目の誘引からは隣の支柱、さらに隣の支柱と
天井に届かないように 斜めに持っていくことにした
6月13日  6月13日 ⇒ 6月17日
    


ナス
5月23日   6月1日   6月17日(てんぷらなす)
    


ピーマン類
5月23日 ⇒ 6月1日 
  


昨日6月17日
島インゲン  十六ささげ
  

スイカ、ウリ、カボチャ
水田用の紙マルチで敷き藁がわり (6月13日)
    


昨日6月17日
ラグビーズイカ  そうめんカボチャ  黄色ズッキーニ(カボチャ)
    


昨日6月17日
きゅうり   てんぷらなす
  


じゃがいも  アンデスレッドの花



3月27日に 秋じゃがの堀残し を 種芋に回す
植え付け適期を遅れているので、この時期には地中で芽が出ている



もともと、このイモは昨年の8月に
秋ジャガの種として「アンデスレッド3キロ」 「アイノアカ1キロ」購入したもの
  2007年8月25日 ⇒ 秋じゃがの芽出しも
  2007年11月28日 ⇒ 秋のジャガイモ(アンデスレッド)とパイプ栽培の自然薯


5月1日  ⇒  5月23日
左の畝は「アンデスレッド」 右の畝は「アイノアカ」
  


昨日6月17日
アンデスレッドは花がたくさん咲いた
アイノアカは花も咲いたけど、実がいっぱい着いた
  特徴 ⇒ 「アンデス赤」(レッドアンデス)
  特徴 ⇒ アイノアカ=ばれいしょ農林35号
  


少しずつ試堀してきたけど、6月17日に全部収穫した
左は「アンデスレッド」 右は「アイノアカ」
  


左の畝は「アンデスレッド」 右の畝は「アイノアカ」
  


(調理前) 左は「アンデスレッド」 右は「アイノアカ」
(調理後) 左は「アイノアカ」 右は「アンデスレッド」
アンデスレッドは ほかほか   アイアノカは 硬く煮崩れしにくい
好みで一長一短はある。 比べれば、私はアンデスレッドに軍配
  


アンデスレッド の ポテト・サラダ


※ 追記 昨日の午後までなんともなかったのに、今朝見たら、スイカが5.6個 食べてダメにされていた。ショック。
 今まで、トマトが鳥に食べられなどの被害はあったけど、昨年、初めてスイカやウリがいっせいにやられた。
 今年は、周りをネットで囲ってみようと思っていた矢先。
 先手を越された。
 この食べ方から、どなたか、犯人と対策を教えてください。
    

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 今年2月6日の朝日新聞県内版のコラム・「いきいきセカンドステージ」では、 「除草に革命 『紙マルチ』」として、除草剤を使わない稲作りで私が使っている紙のマルチを紹介した。
 マルチは、段ボールから再生して作る幅160センチ、長さ100メートルの巻きロール。
 2ヶ月ほどで土と区別がつかないようになり、いずれ土にかえる。
 専用の田植え機も10数年前から開発されている。

 私のところでは、手植えと機械植えと両方をやっている。
 先日7日は、大学を出た前後の若い人たちが手植えしてくれた。
 昨日は、機械植え。

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4軒の共同の
紙マルチ専用の田植機
の登場
まず、紙を引き出したら
水田の土に圧着、
苗を植え始める
    
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


反対側まで行ったら Uターン
この日、幾分、水が多過ぎて、植えにくいようだ
  


紙ロールは、本体の真後ろの下に1本。これが紙を出していく。
機械の左右・両側では、補充用の1本ずつを携行。
水田のどこで紙がなくなっても、すぐに補充できる



Uターンしたらそのまま、また植える
苗も、その場で補充する
    


機械の植え残しは、どうしても出てくる
そこは、手植えする



機械で植え終わった2ヶ所の水田
    

先日の手植えの水田の植え終わり



以下、7日の手植え部分の写真を再掲するが、
稲の苗作りも載せたのでどうぞ
 ⇒ ◆無農薬稲作。紙マルチに手植え/品種は初霜

幅160cm、長さ100mの紙ロールを二人で広げる
通路として、足幅だけは間隔を空ける
    

両側から植える
1ロールに5条植えにしている。
だから、片側から「一人で3条」と「一人で2条」
    



以下は、2月のブログの再掲。

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬の米づくり。個人や趣味、教材向。三洋製紙・活性炭カミマルチ
   手植えの田植えの様子

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬での米づくり。専用田植機(三菱農機)。マルチ(三洋製紙)
   機械植えの田植えの様子

  ◆紙マルチの効果。水田の稲。畑のうりやカボチャ、やまいもなどの栽培
    植え付けてしばらく様子

  ◆水田の紙マルチで除草剤不要の楽な米作り、楽な農業。ウリ類やヤマイモにも紙マルチ
    3週間後の様子

 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します

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  除草に革命 「紙マルチ」
   【寺町 知正さん】2008年02月06日

 かつて米作り農家の風物詩といえば、手作業の田植えと四つんばいになっての草取りだった。暑い時期の過酷な労働で腰を痛めることもあって嫌われた。
 私は子ども時代から経験した。成人して自分の意思で有機農業を始めた時も、やはり手押しの除草機と四つんばいの草取りだった。

 私は、小道具を自作して正確に1尺角に苗を植え、手押し除草機が縦と横に通れるようにした。その後、動力付き除草機を導入し、格段に楽になった。それでも、稲株の周りは手で除草しなければならなかった。

 時代は進み、再生紙で作った「紙マルチ」を水田の表面に広げながら苗を植えていく専用田植え機が開発された。約10年前に田植え機を友人らと共同で購入して使っている。何と楽チンなこと。いったん田植えをすませたら、欠株や異物、草があっても紙が破れるから田に入らない。田植えの後、草取りは夏のほんの補助的作業になった。

 この農法は田植え機がなくてもできる。

 紙マルチは幅160センチ、長さ100メートル、重さ約25キロのロールなので、2人で紙の左右を持って水田に広げ、両側から手で苗を植えれば良い。バックして紙を広げつつ植えることもできる。切って幅や長さを変えても使える。変形水田にも有効だ。無農薬稲作に挑んだり、グループで楽しんだりもでき、教材向きといえる。現在では紙マルチに種もみを着けて直まきする方法まである。

 この紙マルチは畑でも使える。
 
 私は6月中旬に田植えをする予定だが、4月から5月にする地域もあるので、今年からぜひ試してもらえるように早めに紹介させてもらった。
 次回は、桜の咲く頃に植えるヤマイモの簡易栽培のことに触れたい。



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 5月21日、つまり先々水曜日の朝日新聞の県内版のコラムの紙面で、シリーズが終わるので、そのあとも、「連載が『隔週水曜日』だったことに合わせ、今後はブログで『私家版・いきいきセカンドステージ』として書く」としました。
 
 さらに、先週水曜日は、「『隔週水曜日』のつもりだったけど、書く側も読む側も 『どの水曜日か』 はとてもわかりにくいので、この際だから『毎週水曜日』に書くことにした。だから、今日・・・」としました。

  ⇒ 5月28日(水)のブログ ◆朝日新聞・県内版・コラム /「意欲」「余裕」をもって

  たまたま内容が長くなったので、次の29日にも触れました
   ◆食用ホオズキ、ストロベリートマト、チェリートマトの栽培、整枝など

 ということで、先々水曜日の紙面記事のとおりに「隔週水曜日」の今日このブログをのぞかれた方も、先週に続いてのぞかれた方もあると思います。
    コラムを読むには ⇒ 朝日新聞⇒私家版いきいきセカンドステージ

 今日は、畑の近況を報告します。
 紙面と違って、ブログは双方向性もありますから、書き込みもどうぞ。

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じゃがいも アンデスレッド
昨年8月に種芋を買って、目出しをして作付けた『秋じゃが』。
冬に掘り残して、土中で芽が出た「種芋」を3月末に定食。
今はすごい勢いで、1メートルを越える株。
「丸ごと種芋」だから、さすがです。
アンデスレッドは味も抜群ですが、花も観賞用になります
(茎も赤い色)
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


6月4日の様子
(左の写真) 左の畝はアンデスレッド  右の畝はアイノアカ
(右の写真) 花はアイノアカ (茎は緑色)
   

昨年8月の芽だしなど
今年3月末に
赤い「アンデスレッド」と 黄色い「アイノアカ」の掘り出し。
そのまま定植。 
  

 サトイモ
 こちらも、昨年春に植えて、
冬に掘り残した芋から、土中で芽が出たイモを
 5月末に定植。ふた畝分ありましたが、密植でひと畝に並べました。

トマト は 雨よけトンネルをかけました。
雨よけトンネル栽培は3年目。
被覆資材も連続使用して3年目。
高原の冷涼地でも、専門農家は雨よけハウスでトマト栽培しますね。
高温多湿の平地では、やっぱり、大きなプラス効果を感じます。
専業百姓だったころは、トマトだけでも何畝もありまたから、
雨よけ栽培は、 願望 でした。
  


ナス と ピーマン
一番果は生育促進のため除去することが多かったですが、
今年はそのままにしています。まもなく食べられるようです。
  


ズッキー と 半白キュウリ
一般の在来のキュウリより 半白キュウリ の方が
ずっとおいしいことを一昨年知りました。
  

島インゲン と 三尺ササゲ
島インゲンは連休に苗を植え ササゲは10日ほど前に種を蒔きました。
「ヤマト(沖縄にいるとき、たしか、本土のことを内地でなく
「ヤマト」というと教えられました)
 そのヤマトのインゲンより 島インゲン は、やわらかく味が深く、
 しかも、長い期間採れ続けることに 昨年驚きました。
 島オクラも同様。 沖縄=島野菜は不思議です。
 加えて、温暖化の進む気候、暖地野菜がこれからの採用候補かも


  


  スイカ ウリ カボチャ 類
 ツルがトンネルから外に伸び始めたので、いったん、トンネル内に戻しておいて、伸びる先の土面をロータリーでかき混ぜて除草。
 このあと、水田用の「紙マルチ」を広げて、その上に ツル を戻して伸ばします。


  大生姜
 昨年は、赤生姜など2種類を5月末の売れ残り半額の「種生姜」として買い、そのまま植えました。
 収穫後は酢漬けなどでたっぷり堪能。いまでも時々食卓に。
 ・・・今年、売れ残りがちっともない・・・・はたと気づいたのは、中国産の問題でニンニクが高騰、それの余波で生姜も作る人が増えたのだろうと・・・くやしい連想。
 やっと、1キロ1500円の「大生姜」の種を見つけました。
 意を決して2袋買いました。
 時期が遅いので、1キロを13個ほどの大きめに分けて植えつけ。
 生姜の「売れ残り半額の種」も、2年続きは当てが外れ、逆に高い買い物に。

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 今日は、先週水曜日の朝日新聞の県内版のコラムのこと。
 コラムには、 「 『意欲』 『余裕』 これからも 」 と書いた。
 
 その文中にも書いたけど、今年の3月から朝日新聞の文字が大きくなって紙面のスペースが減って、「外部執筆者5人」のコラムを5月末でやめることになったという。

 それで、私は、連載が「隔週水曜日」だったことに合わせ、今後はブログで「私家版・いきいきセカンドステージ」として書くことにした。
 その原稿を書いたときは、「隔週水曜日」のつもりだったけど、書く側も読む側も 「どの水曜日か」 はとてもわかりにくいので、この際だから「毎週水曜日」に書くことにした。だから、今日・5月28日水曜日にこのように書いている。

 実は、先週のその原稿の中で、「外部執筆者5人」のコラムをやめる理由をもっと詳しく書いたら、社から電話があった。
 「そんな風に書くと、朝日新聞と寺町さんに何かトラブルがあったみたいで、寺町さんのことを良く思わない読者があるのではと心配しますが・・」と。
 「私は、別に構いませんが・・」と答えた。
 「朝日はどうなの??」と問うと
 「朝日がそう思われても・・・」という。素直に言えないのだろう・・・

 それと、シリーズを中止する理由をちゃんと紙面で説明するのでしょ、というと通常1行書く程度、という。

 じゃあ、何も競合しないじゃない・・
 結局、事実なんだから、この原稿でいいでしょ、と押し切る。
 少しだけ替えさせて、ということなので理由の詳しいところは少し略・修正。
 その結果が、下記の紙面。

 他の外部執筆者の4人の方がどう思っておられるかは知らないけれど、私は「朝日新聞らしいというのか、らしくないというのか」という感想。
 もちろん、この感想は最初の原稿では書いたけど、原稿を送信(提出)するときにはさすがに削った。

 ところで、その水曜日としての「私家版・いきいきセカンドステージ」。
 最近、このブログには、「食用ほおずき」で調べてやってくる人が毎日結構いるようだ。
 確かに、インターネットで見ても、家庭菜園の人への解説は見つからない。
 情報は、販売としての商品説明ばかり。

 そこで、「農や暮らし」を主題にした「毎週・水曜日の『私家版・いきいきセカンドステージ』」としてのテーマにしようと思ったが・・・・
 書き始めるとスペースが足らない。だから、ストロベリートマトの手入れのことは、明日29日木曜日に載せることにする。

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いきいきセカンドステージ

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
【寺町 知正さん】「意欲」「余裕」これからも 2008年05月21日
 いきいきセカンドステージ 
 自然な暮らしや農的な暮らしの勘所は「意欲と余裕をもち、楽しく臨むこと」だと私は思っている。そんな生き方のお誘いをしたいとの気持ちで、このコラムを書いてきた。「自然や農業を楽しむ歳時記な体験記を通じて……」との依頼で始まった私のコラム。手紙や電話などでの問い合わせもあり、いつも楽しみにしているとの声も届く。

 だが、朝日新聞の担当者から「新聞の文字が大きくなって紙面が減り、コラムは5月末で中止することになりました」と連絡があったため、今回が最後となる。
 ところで、私は、インターネットの日記といわれる「ブログ」を3年以上、毎日欠かさず更新している。今では毎日500~800件ほどのアクセスがある。
 硬い話題もあるが、私の畑の様子、野菜や稲作など農作業の解説、暮らしや料理など身近なことも随時載せている。写真も多用し、文字数も多い。そもそも、このコラムの依頼も、それを見てのことのようだ。

 そこで考えついた。連載が「隔週水曜日」だったことに合わせ、今後はブログで「私家版・いきいきセカンドステージ」を書くことにしよう。それが、待ってくれている皆さんや、これから自然な暮らしに入る人などへの私からのメッセージだと思う。
 ブログ名は「てらまち・ねっと」。インターネットで「てらまち」と検索すれば見つかる。インターネットを利用しない人には申し訳ないと思いつつ、ブログの予告をお伝えして終える。



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 隔週の水曜日に書くように依頼された朝日新聞・岐阜県内版のコラム「いきいきセカンドステージ」。
 前回は、4月16日水曜日が私の順番だったが、13日告示20日投票の山県市議選の期間中ということで、その週は休止し、次週の23日に掲載とされていた。

 実はこちらも、選挙中の20日ごろに原稿を書くのは不可能なことだから、早めに出しておいた。
 とはいうものの、13日告示の選挙が無投票で終わってしまったので、16日の「選挙期間中という障害」はなくなった。そこで、新聞社はどうするのだろうと見ていた。・・結局、当初予定通り、16日は休載で23日の紙面に出た。

 そういえば、選挙前、ある雑誌から議会や議員の現状を特集するということで、アポがあったけど、発行予定がちょうどここ山県市の議員選挙の期間中になってしまうスケジュールだという。
 私は、別にかまわないけど、向こうの検討の結果、「選挙期間中」ということで名前は出せないという。
 「寺町さんの名前はどうしても出したいから、別に組む」そうだ。

 ともかく、発行日数日前に送られてきたその雑誌の全国の議会の現状の大特集、とても面白かった。改めて、紹介したい。

 ところで、今日は、名古屋で、自治ネット(「無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク」)の例会がある。私の選挙の報告も求められている。
 それと、新しいWebページの作成の課題も検討される。
 今の代表の 海住さん(松阪市議) サイドで原案ができたようだ。

 6年前の2002年4月に発足した自治ネット、当初は私がヤフーの無料枠でWebページを作ってアップしていたけど、途中からヤフーがシステム変更し、相性が違ってか管理者としてアクセスできなくなってしました。
 ページの修正も削除もできない状態でインターネットにでている。恥ずかしいまま。 
     無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク

 3年前2005年の1月から、新しく作ろう、どうしよう、と相談してきた。
 実は、私がブログ始めるキッカケは、その時の自治ネットの新しいページ作りのために、みんなでブログをやってみようということにある。
 他の人もそうだ。

 どんなWebページになるかは、まもなく紹介できると思う。

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いきいきセカンドステージ 【寺町 知正さん】

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 根付いたら 水やり我慢 2008年04月23日 いきいきセカンドステージ 
【寺町 知正さん】
 家庭菜園では、野菜の水やりについて誤解している人がいる。典型はこれから始まる夏野菜の世話の仕方。ひんぱんに水を与えると、葉や茎が伸びて勢い良さそうな姿になる。肥料が多いとさらに太る。しかし、このように育った作物は、根が広く張らず病弱だ。畑の野菜は水を控えてこそ、丈夫でおいしい野菜になる。
 夏野菜の苗の植え付けは、温かい環境にするのが活着を良くする秘訣(ひ・けつ)。私の場合、前日の昼に、畑にたっぷりと水やりをしておく。水を1回でたくさん注いでも、多くが土のすき間から下に抜けるので、数分でよいから時間を空け、数回に分けて水をかける。
 植える直前の植穴への水は、土の温度を下げてしまうから要注意。植える当日の朝は、苗のポットごと30分ほど水につけてから、数時間放置して鉢土を安定させ、気温の上がった昼間に苗を植える。植えたら根と土を密着させるためにコップ1~2杯の水を株元にさっとかける。
 いったん植えたら、わずかにしおれるくらいまで、水やりを我慢する。作物の根は、土に水分が少ないと水を求めて活発に伸びる。最初は貧弱だが、いずれ、水ぶくれした株を追い越すことを信じて欲しい。
 露地栽培では活着後、よほどの晴天続きは別にして、目立ってしおれなければ水やりはしない。苗を植える前後は注意深く接し、根が着いたらあとはどっしりと構える。栽培は子育てにも似ているし、野菜の姿は世話をする人の性格を映し出している。


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 昨年秋から隔週で書いている朝日新聞岐阜県内版のコラム。
 先日4月2日(11回目)は、「こだわりトマトに挑戦 」。

 トマトも最近は本当に美味しい品種が出ている。
 「味」と「安心」のためには、やっぱり、無農薬で作りたい。
 ともかく、それぞれの畑、菜園の状況に合わせて作ることも大事。
 
 次のテーマは何にしようかな。
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いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】 
  こだわりトマトに挑戦   2008年04月02日
 夏野菜の代表格の一つはトマトだ。
 無農薬でトマトを作ることができれば他の野菜は簡単だが、もともと乾燥した南米高原地帯原産の作物だから、日本の高温多雨な気候は不向きで、数年たつと病気に悩む人が多い。連作障害があるので、ナス科の作物を3~4年栽培していない場所を選ぶ。

 菜園でトマトが作りにくくなったら、袋培地で栽培を試みてはどうだろう。病原の土から離すために、肥料袋などに新しい土を入れ、畑の土の上に逆さにし、上部に穴を開けて苗を植える。レジ袋で試したことがある。乾燥するから水やりもいるが、トマトの味を良くし、耐病性も増す。

 トマトも最近は多品種が出回っている。新たな品種を作るのも楽しい挑戦だ。ミニトマトは作りやすいが、私は好きではないので放任栽培していた。が、数年前、抜群においしいプチトマトに出会ってから、3本仕立てにしてまじめに世話をしている。

 夏野菜はどれも基本的に接ぎ木苗をすすめている。値段が100円高くても、必ず元はとれる。ただし、接ぎ木部分に土が来ると、病気に強い台木に接いだ意味がなくなるから、注意が必要だ。

 最後に今話題の食用ほおずき、「ストロベリートマト」の紹介。枝周り直径1・5メートル以上になり、霜が降りるまで実が100個以上付く。その味わいはとりこになる。

 ともかく、安全、安心、美味にこだわる農法はセカンドライフに向くし、実は、新しい農業の一つのスタイルでもあると思う。


今までの連載を見るには、 ↓↓ こちらから
 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します


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 暖かくなって、一気に花が進む。
 庭の花の様子を載せようと思う。
ちょうど、先週の朝日新聞県内版のコラムに「花」のことを書いたので、まず、そちらを転載。

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いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】 
  暮らしにもっと「花」を(2008.3.19 朝日新聞)
 自家菜園や畑は野菜だけでなく「花」も作りたい。暮らしの中で花は彩りになるし、気持ちのゆとりの表れ。走り続けたあとの、セカンドライフではゆとりの価値観を持ちたいと思うのは多くの人に共通する。

 最近は各地で広大な農地にヒマワリやコスモスなどの花一色の景色を見かける。これには、観賞とともに土壌の改良という期待もある。特定の植物では土を清浄にする効果や、土を肥やす効果がある。

 例えばキク科のマリーゴールド。有害な土壌センチュウを駆除する効果で知られる。野菜を広い面積で作る専業農家でさえ、時にマリーゴールド畑にしてから、豪快に花や茎葉ごと土にすき込む人がいる。家庭菜園では、野菜と一緒に作れば良い。植栽でも、夏の黄色やオレンジは季節に似合い、寒さにあうたびに深まる花色の鮮やかさは見事だ。

 食用にするニラ(ユリ科ネギ属)も花がすてきだ。トマト苗を植えるとき、何本か一緒に植え込むと耐病性や生育が増進するとされる。もちろん葉は食用できる。さらにマメ科やイチゴなどを除く植物全般に対しての殺菌効果もあり、害虫が嫌うという。

 野菜と花の組み合わせはいろいろある。相性の良い植物を共栄作物(植物)という。ともかく、花の苗も買えば安くはないから種からまく人たちもいる。野菜や花は、作ること自体が楽しい。

 実は私も、中学生のときには自分で種をまき、球根を分けて花を作っていた。大学では当時、珍しかった花を専門とする研究室を選んだ。日本人はもっと暮らしに「花」を入れて欲しい。今はもっぱら「花の観客」になった私が大きなことは言えないけれど。



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 昨日も体調不良。
 とはいえ午後1時10分からは名古屋高裁で住民訴訟の判決。
 地裁でほとんど勝っていた。勝ちすぎくらい。
 高裁は地裁判決を変更、1割程度を減額しての1700万円の返還命令だった。
 判示に納得できないところがある一方で、面白い判示もあった。

 減額の理由のポイントのひとつ・・・差し止め部分については「岐阜県は返還請求権を有しているから、未だ県に(住民が主張する意味の)損害は発生していない」 だからその部分については訴えを認める必要はないから棄却する・・・

 住民訴訟では、時々こういう判決がある。
 要は、判決で命令しなくても、行政が自分の手で返還を命ずることができる、つまり、違法な支出だから県の手で解決できる、よって住民が訴訟でどうこう言うに及ばない・・・という、一見お優しい裁判所だ。

 当然、こちらは、いずれ、県知事に、「返還は命じた??」「いくら??」と質問せざるを得ないことになる。県が請求権を行使しない、つまり不行使や不作為の場合、低額・少額の場合、改めて住民監査請求するしかない。 「裁判所の認定した『返還請求権』の不行使によって県に損害が生じた」と。
 だから、結局は、面倒なことを言う裁判所・・

 名古屋の帰りに医者に寄って、家に着いたらいつものニュースの原稿の確定と印刷。
 病み上がり というよりは 病み中の身体 、夜12時過ぎてやっと終わった作業はしんどかった。
 お陰で、この数日で体重は3キロ減、体脂肪、内臓脂肪も大幅減、筋肉量は維持(笑)

 ・・ということで、今日土曜日のブログはシンプル。
 先日の朝日新聞で私の農業の先生を紹介することで「自給農業のすすめ」に触れた私のコラム、その師の紹介をしよう。
 あとは、休養したい・・・・(フゥーッ)
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 いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】
   自給的農業 シンプルに(2008.3.5 朝日新聞)
 自給的な農家の生活に欠かせないポイントがある。そこを分かりやすく全国に説いた人が、下呂市金山町にいる。中島正さんである。中島さんは、薬剤や添加物と無縁の卵を生産する農法を提案。その鶏小屋はトタン屋根、回りを金網で囲っただけの吹きさらし。土の上で数十から数百羽の鶏を飼う。卵の味は抜群、濃厚で、しっかりした黄身ははしで持ち上がる。

 卵や野菜は消費者に回り、残った野菜やクズは鶏のエサに回る。鶏は穀物、残飯などだけでなく雑草も好んで食べ、いっそう健康を増す。鶏小屋の土の上には自然に発酵したサラサラの鶏ふんが堆積(たい・せき)する。鶏ふんは通常では廃棄物だが、中島流では鶏小屋が超効率的な堆肥(たい・ひ)工場に転換する。

 とはいえ、自給的生活にも現金は必要。美味な卵は年間を通して安定しかつ予定可能な収入源となる。この農法は多額な資金も高度な技術も不要。畑の土がどんどん肥える。だから、ゼロからの出発には最適だ。

 中島さんの80年の著作、「自然卵養鶏法」(農山漁村文化協会)は、この種の本としては異例の2万7千部にもなった。01年には「増補版 自然卵養鶏法」として改訂。今も増刷が続く。88歳ながら、昨年は「農家が教える自給農業のはじめ方」(同協会)も出版した。提唱は、脱サラで農家を志す人たちや農業再生を目指す人たちにも強くひびき、全国に広がった。

 自給的な農業は、農法だけでなく生きる信念と哲学にあることが伝わってくる。その神髄は循環、共生、自然でシンプルに徹することだと私はとらえている。ともかく、20代で農業に就いてすぐの私が、中島さんに出会い、身近に多くを学べた幸運は何ものにもかえがたい。


 ここで紹介した本は次の2冊。
 「自然卵養鶏法」は、脱サラで農業をする人たちの今では古典的バイブル。
 今では、新たに「増補版 自然卵養鶏法」も出ている。
   
これから百姓をしたいという人にも役立つお勧めの本。


 今回のコラムに書くためには・・・と金山まで、すっかりご無沙汰していた中島さんに会いにいって来た。
 百姓を始めた数年は毎月のように通って教えていただいた懐かしいところ。

 1994年執筆の『都市を滅ぼせ』をサイン入りでいただいた。


●  ヤフー・オークション ★☆6126☆自然卵養鶏法☆中島正・著☆★
 商品説明 1999年6月15日第20刷発行、定価:1,457円。
 1980 年刊行の本書は、「自然卵」養鶏のバイブルとも言える本である。 岐阜県の山村における筆者自らの体験を元にしたハウツー本の形を取っているが、とても読みやすく、誰でも楽しみながら一気に読むことが出来る。  読んでいると、なんだか自分にも出来そうになってくるところがこわいが、実際やれば出来るのだと思う。
 もちろん現在は本書の刊行当時とは社会状況も異なるし、すでに日本各地で大勢の方々が自然卵養鶏に取り組まれている。だから生業としての養鶏をするためには本書を読むだけでは全く不十分なのは言うまでもない。
 それよりも本書の魅力は、文中の各所に現れている自然循環型農業の哲学にある。筆者は、石油と輸入食物に依存する現在の農業に警鐘を鳴らし、効率と利潤追求を訴求する現代社会のあり方に疑問を投げかける。その主張は筆者の実践に基づくだけに説得力を持つ。
 本書に記された手法はたとえば、過剰な投資をせず廃品や自然にある物を利用するなど、養鶏に限らず、我々のライフスタイルを問い直すヒントに溢れている。

商品の詳細
単行本: 250ページ
出版社: 農山漁村文化協会 (1980/12)
ISBN-10: 4540800388
ISBN-13: 978-4540800382
発売日: 1980/12
商品の寸法: 18 x 13 x 1.4 cm


  増補版 自然卵養鶏法 著者: 中島正
定価: 1600円
B6判並製 274ページ
ISBNコード: 4-540-01122-7
発行日: 2001年6月
長年の実践に支えられた技術と哲学を集大成した自然卵養鶏のバイブル。赤玉卵や特殊卵などまがい物とのとのちがい、消毒、有精卵か無精卵か、卵価の設定、発酵飼料や緑餌の意味など現代の課題や疑問にも応える。

●著者紹介
中島正(なかじま ただし):大正9年生まれ。自然卵養鶏家(岐阜県益田郡金山町菅田)。著書『自然卵養鶏法』(1980年12月発行 農文協刊)は21刷り27000部を発行。


●  自然卵養鶏法 増補版 

お客様オススメ度 ★★★★★
著者/訳者名 中島正/著


出版社名 農山漁村文化協会 (ISBN:4-540-01122-7)
発行年月 2001年06月
サイズ 269P 19cm
価格 1,600円(税込)
発送時期 当日~2日で発送 発送時期について



  農家が教える自給農業のはじめ方
自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工

著者: 中島正
出版社: 農山漁村文化協会
サイズ: 単行本
ページ数: 108p
発行年月: 2007年09月
ISBN:9784540071911
本体価格 1,429円 (税込 1,500 円) 送料別

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
農家60年、平飼い養鶏の大ベテランが語る自給の農業をはじめたい人の入門書。―50羽から始める庭先小羽数養鶏のやり方から、トラクタなど使わずにできる低コスト不耕起の稲作(陸稲)やムギ、農薬不使用の野菜づくりや自家採種の方法、山菜採取、さらには簡単な農産加工など、自給のための知恵と技術をガイド。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 新規就農のスタートをスムーズにする自然卵養鶏/
第2章 荒地の復元と鶏ふんなどの有機質自給肥料の利用/
第3章 イネ(陸稲)とムギ、野菜の自給栽培/
第4章 果樹や山菜、薬草の採取と利用―手のかからない自給食物/
第5章 自給に活かす中島流農産加工/
第6章 提言―これから農業を始める方へ/
付録 田舎暮らしを始めるためのワンポイント

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
中島正(ナカシマタダシ)
1920(大正9)年生まれ。陸軍工科学校卒、戦中は台湾軍所属。戦後、郷里岐阜県山村にて小農暮らし。自然卵養鶏を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●  ■農家が教える自給農業のはじめ方
書名 農家が教える自給農業のはじめ方
副書名 自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工
著者名 中島 正/著
書名ヨミ ノウカ ガ オシエル ジキュウ ノウギョウ ノ ハジメカタ
  シゼンラン イネ ムギ ヤサイ カジュ ノウサン カコウ
著者名ヨミ ナカジマ タダシ

著者紹介 〈中島正〉大正9年生まれ。陸軍工科学校卒業。戦後、郷里岐阜県山村にて小農暮らし。自然卵養鶏を営む(小羽数、平飼い、薬剤フリー)。著書に「自然卵養鶏法」「みの虫革命」「都市を滅ぼせ」がある。
出版地 東京
出版者 農山漁村文化協会
出版者ヨミ ノウサンギョソンブンカキョウカイ
出版年月 2007.9
ページ 108p
大きさ 21cm
価格 ¥1429
ISBN 4-540-07191-1
分類記号 610.4
  610.4
件名 農業
  にわとり(鶏)-飼育

抄録 50羽から始める庭先小羽数養鶏のやり方から、トラクターなど使わずにできる低コスト不耕起の稲作(陸稲)やムギ、農薬不使用の野菜づくりや自家採種の方法、山菜採取、農産加工まで、自給のための知恵と技術をガイドする。



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 昨年初めて作った自然薯。
 パイプ栽培の3年目にして、本物のヤマイモに挑戦した。
 その後の様子を、もっと詳しく紹介したいと思いつつ、春も間近になってしまった。
 先週の朝日新聞のコラムもこのこと。

 先週はすぐに、「読者です、植えるところを見せてください」と知らない人からの電話があった。
 「今年は3月終わりごろですから、また連絡してください」と答えた。

 昨日配達された郵便の中には、「突然のお手紙で・・・いつも楽しみに読ませていただいています。毎年一年生の家庭菜園愛好者にとって とても読み応えががありますが 時々しか紙面にのらないので 少し寂しいです・・」 とのあと、作り方を教えて・・・との依頼。
 
 まず、ブログで見て欲しいというのがホンネ。

 とりあえずは、このブログのカテゴリーにまとめてあるのでどうぞ。
       自然薯・ヤマイモのパイプ栽培

 ヤマイモをパイプ栽培しつつ、一部では波板トタンでの栽培も試みていた。

 ブログに載せられるのがいつになるか分からないので、年末の写真の一部を「速報」(笑) 
   
 
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「いきいきセカンドステージ」寺町知正/
山芋抜ける快感に満足(2008.2.20 朝日新聞)
 山芋のパイプ栽培の面白さを、昨年12月5日の本欄で紹介させていただいた。種芋の植え付けは桜の咲くころなので、今から畑の計画に入れてほしい。
 長さ1メートル以上ある市販のパイプは、片方(種芋側)が漏斗状に広がっている。信じがたいことだが、植え付け時のパイプの傾きは種芋側と先端で20センチほどの差で十分。20~30センチずらしてパイプを重ねる。作業中に横から見ると、斜めのパイプが将棋倒しの駒のように一列に折り重なっていて愉快な眺めだ。
 種芋はパイプの上に同じ方向で水平に置く。山芋の根には浅く横に伸びる根、放射状に斜めに伸びる根、真下に伸びる根がある。漏斗の真上に置いた種芋の頭から真下に伸びた新根は、パイプ面に当たっていや応なく筒の中を斜め下に伸び続け、秋には太り、長い新芋になる。栄養を供給放出し終えた種芋は、最初の位置で小さく縮んでいる。
 斜めのパイプの上に土をカマボコ状に盛るだけの驚きの栽培法だ。土が浅くてもできる。収穫時、縦に掘り出す重労働なしに、1メートル以上の長い芋がパイプごとスッと横に抜ける快感は十二分の満足がある。
 パイプで作ると芋の下側が真っすぐになるのでジネンジョの雰囲気が減ると、わざと高い土盛りで縦長作りにする通もいる。他方、もっと簡単で安価な方法もある。波板を土中に斜めに置く方法だ。私もムカゴや小さい芋を波板の上端に並べ、1年半放置してから冬に土をよけてみた。波板を覆い隠すほどにびっしりとたくさんの芋が斜めに肥大している光景には、笑いが止まらなかった。
 ムカゴご飯は抜群。あまり知られていないが、花の芳香も抜群。山芋栽培は楽しみが尽きない。
(2008.2.20 朝日新聞)


 昨日の午前は、岐阜地裁で岐阜県庁裏金20年分返せ、の住民訴訟の弁論。
 そのあと、うちの無農薬のお米「ハツシモ」の配達。
 ほか、用事のついでに関市の武芸川町の道の駅で手打ちそば。

ふたりとも大盛
    


道の駅のあと、帰り道にある武芸川温泉 「ゆとりの湯」へ。
ここの湯は、結構、ぬるっとして気持ちがいい。
内湯や露天も、コンパクトだけど気持ちがいい。
しかも、うちまで15分かからないところ。
  


ところで、今朝のNHKの全国ニュース、
「まず、雪のヤマガタからです」っとアナウンス・・
積雪1メートルの雪景色はテレビ。
意外にも、うちも今朝は雪景色だった
山形(左)   と   山県(右)
  

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 先日書いた、朝日県内版のコラム。まだ、ブログに載せていませんでした。
 ・・ということで・・・

 先日も、資格のある人に「資格の要る仕事」を頼んだら、「新聞、読んでますよ。良く研究されてますね」って言われて・・・・
   ・・・好きにやっているだけで、そんなつもりはないのだけれど・・・

 昨夜も、20数年前に会ったという人から、記事も見ていますけどコラムも読んでますと、電話がありました。

 いろんなことの報道記事は新聞各紙でよく実名で書いていただくけど、執筆原稿というのは新聞を読む人にとっても違う印象なんだなぁと感じているこのごろです。

 ともかく、今回は、今年の春の田植えの準備が始まる前に、稲の紙マルチ栽培の紹介をしました。

 原稿を紹介する前に、過去のブログで写真入の解説をしているので、そのリンクを紹介しておきます。
 新聞コラム中では商品名などの紹介もしにくいけど、ブログには実用的な商品へのリンクもつけてあるから・・

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬の米づくり。個人や趣味、教材向。三洋製紙・活性炭カミマルチ
   手植えの田植えの様子

  ◆稲の紙マルチ栽培。有機農業・無農薬での米づくり。専用田植機(三菱農機)。マルチ(三洋製紙)
   機械植えの田植えの様子

  ◆紙マルチの効果。水田の稲。畑のうりやカボチャ、やまいもなどの栽培
    植え付けてしばらく様子

  ◆水田の紙マルチで除草剤不要の楽な米作り、楽な農業。ウリ類やヤマイモにも紙マルチ
    3週間後の様子

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  除草に革命 「紙マルチ」
   【寺町 知正さん】2008年02月06日

 かつて米作り農家の風物詩といえば、手作業の田植えと四つんばいになっての草取りだった。暑い時期の過酷な労働で腰を痛めることもあって嫌われた。
 私は子ども時代から経験した。成人して自分の意思で有機農業を始めた時も、やはり手押しの除草機と四つんばいの草取りだった。

 私は、小道具を自作して正確に1尺角に苗を植え、手押し除草機が縦と横に通れるようにした。その後、動力付き除草機を導入し、格段に楽になった。それでも、稲株の周りは手で除草しなければならなかった。

 時代は進み、再生紙で作った「紙マルチ」を水田の表面に広げながら苗を植えていく専用田植え機が開発された。約10年前に田植え機を友人らと共同で購入して使っている。何と楽チンなこと。いったん田植えをすませたら、欠株や異物、草があっても紙が破れるから田に入らない。田植えの後、草取りは夏のほんの補助的作業になった。

 この農法は田植え機がなくてもできる。

 紙マルチは幅160センチ、長さ100メートル、重さ約25キロのロールなので、2人で紙の左右を持って水田に広げ、両側から手で苗を植えれば良い。バックして紙を広げつつ植えることもできる。切って幅や長さを変えても使える。変形水田にも有効だ。無農薬稲作に挑んだり、グループで楽しんだりもでき、教材向きといえる。現在では紙マルチに種もみを着けて直まきする方法まである。

 この紙マルチは畑でも使える。
 
 私は6月中旬に田植えをする予定だが、4月から5月にする地域もあるので、今年からぜひ試してもらえるように早めに紹介させてもらった。
 次回は、桜の咲く頃に植えるヤマイモの簡易栽培のことに触れたい。



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ここのところメチャ忙しいことに加えて、つれあいの体調不良で救急に行ったりして・・・そのことも、ブログにもさりげなく書いていた・・

 隔週の朝日新聞県内版のコラム、担当の人はこちのブログなどチェックしているのだろう、前日に「・・穴が開くんじゃないかと・・!!」と電話が掛かってきた。

 約束はちゃんと守りますから・・と返事。

 ともかく、コラム、どの程度読まれているかというのは、気にならないといえばウソになる・・

 こんなことがあった。
 一昨日のブログで、名古屋高裁での住民訴訟の結審のことを紹介した。
      ◆カラ渡船の住民訴訟/こちらは控訴審でも和解を断り続けた/控訴審判決言渡し、3月14日

 その法廷、原告(被控訴人)=私と被告(控訴人)=県や市の代理人や職員 が続けて入った際、前の事件の関係者とすれ違った時、会社の社長風の割腹が良くドシッとした人が「あっ、てらまちさん!」って声をかけてくれた。

 見おぼえのない人。でも声をかけられたから、会釈はした。

 席について、書類を出しかけていると、コートを着終った傍聴席のその人が、「農業の記事、よんでますよっ。おもしろいよっ!」ってみんなに聞こえる声で投げてくれて、ドアの向こうへ。
 もちろん、「ありがとうございます!」と応じた。名刺でも貰えば・・と頭に浮かんだ時には、裁判長たちが入ってきたので、そのまま。どこの人かなぁ・・・

昨日から名古屋で、泊りがけで議員の皆さんと勉強会。
 講師側としては、今日のみんなの資料を全部読んで、イメージを作り、進行の順など決めてから、このブログの前書のこの部分を書き込んだ。

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  朝日新聞・岐阜版 ⇒ いきいきセカンドステージ
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 いきいきセカンドステージ 【寺町 知正さん】  温暖化 野菜にじわり 2008年01月23日
 地球温暖化の影響は、農業の現場にも確実に表れている。分かりやすい例としては、野菜の生育時期が変わってきたことがある。
 岐阜市のすぐ北の山県市で、20年から30年ほど前に身につけた大根や白菜のまき時の最適期は9月5日ごろ。その約1週間前と約1週間後には、特別に寒い年や暖冬のための予備的な種まき。この3回が原則なのだが、今、それでは早く成長し過ぎてしまう。

 以前に紹介した稲のハツシモも、夏が暑くなって良い米になりにくいという。寒冷地とされる北海道産のお米の人気は高くなかったが、温暖化に伴って将来は北海道が日本の米どころになるともいわれる。

 作物は温度に敏感だ。国内では、過去10年間で平均気温が1度以上も上昇した地域も各地で観測されているし、今後10年間で気温が全国平均で0・6度上がるとの予測もある。
 標高で100メートル上がれば、気温は0・6度下がる。同じ標高でも気温が1度違えば緯度で1度、つまり南北に約110キロも違うという。岐阜市から緯度で1度、南方へ行けば三重県松阪市、兵庫県の淡路島や広島市、2度なら和歌山県南部や高知県の辺り。かなり南方の気候になっているといえる。さて、あなたの畑はどの辺りだろうか。

 今後、畑でも酷暑の期間が長くなることや、病害虫も温暖地並みに影響が出ることも覚悟しなければならない。私も、これまで作付け時期の変更に踏み切れなかったが、今年は違う。例年は5月の連休中にしていた夏野菜の植え付けを4月後半に繰り上げ、秋野菜の作付けは10日ほど遅らせようと計画している。
 地球温暖化ともうまくお付き合いしていくことが、農家には欠かせない。


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 朝日新聞の県内版の連載、忙しくって、うっかりしたわけじゃないけど・・頭の中には期限はあったけど・・・昨夜、催促が来た・・

 そういえば、前回の分もブログにアップしていなかった。
 前回、1月9日は畑や野菜の作付け計画のこと。
 「次は、地球温暖化に伴う作付け時期の修正について触れたい」と締めたので、その続きをこれから書くことになる。

 とはいえ、土曜日(金曜日)の深夜はつれあいが体調を崩して、行きつけの病院の救急外来に明け方までいて、戻って少し寝て・・・ところが朝また不調の再発で、土曜日休診なのでまた救急に逆戻り。
 
 違う救急医も、前の救急医同様に、「まったくた原因が分からないので、診察を受けて」、という。
 もちろん、それしかない。
 ということで、今日は朝から、初診を受けに診療科に出かけることにする。
 倒れてもいいいようというか、倒れないようにというか、付き添いは所詮そんなもの。

 裁判の準備書面も提出期限の分が残っているし、コラムの原稿もあるし・・ノートパソコンを持って付き添いでもするかな。・・病院の待合では不謹慎かな・・

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  朝日新聞・岐阜版 ⇒ いきいきセカンドステージ
 地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します

いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】
作付け計画 連作避けて2008年01月09日】
 
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 私には年賀のあいさつをする習慣がない。それでも年明け早々には、その年をどう過ごすかを考える。
 畑や農作業をするにも、冬の間に年間の野菜の作付け計画をイメージしたい。そこで注意すべき基本は、同じ仲間の野菜を同じ場所で続けて作らないこと。同種の野菜を続けて作ると連作障害があるからだ。
 1年間は空けた方がいいのはキュウリ、インゲン、カブなど、5年間程度は空けた方がいいのはトマト、ナス、スイカ、エンドウなど。面白いことに、数年間なら続けた方が良く、連作の害が出にくい種類もある。サツマイモ、カボチャ、ニンジン、タマネギ、ダイコンなどだ。
 輪作といって、野菜の連作障害を積極的に回避するなどの目的で、特定の組み合わせや順序を選んで作ることもある。何種類かを混ぜて作る混作や間作という方法もある。ただし、野菜の組み合わせには相性があり、中にはマイナスの組み合わせもある。
 これらの情報は広く出ているから、本やインターネットで調べるとか、種苗店で聞くなどもプチ農家の仕事の一つ。トマトなどの病気に敏感な作物でも、連作障害を避ける裏技的な栽培方法もあるから、春の植え付け前に紹介したい。
 この連載で土作りのことを書いたら、「畑でいつも何か作っていてできない」と話してきた人がいた。輪作にしても、連作障害対策にしても、土作りでも、十分な土地がある場合を除けば、何年かかけて自分のイメージで好ましい状況に持っていくのが作付け計画。もちろん計画通りにいかないのも常で、臨機応変も現場の楽しみの一つだ。
 次は、地球温暖化に伴う作付け時期の修正について触れたい。




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 朝日新聞の県内版の連載、12月19日は4回目。
 薪ストーブのことにした。

 岐阜市内で仕事のついでのとき、偶然、知り合いが「読んでますよ」。
 「自家菜園を50坪やっている私の知人から、この前、『土作りには何を使うといいのか訊いといて』って、と質問されたんだけど、何がいいの??」って。

 世の中、せまい、というのか・・・

 薪ストーブのことは昨日のブログに写真入で紹介。
      ⇒ 12月22日のブログ ◆薪ストーブの入れ替え・設置と焚き始めのこと/クリーンバーン・二次燃焼

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 地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します
 
    12月19日の記事 ⇒ エコ優等生 薪ストーブ

    2007年12月16日 エコ優等生 薪ストーブ 【寺町 知正さん】
 (写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 薪ストーブは田舎暮らしやログハウスなどの象徴。折からの石油価格の高騰も加わって、ブームはさらに加速しそうだ。

 我が家は二十数年前から愛用している。機密性の低い日本家屋に住む私たちの暖房のほとんどを担う器具だから、消耗も早い。ちょうど先月、3台目として、環境に一層優しい最新の自動二次燃焼方式の薪ストーブを設置したところだ。
 薪ストーブは薪を作るときに身体が温まり、炎を見て心が温まる。機種を選べば、コトコト煮たり、ジュージューいためたり料理できることも重宝する。

 ところで、木材を燃やすと、石油と同様に二酸化炭素を排出するため、地球温暖化対策としてマイナスと考えがちだが、実はそうではない。薪が燃えても、その樹木が成長した数十年の間に吸収した二酸化炭素を元の大気に戻すだけ。つまり、水や酸素、炭素などが太陽のエネルギーで循環しているわけで、二酸化炭素の追加的な発生を抑える、暖房の優等生なのだ。

 間伐材、倒木などを活用した薪ストーブの暖房は、今は環境教育やエネルギー教育の教材として学校でも採り入れられている。とは言っても、薪を置く場所も必要になり、街中や住宅地では煙の心配もある。そんな条件にも対応できるのがペレット・ストーブ。
 木くずなどを破砕・乾燥・圧縮して小粒にしたペレットを燃やすストーブだ。燃料費も割安で、毎日の掃除はほぼ不要。灰もほとんど出ず、煙突不要方式(給排気筒は必要)もある。寒い地域では補助金を出して推奨する自治体もある。

 住宅地でもできる「炎のあるエコライフ」。木や山に恵まれた岐阜県にぴったりだ。ペレット・ストーブはまた改めて紹介したい。

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