車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

身代(みしろ)神社 in 石川県志賀町富来

2018年02月07日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

志賀町梨谷小山に鎮座される『身代(みしろ)神社』。御祭神は『大穴牟遅神、少名毘古那神』

【創祀年代不詳であるが古来より「延喜式内・大穴持像石神社」と称せられ、天正年中兵乱の際、社殿神器旧記等すべて焼失した。同郡町村産神と社名同名のため、天明年中より社号争論おこり論議決せず、明治6年4月「身代神社」と改称を仰せつけられる。出雲国より舟に乗りて当村に着かれた「大真石」が御神体として仰がれている。】

鳥居のうち、参道左右より神域を守護されるのは昭和17年生まれの野性的な狛犬さん一対。吊り上がった眉・・阿形さんは耳まで裂けた口。吽形さんは毬の上に手を重ねた姿勢。

一見したところ徒歩でないと無理に見えた参道ですが、幸いに上に続く道があるようなので、根性無しの二人(笑)、車での参拝としました。 思ったよりも距離があり、横着を決めて正解。駐車スペースもちゃんと設けられています。

シンと鎮まる鎮守の杜を背景に鎮まる拝殿、奥に覆い屋に護られた本殿。

拝殿前より神域を守護されるのは、皇紀26000年(昭和15年)生まれの狛犬さん一対。吽形さんは角を持ち満面の笑み。阿形さんは舌を上あごにくっつけて何をしているんだろう?

ご亭主殿が車を廻している間に、境内を探検していて見つけた「うらしま草の実」。何と言うか悪魔的とも思える色の配合・・興味深そうに手を出してきたので、「毒が有るので注意です!」と手渡したら、あわてて茂みに投げ込んでしまいました(笑)

参拝日:2011年11月15日

 

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旧福浦灯台と金刀比羅神社 in 石川県志賀町富来

2018年02月07日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

石川県志賀町福浦港、日本海を望む日和山の断崖の上に立つ瀟洒な下見板張りの「旧福浦灯台」

福浦灯台の歴史は古く、慶長13年(1608)に『日野資信(すけのぶ)』が港入口日和山の断崖上に篝火(かがりび)を炊いたのが最初とされている。

元禄5年(1692)にいたって、『11代:日野長兵衞』が石垣を築いて灯明堂を建て、代々灯明役としてこれを守ってきたという。現存する灯台は、明治9年(1876)に『日野吉三郎』の手で建造されたもので、日本最古の木造洋式灯台である。

(明治十一年 岩倉右大臣よりの書状写し)

高さ約5m、木造四角の建物で、内部は三層となっている。建築したのは福良住『三渡辰之丞』を棟梁とする三名の地元大工であることが、棟木に記された墨書により判明。かつての北前船時代の繁栄を物語る数少ない遺構の一つとして、貴重な史跡である。」色文字は石川県HPより

「旧福浦灯台」の近くに鎮座される「金刀比羅(ことひら)神社」。御祭神は『大物主命 ・崇徳天皇』

「創立年月不詳。讃岐国琴比羅神社より勧請し、無格社と称す。古来より福浦港漁民の信仰の中心である。」石川県神社庁HPより

海風を避ける為の覆屋内より神域を守護されるのは、明治二十八年二月吉日奉納の狛犬さん一対。吽形さんは角を持ち、阿吽さんはこのタイプに特徴の耳まで裂けた口で参拝者を迎えます。

金刀比羅神社拝殿の前に据えられているのは「町指定文化財・石造方位版」。傍らに「石質花崗岩の方位版は、弘化4年(1847)に海上安全を祈って寄進された」とあります。

境内に建立された自然石の碑に刻まれた文字は【 福浦よいとこ 入船出船 波に黄金の花が咲く 】

その傍らには福浦で歌い継がれたであろう「福浦いづも節」の歌詞。【 能登で名高い 福浦の港 入口一つで 澗が二つ 北は水の澗 上り澗で 南は大澗で 下り澗で 中でしよんぼ 藻ヶ崎 問屋つけ船 かづござる 千石船さえ 四つつなぎ 碇いらずの良港 】

コスモスの花の中に立つ白い木造灯台。はるか眼下に広がるのは「黄金の花が咲く」と謡われた福浦港。

耳を澄ませば、波音に混じっていづも節の陽気な歌声が聞こえてくるような・・・そんな錯覚さえ覚える。 能登金剛と呼ばれる複雑な形状の海岸線「能登半島外浦」は、この福浦港の日和山から始まります。

訪問日:2011年10月15日

 

コメント (2)
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