車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

能登金剛~其の一 in 石川県志賀町富来

2018年02月08日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

福浦灯台を後にした私たちが向かったのは、「能登金剛」の代表的景観「巌門」。 国道の案内に「能登金剛」の文字が目立ち始めたところで「巌門鷹の巣岩」の標識を発見。

志賀町福浦港:国定公園能登金剛の最初の見所は、高さ27メートルの「鷹の巣岩」。岩の頂部にはマツが茂り、鷹が営巣した事からこの名がつきました。上から見下ろす鷹の巣岩周辺の景色はどこを見ても曰くありげで、気が急くったらありゃしない(笑)

能登半島国定公園を代表する景観の一つ「能登金剛」。福浦港から関野鼻までの約30kmの海岸線には、険しい断崖と荒波が作り出した奇岩が続き、「能登金剛のみち」として観光の目玉にもなっています。

駐車場に車を入れ、急き立てられる気持ちを抱えつつ(笑)待望の能登の風景を堪能する事に。 今日は随分と風が強く遊覧船はお休み。その所為もあって観光客も少ないとの話ですが、それでもかなりの人が私たちの前後を歩いています。

潮の加減で今ひとつイメージがつかみにくい「千畳敷岩」。畳を敷き詰めたように広く平らに浸食された岩場で、千畳の名の通りかなりの広さです。 波打ち際まで歩いて行ける遊歩道もあるのですが、万が一を考えてご亭主殿から「ここまで!」と足止め(-"-)。

「千畳敷岩」近くの遊歩道から見える吊り橋は「幸せのがんもん橋」「行ってみたいか?」と笑いながら質問されましたが、「ああいうのは遠目で見るのが綺麗で凄いのよ!」と、高所恐怖症の負け惜しみ(-_-;)

能登金剛の目玉の一つ「巌門洞窟」は海に突き出た岩盤にあり、波食によって形成された天然の貫通洞門。幅6m、高さ15m、奥行き60mにも及ぶ大規模なものです。

洞門の入り口はこんな感じで、ちゃんと石段も整備されており、気をつければ充分に歩けそう。 心配性のご亭主殿も、しぶしぶですが許可してくれました(^^)。

お日様が差し込む洞窟の入り口近く、岩肌にしがみ付くように映える名前も知らない植物たち。洞窟と言うのは、その語感だけで不思議なワクワク感を呼び覚まし、さしてある筈のない冒険心を掻き立てます。

とは言え、距離にすれば何ほどの事も無く、それにひたすら石段を見ながらなので感動に浸る間もなく、もう出口(笑)。

ほんのりと薄暗い洞窟を出て、そうして振り返って見る巌門。どれほどの年月があればこのような姿になるのか・・削られた岩肌には今も波が打ち寄せ、吹き付ける風は岩肌にしがみ付く松の枝をゆらせます。

初めて出会った素敵なカップルは、銀婚旅行で来たのよと嬉しそうに話してくれました。一期一会で別れてゆく他人同士、互いに写しあった記念写真は良い思い出になりました。

眼前には、私たちをここに誘った「鷹巣岩」が、白く砕ける波をものともせず聳え立ち、道路上から見る姿とは一線を画し自然界の力をまざまざと見せつけて屹立しています。

ここから洞窟を通ってもと来た場所に引き返すのも有りですが、折角なので遊歩道を通る事に。遊歩道から見下ろす巌門は、さながら『歌川広重』描く「六十余州名所図会」そのまま。

遊歩道の右手に見える「不動滝」。不動の名を冠しているところを見ると、近くに「お不動様」が祀られているのかもしれません。

まだまだ見所一杯の「能登金剛」、続きは明日のブログ「能登金剛~Ⅱ~」で(*^^*)

訪問日:2011年10月15日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする