志賀町町居、旧富来に鎮座される「松尾神社」。御祭神は『大山咋命、玉依比売命』。
由緒【承和元年8月、山城国松尾神社より勧請。以来、町居村、草木村、日下田村の惣社として崇敬され、例祭、造営等は相寄って斎行した。明治40年1月27日村内にあった雨乞神社、神宮神社、稲荷神社、布留神社、松岡神社を合祀す。】
「本殿は室町時代後期の永禄2年(1559)頃に建立されたと推定される建物で、一間社流造、板葺。宝永元年(1704)に改修工事が行われているものの細部の組物や彫刻などが建立当時の姿を留め、能登地方に残る数少ない中世神社本殿建築の遺構として大変貴重な事から棟札2枚、旧蟇股と共に昭和55年(1980)に国指定重要文化財に指定されています。」現地案内より
「拝殿の建築年代は不詳ですが、本殿とほぼ同様な構造、手法をしているところから同じく室町時代後期に建てられたと推定。入母屋、茅葺、妻入、桁行5間、梁間3間、正面1間向拝付で外壁が板張り。何度か改修されているものの建立当時の姿をよく留め、石川県内に残る数少ない中世拝殿建築の1つとして貴重な存在で棟札1枚と共に昭和59年(1984)に石川県指定有形文化財に指定。」現地案内より
松尾神社に隣接して門を構える、北陸不動三十六番礼所三番目「高野山真言宗:松尾寺」。『阿弥陀如来』を本尊とします。
時間的なものもあったのでしょうが、境内はひっそりと静まり返り誰の姿も見られません。 後日ネットで調べて見ましたが由緒に関する情報は見つけられませんでした。
境内に建立されていた「弘法大師修行像」
参拝日:2015年5月24日