静岡県松崎町江奈に鎮座される「船寄神社」。御祭神は『積羽八重事代主命(つみはやえことしろぬしのみこと)』。「伊那下神社」に比定される、式内社(小社)の論社。
創建は不詳「江奈地区の鎮守として篤い崇敬を受けてきた。一説に、神功皇后の新羅遠征の時、この神がその艦を守ったとも伝えられ、船員や漁業者による崇敬が篤く、氏子の漁民は漁獲ごとに初穂を神前に供し、加護を祈ったと云う。」
他ではあまり見かけない素通しの拝殿、奥に一段高く本殿鞘堂。
拝殿木鼻の彫刻はおそらく象をかたどったと思われますが・・・、その鼻の上に小さな鳩の彫刻。八幡様でもないのになぜ鳩なのか??。
本殿石段下左右より神域を守護されるのは、江戸流れ垂れ耳の狛犬さん一対。「昭和9年(1934)5月19日 飯田四郎」の刻。
阿吽ともに「紙垂」を拠りこんだ〆縄が、まるで口を塞ぐように掛けられているのが気になって・・・単にずり落ちないようにと言う事でこの位置なのか、それとも余人にはわからない意味あっての事なのか・・・・。
気になるといえば屋根の上、青竹?に巻き付けられたあの紙垂が何だったのかも、結局不明(-"-)
神輿庫
参拝日:2011年11月8日