朝日村西洗馬中組天王に「祝言跪坐像」と呼ばれる「酒器祝言双体道祖神」「中組の握手像」と呼ばれる「握手肩抱き双体道祖神」各一基。「青面金剛」一基。他「文字碑」数基。二つの道祖神は元 旧用札場脇にあったものを昭和47年に移転。
「祝言跪坐像」「明治二十二年(1889)四月十三日 建之中組講中」の刻
恥ずかしそうにうつむいたまま、遠慮がちに差し出す女神の手を優しく握り返す男神。その表情はこの上なく優しく愛おしげ。画像ソフトでほんの少し時間を巻き戻してみました。
「中組の握手像」残念ながらどのような表所であったのか窺うよしもありません。苔むした石の白さが僅かに男女神の姿を想像させるだけです。
「青面金剛像と三猿」。線刻に色を入れてあるのか、思わずハッと振り向かせる不思議な力強さを感じます。
朝日村西洗馬中組の三叉路に「念仏碑」「青面金剛仏と三猿」「馬頭観音」「二十三夜塔」各一基。
「青面金剛仏」「夜明けを告げる鶏」
鶏の横に「言わざる・聞かざる・見ざる」の三猿
朝日村西洗馬中組に「中組の抱肩握手像」と呼ばれる「握手肩抱き双体道祖神」。男女神とも目鼻の彫が深い所為で非常に分かりやすい表情。そしてお二人とも笑っておられます(⌒∇⌒)
「仏塔」二基。「念仏碑」「不動尊」「庚申」「二拾三夜」他:石碑三基
「文政十三寅午:大日村」「念佛講中:大日村」
「大門先の庚申碑(中村中)万延元年(1860)八月」
「南無阿弥陀仏碑(中村組中) 徳本(江戸時代の念佛行者)文化十四年(1818)」
朝日村西洗馬荒井中に「三ヶ組荒井の抱肩握手像」と呼ばれる「握手肩抱き双体道祖神」一基。「不動明王像」一基。
「帯代五両 弘化二巳(1845)三月日 荒井中」の刻。帯代が刻字されているのは、朝日村ではこの道祖神のみです。
目鼻立ちのしっかりした男女神。男神は女神の手をがっちりと握り、女神は男神の肩をしっかりと抱く。若い二人には怖いものなど何もない。羨ましい程に強い絆が二人を結びつけています。
ちょっと頼りないお顔の不動明王像。「明治二十三年(1890)荒井組中」の刻。
撮影日:2016年4月23日