辰野町辰野に鎮座される「三輪神社」。御祭神は『大己貴命・建御名方命・少彦名命』
「上辰野の甘露井にあったが、天正年間に現在地へ移されたと伝えられている。当社は神社名からしても奈良県大三輪町の三輪神社(大神神社)に代表される三輪信仰に刺激されて祀られたものと思われる。本殿脇に「諏訪魂石」がある。三輪信仰が中心の神社であるが建御名方命を祀り、辰野郷の御柱祭の本宮となっている。」辰野町誌より
拝殿の左右には御柱が立てられ、拝所前には真っ白な大御幣。祭祀が行われた後の社殿は空気の色さえも変わったように感じられます。それはきっと、御祭神がお喜びになられているからだと・・私たちはいつもそんな風に思うのです。
拝殿前より神域を守護されるのは昭和六年十月建立の松本型狛犬さん一対。石工は、そうあの!『田近勝之、田近正一』。
松本市以外でお目にかかれるなんて、なんだかすごく懐かしくて嬉しい。予定外の神社だったのに、御柱も含めて、もしかして呼んでくれたのかしら?😊
覆屋の内に鎮座する本殿は辰野町の有形文化財指定。文政11年(1828)建立で、棟梁は立川流二代目・立川和四郎富昌の弟子で諏訪の宮大工『小口直四郎代昌』。社殿彫刻の見事さが説明されていますが、覆い屋の中では見る事はできません。
拝殿と本殿の間にある「祝詞殿」。三殿が連なる形式はこの地方では珍しいとか。
三の御柱建ての際の画像ですが、本殿側から見るとこんな風に並んでいます。後方にも石祠などがあったのですが、さすがに皆様の作業の邪魔になりそうなので自粛😅
撮影日:2016年4月25日