車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

穴見杵(あなめき)神社 in 兵庫県豊岡市大篠岡

2023年08月15日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

豊岡市大篠岡に鎮座される「穴見杵(あなめき)神社」。御祭神は『船帆足尼命(ふなほそこねのみこと)』

創建は不詳。「式内社・穴目杵神社に比定される古社。近世には八熊明神と称していましたが、明治2年に現社号に改称。」覆い屋の内に鎮まるご本殿には「八熊大明神」の社号額が大切に架けられています。

幾つかに折れ曲がった参道の石段を上がった先、正面に「境内社:淡島社」

拝殿を正面に見る参道の脇より神域を守護されるのは、建立年代不明の出雲丹後系の狛犬さん一対。石材の脆さもあるのでしょうが、長い年月が過ぎた事を思わせる風貌です。

開放的な拝殿前左右より神域を守護されるのは、文久元年(1861)6月建立の、出雲構えの狛犬さん一対。

高く上げられた尾。低く構えた姿勢で参拝者を見上げる目線は、見ようによっては優しくも厳しくも変化します。

拝殿内の奉納額は、武人と樂人が向かい合って「笙(しょう)」を吹いている図ですが、題材は不明。

境内から見る豊岡盆地

拝殿向かって右手に鎮座される「境内社:稲荷神社」

参道入り口近くに祀られる小さな祠。「地神」と思われますが確信はありません。

参拝日:2011年3月30日

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御神名一口メモ

『船帆足尼命(ふなほそこねのみこと)』、第九代開化天皇の皇子。彦坐王(ひこいますのおう)の五世の孫で、但馬開拓の祖。

コメント (2)
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