米子市下新印に鎮座される「新印(しい)神社」。御祭神は『高皇産靈神(たかみむすびのかみ)・神皇産靈神(かんみむすひのかみ)』。合祀『天津彦火瓊瓊芸神・木花開耶姫神・彦火々出見神・天忍日神(あめのおしひのかみ)・少彦名神・栲幡千々姫神(たくはたちぢひめのかみ)・三穂津姫神(みほつひめのかみ)、天道根神(あめのみちねのかみ)・天神玉神(あめのかみたまのかみ)』。
「往古は今の上新印に鎮座し「王子権現」と称した。日野川洪水の際本社末社共悉く流失、後に下新印村荒神宮の社地に社殿を新築。「霊像権現」とし、明治元年に現社号に改称。同時に、当社の摂社「梅宮大明神」の御祭神九座を合祀。」
境内より神域を守護されるのは出雲丹後系狛犬さん一対。「平成七年六月建之」の刻。彩色の加減もありますが相当な強面(笑)それにしても口中の赤が妙にリアルで怖い(^^;)
社名は不明ですが、境内社の前で神域を守護される小さな狛犬さん一対。
阿形さんはすっかりお顔が剥落していますが、それでもきちんと神域を守護されています。
三対の「御崎稲荷」が奉納されている事から、「境内社:稲荷社」と思われます。
文政四年巳九月吉日奉納文字がある境内社
拝殿左に大きく枝を広げて聳える「ご神木:スダジイ」。幹周り4m。高さ12m。
御神木の前より神域を守護されるのは出雲構えの狛犬さん一対。吽形さんの尾っは付け根からすっぽりと剥落しています
参拝日:2011年5月20日
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御神名一口メモ
『三穂津姫神(みほつひめのかみ)』、「高皇産霊尊」の娘で「大国主神」の后。
『天道根神(あめのみちねのかみ)』、饒速日命に随行した三十二神の一柱。神武天皇のときに「紀伊国造(きのくにのみやつこ)」となった。紀氏・川瀬氏らの祖先神。
『天神玉神(あめのかみたまのかみ)』、饒速日命に随行した三十二神の一柱。三嶋縣主・新田部直の祖とされている。新撰姓氏録では恩智神主の祖と伝えている。
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