安曇野市穂高柏原中下、〆鳥居の内に「握手双体道祖神」 。「中下中 天保十三年(1842)寅正月吉日 」の刻。
奉納年月の刻が額縁の飾りのように美しい道祖神。ふっくらとした顔立ちの男女神。重ねた男神の手の指がこれほど綺麗に彫られているのも珍しいのでは。
安曇野市穂高柏原長野、県道309号線に背を向けるように「酒器:祝言双体道祖神」「二十三夜塔像」「青面金剛像」各一基。
「安政六未年(1859)正月吉祥日 長野中 帯代十五両」の刻。巨大な瓢を持つ女神の顔と、その手元を覗き込むように見る男神の顔。似たシーン、似た表情、どこかで見たような😊
「馬頭観世音菩薩」が刻まれた二十三夜塔には、「二十三夜 安政六未年(1859) 正月吉祥日」の刻。「青面金剛像」の上には「日天・月天」の刻が有ります。
「旧柏原村郷蔵跡」の標柱
安曇野市穂高柏原倉庭に「握手双体道祖神」・「二十三夜塔」・「庚申塔」各一基。
「 村中 寛政八丙辰年(1796)二月吉祥日」の刻。長い歳月の中で表情も仕草も失われつつある双体道祖神ですが、村の守りの神として変わる事無く静かに存在しています。
安曇野市穂高柏原中村に「双体道祖神」・「二十三夜塔」・「大黒天碑」・「庚申塔」各一基。
二世紀以上の時を過ごされてきた道祖神碑。摩耗が激しく、僅かに双体道祖神であった輪郭だけが残されています。
安曇野市穂高柏原倉平、覆い屋の下に、まるで二組の双子のような「酒器:祝言双体道祖神」・「握手双体道祖神」が並んでいます。
「上蔵平中 安政五午年(1858)正月吉祥日」の刻 。良き日を迎えた二人の表情はこの上なく晴れやかで嬉しそう。
「下蔵中 安政二卯年(1855)正月吉祥日 金拾両」の刻。とがらせた口元が物言いたげで、おもわず「お伺いしましょうか?」と尋ねたくなる可愛いカップル。
安曇野市穂高田中、あづみ野やまびこ自転車道沿い・用水路近くの交差点に「彩色握手双体道祖神」「彩色二十三夜塔」各一基。
「田中村中 文政七甲申年(1824)二月日 」の刻。もの凄~~く濃いキャラで有名なお笑いコンビを彷彿させる男女神。珍しく女神が男神の手を握っているように見えるのですが、彩色の所為ですか?しかも二神とも靴はいてるし😅
結局、~其の六まで続いてしまった穂高地区の「双体道祖神」その他諸々。これでも実際に設置されている数には遥かに及ばないのですから、安曇野・・侮れません!
撮影日:2016年4月20日
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