万葉歌碑公園、少し場所を移動しますが、人麻呂さん以外に『大伴宿禰家持(おおとものすくね やかもち)』の歌碑も有ります。
【我が恋は 千引の石を 七ばかり 首に懸けむも 神のまにまに】
(私の恋は、千人引きの巨岩を七つも首にかけているほど苦しく重い。それが神の思し召しとならば潔く耐えよう。)巻4-743
再び人麻呂さんに戻って・・正月にはいささか相応しくない歌ですが、古典に親しむという事でご容赦を😊
讃岐の狭岑嶋(さみねのしま)にて、石の中の死人を見て作れる歌二首
【沖つ波 来寄する荒磯を 敷栲(しきたえ)の 枕とまきて 寝せる君かも】
(沖の波が打ち寄せる荒磯(あらいそ)を枕にして眠っているあなたよ) 巻2-222
【妻もあらば 摘みて食(た)げまし沙弥の山 野の上のうはぎ 過ぎにけらずや】
(もしあなたが妻と一緒ならウハギを摘んで食べただろうに、沙弥(さみ)の野にウハギが空しく伸びている) 巻2-221 ウハギはよめなの古称
【天離る 鄙(ひな)の荒野に 君を置きて 思ひつつあれば 生けるともなし】
(片田舎の荒野に行き倒れたままになっているあなたのことを思うと、悲しくて生きた心地がしない)巻2-227 作者不詳
家持さんの句碑が建立されている近くに「猿田彦大神」と刻まれた「道祖神碑」が祀られています。
道祖神の横に立つ木には注連縄が掛けられ、沢山のコブが見えるのですが・・
自然界が生み出したこの不思議を目の当たりにした時、一瞬声を失いました。額と思しき位置に延びるのは「二本の角」。小雨の下で見る「ソレ」はまるで泣いているようで、傘を叩く雨の音に混じって聞こえてくるのは切ない泣き声のようで・・・
訪問日:2019年4月19日
能登半島大震災の報に寄せて、柿本人麻呂が遣唐使を送る際に無事を祈って「言霊」を詠った歌。
【磯城島(しきしま)の 大和の国は言霊の 助くる国ぞ ま幸(さき)くありこそ】
(日本の国は言霊が幸をもたらす国です。どうか私が言葉で「ご無事でいて下さい」と申し上げることによって、どうぞ無事でいて下さい。)
どうぞ無事でいて下さい。どうぞ・・どうぞ無事でいて下さい。
年末年始を福島のダムですごしたのち、帰宅直後に能登地震の一方。
能登も含め石川には友人が数人おりその所在確認でばたばた。
幸い屋根瓦の落下等の被害はあったものの住まいの致命的な損傷やけがもなくほっと一息。
2日は国立で母校のラグビー応援。
関西優勝校もなかなかの強豪ということで激戦を予想したのですが、予想外の完勝でちょっとウキウキ。
私らの世代のOBOGはラグビーが強ければそれで満足、駅伝なんて鼻から期待はしてなかったのですがさすがに往路最下位には苦笑い。
そして帰宅したら今度は羽田の事故。
いったい何という年初なのか?
何はともあれ、被災地への一番の支援は日本全体の経済を回し景気を支えること。
自粛なんてもってのほか、普段通りいや普段以上にお金を使いお出かけしてとにかく経済を回すことが一番の支援。
そして被災地が落ち着いた暁には現地に出向きどんどんお金を落とす。
石見の人麻呂については梅原猛先生の著書も含めて改めてコメントしたいと思います。
今年一年tibinekoさまおよびご家族の皆様一同幸多くご健勝であられることを祈念するとともに、今年もよろしくお願いいたします。
ダム見学の興奮冷めやらぬうちの災害の報
ご友人の方々が無事であった事、何よりです。
日本全体の経済を回し景気を支える
本当にこれに尽きます
昔のように現地に行くのは無理になりましたが
現地からのお取り寄せは出来ます。
能登の海産物は本当に美味しいのです。
珠洲の塩は、塩の概念が変わるくらい美味なのです。
出来る事をしよう!そう思っています