車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

琴崎八幡宮~其の一 in 山口県宇部市上宇部 大小路

2024年02月21日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・山口県

宇部市上宇部 大小路に鎮座される「琴崎八幡宮」。御祭神は『品田和気命(応神天皇)・足仲津比古命(仲哀天皇)・気長足比女命(神功皇后)』。配祀『宗像三女神』。旧宇部市の総鎮守とされます。

由緒「貞観元年(859)、僧:行教が宇佐八幡宮より石清水八幡宮に御分霊を勧請の際、海上が荒れ、宇部郷琴芝の浦に寄航し、御分霊をこの地に留めた。里人は神徳を景仰して琴芝村八王子に祠を建立、城主:厚東氏からも城南の鎮守として代々尊崇された。寿永3年(1184)厚東氏七代目・武光が長門国守護職に任ぜられると、その地を訪れ、新たに社殿を建立、社地は西の宮に遷され社殿を造営し祭事を奉仕。大内弘世が長門国守護職となり、永和3年(1377)僧:性禅と祀職の豊住がご神託を受けて西の宮から琴崎の地に奉遷。永禄9年(1566)、毛利元就により社殿造営。元禄10年(1697)、領主:福原広頼が社殿を改造。明治6年に郷社に列し昭和11年、「三間社流造り」の現社殿が完成」公式HPより

三間社流造の御本殿

二の鳥居、石段側桁の左右に一体化して神域を守護されるのは巨大な玉を抱く狛犬さん一対。

顔立ちが相当以上に強面なので、大きな玉とのギャップがより楽しい😊

鳥居の内、左右より神域を守護されるのは安政五年(1858)建立の狛犬さん一対。傍らに「千五百五十年式年大祭狛犬」の案内があります。

彫は浅いですが扁平な顔に小さな耳、顎下の毛玉に滑らかな肌と比較的細い四肢、中々素敵な特徴がある狛犬さんです。

三の鳥居の先「御大典記念参道敷石 昭和天皇御即位(大典)を記念して、昭和三年(1926)に「徳山みかげ」で整備された参道126坪の敷石。」案内

手水鉢は安政五(1858)戌午年三月廿一奉納

真っ直ぐの参道には、ついつい横道に逸れたくなる沢山の碑などが建立されており、目移りが半端なく・・・😅 自重し、参道正面に拝殿。

拝殿前左右より神域を守護されるのは昭和31年(1956)9月建立の青銅製の狛犬さん一対。見上げるようなという形容がぴったりの雄々しい姿で天を仰いでいます。

広大なご神域、まだまだ見所は沢山ですが、続きは明日のブログで

参拝日:2015年11月12日

 


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4 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2024-02-21 08:55:53
だんちょう

おはようございます。
今朝は寒いけどキリッとした爽やかな朝の札幌です😚

狛犬にも色々と容姿が違い
見ているだけで興味がわきますね。
足がすらっと長かったり、大きな玉を持っていたり。、顔つきも違うので面白いですよね😺😺
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だんちょうさん (tibineko)
2024-02-21 10:14:17
おはようございます

こちらは相変わらずぐづついたお天気で
霧が立ち込めています。
「キリッとした爽やかな朝」
もう随分と長い事、経験してない気が・・

狛犬さんも地方色が有って楽しいですよ
機械で自動的に彫る狛犬と違って
人の手だけで、ノミとタガネで生み出す姿は唯一無二。
自然界が生み出す昆虫たちも
似てはいても単体は唯一無二の存在。
相通じるものが有るような気がします😊
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懐かしいご祭神のお名前 (onecat01)
2024-02-24 23:38:24
tibinekoさん。

 亡くなられた夫の仲哀天皇の代わりに、三韓征伐をされたのが神功皇后でした。

 才色兼備の方と言われた皇后は、潔い方でもあり、三韓征伐が成功すれば自分と共に戦った武将の手柄であり、負け戦となれば全ての責任は自分一人にあると宣言し、居並ぶ武将を感銘させたと伝えられています。

 そのお子が、応神天皇で、渡来人を重用し国運を高めた名君と言われています。

 懐かしいお名前を読み、過去の読書を思い出しました。古い歴史のある神社なのですね。それだけに貴方の紹介された三対の狛犬様も、特別な思いで眺めました。

 厳しい顔の狛犬様、浅彫ながら独特の表情をした細足の狛犬様、天を仰ぐ珍しい姿の狛犬様。

 本当に狛犬様には、様々な姿があるのですね。

 
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続く歴史 (tibineko)
2024-02-25 10:32:44
日本各地を旅して想うのは
その土地を納める為政者が変わっても、
よほどでない限り、神社は存続しているという事実

小難しい経典も
命懸けの修行も必要としない
連綿と繋がる人の歴史の中で
途切れることなく祀られる神と云う存在は
日本人にとってまさに自然界そのもの
神社参拝の時々に感じる心地よさは
御祭神が何方であろうと
たとえ御祭神が不明であろうとも
参拝する自分自身が
自然体でいられる事だと思います。
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