岡山県和気町岩戸に鎮座される「天石門別(あめのいわとわけ)神社」。御祭神は不詳ですが、他の例から見て『天石門別神(天手力男)』と思われます。
由緒「本神社の創建は不詳であるが、往古天神山嶺上に鎮座していた。天津社と称し、本村岩戸、田土、龍ヶ鼻等の産土神で備前国神名帳(総社本)に天石門別神社とある。山本氏本に正五位下天石門別明神とある。当国百二十八社の一である。天文二年領主浦上遠江守宗景が、この地に城を築くため、神社を山麓即ち現在の所に遷座した。」岡山神社庁HPより
鳥居の内より神域を守護されるのは「伊部窯元 作者:木村貫一友敬」によって生み出された備前宮獅子さん・・の、吽形さん一体のみ。何があったのか体に綱を巻かれて・・多分紙垂のついた注連縄だったのでしょうが、紙垂がなくなるとまるで拘束されているようにも見えて・・なんだか痛ましい。
そして阿形さんの場所には、これまた何故か「和気清麻呂公」の銅像と随身の猪・・・・しかもこちらも、あまり見栄えが良いとは言えない状態になった綱を巻かれて立っておられるのです。まるで咎有る者に縄打つ風情のお姿は・・いかなる理由があっても納得しかねます。
できうる事なら事の顛末を教えていただきたいと思うのですが、清麻呂公はただ静かにそこに佇んでおられるだけ。
参拝日:2011年8月17日
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