福井県敦賀市櫛川に鎮座される「別宮(べつぐう)神社」。御祭神は『伊奢沙別命(いざさわけのみこと)』、また一説には『仲哀天皇・神功皇后』とも云われます。
由緒「往昔より別宮大明神と尊称し、聖武天皇天平二十年(748)蒙古襲来夜、敦賀の天地轟々震動し蒙古の軍悉く海中に覆没した伝える。この神瑞霊異を氣比宮の神官が朝廷に奏上した為、氣比宮の御造営の宣旨があった。其の折、櫛川と松原にも神社を創立したと云われている。当社御創立の以前は氏神に山神社を奉斎していたものと推想される。」敦賀郡神社誌より
拝殿前左右より神域を守護されるのは、大きな耳を横に張り出した、大正4年(1915)6月建立の、エイリアンタイプの狛犬さん一対。目・口に施された彩色が鮮やかなのは、時に応じて化粧直しがされているのかもしれません。
ちなみに横顔で並べてみると、仲良しの二人がとっても楽しい相談をしているような雰囲気。人の手によって生み出された狛犬さんたち。見る角度によって想像が膨らんでくるのも、また、楽しみのの一つだったりします
本殿の傍らにあった末社に奉納されていた吽形だけの笏谷石の狛犬さん。満身創痍ですが、それでもこうして健気に神域を守護されています。
参拝日:2012年7月12日
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