福井県敦賀市原に鎮座される「別宮神社」、福井神社庁HPでは御祭神は『仲哀天皇・大山津見神・神功皇后・素佐之男命・別宮大神』
由緒「もと「西福寺」の鎮守社。別宮大明神と尊称している別宮は本宮に対する呼称であり、本宮は氣比神宮と常宮神社(氣比神宮の奥宮)也との口碑である。聖武天皇天平二十年(748)蒙古襲来夜、敦賀の天地轟々震動し蒙古の軍悉く海中に覆没した伝える。この神瑞霊異を氣比宮の神官が朝廷に奏上した為、氣比宮の御造営の宣旨があった。其の折、松原と櫛川にも神社を創立したと云われている。」敦賀郡神社誌より
高く組まれた石垣の上、深い緑に抱かれるように覆い屋に護られて鎮座される社殿。
その社殿前より神域を守護されるのは明治39年(1906)3月建立の狛犬さん一対。このタイプの狛犬さん、加賀ではよく見かけますが敦賀の神社ではおそらく初見ではないかと・・
口中から僅かに見える舌先がキュートな阿形さん
閉じた口元がとても思慮深そうに見える吽形さん。
境内の入口付近で見かけた四角い石は、多分「宝篋印塔」の塔身ではないかと思われます。もと「西福寺」の鎮守社という事を考えれば、そういったものがあっても不思議ではありません。
塔身の三面には「仏像」や「地蔵」もしくは「僧」と思われる姿が彫られています。この塔の来し方、何かないかと探してみましたが手掛かりなしでした。
参拝日:2012年7月10日
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