美濃市上条に鎮座される「八幡神社」、御祭神は『応神天皇』。
由緒「創祀の年月日は不詳であるが、古くから産土神として崇められ、国司、守護、地頭等の崇敬が篤く、特に土岐氏の信仰が篤かった。宝永5年2月(1708)正一位八幡宮の神階を授与された。中古には有知郷の惣鎮守と崇められて来たが、明治維新を迎えて、社頭の整備が行われ、御垣内の左殿には白山神社を、右殿には天神神社を祀り、古く養老年中に創祀された上有知村産土神の熊野神社他10社を境内末社として遷座奉斎。明治6年村社に、明治12年には郷社に列せられた。」岐阜県神社庁HPより
一の鳥居から真っ直ぐに延びる参道、その途中に聳える「足乳(たらちち)の杉」、推定樹齢・300年以上、樹高・約40m、幹周・4.45m。本来は母乳がよく出るようにと、このコブにお金をはさんで願いを託します。
拝殿正面に一段高く拝殿
拝殿前左右より神域を守護されるのは、昭和25年(1950)建立の岡崎型狛犬さん一対。吽形さんは仔狛を、阿形さんは毬に手を置いています。
写真は時折とんでもない悪戯を見せてくれます。吽形さんの大きな手は、まるで仔狛の後ろ髪をまとめて握っているような(笑)
拝殿の奥、本殿前より神域を守護されるのは岡崎型の狛犬さん一対。より御祭神に近い位置の所為か表情は一段と厳しく、お子様が見たら泣きだす勢い(^^;)
「拝殿」西側に鎮座される境内社群「佐藤神社」「湊川神社」「三狐神社」「稲荷神社」「竃神社」「愛宕神社」「神明神社」「香椎神社」「熊野神社」。
境内社「美濃護国神社」、御祭神は『日清・日露・シベリア・第二次大戦の御霊・三百八十九柱』。国のために散華された御霊に、私たちはただただ、感謝の言葉を捧げるのみ。どうぞ御霊の安らかなる事を・・
社殿左右より神域を守護されるのは、昭和28年(1953)建立の招魂社系狛犬さん一対。
御神紋は八幡宮の「三巴紋」ですが、鬼瓦には「橘紋」。神社独自の御紋かもしれません。
手に持つ毬の可愛らしさとこれほどアンバランスな顔の留め蓋の獅子と言うのも珍しいかも(^^;)
国家に歌われる「さざれ石」
境内にひときわ高くそびえる「御神木:夫婦杉」。推定樹齢300年以上、樹高・約41m、幹周・6.5m。
御神木近くで藁打ちをされていた氏子の方々。迎春の準備は既に始まっています。
参道入り口近くは錦秋の彩
重苦しい程に覆いかぶさる紅の傘
参道途中、裏参道入口に建つ朱の鳥居
参拝日:2010年11月28日
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