車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

大川上美良布(おおかわかみびらふ)神社in高知県香美市

2020年07月25日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・高知県

香美市香北町韮生野に鎮座される「大川上美良布(おおかわかみびらふ)神社」。延喜式内小社で社格は県社。御祭神は『大田々祢古命(おおたたねこのみこと)』『大物主命・健甕槌命(たけいかづちのみこと)活玉依比売命(いくたまよりひめのみこと)・陶津耳命(すえつみみのみこと)・櫛御方命(くしみかたのみこと)・飯肩巣見命(いいかたすみのみこと)・美良比売命(びらふひめのみこと)』を合祀。

境内案内「今から約2000年前の崇神天皇の時代に疫病が流行して万民が苦しんだ時、天皇は大物主命のお告げによって大物主命の子孫の大田々称古命に神々を祭らせ、それ以来疫病が治まって人々は安んじて生活できるようになったといわれている。当神社の創建は今から約1500年前の雄略天皇の時代といわれているが定かではない。しかし仁明天皇の承和8年(841)以前より祭られていたという古い記述がある。」

古くは「川上大明神」「大河上宮」とも呼ばれ、韮生(にろう)郷50ヶ村の総鎮守とされてきました。「現在の社殿は明治2年に落成、当時の名工島村安孝、坂出定之助、原卯平、別役杢三郎等によって建てられ拝殿、幣殿、本殿には立派な多くの彫刻が残されている。この社殿は高知県保護文化財に指定されている。」境内案内より

「土佐随一」と説明にある本殿の精緻な彫刻は、破損や劣化から守るため、場所によってはこのようにカバーで保護されています。

本殿・木鼻で大きく身をくねらせる獅子、もっとくっきりと写せたらどんなにか見応えがあるのに・・・って、カメラの所為だけじゃ無いのですが😓

出来るならもう一度、もっと太陽が一杯の明るい時間に参拝して、全部の彫刻を撮り直したい・・・でもそれは叶わない願いになりました 😭

表参道・二の鳥居の脇より神域を守護されるのは、安政6年(1859)9月16日建立の浪花型狛犬さん。なんとも気の強そうな顔で、参拝者を出迎えてくれます。

「百度石 軍人安全」と刻まれたお百度石の上には鷲が羽根を広げています。父の、夫の、息子の武運長久を祈って、どれほどの人たちが願をかけてきたのでしょう・・・積み重ねた自然石の石灯籠は、そんな光景をずっと見てきたのでしょう。

裏参道入り口から神域を守護されるのは、明治14年(1881)6月吉日建之の、土佐型狛犬さん一対。

ちなみにこの土佐型狛犬ですが、全体に丸いフォルムとか、阿形さんの泣き笑いのような顔。吽形さんの少し困ったような顔が個人的にはとても気に入っています。

力石らしき石に守られるように、とても可愛い御神馬さんがいます。

境内の一画に土佐漆喰の神庫。庫の北妻の唐破風状の庇を支える天邪鬼、庇の上には角を持った鬼が大口をあけて、こちらを見ています。

天保12年(1841)に造られた土蔵造2階建の神庫は、2017年5月2日、国登録有形文化財に指定されました。

【川上と この川しもや 月の友】『芭蕉』

【韮生米 どころや 田掻き ねんごろに】『松林朝蒼』

参拝日:2013年3月20日


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