車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

四万十川の沈下橋 in 高知県四万十市

2020年08月18日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・高知県

山々の緑を吸い込んで青く美しく流れる四万十川。忽然と川の流れを遮るかのように現れる欄干のない橋の風景・・・それは、高知県の旅で最も出会いたい風景の一つ。

ところが調べてみるとこれが意外と多い・・・時間に限りがある身では片っ端から全部と言うわけにはいきません。 出来ればそれなりに有名で、行きやすくて、近くに車が停められて、歩いて渡れて・・😅 そんな欲張りな希望をかなえてくれる橋を探し、結果、三つの沈下橋をチョイス。そうして最初に尋ねたのは、西土佐岩間地区に架かる「岩間の沈下橋」
青い四万十の川岸に菜の花が咲き乱れ、それはもうそのまま、絵葉書の世界。ポスターの世界。パンフレットの世界。

全長120m、普通車の通行可能😲。橋の上に人影が見えたので、私たちも早速途中まで歩いてみる事に! 川風が高揚した気分に心地よく、立ち去るのが名残惜しくてならなかった、沈下橋初デビューとなりましたが

・・・今から思えば何で向こうの端まで行かなかったのか???。残された画像を見るたびに????の数が増える、口惜しく懐かしい「岩間の沈下橋」でした。

続いて尋ねたのは鵜ノ江地区にある、橋脚が3本という「勝間の沈下橋」。私は見た事が無いのですが、「釣りバカ日誌14」の撮影現場としても有名だそうです。

橋の上から見る四万十の流れは、エメラルドグリーンという言葉がそのままの、深い深い青緑、映りこむ水中にも、きっと別の世界があるに違いない・・そんな気持ちにさせます。

思いがけず小さく見えたご亭主殿の姿に慌てて手を振れば、大丈夫だよと笑って手を振り返してくれる・・まるでショートドラマの世界。

最後は佐田地区にある「佐田の沈下橋」。本来は「今成橋」という名称だそうです。 四万十川の最下流、数ある橋の中でも最長の沈下橋。観光用の駐車場も整備されており、観光客の姿も一番多かったと記憶しています。

町中と違って山間は日の落ちるのが思いのほか早く、気がつけば空がうっすらと茜色に染まりつつあります。急がなければ次の目的地につく頃には日が落ちてしまいます。

もう少し時間に余裕を持たせなきゃ、折角ここまで来たのにと、今更の愚痴😔 慣れっこになったご亭主殿は、また次に来ればいいさと余裕でハンドルを握ります。途中、土佐くろしお鉄道の電車と並行するというチャンスに恵まれ、車内からパチリ!

驚異の汽水域・四万十川。四万十大橋の親柱には、迫力満点の「幻の怪魚・アカメ」が跳びはねています。日本三大怪魚の一種とされる「アカメ」。地域によっては絶滅危惧に指定されているそうですが、四万十川はアカメ釣りの聖地としても有名。全国で最も魚種が豊富と言われる四万十川の面目躍如ですね。

実は四万十市では「トンボ」も有名。「いのち輝くトンボ王国」と銘打ったトンボ公園があり、名称不明の橋にも沢山のトンボが群れ飛んでいます。

四万十川に沿ってのドライブでは随分とたくさんの橋を渡るのですが、ここ津蔵淵(つくらぶち)橋には、大文字山を背景に、トンボが群れ飛んでいました。

高知県の西部を流れる全長、196kmの四国内最長の「四万十川」。津野町の不入山を源流とし、高知県中西部を蛇行しながら、四万十市で太平洋に注ぎ込む・・

「日本三大清流の一つ」で「日本最後の清流」とも呼ばれる四万十川。 その雄大な眺めは、長い四国の旅の中でも特に忘れ難いものとなりました。

訪問日:2013年3月23日


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