車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

寄江(よりえ)神社の鏝絵 in 島根県江津市

2018年04月20日 08時00分00秒 | 日本の伝統・芸能・技の美

江津市浅利町、岩肌を背にして鎮座される「寄江(よりえ)神社」。御祭神は『事代主大神』

こちらの拝殿内に龍の鏝絵が奉納されていると聞いて来たのですが・・・残念ながら外からでは拝見出来ません。 

社務所もなく、拝殿は施錠されており、私たちはガラス戸にしがみついて鏝絵を見せて頂きました(^^;) それでもこれだけ見られる事は充分な配慮だと思います。

帰宅後にネットで調べたところ、作者は大阪、福岡で活躍した名人『高田初造氏』。江津市の海沿いの町、浅利町の出身で、彼が19歳の昭和2年3月に奉納したものと有りました。屋内のガラスケースの中なので、当然状態は完璧、真っ白な龍の随所に見える朱が鮮やか。

すっかり順番が後回しになってしまいました・・(ーー゛); 拝殿前左右より神域を守護されるのは大正12年10月建立、形としてはいわゆる浪速型狛犬さん。 口元とか、顔全体の感じとかから親しみをこめて「ひげおやじ」タイプと呼んでいます。

拝殿彫刻は珍しく翼竜。しかも滅茶苦茶にご機嫌な様子(笑)

そうそう、そう言えば拝殿内の龍の鏝絵と並んで奉納されていた、長い白髪白髯の異形の面。 寄江神社の秋季例大祭前夜祭では、何と夜9時~朝6時頃まで15演目程度の神楽が奉納されるとか。これはその神楽の演目の一つなのかしら?・・・・見た~~~い!!

石見左官の鏝絵、まだまだ自治体を跨いで続きます。ちなみに私たちが知っていた鏝絵の第一人者といえば、静岡県松崎町の『入江長八』、富山県小杉の『竹内源造』。この旅の後、私たちは両方の県に赴き、まさに至宝ともいえる両者の鏝絵を見てきました。が、その話はいずれ別の機会に。

参拝日:2011年5月15日

 


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