300回配本を迎えた「岡山文庫」、廃刊と私の鬼籍入りはどちらが早いかな
「岡山の百科事典」とも言われる「岡山文庫」。岡山県の自然,文化などあらゆる分野に取り組んでおり,約50%が写真と図版で構成されていてとても読みやすい。それ故、たくさんの読者を獲得している。私も毎回の配本を楽しみにしている。貧しい身だが、この「岡山文庫」だけは購入している。
ところで、この岡山文庫は1948年創立の日本文教出版社によって,創立15周年記念事業の一環として1964年から創刊され、今回の配本でめでたく300回を迎えている。
その第1回配本は西原礼之助著『岡山の植物』、そして第2回配本が神野力著『岡山の祭と踊』。なるほどと思わせる人選だ。その後も続々と、その当時活躍していた方々が著者として登場している。
山本遺太郎さんが第6回配本で『岡山の文学碑』を始め、私もご縁をいただいたことのある方々も早い時期に執筆されておられる。詩人の坂本明子さんは『岡山の現代詩』(第46回配本)を執筆されている。私が驚くのは立石憲利さんが『岡山の伝説』を、若い頃にずいぶん早く第23回配本で上梓されていることだ。
ともあれ、そんな「岡山文庫」の300回記念となる配本の著者は誰になるのだろうかと興味深かったが、今は備前市立備前焼ミュージアム館長となられている臼井洋輔元吉備国際大教授が書かれた『吹屋ベンガラ -それは岡山文化のエッセンス-』が、節目の出版を飾っている。
私はこの「岡山文庫」については、70回配本頃に購入を開始したように思う(?)。もちろんそれ以前の出版も全て購入するとともに、会員となり今は自宅郵送となっている。(第一の)現役時代の職場には、配達されていた。つまり岡山文庫300冊全てが揃っている筈なのだが、その時々で書棚から引き出して読んだりしているので、いささかあやしくもある。
ともあれこの「岡山文庫」は、頑張って継続して出版して欲しいと考える。私が鬼籍に入るのと、岡山文庫が廃刊となるのはどちらが早いのだろう。そんなことを、300回配本を受け取って思ったりもした。
今日の畠瀬本店は、週替わり、ハンバーグ、そしてドライカレーの全ての食材が、午後2時頃に売り切れた。「今日は売れ残ったハンバーグをどうしようという日もあるのに」、と店主さんは語られていた。
にしても、私のお気に入りのお店が人気なのは嬉しい。中庭のフキノトウが大きく育っていた。
「スターバックスコーヒーはコーヒーを売りながら、自宅と会社以外のもう一つの居場所、サードプレイスを提供する事をミッションとしている」という記事をネットで読んだ。自宅以外のもう一つの居場所、なるほどと納得した。
そんなスタバを「読書ルーム」としている私が今日読んだのは、以前も読んだことがある津村節子著『桜遍路』(河出書房新社)。
いささか疲れた頭には、もう何度も読んだ夫・吉村昭との日々は心地よく読めた。
昨日の岡山市は「最高気温7度、最低気温1度」だったようだ。寒いと感じて過ごした一日。こんな寒さの中で、フライングして、サニーレタスなどを種を植えてしまっている。そして、今朝は大霜。霜は大敵、トホホだ。
芽を出さないだろうな、と思いつつ水やりしている。そんな私を、牡丹が見守ってくれている。4月上旬には花を咲かせて、私たちを楽しませてくれることだろう。
その頃、先に植えたサニーレタスなどを食べられると嬉しいのだが…。ヤッパ、無理かな。