私は第一の現役時代には、お付き合いもありたくさんの会員となっていたし雑誌などもたくさん購読していた。しかし、定年を機に暮らし向きのことがあり、ほとんど全てを退会し購読を中止した。
その中の一つに、「(公財)岡山県郷土文化財団」がある。その財団の機関誌「きび野」の新春号(第164号)を読んだ。今号の読み応えたっぷりで、充実した内容だった。
その記事の中に、新見美術館の「もっと伝統工芸 備中漆展2022 漆芸家山口松太追悼展」が掲載されていた。山口松太さんのお仕事は、私が働かせていただいていたデジタルミュージアム(現シティミュージアム)で、映像として記録させていただいている。その撮影に立ち会うなどし、山口松太さんのご自宅に何度かお邪魔し、たくさんお話しもお伺いした。
人間国宝間違いないと思っていたが、永久の旅立ちをされてそれは実現しなかった。そんな山口松太さんの追悼の意味でも、この展覧会は見に行かせていただこうと思っている。
にしても、第一の現役を離れると、入ってくる情報はとても少なくなっている。公民館などに行く機会があれば、せっせとチラシなどを見て、情報を得てはいるのだが。