昨日ネットで、「家族を殺害された遺族はさらに厳しい現実の中に」という記事を読んだ。「長女と次男が、自宅に押し入った見知らぬ暴力団組員の男に拳銃で撃たれ死亡し、男もその場で自殺」した事件。
その方には「犯罪被害給付制度」が適用されが支給された遺族給付金は、わずか680万円ほどだった。その方は、住宅ローンの返済にも困られているという。
犯罪被害者らには国から最大で4000万円ほどが支給される『犯罪被害給付制度』がある。しかし、先の方の例でもわかるようにも、実態としては決して多くはない給付金という。また、この制度は DVの被害者は原則対象外とされているという。
全国犯罪被害者の会「あすの会」発起人代表 岡村勲弁護士は、「(国は)被害者には年間10億円しか使わないのに、刑務所に入れている人のためには年間2643億円も使う。おかしいではないでしょうか」と語っている。
私は公益社団法人「被害者サポートセンターおかやま(VSCO)」の賛助会員になり、少しだけだが支援もしている。いつ誰が犯罪被害者となるかわからない今の世の中。国の犯罪被害者支援施策の充実を心から願う。