WHO(=世界保健機構)によると、「日本の先週の新型コロナウイルスの新規感染者が世界で最多」とのこと。
そんな猛烈なコロナの感染拡大により、社会インフラが崩壊しつつある。「JR九州では、運転士と車掌、あわせて38人が感染者や濃厚接触者となり、出勤できなくなった。これを受け、27日から博多駅発着の特急「ソニック」と「かもめ」のあわせて120本が運休する」という。
銀行や郵便局も感染者の増大で、窓口事務などに支障が出ている。154の郵便局の窓口は休止となっている。病床使用率は18府県で50%を越えている。学年・学級閉鎖のあった公立の小中高校などは、7月13日時点で計2545校。1か月前(572校)の4倍以上に増えている。
公演も相次いで、休演となっている。歌舞伎座も休演、松たか子が出演する野田地図の「『Q』:A Night At The Kabuki」の開幕も延期されている。
国は「経済を回す」として行動制限には慎重(=何もしない)で何らの手を打たない中、東京とは、「保育所や幼稚園、小学校での濃厚接触者の特定を取りやめる方針を発表」した。小池百合子都知事は「社会経済活動との両立を図る」ためだと説明している。濃厚接触者を特定しないとなると、感染者が野放しとなる可能性が大だ。
最早、国(一部自治体)は国民(住民)の暮らしを守ってくれないことは明白となっている。「暮らしと健康を守るのは自己責任」、そんな政府の下で生きていかなければならない。心はブルー。