東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

九大生が来た

2025年03月07日 23時53分44秒 | 通常練習

こんにちは。 新2年スナイプスキッパーの浅田桜大朗です。

 

春合宿第4クールは九大から4人のプレイヤーが来ました。

 

スナイプの方は、クラス別ミーティングでも沢山話していて、九大の方がヨットに関して定量的に取り組んでる部分もあるなぁと感じました。また、その様子からなかなかの実力者に見受けられました。

 

3日目にして、僕にも九大の方と乗る機会が回ってきました。新3年スナイプクルーのSさん。Sさんとは午後の配艇だったのですが、昼休憩の間に沢山話せました。出身が僕と同じ大阪であったり、奈良の高校出身だったりと共通点が多く会話は弾みました。

S「大阪出身やし気楽に乗れるわ〜」

 

しかし午後の練習が始ると、僕の力不足でSさんを失望させてしまいました。基本的に厳しい言葉を受けましたが、ごくまれに褒めてくれたりして、なぜかあまりストレスなく乗っていられました。東大はやっぱり甘めな先輩が多い気がしました。

 

厳しい言葉集

「セーリング力がなさすぎる。あとジャイブが下手すぎる。」

「俺なんでここまできて新人教育してるんや…」等々

(全ては的確な指摘と冗談です)

 

陸に上がってからの各艇ミーティングでは、基本的な事を丁寧に説明してもらったのでためになりました。自分の実力不足を確認できたのと同時に、どのようにステップを踏んでいけばいいのかが少し分かったので今後の展望が開けた気がしました。

 

最終日の夜ご飯も九大の皆さんと一緒に外食することことができたので、親睦を深めることができました。大学ごとに違うことが本当に多いので、ヨット以外でもいろんな話を聞くのは凄く楽しかったです。

 

次に会う時には上手くなっているでしょうね。


学生マッチへ

2025年03月06日 00時01分59秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀の新三年古川です。

 

春合宿第四クールの活動報告をいたします。今クールでは主に、今週末蒲郡で行われる学生マッチに向けてのマッチレース練習を行い、ルールなどのマッチに向けた座学にも励みました。練習としては、初日の28日には松山監督に直接ご指導いただき、また週末には月光チームの主催するマッチ練習会に参加し、二日間みっちりとご指導いただき、おかげさまで、クールを通して非常に恵まれた環境の中で密度の濃い練習をすることができました。

個人的にはアニオールでの結果に引き続き、今クールを通して、スタートマニューバリング、セッティングを含めた走らせ方、チーム内でのコミュニケーションなどに自分の至らぬ点をさまざま気付かされましたが、大きくは総合的な考えに至らずに目の前のことで精一杯になってしまっているといった印象でした。ただ、こうして精一杯になりながらも着実に目の前のことを一つ一つ大事にしてこれらの経験を糧にし、確実に成長を遂げることができているとも思います。今週金曜日から始まる蒲郡での学生マッチですが、ここでも目の前のことに誠実に向き合い、全てを糧に成長し続けたい所存です。


九大ばりすごか

2025年03月04日 12時31分16秒 | 通常練習

お世話になっております。

新二年470クルーの井出です。

ブログのタイトルは「すごくすごい」を博多弁で言うとなんて言うんだろうとchatgpt君に聞いたらこう出てきたのでそれを採用しました。

 

寒かった2月(でも例年より暖かいらしい)を終え、とうとう3月になり、ここから春が到来すると考えるとワクワクしますね。と同時に到来しているかどうか怪しい人生の春に胸を弾ませながら過ごしていた去年の春休みからもう一年も経ってしまったことを恐ろしく思っています。この一年で少しは成長したのだろうか…どんな道を選んだとしてもその道を最高のものにするのも最悪のものにするのも自分の行動や心掛け次第。大学生活でやりたいことが色々あるのですが全てをやるのは無理なので、たくさんあるやりたいものの中から選んだものは悔いなくやりきりたいなと最近よく感じます。生活においても練習においても「なんとなく」を減らしたいですね。

 

では春合宿第4クール(2/27~3/2)の練習について報告させていただきます。

 

今クールは九州大学との交換留学で、九大のヨット部学生4人を交えての練習で(470には新二年スキッパー石田君、新三年クルー恩田さんを交えてでした)、私たち東大ヨット部に新鮮な風を吹き込む、とても良いクールだったと思います。

 

毎回練習後にその日の練習を振り返るミーティングをするのですが、そこで「東大の部員は船に乗っている時あんまり喋らないと感じた」「恩田君と乗るとロールがすごいかかって乗りやすかった」「回航の前、石田君がテトラで出てくださいとか指示をくれたり、回航後にフィードバックをくれるのでとても良かった」「四角形の練習がすごい楽しかった」「東大の部員みんなレスキューの運転上手い」「九大はひたすら動作で、セールに意識を向けるタイミングがないから、東大のセールに意識を向けるにこたまの練習は段階を踏んでいて良かった」など普段自分たちだけの練習ではなかなか気付けない自分たちの良さや改善点に気付ける良い機会になりました。

練習後の筋トレでは、二人一組のペアを作って腕立てをしている人に上から力を加えてさらに負荷をかけるなどといった普段九大がやっている筋トレを伝授してもらいました。聞いたところによると、この筋トレを普段は出艇前にやっていて、さらに13kmランニングをやることもあるらしく、「九大フィジカルモンスターすぎやろ...(´⊙ω⊙`)」と戦慄しました。

 

1,2日は宮川さんに来ていただき、動作を細分化し、できないことを洗い出し、改善していくことを目的に、スピン上げの練習を

step1.スピンは張らずポールだけつける 

step2.ポールなしでスピンを張る

step3.ポールありでスピンを張る

と段階ごとに分ける練習をしました。この練習によって、自分の場合はstep2のポールなしでスピンを張る練習でなかなかうまく張れず、サイドステイの風見に意識を向けてみたり、ガイの引き具合、持ち方などを変えたりして試行錯誤したりと動作を色々考えることに繋げられたと思います。

 

また、今回は体調不良による圧倒的470クルー不足により、普段は半日レスキューに乗るところを今クールは一日中ヨットに乗って練習させてもらっていました。普段の練習量の約2倍だったので流石に疲れましたが、長時間の練習により意識を向ける要素を徐々に増やしていくことに繋げていけたし、九大のクルーのロールタックの動きを見てそれを試してみたり、動きやすいように身体の重心をもっと高くしてみようなどと試行錯誤の回数が増えたので、やっぱり練習量がモノを言うなと実感しました。一方で、ジブの形やヒール感が自分では良いと思っていても、まだまだスキッパーに指摘されることが多く、「え、これ違うんかい!」となることが多く、悔しくなることも多々あったので、その精度や風の強さに合わせた動きなどの理解度を上げていきたいとも強く感じたクールになりました。

 

九大から来てくださった4人、ありがとうございました。また七大戦の小樽で会えるのを楽しみにしています。それではまた。

 

井出


移り変わり

2025年02月26日 23時53分03秒 | 通常練習

新4年470クルーの秋田です。

 

もう2月の終わりだと思うと早いですね。ここから春が来ると思うと嬉しくてたまらないです。今年冬用のウェットを新調するか悩みましたが、我慢して数万円を浮かせた自分の判断を褒めたいですね笑。



春合宿の第三クール(2/19-2/23)の練習について報告させていただきます。

 

19-21は小松さん、22は京大ヨット部OBの小澤さんに来ていただきました。また本多さんも練習に混ざってくださり、より刺激的な練習をすることができました。ありがとうございました。

19日の水曜は午前はいい風が吹きましたが、北から西へ頻繁に大きく振れるコンディションでした。午後は落ち気味でしたが、振れコンディションはそのままで難しかったです。

20日は小浜講習会後に出艇しました。北から南へのコンディションでラウンディングを行いました。

21日は三角形のラウンディングを中心に行いました。スピンハリが上手く上がらないことが多く、いい練習をするための準備の重要性をよく感じました。

22日は午前が北の微軽風でしたが、午後は黒い雲が近づいてきて雪かつ強風かつ頻繁に振れるというハードコンディションでした。その時間だけは琵琶湖でした。(琵琶湖でセーリングしたことはないですが、)一度ハーバーバックするも帰る途中で風が落ち、再度練習しました。

23日は北から南のコンディションで前日の寒さのせいか比較的暖かい一日でした。

ラウンディング、コース練習を行いました。



個人の課題としてはメインセールへの意識、集中力、風向変化に気づく早さ、などが特に足りないなと感じています。それらに気をつけつつよりクルーよりの役割の当たり前を上げていけるようにしていきたいです。

 

運営面としては今クールは運営や艇間でのコミュニケーションエラーを課題に感じるクールになりました。

こまめな連絡、意思表示、意思確認を癖づけて習慣化できるようにしていきたいと思います。

 

始動も例年より遅く代が変わってから課題もたくさんありますが、失敗に挫けずトライアンドエラーを辛抱強く続けていきたいと思います。

 

それでは失礼します。

 

秋田




日々是決戦

2025年02月26日 22時42分49秒 | 通常練習

お世話になっております。新2年のスミス要です。

第三クールは全体的に風速4m前後の落ち着いた日が多い印象でした。駆け出しのスナイプクルーにとって微風での練習では繊細な動きを要されるため常に集中しなければならず、体も頭も疲れてしまいます。ですが本クールでは微風~中風での走らせ方について多くの学びを得ることができたと実感しております。ジャルジャルのネタで登場する神保マオ先生のお言葉をお借りすれば、まさに「日々反省、日々成長することは、前に進むこと。」ですね。

本クールではおおよそ毎日の練習で出艇後、サークリング、二個玉、ラウンディング、四角形のコースを午前に行い、午後からスタート練習、コース練習をして着艇するという流れでした。前半は小松コーチがレスキュー艇に乗り練習を運営なさってくださいました。ヨット競技の練習はその性質上、広い場所を使って行いある地点から別の地点に到達するまでにある程度の時間がかかるので、一連の練習をするのになかなかの時間を使います。この冗長な動きに対してヨットに乗っている当事者は退屈に思うのではないかと初めは思っていました(練習内容を事前に伺った際にもそう思った)が、ディンギーではひとりが持つ役割が多く、常に色々なところに意識を向けなければなりません。そのため、セールを見たりテルテールを見たり、リーチリボンを見たり、海面を見たり、ヒールを維持したり、...、それだけのことをしていると到底退屈だとは思えません。むしろタック、ジャイブ後やマーク回航前後は焦ります。もしかしたらこう思うのはまだ私が未熟だからなのかもしれません。早く上達して、新しい景色が見たいです。

また、合宿所では本クールから本格的に「自主ゼミ」を開始いたしました。自主ゼミというのは自分たちで互いに教え合う形で開かれる講義のことです。第二クールに試験的に始めた自主ゼミ(この際は本年度卒部される山本さんを講師として急遽お呼びして貴重なお話をしていただきました。大変分かりやすく、私たちのモチベーションにもつながったと思います。ありがとうございます。)の反省を生かして本クールでは講師を事前にお呼びして開講いたしました。北村さんによるランニングに関する解説や、太田さんによるクローズホールドに関する解説などを伺うことができました。

自主ゼミは昨年の6月頃から同期を中心として始めて来ましたが、ここまで部を巻き込んだ形でのものになるとは予想していませんでした。しかし、各チームミーティングの時間だけでは拾いきれない部員の分からないポイントを十分に解消することができているようで、自主ゼミの目的にも沿っており大変満足に思っています。昨年の6月頃、私の大学のクラスの友人Kが図書館で毎週、この世で最も読みにくいと言われる物理の本を複数の友人で囲んで読み解いていると聞いて、自主ゼミという学びの場があるんだと初めて知り、同じものをヨット部につくってみようと思い立ちました。ヨット競技をするにはまずはヨットについての知識をつける必要があります。その知識を蓄えるための場を自主ゼミという形で確保できたのはいいことだと思います。今後部の文化として残ってくれたらなと思います。


ANIORUS CUP2025

2025年02月26日 17時19分06秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀新3年の木藤です。

アニオルズカップが終了しました。結果は2位でした。ディフェンディングチャンピオンにとって優勝以外は全て同じ結果。ノーレースとなった初日の強風を忍んで迎えた2日目レースは5レース。前半レースで連続の2位、中盤で1位を連取し、宿敵神戸大と同点で迎えた最終レース、結果は神戸のトップフィニッシュ。数字だけを見れば接戦でしたが、内容は終始神戸に押され気味の展開でした。1・2レースは圧倒的な差で神戸に先行され、3・4レースはケースで優って薄氷を踏むトップフィニッシュ。最終レースは不運なケースに巻き込まれたとはいえ、総合的に神戸大が優っていたことには認めざるを得ない事実です。タックの精度、ランニングのボートスピード、スタートのシークエンス、コンディションごとの対応力、悔しいですが、神戸大に実力的に先行されているなと実感した点は枚挙にいとまがありません。悔しい結果となりましたが、我々の最終目標は全日本選手権での総合5位。今後も精進したいと思います。

p.s.

最後に神戸大の皆さん、優勝おめでとうございます。防衛大、合同チーム、運営の皆さんも良いレースをありがとうございました!来年もよろしくお願いします。

 

木藤大和

 

 

 

 

 

第五レースのケースについて

 

最終レースのケース、悔しい思いはありつつ、ケースとしてもかなり興味深かったので、客観的な観点として記録用にこのブログに残してみたいと思います。

 

ーケースの状況と経過ー

 

最終レースは我々と神戸で首位を争っていたので、東大と神戸大のマッチレースのような様相になりました。

スタートで神戸に先行された東大、色々とあってスタボクローズで両艇ラップを持ち並ぶ形になりました。

状況としては上側に神戸、下側に東大。ゲージは初めは2挺身ほど。その後、ポートレイラインが近づくなか、神戸は東大を追い出しにかかり(東大はタックできない位置でした)ましたが、段々と東大のバウが前に出てくるようになってラップが切れるようになりその後ポートレイラインちょうどくらいで完全にラップが切れてさらに東大と神戸のレーンが同じになるくらいになりました。(ちょうど完璧なクリアスタン・ヘッドの位置関係)ここで問題になったのが、タックできるかどうか。本当はこの時点で既にポートレイラインをかなりオーバーしていたので東大としてはas soon as possible でタックをしたかったのですが、東大のスタンと神戸のバウの距離がなんとも絶妙でレーンも東大が上というわけでもなくジャスト同じか若干下という状況。果たしてタックできるのかというところで、結論としてはそこでペナルティを受けるのを恐れて完全にレーンが上になるのを待ってタック。ちょうど同タイミングで神戸もタックし、ラップを有したまま、神戸が下、東大が上でポートアプローチ。もちろん大分オーバーしているので神戸に度々下をかけられながらもラップを有したまま上マークの3艇身ゾーンに突入。東大は下側の神戸大にマークルームを要求し下るように要求します。しかし、ちょうど我々が3艇身ゾーンに突入する前後にマーク付近では合同チーム・防衛大の2艇がマークを回航しており、我々がオーバーしてポートアプローチしていたこともあり、回航した彼らと正面から向き合う形に。初めに回航してきた合同チームが神戸の下を通ったため、東大がマークルームを要求している中で神戸大は合同チームにふさがれた下にバウを向けることができず、避けるためにラフィングして接触を回避。その時点で東大は合同チームの状況を把握しておらず3挺身ゾーンにもかかわらずマークルームを与えずにラフしてきたという点で神戸にプロテストの意思表示をおこなったものの、神戸大が合同チームを避けて微妙にラフし我々がマークルームを要求していたところ、合同チームの数挺身後続から防衛大がマークを回航し、突如発生した正面の障害物に対し、神戸大は合同チームと防衛大の間を縫ってベアして避け、そのまま回航。東大は下に神戸大をおき防衛大を避けるルームがなかったため、咄嗟の判断でタックし、防衛大と軽い接触をしたのち一回転をする形で遅れて回航という形になりました。東大はアンパイアーに対してプロテストの意思表示をしたつもりなものの、「アンパイアーから赤旗が視認されず」という結果。

今レースはアンパイアー制のもと行われたレースであったため、レース後の審問は認められずそのまま順位決定となりました。

 

ーアンパイアーの「個人的な」見解ー

 

後からアンパイアーに仮にプロテストを海上で視認したとしての仮の想定での、公的ではない「個人的な見解」としてたまわった言及は以下の通り。

「まず、神戸大に関しては合同チームを避けるものとしてラフし、その結果としてマークルームを与えられなかったという点で免罪され、ノーペナルティ。防衛大に関してはあり得ることにはマーク回航は進路変更であるため仮に東大と明確な接触があればペナルティを与えられるが、今回のケースでは東大がレース展開を度外視し、接触を回避するために全力を注いだ結果の一回転があったとはいえ、「レース展開には関係なく衝突を避けられた事実がある」という点を考慮し、「避けるルームがあった」と捉えて防衛大に対してもノーペナルティー。よってグリーン&ホワイト旗を掲揚する。セーラーとして接触を回避するための最善の行動をとったことに対して称賛に値する。ケースとしては君たち(東大)にとって不運だった。」

 

ー仮の想定ー

 

では東大にとってはどのようにするのが正解だったのか。

一つの論点として上がったのは「①防衛大をラフではなくベアをして避けたらどうだったのか」一旦現実の状況を度外視し、ルールに則したロジックで考えると東大が防衛大を避ける際にラフ・タックではなくベアして避ければ「進路変更をしている」防衛大が避けるべき存在として扱われるため、防衛大が避けて東大はマークルームを要求してインサイドをとれたのではないかという仮説である。これはルールに全面的に即して考えると最善の策だったように考えられるが、現実問題として東大がベアして防衛大が避けれる状況にあったかを動画を参考にしながら検証した結果、仮にその策を選択していた場合は衝突は免れなかっただろうと我々は考えたしアンパイアーも同様の見解を示した。この点で我々はセーラーとして船の衝突を避ける最善策をとったものであり、それ以外の選択肢はなかったと考えられる。もう一つの論点はそもそものケースが起きた原因は過度なポートアプローチのレイラインオーバーであるという点である。過度にレイラインをオーバーした原因は神戸とクリアスタン・ヘッドの関係になった後のタックタイミングにある。つまり「②レイラインタックのタイミング」が東大が勝つための選択肢の一つだったのではないか。ここでポイントになるのがクリアスタン・ヘッドになったタイミングで早々にタックできたのではないかという点にある。これはレーサー的な観点となるが、この時点でヘルムスマンは「タックできる」という判断をしていて、他のメンバーは「この位置のタックはリスキー」という見解を持っていた。アンパイアーからの「レーサー」としての見解でも「レーサーとして述べればあの時点で早々にタックできたのではないか」というものだった。この点に関しては意志判断としてあの状況で「確実にタックできる」とチーム全体で確信できるほどの技量的実力が不足していたということが敗因と言えるだろう。

以上

 


今年も

2025年02月19日 16時46分08秒 | 通常練習

お世話になっております。
クルーザー班新4年の杉山です。

神戸大学との合同練習に始まった春合宿も、早いことに第2クールが終わりました。
昨年中は強風で海に出れない日が続いたため、新体制・新ポジションでの練習は今週がほとんど初めてのことでした。冬らしくない温かさ、それに伴う微風と南風シーブリーズのようなコンディションが多く、春合宿ならではの強度の高い練習ができずに冬の蒲郡にいくことになってしまいました。
しかしそんな中ではありますが、今週は様々充実した合宿となりました。

合宿2日目には監督の松山さんに同乗していただき、技術や運営体制、そして艤装や整備まで詳しくご指導いただきました。普段の練習からいかにレースを想定できているか、気を配れているか、など気付けた点はとても多かったです。教わったことを意識して大事にしていきたいと思います。
3日目・4日目には日大・慶應・千葉大とJ24で合同練習を行いました。普段J24に乗っていない合同チームでしたが、中高でのディンギー経験者が多くレベルが高かったです。アニオルでは我々が慣れ親しんだJ24で戦う以上、経験者相手といえど負けるわけにはいきません。我々の課題も見えたので、そこは改善し注意したいと思います。個人的には、タクティシャンとしてコースでマイナスを作ることは限りなく0に近づけたいですし、船の中心に位置する者として艇内・艇外に気を配り目を配り、チームを円滑に動かすことを心がけたいと強く思っています。

去年のアニオルでは主体となってコースを引き、タクティクスに苦手意識を、ストラテジーにちょっとばかりの自信を覚えました。そこから一年、コースについて考えることを意識するようにはしていました。世界選手権ではビッグフリートとワールドという大舞台に呑まれ、チームに任せきりになってしまいました。そこから少しづつ知識と経験をつけてきました。
去年よりも多くのことを深く考えて、根拠をもってコースを引き、他艇に対する位置取りについても落ち着いて対処することを意識したいと思います。


昨年は6年ぶりのANIORU'S CUP優勝を掴み取ることができましたが、今年もなかなか手強い相手が揃っています。出場校との合同練習を振り返っても、優勝は届かないものではありませんが、熾烈な争いが予想されます。去年の嬉しかった気持ちを再び味わいたいし、今年の体制への部員各自の自信をつけたい、そんな思いで優勝を掴み取ってきます。


fighting my way

2025年02月18日 23時46分34秒 | 通常練習

お世話になっております。新3年の下村です。正確には新2年なのかもしれませんが、それだとかっこいい方の下村君と間違われうるので学年を盛らせてください。

 

最近はメダリストというアニメにハマって、原作の漫画もアプリで読めるところまで読みました。フィギュアスケートを題材にした作品で、登場するキャラクターとかキャラクター同士の関係性とかがすごく魅力的なのと、キャラクターの考え方とか心理描写が心に響くものが多くてとても面白いです。

特に、コーチと教え子の関係性のようなものがこの漫画ではメインに描かれているところがあるのですが、先クールの練習では本格的に練習を始めたばかりの下級生の部員と乗って色々なことを教えながらヨットに乗るということを初めて経験したので、そんな中で漫画で描かれていたコーチの発言だったり、抱えていた悩みだったりを思い出していました。

自分たちが練習している二人乗りのヨットはスキッパーとクルーという別々の役割を果たす二人が1組になって行う競技なので、自分が一緒に乗って教える後輩は自分とは違う役割をこなす人間な訳で、時には自分がやったことがない、できないことも言葉にして教えないといけないということが難しいと実際に後輩と乗ってみて感じました。詳しいことは漫画を見て欲しいのですが、メダリストの主人公の一人であるコーチの司先生もそれと似たような難しさに悩むような描写もあって、最近そういった場面を読むとより一層感情移入できました。

当然漫画で描かれているコーチと教え子という関係性は、自分もまだ部員である以上、自分と後輩スキッパーとの関係性とは違うものですが、信頼関係を築くことが大切であることは共通していると思うので、自分もそういった難しさに対して自分なりに答えを見つけていい先輩になれるように頑張りたいと思いました。

 

漫画を読んでるとどうしてもスケートがしたくなって、かといってアイススケートリンクはカップルとか多そうで嫌だったので先日ラウンドワンのスポッチャにインラインスケートをしに行きました。しかし、ラウンドワンもラウンドワンでカップルもいましたし、人が割と多くてその中で一人で下手くそなスケートをやるのは恥ずかしく、結局スケートはできず、ほとんどゲームコーナーにいてレーシングゲームとかぷよぷよとかをやってました。

一緒にアイススケートかラウンドワンにでも行ってくれる人を探しています。

 

 


マコモバースの解放。遺失物との再会。カビの生えたパン。

2025年02月17日 22時49分08秒 | 通常練習

お世話になっております。3年470スキッパーの大下です。

今クールの振り返りをしたいのですが、今クールの前半は授業で出席できていないため、土日のみの振り返りになります。

土曜日、日曜日共に小松コーチの下で470とスナイプ合同の練習を行いました。午前中は四角形に打たれたマークの周りを周る練習を、午後はスタート練多めのコース練を行いました。先週までは短い上下をスピンを上げずに回る練習を行なっていた分、スピンを追加した今回の練習はずっと難しく、基礎の重要性を痛感することとなりました。

また、土曜日はLBの山本様に、日曜日は本多コーチ及びLBの成相様に足を運んでいただきました。海上でのボートからのご指導だけではなく、陸でのmtgにおいても技術的なことから精神的な話など、幅広い話を聞くことができました。本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

最後に、今クールはバレンタインの日を挟んでいたこともあって、それにちなんだ差し入れをいただきました。荒井様、島瀬様、マネージャーの皆様、ありがとうございました。とても美味しかったです。


大寒波

2025年02月13日 00時33分57秒 | 通常練習

いつもお世話になっております

クルーザー班の源です。

春合宿第一クールのご報告をさせていただきます。

2/6-8は神戸大学のオフショアセーリング部と神戸で合同練習会を行いました。
神戸大学が、レスキューを1艇、J/24を3艇、コーチには無寄港無補給で日本最年少世界一周をした木村啓嗣さんをお招きしてくれ、とても質の高い練習ができました。
また、今回は練習効率を上げることを意識させられました。いかに早く練習海面まで辿り着くか、いかに早く練習内容を決め伝達するかが今回の課題でしたが、仰秀で練習する時も意識しなければならないと改めて気付かされました。


とは言いつつ、この合宿で一番印象に残っているのは雪です笑
毎日寒いなって思って出艇したら途中で雪が降り始めたり雹が降り始めたり散々でした。その上強風だったので、波も高くめっちゃハードでした。
小川がバウで波をかぶってめちゃくちゃ寒そうにしていたり、色々あったりして、辛そうな表情が浮かべているのが記憶に残っています。

最終日には外洋内海セーラーの集いというものに参加し、たくさんのオーナーの方とお話しさせていただきました。外洋レース、海外レース色々なお話を聞くたびに、将来どんな形でヨットをしていくかますます悩んできました。まずはお金稼ぐか、コミュ力を高めないとなー

ちなみに大雪でしたが、夜行バスで帰れました。

2/9,10は船の整備を行いました。
また、9日は希望者は湘南レースに参加しました。
最近プロパガンダの方がよく誘ってくださり、仰秀の何人かが伺っています。でかいハイパフォーマンスボートはやっぱりかっこいい。将来買ってみたいものですが、買ってる人はだいたい社長でまだあまり買う姿は想像できません。文武両道を目指して頑張ります。

プロパガンダに乗せていただいた人以外は仰秀、リップルの整備を行いました。仰秀の船底に貝が付きすぎていてびっくりしました。定期的に乗らないとああなってしまうんですね、、、、

船底を剥がしている時の写真。

 

 

来クールからは小網代で練習です。
頑張っていきます。


p.s.
リーレーブログを書き忘れたので、ここで書きます。

知ってる方もいるかもしれないですが、結構魚を捌くのが好きです。
趣味がこうじて学科も水圏生物科学という魚の研究をする学部に入りましたー。

Instagramであげてるので、ぜひみてみてくださいー。
https://www.instagram.com/yusukeminamoto_sakana?igsh=MTZybjZycHMwaGRzdw%3D%3D&utm_source=qr