東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新入生自己紹介 2024 part14 平井 咲如

2024年06月30日 23時34分05秒 | 新入生自己紹介

野口くんご紹介ありがとう!めっちゃ優しいという言葉をそのままお返ししたいくらい野口くんこそ優しいと思ってるよ!

 

1.自己紹介

 はじめまして!2年入部の平井咲如です。 咲如という名前はかなり珍しく、なかなか初見で読んでもらえないのですが、さゆきと読みます。名前の由来は文字通り「咲くが如し」ということで、花が咲くように周りを照らせる人になってほしいと両親が思いをこめてくれました。私は自分の名前をとても気に入っています!名前に相応しい人になれるようヨット部でも笑顔を忘れずに頑張っていきます!

 

2.生い立ち  

 出身は岡山県で高校は岡山大安寺中等教育学校です。瀬戸内海に面し温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「星と海のまち」として注目されつつある(?)浅口市で育ちました。空気が澄んでいるため、天体の観測所として選ばれ、国立天文台や東大の望遠鏡が幼い頃から身近にありました。そのおかげで宇宙に対する興味が小さい頃からあったので、宇宙飛行士候補の米田あゆさんの記事でヨット部でのエピソードを見た時は何か運命のようなものを感じました。米田さんは東大ヨット部に入るきっかけとなったという意味で私に大きな影響を与えた1人ですが、私の人生観に影響を与えた人をもう1人挙げるとするならば、それは大村智さんです。

 彼は線虫感染症という熱帯地域の寄生虫が原因で起きる深刻な病気の新しい治療法を発見したことで、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。私が彼のことを知ったのは小学6年生の夏休みに読んだ「大村智ものがたり 苦しい道こそ楽しい人生」という本がきっかけです。彼が大切にしている言葉に「至誠天に通ず」と「一期一会」というものがあります。 「何事にも誠心誠意取り組めば願いは必ず天に通じる」「人との出会いを大切にする」という意味のものですが、この言葉が私のなかに変わらずあるのは幼い頃からの経験が関係しているかもしれません。私は幼い頃から音楽が好きで、3歳からエレクトーン、中高6年間は吹奏楽部でクラリネットを演奏していました。私の人生の1番多くを占めていたのは音楽を奏でることと言っても過言ではありません。

 

3.音楽で学んだこと  

 一つ目の楽器であるエレクトーンですが、初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。ピアノにあるような上下鍵盤に足のペダルを加えた3つの鍵盤を使って演奏する楽器で、自分でパーカッションや弦楽器、管楽器を組み合わせ、1人でオーケストラを奏でているような気分になれるところが特にお気に入りです。最初に幼児コースに通い始めたときには10人ほどいたのですが、年齢が上がっていくにつれて辞めるひとが増え、最後は先生と一対一でレッスンを受けていました。たった4小節のフレーズが弾けなくて、その部分だけで1時間のレッスンが終わることもめずらしくありませんでした。レッスン中も自宅で練習している時もひたすら自分の音と向き合うので、思い描いた通りに弾けない自分が悔しくて何度も泣いた思い出もあります。それでもコンクールのときには入賞を目標として、譜面が真っ黒になるくらいに書き込みをして、自分に言い聞かせては練習を続けました。最後のコンクールではリムスキー=コルサコフの雪娘という曲を演奏しました。同世代の出場者と審査員がいるコンサートホールで自分の音だけが響くのはとても緊張します。いつも使っているピンクのUSBがお守り代わりで、それをエレクトーンに挿しこみ今までの練習を思い出して心を落ち着かせていました。人前に出る度胸がついたのはこの経験からだと思います。コンクールの結果は銅賞でした。音の間違いが見られたものの曲に合わせた表現を評価していただけたようで、以前のコンクールで悔しい思いをしていた私は自分としても練習の成果が報われたと感じた瞬間でした。  

 中学校に入学しても音楽が好きなことは変わらず、吹奏楽部に入部することをすぐに決めました。それまでは1人でエレクトーンを演奏していたので、中高6学年合わせて100名ほどの人数で演奏する吹奏楽は私にとってとても新鮮でした。経験者が少なかったため、経験の違う中学1年生から高校2年生までがひとつのバンドで演奏するのは、大変でもありますが、やりがいを感じることの方が多かったです。エレクトーンの時は上手くなるかどうかは自分自身の練習次第でしたが、吹奏楽のようなバンドでは色んな個性を持つ楽器やひとが集まっていて、スーパープレイヤーがいることよりも、曲に対するイメージやそれに合った表現の認識を共有していかに同じ方向をみんなで向きながら音をまとめることができるかの方が大切なんだなと学年が上がるにつれて痛感していました。だからこそ部内最多人数のクラリネットのパートリーダーを務めた時には、同期と相談してパート練習やセクション練習(同じクラリネットパートでも1曲の中で皆んなが同じ楽譜を吹くのではなくメロディー、ハモリなど3種類に分かれていて、セクションはパートよりさらに小さいまとまりです)に特に力を入れて練習メニューを考えました。セクションやパート単位での練習は、個人練ではなかなか気づきにくい自分の吹き方の癖や音量、音程のバランスに意識を向けることができると感じていました。そのため自分が持っているイメージをできるだけ言語化してパート内で共有し、気になるところはパート内でこういう吹き方がいいのではと話し合ったり何通りも試したりして理想の音楽に近づけられるように努めました。このような練習を継続して、目標としていた県大会予選での金賞獲得を達成できたのは、やはり部活で素敵な仲間に出会えたからだと思います。恩師の先生からは「お互いさま」という気持ちを忘れないことの大切さを学び、先輩からはあるべき姿と理想の音楽を学び、同期からは同じ目標に向かって一緒に音楽をつくっていく楽しさを教わり、後輩からは上の学年が教えているようで実際は私たちが後輩から教わることの方が多いんだということを実感させてもらいました。部活でたくさんの尊敬できる人に出会えたことが今でも私にとって支えとなっています。

 

4.ヨット部に入った理由  

 ここまでほとんど音楽の話をしてきたので、本当にヨット部部員のブログなのかと目を疑った方がいたかもしれません。実際私が友人にヨット部に入部したことを話すとイメージにないらしくとても驚かれました。そんな私ですが、ここからはなぜ東大ヨット部に入部したのかについてお話しします。ずばり理由を一言で言うならば、今までと全く違った新しい環境に身を置いて人間としてさらに成長したいと考えたからです。高校を卒業し、昨年大学に入学してから1年間、私は高校の部活と同じくらい熱中できるものを見つけるために、興味を持ったことはとりあえず何でもやってみようという精神で、宇宙関係のイベントを運営する団体で活動したり、欧州連合主催の模擬EUに応募して参加したり、気になる建築物を一目見ようと普通列車で東京から福岡へと一人旅に出たりと勉強からプライベートまで思いついたことを片っ端から取り組んでみました。短期集中で色々挑戦するというような生活を1年間続けていると、上手くいくこともあるけれど失敗して落ち込むことの方が多く、なぜ失敗したのかその理由を繰り返し考えるうちに自分にとって何が大切なのか見えてくるようになりました。大学に入ってから様々な場に行くたびに新たな知り合いが増え、自分にはない専門性や秀でた才能を持っている人にたくさん出会うけれど、どこかひとりよがりに感じてしまうことがあり、何をするかも大事だが、それ以上にどういう人とどういう目標と姿勢を持って取り組むかが自分が成長する上で大切なのではと考えるようになりました。そんな時に今のヨット部2年同期であり、大学1年生からクラスで一緒だった彩葉にヨット部の話を聞きました。ヨット部の先輩方、同期がどれだけ真剣に部活に取り組んでいるのか、それがいかに自主的なものであるかが伝わってきて、これだ!と一瞬でビビッときました。全く違うように思える高校時代の吹奏楽とも何かリンクするものを感じましたし、大学でも彩葉のかっこいい姿をたくさん見てきたので、彼女と一緒に頑張ってみたいという気持ちも大きかったです。今では彼女とヨットに乗ることが夢でもあります。

 

5.ヨット部での目標  

 実際に入部してちょうど1ヶ月が経ちました。まだまだ分からないことだらけですが、2年入部で大丈夫かなという不安な気持ちよりこれからに対するわくわくした気持ちが大きく、毎日が明るく開けた感じがしています。  始まったばかりの部活ですが、これからの部活人生における私の目標は、東大ヨット部全日本優勝に貢献できる選手になることです。長く続けてきた音楽において、目標を達成した経験を前半で書きましたが、一般的に広い視野で見ると決して突出して優れた結果ではないと思いますし、自分も秀でた才能を持っているわけではないと思います。だからこそ、東大ヨット部で全国という舞台で戦える人になるために、これまでの経験で学んだことを踏まえつつ技術面と精神面でこれから心がけたいことをこの場を借りて宣言したいと思います。  

 まずは技術面。セーリングに限らず、自分が目標とするような上手い人を見て学ぶこと、そしてそれを実現するために反省をもとに改善する努力を継続することが重要だと思います。そのために、

・先輩やプロセーラーの練習風景や動画をしっかり観察して目指すイメージを持った上で練習に参加すること

・毎回目標を持って練習し、練習後は毎日10分から振り返りノートにむかう習慣をつけること

・途中入部で差のついている練習時間は自主練に積極的に参加して取り戻していくこと

の3つを徹底していきたいです。  

次に精神面。部活の部員はライバルでもあるけど、それ以上に一緒に成長する仲間だと思うので、まずはしっかり信頼してもらえる人になりたいと思います。

・挨拶

・合宿所の整理整頓、ヨットを大切にする

・マネージャーやLBさんなどお世話になる人に感謝の気持ちを忘れない

のようにヨットの技術以前に基本的だけど大切なことを当たり前にできる人でありたいです。

 そして残り3年間のヨット部の活動を通して

・一度決めたことは途中で投げ出さない

・部活個人に関わらず現状の問題から目を背けず、実現したいことを口に出していく

・問題解決のための方法を考えて周りと話して共有しながら実行していく

上の3つを実行できるような人に成長したいです。成績だけを追い求めるのではなく、みんなで上手くなっていく意識を持って、生活面でも人との関わり方でもどこを見ても恥ずかしくない人になれたらいいなと思います。男子部員の多いヨット部ですが、健康に気をつけて数少ない女子プレーヤーとして負けずに活動していきたいです。

 

6.お世話になる方々へのメッセージ  

 最後にはなりましたが、これからお世話になる方へのメッセージで自己紹介ブログを終わりにしたいと思います。

 LBの方々。東大ヨット部の活動を支援していただき、誠に感謝申し上げます。LBの方々が築き上げてくださったヨット部の伝統と支援のおかげで、新合宿所をはじめとした恵まれた環境で活動させていただけるのだと思います。これから精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。  

 先輩方。2年入部であることを考慮して貴重な練習機会を与えてくださりありがとうございます。ひとつでも多くのことを先輩から学べるように練習に打ち込みたいと思います。これからもよろしくお願いします!  

 同期へ。2年生も新入生も同期として受け入れてくれてありがとう。自主練に付き合って色々教えてくれる2年生も、自主ゼミでやる気のある1年生もすごいなと思うことが多くて、これから一緒に活動できることが嬉しいし、楽しみです!  

 家族へ。いつもありがとう!心配させてしまうこともあるかもしれないけど、勉強も犠牲にすることなく両立して頑張っていくので、温かく見守ってもらえると嬉しいです!

 

 大変長くなりましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました。これからよろしくお願いします。

 

 次の新入生自己紹介は、練習後に話すと一瞬で部員の疲れを吹き飛ばしちゃうマネージャーのひな(深澤日菜)です!魔法の力を持っているんじゃないかと思っています。はやくも上級生レスキューで動画撮影をして大活躍!周りのことをよく見ていてすごいなと感じることが多いので、ヨット部にとって欠かせないスーパーマネージャーになる予感がしています!彼女のブログをお楽しみに!!


6月の振り返りブログ

2024年06月28日 18時35分45秒 | 通常練習

お世話になっております。クルーザー班4年の関根佑樹です。

 

久しぶりのブログなので6月の振り返りブログとさせていただこうと思います。

 

一週目、土曜日は新入生顔合わせをディンギー班と合同で行いました。ヨット部の部員全員が顔を合わせる貴重な機会です。今年のヨット部は新入生がたくさん入ってくれたおかげで総勢61名です。自分が一年生の時から方々から「最近のヨット部は部員がかなり多くなった」と言われていて、確かに両班合わせて毎年60名弱いました。ただ、60名を超えたのは今年だけです。

日曜日は今年初めての新入生練習を行いました。今年から八景島なしで新入生練習を行うので、クルーザー班でも例年より多めに新入生が来てくれることになっており、この日も4人の新入生が練習に来てくれました。

 

二週目、土曜日についに修理が完了した仰秀を下架しました。この日まで練習は「リップル」をお借りして行っておりました。「リップル」のオーナーの方には購入手続きも含めてかなり親切にしていただいており、感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます。ただ、やはり慣れ親しんだ仰秀を走らせることができることはかなり嬉しいものでした。

また、日曜日には世界選手権に向けた壮行会があり、仰秀のLBの方々とお会いする機会がありました。普段お会いすることのないLBの方々とお会いすることができ、今の仰秀を買い換えた際のお話やディスマストした時のお話、また過去の世界選手権のお話などとても面白くありがたいお話をたくさんお聞きすることができました。貴重な機会となり、世界選手権から帰ってきた際には報告会をさせていただこうと思っております。

 

三週目、月に一度のフリートレースがありました。運営してくださった方々、ありがとうございました。今回は新入生練習期間ということもあり、新入生2人にもレースに参加してもらいました。2人には土曜日、一緒にレースに向けて動作中心の練習をしてもらい、日曜日に仰秀に乗ってもらったのですが、レースでは上級生と遜色ない動作をしていました。年々、新入生のレベルがどんどん上がっているように感じるのですが気のせいでしょうか?一方で上級生4人はというと、久しぶりに仰秀で出るレースということもあり、またいつもと違うメンバーが乗っていることもあり、浮き足立っているような感覚を覚えました。これぐらいの環境変化に影響されるようなら、世界選手権での環境変化に対してチームとして本気で取り組まなければと思いました。

また、仰秀に乗らない上級生2人(太智、諒真)は月光とダボハゼに乗せていただきました。ありがとうございました。2人とも吸収できるところをたくさん吸収してきてくれたようで大変頼もしかったです。特に諒真は2レースほどトリマーをさせていただいたようで、その積極性は見習うべきものだなと思いました。

 

四週目、この週は仰秀とリップルでの2艇を使い新入生練習を行いました。近年のクルーザー班では初めての試みだと思います。幸か不幸か仰秀が破損してしまったことで、リップルの購入に際してチャーターさせていただけることとなり、また新入生練習期間と被ったため人数の確保も容易となり、2艇練習が実現できることとなりました。これまで、単独では1艇でしか練習できなかったところ、2艇出すことができることはかなり貴重なことだと考えており、社会人チームとの練習や他大学との合同練習、フリートレースなどと同じくらい貴重な機会だと思っています。

一時期仰秀が使えなかった分、2艇での練習の機会が増えることで取り返したいという思いでした。

 

五週目、土曜日は新入生を呼んでの2艇練習、日曜日は世界選手権に向けて、久しぶりとなる上級生のみでの練習を行いました。土曜日は一時風がなくなる一方で、日曜日は昼から風が吹き上がりハーバーバックを余儀なくされてしまうといったように、練習時間の面では満足のいくものではありませんでした。ただ、日曜日のミーティングでは練習の反省だけで1時間を超えてしまうような内容的には濃い練習をすることができました。また、この週は土曜日には仰秀のOBでもある宮本さんのオリンピック壮行会に招いていただき(自分は行けませんでしたが)、日曜日には共にラウンディングをさせていただけるといった月光チームと密に関わらせていただける週でした。そのおかげもあり練習内容が濃くなったと思っています。ありがとうございました。

 

 

さて、今月の振り返りはこれくらいにしておいて、世界選手権の準備や艇の故障でバタバタしており、ブログで改めてご報告をさせていただいていなかったので、仰秀の故障についてきちんとご報告させていただこうと思います。

 

4月12日の自主練のクローズ帆走中にポートのサイドステイが根本から抜けるという事故が発生し、幸いにも人的被害はありませんでしたが仰秀は修理しないと使えなくなってしまいました。修理をするにしても金銭的にも時間的にも大変な修理となり、保険が下りることが決まるまでは修理を見送っており、結果的に6月上旬に修理が完了しました。

 

4月に予定されていた小網代での新歓は主に日大の「桜工」という船と合同でさせていただきました。ありがとうございました。ゴールデンウィークには新歓も兼ねて葉山のY30をチャーターし、J/24以外の船の経験を積むことができるという故障がなければしなかったであろう経験もしました。また、5月のフリートレースでは普段からお世話になっている関東J/24フリートのチームに分乗させていただき、参加することが叶いました。ありがとうございました。

 

このように活動自体はさまざまな方のおかげで継続することができていた一方で、仰秀の状況をお話ししたいと思います。事故の大きな原因の一つが、船の構造材料であるコア材が腐っていたことにあります。今回のポートのサイドステイ部分もそうですが、マスト周りのデッキ部分やハルの縁の部分など、水が入り込みやすい部分から全体的に腐り始めています。そのため、今回修理していったん使えるようになったとしても、今後継続的に使い続けるということが安全面でも厳しいのではないかと考えております。そこで買い替えを考えていました。

そんな折、タイミングよく、以前から一緒にフリートレースに出ていた「リップル」という船が活動を辞めて船を売るという話が上がりました。大変ありがたいことにオーナーの方も「レースにがっつり出る人に売りたい」とおっしゃっており、それもあって破格の値段で売っていただけるという話になっています。また、さらにありがたいことに、購入手続きに時間がかかるため、購入前提でチャーターも承諾していただきました。そのような経緯もあり、近頃はリップルをチャーターして練習をさせていただいております。

 

簡単ではありますが、以上が現在のクルーザー班の現状です。世界選手権出場に加えて艇の更新もあり、今後もかなり盛りだくさんな活動となる予定です。関係者の方々には今後も助けていただく機会があると思いますが、現役部員としてできる限り精進して、部員一丸となって取り組んで参ります。

長くなってしまいましたが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

クルーザー班 関根佑樹


本日も生憎の天気模様で

2024年06月28日 11時18分05秒 | 通常練習
お世話になっております。
3年470スキッパーの北村湧です。

先週末は関東個人選手権が行われました。結果としては、470チームは一艇も全日本への切符を掴むことができませんでした。

2日目は風が不安定だったものの、中風での南風で計5レースを行いました。
梅雨前線が近づき風の傾向が変わる予想もしていましたが、結果としてはここ1ヶ月よく練習してきたような南風のコンディション。
春インと秋インの中間点であって、夏の練習を迎える前の実力をはかるには充分すぎる大会でした。

気になったので、各校の470上位3艇の合計点を計算しました。


1日大 5-17-22 計44
2早稲田 17-21-24 計62
3慶應 32-32-49 計113
4中央 42-47-64 計153
5明治 42-61-69 計172
6明海 48-107-109 計264
7横国 64-87-142 計293
8東大 106-112-132 計330
9立教 78-160-169 計407

現状では8位、全日本ボーダーラインギリギリということになります。
もっと良い所にいれるはずだとも思えますし、順当なようにも思えます。


個人的には29に槇枝と乗って良い感触で走れていた分、悔しさが残ります。


この1ヶ月、個戦で上位陣と戦うには一上でもっと前を走らないと話しにならないと思い、クローズでの走らせ方から見直しました。

細かな風の変化に対してメインをイチカチニカチ動かして、メインセールがずっと正解の形を出せるように。見かけの風をイメージして風を流しつつ角度をどこまで取れるかを試しました。リフトを感じた時、ヘダーを感じた時にどう走らせれば他艇に勝てるのか、負けないのか。これまでのクローズをいかに漫然に走っていたか。
メインシートの引きに拘る期間を経た結果、コース練では意識をあまり向けなくてもそれなりのメインセールの形を外さないようになったと思います。
実際、コース練では前を走れることが増えました。


個戦後のミーティングで工藤さんから、「まだ基本が出来ていない」とお話がありました。再現性のある動作、そして小松さんが常々おっしゃるように、「メインとジブで走るヨット、いつだってメインとジブに綺麗に風を流してあげる」。そういった誰でも理解できるような当たり前のことの精度の差が、全個ペアとそれ以外との差のように感じました。

スタートやストラテジー、タクティクスの失敗はレースが終わった後に振り返り易く、反省に上がりがちです。
課題だし順位に大きく影響しますが、それでも「メインとジブを合わせてどれだけ綺麗に走れてたか」という指標を忘れずにいきたいです。

周りに囚われず風に対するベストを出すことについて話しましたが、一方で、もっと広い視野で周りの艇を見る大切さも感じました。

特に、スタートに関して。初日の上ピン付近で下に置く艇の選び方、綺麗にスタートできなそうな時にどう切り抜けられるか。
混雑した場所でもスタート後にフレッシュ掴める艇の身のこなし方。2日目、長時間APの後の北風微風でのボヤッとた雰囲気でのスタートの中でのラインの形成のされ方、最終レース気合いが入ってラインを上がる艇団と、安全にいきたい艇団のウェイティングの高さの違い。

有利エンドや潮だけでなく、レースのレベルや艇の事情やクセなど多くの要素で決まるスタートを常に成功させるために、海面を、人を、もっと観察してイメージしようと思います。


今回の大会では上位陣との壁を1つ2つ感じましたが、それは同時に伸び代でもあります。
実りある夏を過ごして秋のインカレで花咲かせられるように頑張ります。


3年 北村湧




新入生自己紹介 2024 part13 野口薫

2024年06月28日 11時18分05秒 | 新入生自己紹介
高田君紹介ありがとう!高田君とは同クラで、彼にはいつも助けられています。
ALESSが順調な高田君とは裏腹に、先日ALESSの教授から、少なくとも私にはあなたが言っていることが分からない、と言われてしまいました。
ちなみに最終提出期限は1週間後です。

初めまして、現実逃避中の野口薫(のぐちかおる)と申します。出身は東京の駒場東邦高校で、同じく新入生の北村君が同期になります。
中高では卓球部で、特にこれといった大会の戦績を残すことなく引退となってしまいました。室内競技ということで日焼けとは無縁の高校生活だったので、日焼けへの憧れがあり、これもヨット部入部の一つのきっかけとなりました。
珍しいことに、同じく新入生の太田薫君と名前が同じで、どっちがかおると呼ばれるか勝負だ!と最初は意気込んでいたのですが、僕がかおると呼ばれたのは累計3回でしたね。
ということで見る影もなく惨敗した僕のことは苗字などで呼んでいただけたらと思います。

新入生ブログを書くということで、僕がヨット部に入部したきっかけを考えてみたのですが、思い直してみると僕がヨット部に入部することになったのは偶然の連続だったと思います。
最初にヨット部の存在を知ったのはテント列の時で、その時はヨット部に入る気は全くなく、「風に対して45度で走る?どゆこと?」ぐらいにしか思っていませんでした。
その後はバド部やアメフト部などの新歓に行ったのですがあまりピンとこず、しばらくの間さまよっていました。
そんな頃同クラのみんなと昼ご飯を食べていた時に、高田君からヨット部をおすすめされ、一回試乗会に行ってみよう、となりました。
急に決めたので、予約が空いている枠がその明日の枠しかなく、ダメもとで申し込んだところ、なんとOKの返事をいただき、試乗会に参加しました。
試乗会でヨットに乗ってみると、優雅にお茶でも飲みながら風に任せて走るというそれまで持っていたヨットのイメージが180度覆され、全身を駆使して風を切る様子に魅了されてヨット部もいいな、と思うようになりました。

さらに同じ高校出身の木村さんと北村さんに食事に連れて行ってもらい、その時に北村さんからこのブログを読むとヨット部の雰囲気がよくわかるよ、と教わりそれから暇なときはずっとこのブログを読んで楽しんでいました。しかしこの時点では入部の決意が出来ずにいました。

その後、本当はヨット部の試乗会は終了していたのですが、木藤さんが最後のクルーザー試乗会を企画して下さり、ここで入部するかどうか決めよう、と思い参加させていただきました。
その日はたまたま先輩方の大会の日で、特別に輩方が大会の準備しているところを見学させてもらい、そこで見たグラサン姿の先輩方がかっこよくて、自分もこうなりたい、と思って入部を決めました。

ということで、ヨット部でお世話になることになりました。なんか面白みのない冗長な文章になってしまいました、、、
ヨット部の活動が始まってからはちょうど1か月が経とうとしていますが、ヨットの技術の方は、タックのたびに頭をぶつけ、ジャイブのたびに沈をする、という惨憺たる有様です。最近はヨットの用語がだんだんわかるようになってきたので、もっと実践を積んでうまくなれるように精進していきますのでよろしくお願いたします!

次回の新入生自己紹介は、僕が新入生の中で一番ヨット愛があるのでは思っている平井咲如(ひらいさゆき)さんです。なんと二年生からの入部で、一年の僕たちともタメ口で話してくれます。めっちゃ優しい。そんな彼女がヨット部に入部した理由とは、、、乞うご期待!!

メンタル

2024年06月27日 23時59分00秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプスキッパーの遠藤功大です。

僕は最近大学のプログラムでスウェーデンの大学に通う日本語勉強中の学生と英語と日本語でzoomで毎週会話しているのですが、今まで全く接点のなかったスウェーデンの知識がどんどん増えています。

Punsch rulleというお菓子が美味しいらしいです。どっかで探して食べてみたいです。

スウェーデンでも日本料理は人気らしく、その学生のお母さんも現地の寿司屋で働いていると言っていました。

僕はJapanの美味しい食べ物として、

“Imo Kempi“と “IEKEI ramen”を紹介しました。今度日本に行く時に是非食べたいと言ってくれました。

また僕はJapanのelectionの実態として、都知事選のポスター掲示板の写真を紹介しましたが、リアクションは「Oh…many cute girls…」という感じでした。


いつか北欧にも行ってみたいですね。オーロラ見てみたいです。


それでは今クールの活動報告をさせていただきます。


今クールは関東学生ヨット個人選手権(全個予選)でした。

東大はスナイプから1艇全個に進めることとなりました。

自分は佐藤君と出場しましたが、目標としていた順位で走ることはほぼできませんでした。


自分は他艇にわーわー言われることを嫌がって、混んでいる所のスタートで上手く決めることができませんでした。そうまが頭の中で考えているようなスタート時の動きができず、申し訳なかったなと思います。


その他にも、下の近い船と走り合う時にすぐ走りづらさを感じてしまいすぐ逃げる形になってしまったり、上マークのポートアプローチでギリギリまでスタボに寄せてから返すことができずに回航時に苦しくなってしまったりと、各所で気弱なために損をする場面が多々ありました。


もっと強いメンタルを持たないといけないなと感じました。


今後の練習では他艇からの怒号やケースを起こすことなどを恐れて消極的にならずに堂々とした走りができるように、たくさんチャレンジをしていきたいです。


大会の2日後にはOB総会がありました。

引退後ほとんど会うことがなくなってしまった先輩方も現役を応援してくれているのを感じ、嬉しく感じました。


2次会の後僕は北村君と西尾さんと一緒に下重さんの家に行かせてもらい、明け方まで飲みながら語り合っていました。


「やりきれなかった人は引退してからも部活の出来事をいい思い出として思い出すことができず、引退した後も苦しみ続けている」

という先輩方2人の言葉がとても印象に残りました。

自分も4年の秋に引退するまであと1年半も無いくらいですが、終わってみた時にやりきれたと思えるように頑張りたいです。


また、自分は来年副将を務めることになっていますが、力を持つ人としての責任についてももっと考えないといけないと感じました。

自分は他の人の合宿所の使い方などに対して苦言を呈したくなる時もありますが、「自分も完璧ではないしそんな注意できる立場ではないか…」と感じてしまいます。ですが、西尾さんに「他の人を注意するようになれば、それ以上に自分自身はきっちりやるようになる」と教えていただきました。


なので、これからは何か改善すべきと思うことがあったら、積極的に指摘して他の部員と一緒に自分自身の甘えも無くしていきたいです。


それでは失礼します。


現状。

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お疲れ様です。
2年470スキッパーになりました林歩乃葉です。
やまこうさんのブログにあった通り、先週末には470個人戦が行われました。
1日目は順風の中4レース、2日目はうねりが強い中風が安定せずなかなかレースが行われず最後に振れまくりの1レースが行われました。
うぐぐぐ、、あー。という見出し写真のような結果でした。(澤田さん無断使用ごめんなさい🐶💦)
大きかったのはなんといっても5レース中3レースで沈をしてしまったことです。
2.4レース目では他艇を避けるにあたり猶予の少ないタックをしたところクルーと連携が取れておらずまさかのタック沈。6レース目ではリーチングでオーバーヒール沈をしてしまいました。中には本当にしょうもない沈もあって、一上の序盤から沈をした時は巻き返しようもない距離のなか、近くにいるゆっくりした艇を少しずつ抜かしていくような感じでした。もうレースをしているのか、丈夫と2人で帆走練をしているのか、、失笑
1日目で4レース中の半分をこのような孤独な帆走練に費やしてしまった私たちは、明日は絶対タック沈だけはしないようにしようね。と約束して、もうちょっと流石にいい順位取れるはずやろ、、涙 と2日目のド強風を覚悟していました。
すると2日目はなんと、強いうねりの中風がなかなか安定せず結局吹き上がることはありませんでした。そのため帆走練すらあまりできないビミョーな風の中、4357にJOくんと5時間ほど2人きりにさせられるという奇妙な体験をしました。
本船が何度も動きそれについていって、、という中でだんだん会話の種もなくなってきて、、結局恋バナ(JOくんの現JO)をきかくという、最初の覚悟はどうしたの?というほどお互い5時間に飽き飽きしてきておりました。
最終レースは約束していたタック沈はしなかったのですが、2上回航後にセンターを上げるのが遅く、リーチングでスピンホイスト後にすぐ切り上がり沈をしてしまいました涙。
どうしてこんなに沈ばっかりしてしまったのでしょう、、、春の沈祭りを2人で開催していました。なんで?しょうもないよ〜最悪〜、こんなはずじゃなかった〜という気持ちでしたが2人とも。結局はこれが現在の実力であると思います。完全な不完全燃焼の部分はありますがこれから精進していこうと改めて思いました。
こんな中でも反省すべき点はたくさんあります。まず、スタートです。周りがどんどん風位を上げていく中でチキってちびちび進んでいたらルームがなくなってきちゃって加速に出遅れるだとかが多かったです。細かいハンドリング能力の向上、そしてクルーに任せきりになってしまってるライン把握をもっと上手くなりたいです。またある程度風が吹き上がった中でクローズ、時々オーバーヒールが入ってしまったりタック時の減速も大きかったと思います。このようなことがたっくさん見つかりましたので、クルーとたくさんコミュニケーションをとってどんどん擦り合わせていこうと思います。JOくんとは今回の5時間の奇妙な体験を通して仲良しポイントが少し増えたのかもしれません。これからもたくさん乗りましょう。自主練にもっと来てください。
それから細かいですが、格好は格好良くあるべきだと改めて痛感しました。原色オレンジの厚手の手袋に水色のいかにもUSEDのライジャケ着てるのは自分くらいでなんか恥ずかしかったし、やっぱりそういうのは舐められやすいでさ

ではおやすみなさい。

杣道

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お世話になっております。4年470級チームリーダーを務めております、山本航平です。
まずは先日開催されました関東個人選手権のリザルトを報告致します。

27位 4829 北村/槇枝 17-33-(52)-26-30 106点
30位 4791 安藤/山本 45-14-16-37-(BFD) 112点
34位 4692 澤田/西間 15-40-(60)-24-53 132点
46位 4452 成相/秋田 42-21-59-42-(68) 164点
53位 4579 松本/五熊 36-54-53-58-(BFD) 201点
78位 4303 大下/能登谷 (86)-74-73-60-74 281点
81位 4357 林/山本丈 71-(86)-80-78-71 300点
86位 4319 太田/相川 59-(RET)-DNC-DNC-DNC  332点

まずはじめに、土曜日に来ていただいた天木様、日曜日に来ていただいた工藤様、本当にありがとうございました。他のLB様も含めて、引退しても部活に足を運んでくださること、この場で深くお礼申し上げます。
結果は目標としていた1艇以上の全日本個人戦突破を達成することができず、大変悔しいものとなってしまいました。春インカレで惨敗してから、ペアや船を変えたり、平日の時間の使い方を見直してみたり、コーチとの連携を改善させる試みをしたりと工夫をしてきましたが、満足の行く結果を得ることができなかったことについては、真摯に受け止めなければならないと考えています。
正直な感想としては、全日本の切符はかなり高いところにあるのだと痛感しました。こと470級について言えば、ボーダーの選手がカット有りで64点なので、1レース平均で16点がボーダーという結果でしたが、それはたとえば僕たちのペアで言うところの2・3レース目の点数を取り続けてやっと、ギリギリ全日本選手権に出場できるかどうかというボーダーだということになります。下級生たちから見たら、もしかしたら「じゃあ叩かなければギリギリ行けたかもしれないじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、ヨットレースは不確実なもので、毎レース同じくらいの点数でまとめるというのはとても大事なことではありますが、現実的にはとても難しいことです。回りくどいですが要するに、実力が関個突破に達していないことが根本的な敗因だったと総括します。いいレースでシングルを取って、悪いレースでも20番前後でまとめるくらいの実力が必要だということは、とくに後輩諸氏は強く心に刻んでほしいです。(そして来年こそは全個の海にライトブルーのスピンを咲かせてください。)
ここまで実力の不足を書いてきたわけではありますが、収穫がなかったわけではありません。ペアと船を変えるなどの変化を産んでから、チーム全体は確実に良い方向に転んでいるのではないかと感じています。それは上3艇が春インから5月くらいまででは見られないようないい順位で帰ってくることができるようになってきているということに見られると思っています。ここ数週間でコース練習でとてもいい順位で回航したり、90艇近く出場する個人戦で15番前後で複数回帰ってこれるようになったのはこれまでにない明確な進歩であり、いい成長曲線を描き始められているのではないかと感じていますし、僕自身も含めて前を走る経験が初めてできるようになってきたところなので、やっと勝負の土俵に立つ準備ができたのではないかと思います。(だからこそ、個人的な感想としては「個人戦までにもっと時間が欲しかった」というのが第一に上がってきます。)最終的に叩いてもそこまで崩さず、いいレースではシングルを取れるレベルに達するところを見据えて、セーリングやハンドリングの基礎的なところからまた詰め直していきたいと考えております。
ブログを終わる前に、タイトルの「杣道」について。僕が専攻しているハイデガーの全集第9巻のタイトルでもあるこの「杣道(そまみち)」は、森のなかの細い道のことで、細く険しくて行き止まりかもしれないような鬱蒼とした道を想起させます。僕の人生そのものが「杣道」なのではないか、などと考えてしまいますが、それはそれとして、少し前まで、僕や僕と一緒にチーム運営を手伝ってもらっている槇枝から見ても、というか誰から見ても、470チームの現状が「杣道」のように見えたと思います。しかし、この個人戦を終えて、今の実力の不足具合とともに、ここ一ヶ月くらいのチームの成長も感じることができ、課題が浮き彫りになったことで、暗く鬱蒼とした「杣道」から抜けて本来の目標がはっきりと見え始めてきたのではと思います。目標に対して明らかに足りていないのは、細かいコース云々などの話よりはむしろ、メインとジブ・スピンを使った基本的なセーリングの技術やそれをマーク間で発揮する力、マークの場所を常に失わずにセーリングすることや、回航でぬかれないことであったりと、基本的な技術です。これまでレース続きになってしまい、基礎的な練習が疎かになってしまいましたが、ここから夏合宿まで、基礎力を高いレベルで何段階も上げて行くことができれば、目標がもっと近くに見えてきて、そこへ至る道ももっと開けることでしょう。今までの結果だと、LB様やコーチの方々などからしたら470チームが心配なことと思われますが、結果的に個人戦での敗北がプラスに転換できるように、ここから一層のこと謙虚に基礎的なところからの練習を重ねていき、必ず秋のインカレで結果を出しますので、どうか引き続きご支援ご応援のほどお願いいたします。

4年
山本航平

関東個人戦

2024年06月27日 12時53分07秒 | 通常練習
お疲れ様です。四年スナイプクルーの松本です。
先週末は関東個人戦がありました。以下結果となります。

8位 31418 中静/下村 
4-12-13-3-(36)
19位 31070 市毛/三上
30-28-17-5-(50)
27位 31308 天野/神田
(41)-17-18-30-41
32位 31741 元尾/松本
(36)-27-21-35-31
39位 31494 遠藤/佐藤
46-47-23-16-(68)
66位 30531 藤本/荒井
67-63-(74)-60-47
76位 30785 島瀬/今川
(78)-77-69-74-56

個人的な振り返りとしては、今後の課題としては、セールシェイプの出し方、コースの引き方等が挙げられます。
セールシェイプの出し方に関しては、バングの引き量に関して、甘いことがすごく多かったなと思います。新しいセールでも、スタート直後からベストなシェイプを出せるように注意をしていきたいです。
コースに関しては、最初のレースで、良いスタートで、フレッシュを走れていただけに、内内展開になってしまったことが悔やまれます。レースにおいて焦る気持ちはつきものですが、落ち着いていつも通りのことをしていこうと思います。

今回のレース特有のこととして、1日目の潮の強さがありました。
前回の江ノ島と違い、風がそこそこある中での強い潮で、毎回、上マーク付近でポート艇に前を越されてしまいました。マーク際での混雑を恐れて、左奥に伸ばせられなかったことも反省の一つです。

一方で、チーム全体としては確実に成長を続けていると感じます。まだまだ改善の余地があるのは間違いないですが、それでも去年の今の時点で誰もここまでのチーム像を描けてはいなかったと思います。
秋イン決勝、そしてインカレまでもう半年もないですが、このまま成長率を維持、増大させながら、最後まで頑張りたいと思います。

新入生自己紹介 2024 part12 髙田智彰

2024年06月26日 14時10分50秒 | 新入生自己紹介
大君紹介ありがとう。
ただ、僕は授業切りの剣豪ではないので新入生の誰かと勘違いしているようですね。
というか、先日もう初ゼミの落単が確定した男がいるらしいので、剣豪の称号は彼に譲りたいと思います。

はじめまして、
理科一類の髙田智彰(たかたともあき)です。
よく「たかだ」と間違えられるので、
「ジャパネットたかたの『たかた』で覚えてください」と自己紹介しています。
新歓期には100回くらい同じ自己紹介をしましたね。
このおかげで、みんな苗字は覚えてくれるので嬉しいです。

出身は東京ですが、横浜の幼稚園に通っていて、小学校からはずっと東京です。
なので久しぶりの神奈川での生活ですね。
高校は日比谷高校で、一つ上の代に高校同期の髙畑彩葉がいます。
彼女が入部のひとつの理由になったのですが、詳しい話は後ほどします。
中高では陸上部で短距離や走り幅跳びをしていました。
中学の陸上部はガチガチに厳しく、そのつもりで高校の陸上部に入部したところ、
なぜか陸上部は校庭を使う権利がなく、
その上コロナにぶち当たってしまい、競技場にも行けず、
不完全燃焼で終わってしまいました。

それでは、入部に至った経緯について書きたいと思います。
高校の部活が不完全燃焼で終わってしまったので、大学では何か熱くなれるものを見つけたい!と色んな新歓に行きました。
ただ、僕は小心者なので、
サッカーや野球などの小さいころからやっている人がいるスポーツや、ラグビーやアメフトなどの直接体がぶつかるスポーツは怖く、
大学から始める人が多そうなものを中心に新歓に行こうと決めていました。
対面授業が始まって最初の一週間は、クラスの友達の「○○に行った~」などの話を聞きつつ、どこに行こうか決めあぐねていたところ、
彩葉から新歓こない?と誘われたのでとりあえず行ってみるか!と行くことに決めました。
結局3回行った新歓で一度も彼女に会うことはなかったのですが、海上での疾走感に引かれ入部しようかなと思うようになりました。
ただ、なかなか入部への一歩が踏み出せずにいました。
というのも、新歓で行って楽しかった登山・オリエンテーリング・カーリングサークルはすべて土日が活動日でヨット部と丸被りだったのです。
新歓期というのは、何をしても先輩方がほめてくださるので非常に自己肯定感があがり、何を選んでも充実した生活が送れそうだと錯覚させてくれます。
逆に言うと、どれかに絞るというのは自分の可能性を狭める行為なのではないかと足踏みしてしまうのです。
うーんうーんと悩み、木藤さんと杉山太智さんにご飯に連れていってもらっても決めきることができず、決断を先延ばしにしていました。

入学から一カ月経ち、自分を客観視できるようになってくると、色々思うことが出てきました。
東京大学で生活する中で、常に感じるのは周りの賢さです。
友達の頭の回転、記憶力などに圧倒される毎日で、自分から「東大」を引いたとき、何が残るのだろうと感じるようになっていきました。
これまで努力を重ねてきた学業において、それがアイデンティティになり得ないと気づいたとき、
この四年間で、学業とは異なる何かを真剣に身につけようと思い、ヨット部に入ろうと決意できました。

練習が始まって約1カ月が経とうとしていますが、二回目の練習で熱を出して欠席し、まだ一度も沈をしたことのないヨットのヨの字も知らない駆け出しなのでまだまだ覚えることが山積しています。必死に食らいついていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次回新入生ブログは
僕よりもはるかに授業切りの剣の腕の立つ男、野口薫君です。
切った授業を取り返すために授業を切るという悪循環から誰か救ってあげてください。
それでは、彼の自己紹介をお楽しみに!

新入生自己紹介 2024 part11 大武琉

2024年06月24日 20時27分30秒 | 新入生自己紹介
かなめ君紹介ありがとう。
はじめまして、
理科一類1年の大武琉です。
苗字が珍しいのでいつも聞き返されます。
高校のテストで、名字と名前を5センチ空けても「おおたけ」と呼ぶおじいちゃん先生がいたくらいです。
呼びやすいんですかね。
おおたけ、だいたけ、だい、たける、呼びやすいので呼んでもらいたいです。


横浜生まれ横浜育ちで、三人男兄弟の真ん中です。中学は公立でソフトテニス部の部長をしていました。開成高校に入ってからはクイズ研究部、天文気象部、テニス部、に入って何もしていませんでした。

僕の最寄りは日吉駅で、かの有名な慶応大学のキャンパスがあります。昼は全国指折りのキラキラ大学生たちで溢れていますが、夜になると皆酔っぱらい、集団で地べたに座り込んだり、別の意味でキラキラ(ゲロゲロ)大学生になります。
その中間というか、中途半端というか、可もなく不可もないつまらない大学生活になりそうだったところを、ヨット部に拾っていただいた次第です。



ヨットに関心を持ったきっかけは、石原慎太郎の「太陽の季節」収録の「黒い水」という話でした。
(太陽の季節は倫理的に問題があるとされていますが、この話は健全な話です。)
海の恐ろしさと壮大さと、そこに立ち向かっていくヨット乗りの姿を描いていて、当時まだ若かった僕(2月前)の中2心がくすぐられました。

実は映画や本に目茶苦茶影響されやすい人間なのですが、1年の新歓シーズンに読んでいたのがたまたまこれで、たまたま自分の中でヨットが熱かったので、試乗会にいくきっかけになりました。勝手になにか縁深いものを感じてます。



無事東大に受かり、ヨット部に入ったはいいものの、動きが鈍い自分が本当に大丈夫なのだろうかとも思いますが、具体的な目標が定まるまでは、とにかく一回一回の練習を大事にして頑張りたいと思います。

扱いづらいとは思いますが、人の役に立ちたいと思う素直な人間なので、どうぞよろしくお願いします。

まとまらない自己紹介にはなりましたが、
次回新入生ブログは
授業を切らせれば右に出るものはいない、
令和の剣豪、髙田智彰くんです。