東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

途中入部生自己紹介 2023 part1 古川諒真

2023年09月28日 21時40分43秒 | 新入生自己紹介

初めまして!夏休みの途中からヨット部に途中入部としてクルーザー班の活動に参加させてもらっています、理科一類一年の古川諒真です!(上の写真は初めての洗艇に向かう僕です。)

初めてのブログということで参考として過去のブログを読みあさっていましたが、こんな変な時期に途中入部した例は見た限りなく、そんな中自分を快く受け入れてくださり、ヨット部の皆様には改めてありがたいと思う限りです。といっても実はもう一人奇跡的にほぼ同じ時期に途中入部したなっちゃんという一年生がいまして、心強い仲間と勝手ながら思っていますが、彼もそろそろブログを書くことになりそうです。part2をお見逃しなく!

このように前例のない途中入部生として、文章構成力に自信がなくブログのフォーマットを欲している自分からすると厳しい状況となってしまったのでとりあえず新入生自己紹介を丸パクリしたタイトル、構成にさせていただきます。というわけで例のようにヨット部に入った経緯をお話ししたいと思います。

自分は1Sの時期に思い切ってなにかに挑戦することもなく、単位を落としたくないという思いだけはあったので勉強だけは惰性でしていましたが、全体的には自堕落な生活を送っていました。そこで、新歓で1番楽しかったヨット部に入ってヨットに熱中すれば大学生活が充実するだろうと期待を込めて右往左往を繰り返しましたが入部を決めました。夏休みの序盤に同クラと旅行で神社に行った時、おみくじに「海の神を信心すべし」と書いていた事が最後の決め手でした。下におみくじの写真を乗せておきます。

色々書いてますがその時はヨット部に入れという神からのお告げと解釈しきっていました。

最初は途中入部で馴染めるか、週五の練習をキツいと思わず楽しめるのかなど不安は多くありましたが、結果は、優しい先輩方のおかげで馴染めつつあり、練習は蒲郡の合同練習といった他大との交流など入る前に予想だにしなかった楽しいイベントも幾つかありつつ確実に実力を伸ばすことができたと思っています。

ですが、まだ途中入部の遅れを完全に取り返したとは思いませんので、今後も集中力を高めて練習に励み、日々精進して行く所存です!

これまで僕の稚拙な初ブログを読んでいただきありがとうございました!

(実は、ブログ投稿が遅れてしまっており、この場合通例ではGPなるペナルティーが課されるそうですが初めてで慣れてないということもあってこのペナルティーからは逃れさせてもらえそうです。すいません、、次からは絶対に遅れないように気をつけます、、、)


夏も終わり

2023年09月26日 19時56分43秒 | 通常練習

お世話になります、先月新しくクルーザー班に配属されました2年の杉山太智です。

八景島での新入生練習が終わり、一年生の木藤とともに小網代に来て二カ月、早いもので本日夏合宿最終日を迎えてしまいました。

長いようであっという間に終わってしまった夏合宿を振り返ってみたいと思います。

 

8月、右も左も分からない中、皆さんに船に関する様々なことを丁寧に教えていただきました。ポジションは主にマストハンド・ピットをやらせてもらい、真夏の太陽が照り付ける中短い距離でマークを打ってショートラウンディングを何度も何度も繰り返したおかげで基本的な動作を身体で覚えることができました。有意義な練習だと思うので今後も推していきたいと思います。

 

8/20は関東フリートが行われ、友成さんに社会人チームに乗っていただき、代わりに私はピットとして仰秀に乗らせてもらいました。レースを通して自らの動作の未熟さ、ドライブチームへの気配りの欠如を痛感しました。ショートラウンディング練習を多くやってもらっていたのもあってか、長い距離を走るレースではうまくいかず、不甲斐ない結果に終わってしまいました。今週末に開催されるフリートレースでもピットとして出場する予定なので、今度こそ夏合宿の成果を出して良い結果を残したいと思います。

 

8/21はヨット界隈では有名と聞く舵社の取材を受けました。入ったばかりなのに、人生で初めて取材を体験させてもらって、取り付けてくれたマネージャーには感謝しかありません。取材を通して仰秀の歴史や先輩方の話が聞けてとても楽しい時間を過ごせました。

 

9/6-8は愛知県の蒲郡で、神戸大・千葉大・日大・慶應大と一緒に外洋学連の合同練習会が行われました。いつもと違うメンバーで、いつもと違う船で走り合わせ練習を行えたのはとても刺激的な経験となりました。様々なポジションをやらせてもらい、同学年の他大生のレベルの高さに驚かされた経験を日々の練習に活かしていきたいです。

 

9/9-10は同じく蒲郡で行われる11月の全日本選手権・3月のアニオールズカップに向けて蒲郡の海面調査を行いました。素人ながらも開けた相模湾との違いを少し感じるとともに、地形による風の特徴の変化などウィンドストラテジーの奥深さを感じました。また、初めての遠征ということもありすごく楽しく有意義な時間を過ごせました。

↑ラグーナマリーナにて、アメリカズカップに出場したというヨットの前で記念撮影

 

9/17は関東フリート合同練習会ということで、防衛大の学生とともに社会人チームである月光チームの方々に船のチューニングについて教えていただきました。ヨットレースは走りと同じくらい船の整備がとても大事だということを学べました。練習介後には冷たい素麵をふるまっていただきました。ありがとうございました。

 

蒲郡後には途中入部してくれた一年生の古川諒真くん、芝原夏輝くんも混じり、仰秀チーム8人での練習が始まりました。そのパワーと体格の良さで旧約聖書に出てくる大男「ゴリアテ」の異名が普及しつつある古川くん、国際法を議論する勉強会に参加している頭脳派の芝原くんの活躍に期待です。近々自己紹介ブログを書いてくれるみたいですので、お楽しみに!

また、ありがたいことに八景島合宿所撤退に際してディンギー班からホッパー一艇をいただきました。そのおかげでクルーザーに乗っていると忘れがちなヒール感や風に対する意識を取り戻す練習ができています。携わっていただいた方々、ありがとうございました。

 

夏合宿最終クールになると、朝晩の冷え込みも激しくなってすっかり秋めいてきました。最近は船体やセールの損傷が多く発生し、進水から20年近く経つ仰秀Ⅵをもっと労わらないといけないなという気持ちが強くなりました。

そして今日、自分の不注意からブームパンチを食らって早退するというあっけない終わり方で夏合宿が終了してしまいました(!)。幸い大きな痛みも外傷もなく済みましたが、情けなさをひしひしと感じております。

 

このブログを書くにあたって、引退された先輩方を含めクルーザー班の多くの過去ブログを読みました。そのような中、皆さんの部活動に対する熱い気持ちを感じとり、6人乗りの船だからこそ気を引き締めて頑張らないといけないなという感情が大きくなっています。2年入部の私を快く迎え入れて下さった小網代の皆さんに少しでも恩返しができるように、11月の関東選手権・3月のアニオールズカップで良い結果を残し、皆で海外に行けるように日々精進して参りたいと思います。

長々と書いてしまいました。読んでいただきありがとうございました。


秋を感じました

2023年09月26日 16時22分28秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプクルーの今川です。

昨日大学にテキストを取りに行く用があったのですが、久々の本郷は臭くなっていました。誰もが下を向いて歩くあの季節が早くも始まってしまったようです。まだ経験したことのない1年生はじきに理解できると思います、、、

 

先日行われた全日本女子インカレの振り返りをさせていただきます。

以下、リザルトです。

31418 千田・今川 2-14-7-9-(19)-8 8位/33艇中

詳しいリザルトは最後の添付写真をご確認ください。

 

1日目 5~6m/sの北風の中3レースが行われました。

1レース目はスタートはあまり良くはありませんでしたが、右に伸ばしたらラッキーブローをつかめて気づいたら他艇より高い位置にいました。1上は同志社に続いて2位で回航することができました。その後もいい展開が続き、順位をキープ。2マークで油断してまさかのマークタッチをしてしまいましたが、リーチングで後ろと離していたため抜かされずに無事2位でフィニッシュすることができました。(決して煽りではないです、、、汗)ラッキーブローのおかげとはいえ、全国の舞台で2位という順位を取ることができて素直に嬉しかったです。

2レース目はスタートで埋もれて内々な展開となってしまいました。やっぱりフレッシュで走ることが大事だと痛感しました。

3レース目はなんとか周りに船がいないところで走ることができてギリギリシングルでフィニッシュできました。

 

2日目 終始10m/s越えの風が突発的に吹くことからAPがあがり、午前中は陸で待機しました。13:30に出艇しかなりの強風の中1レース行われました。

無心でハイクアウトしていてあまり記憶がないです。ただハイクアウトが辛くなった時、陸で神田が無限ループで踊りながら歌っていた曲の歌詞「もうちょっとあともうちょっと頑張ってみてもいいんじゃない」が頭をよぎったことだけは覚えてます。うるさいなぁと思いつつちょっと頑張ってみました。

 

3日目 2日目より1m/sくらい弱い風の中で2レース行われました。

1レース目は1下回航でトラブってカットレースとなってしまいました。

2レース目は今までで一番スタートがうまくいって、とても気持ちよかったです。

 

全体的に最終レース以外、スタートで息が合わずにスタート後埋もれることが多かったのが印象的でした。メイン、ジブを引き込むタイミングをどうするのか、話し合っておくことが大事でした。また、久しぶりの北風でのレースはコースも、走らせ方もなかなか難しかったです。右の葉山からも左の逗子からも風が吹いていて、左右どちらに行けばいいのか何度も迷いました。

 

2日目終了時までは4位だったのですが、5レース目の失態により最終的には8位という結果でこの大会は幕を閉じました。関東ではいい位置にいると思っていましたが、予想以上に関西勢が手強かったです。実際、17位中5校が関西の大学でした。

もっと私が上手く動けていれば、より良いコースのサジェスチョンができていれば、もっと回航がスムーズにいってれば、スタートで上手く加速できていれば、、、、

目標であった入賞に届いたかもしれない

千田さんにとって最後の全女で形に残る結果にできなくて、申し訳ない

去年はすごいなぁとぼーと見ていた表彰式でしたが、今年は恨めしく感じました。

 

ただ、未経験なのに8位という成績を取ったということで千田さんは最優秀選手賞に選ばれ、千田さんの努力が少し報われた気がして嬉しかったです。本当におめでとうございます。

 

1年前から定期的に固定ペアとして乗り続け、2人でいろんな景色を見ました。

去年の秋女は1レースで3回沈をして地獄を見ましたが、今年の秋女ではピンピン(ラスト2レース1位)で終えられて天国を味わいました。わけわからない西風でレースをしたり、ど強風の中怖い怖いと叫びながらランニングを走ったり、今思い出せるのは悪い思い出ばかりですが、そんな経験を通してたくさん学びを得ることができました。

覚えてるかどうかわからないけど出艇の時ミスってミッションインポッシブルみたいになったり、シンプルに努力不足で足を引っ張ってばかりの私を物理的にも技術的にも引っ張り上げてくれて、最後まで一緒に乗ってレースに出てくれてありがとうございました。

 

また、サポートをしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。大会の日は部バイト日になっていて部活に来ている人が少ない中、ストレスフリーでレースに臨めたのは一人一人がたくさん貢献してくれたからだと思います。

練習ができなくて陸であんまりやることもないのに、来てくれて、応援してくれて、見送ってくれて、陸に上がったらお疲れって言ってくれて嬉しかったです。

思い返せば3年の同期全員、少なくとも3日間中1日は見送りにわざわざ下まで来てくれてました。常に同期の誰かは周りにいて、サポートしてくれました。普段無関心そうなのに、実はすごくあったかい人たちだなぁとつくづく感じました。ありがとう。

 

応援をしに葉山までわざわざ足を運んでくださったLBの大根田様、藤田様も本当にありがとうございました。他のLBの皆様によるFacebook等での声援も届いており、嬉しかったです。ありがとうございました。

 

さて、今週の金曜からいよいよ運命の秋イン決勝です。秋女、全女でサポートしてもらった分を恩返しすべく、全力でサポートに徹そうと思います。

今後とも部員一同頑張って参りますのでご声援のほどよろしくお願い致します。

 

今川穂乃香

 

 

↓全女の公式の成績表です


秋イン予選の振り返り

2023年09月20日 21時07分38秒 | 通常練習

お世話になっております。

1年スナイプスキッパーの島瀬です。

新入生自己紹介ぶりにブログを書きます。


9/16(土)9/17(日)の2日間で第90回関東学生ヨット選手権予選が開催されました。東大は470級のみの出場でした。東大が全体の2位となり無事に決勝に進むことができたことを1年生の私たちも嬉しく思っています。

しかし、個人としてはレースのサポートを何もできなかった自分の未熟さを思い知らされる機会になりました。艤装や解装すらも手伝えることがなく、昼間の陸にいる時間もただ無駄に過ごしているだけでチームの役に立つことができませんでした。

先輩方が今週の全女、来週の秋イン決勝とその先の全日本インカレで良い成績を修めることができるよう全力でサポートします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 


勝利の旗を 淡青の この空の下に

2023年09月19日 20時52分32秒 | 通常練習

平素よりお世話になっております。3年470クルーの山本航平です。なぜだかブログの担当が回って来ず、おそらく半年ぶりのブログということで、大分長いこと書きますが許してください。

(↑帽子は澤田とお揃い、というか澤田が寄せてきた。澤田は左手だけグリップつけててワロタ。右は新調したサングラスと新しくなったビブスをつけて満足そうな僕。左手が疼くのでテーピング😂)

 

9/16(土),9/17(日)に葉山沖にて開催された、第90回関東学生ヨット選手権予選の報告をさせていただきます。東京大学は、春季インカレにて470級がシード圏外となってしまったため、今回の予選は470級のみの出場となりました。以下リザルトです。

 

国際470級

 

4829 吉田/加藤 4-10-12-4-14-3 計47点 6位

4791 澤田/山本 7-9-13-3-3-2 計37点 3位

4692 成相/丸山 13-15-5-12-13-18 計76点 9位

 

合計160点 2位

まずはチームとしての振り返りからさせていただきます。僕たちが戦わなければいけないのは全日本の舞台であり、関東インカレはそのための一つの山場であるといえます。しかし、そこへ至るための切符は各クラス8枠しかなく、シード校がちょうど8校あることからも、予選上がりの時点で既に厳しい戦いであることが容易に予想できます。そのため、この予選はなんとしても一位で通過しなければならないと、皆考えていたはずです。しかし、蓋を開けてみると明海大学には足元にも及ばずほぼダブルスコアで負け、立教大学に関しても彼らの不慮の失格を除いて計算すると普通に負けていることになります。つまり実力は予選校の中で3位ということになると思います。すると、シード校の8校を足して考えると東大470は関東で11番目ということになり、なんということでしょう、春インカレと同じ順位です。どこからともなく「結局470チームは何も成長してねえな」という声が聞こえてくるのは僕だけでしょうか。自分も例外ではなく、レギュラーになった人たちは今一度、誰のおかげで綺麗な船に乗り練習できていて、また学校を代表してレースすることができているのかをよく考えて、一日一日、一点一点を大事にしなければならないとつくづく思います。秋インカレ決勝までに練習できる日はせいぜい2日くらいしかないですが、最後まで自分たちの可能性を信じて一緒に謙虚に全力で頑張りましょう。

 

(明海大学、圧巻でした。普段練習している水域が違うのでどんな練習をしているものかと気になり、彼らが頻繁に出している活動報告を見させていただきましたが、文字情報が圧倒的に少なく、暑い日は頻繁に海に一回転ダイブしていることくらいしか新しい情報は得れませんでした。滝沢ガレソに聞いても何も新しい情報は出てきませんでした。沈黙は金、森崎はウィン、って感じでしょうか。ただ、ホームページや公開されている動画などを見て印象的だったのは、明海大が陸上でのトレーニングを重要視していること、艇数が少ないながらもマークを使った練習を多用していそうなこと、練習量が多そうなことなどです。結局、陸では体を鍛え、海ではマークを使った練習を基礎として緊張感を高めて腕を磨く。これしかないんだと痛感しました。)

 

翻って、個人としてのレースの振り返りをさせていただきます。澤田と僕は春合宿からペアを組んで補欠艇として数ヶ月練習をしていたのですが、色々あって8月のフリートレースでの部内競争により二番艇4791に乗ることになりました。この船は僕が一年生の時に購入された船で、一昨年も去年も東大470のエースが乗った船なので、嬉しい反面荷が重くも感じました。それはそれはよく滑る船で、順風以上が吹けば船がかっ飛ぶのはもちろん、微軽風のロールタックですらロールで船が飛ぶ感覚があります。

(↑これはマイブームの卍ロールタック。手と足で卍を切る。トラピーズワイヤーでマストを振って風位から次のクローズ角まで船ごとかっ飛ばすイメージで。)この船に乗るからにはレースで結果を出さなきゃいけない、ということは常々澤田と話していました。予選での目標は平均点数5点。しかし、レース初日は惨憺たる結果でした。個人戦と七大学戦での計3回のリコールが頭をよぎり、スタートがあまり決まらなかったり、風の振れ幅が初夏から真夏にかけての南風とは異なり180度やそれよりさらに東に振った風が降りてきたり、風の入り方が浅くて自艇の後ろを切ってタックした船の方が伸びてしまうなど、あまり想定していなかったことが起きてそこへ対処できなかったことが主な原因だったと思います。また、3レース目は艇団の動きに遅れてシフトを有効に掴めず大きく順位を落としました。(初日のよかったところは、冷静にレースの盤面を見て、リーチングレグで良いポジション取りをして順位を立て直したことだと思います。)後がないと思い挑んだ二日目は全体として悪くない出来だったと思います。スタートで埋もれた第4、第5レースはスタート後落ち着いて2タックを入れてフレッシュで潮上の左海面に伸ばし、1日目で気づいた左の浅い風を得るために多少ポート艇の後ろを切りながらも有利な左振れの風を得るところまで出してからタックすることで立て直し、また第6レースは下ピンから例の左の良い風を掴むところまで出して返したら結構良い感じでした。(レース後の澤田の「91乗ってたらこれくらい走らないと」という言葉が印象に残っています。)二日目は3-3-2で終えることができ、個人成績もなんとか立て直して6レースで37点となり、目標の平均5点には届かずとも目のあてられる程度の成績にまとめられました。しかし、二日を通して明らかに課題となったのが二つあります。一つはスタートで、予選レベルのフリートでここまで手こずるのは明らかに実力不足でした。ライン把握をもっと正確に行い自信を持って加速できるように、またそれ以外にももっと反省を詰めなければいけないと思いました。二つ目はチームレースに関することで、他の東大の船とミートしたり並走したりするときにどうすれば良いのかということが分からず、自分の船に手一杯でした。そこら辺を改善して決勝に臨みたいです。いずれにせよ、エースが乗ってきた船に乗せてもらっている以上は頑張って前の方を走らなきゃいけないと思うし、僕たちが470チーム、ひいては東大ヨット部の仲間たちをpull it upしていきたいと考えています。大変長くなりましたが、ご精読ありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いします。


秋女子インカレ レース報告

2023年09月13日 20時25分30秒 | 大会報告

お世話になっております。

4年スナイプスキッパーの千田綾菜です。

 

9/9(土), 10(日)に葉山で開催されました、2023年 第90回関東学生ヨット選手権大会女子レースの報告をさせていただきます。

 

初めにリザルトの報告です。

スナイプ 全20艇

30072 千田/今川 4-16-1-1 計22点 3位

 

詳細なリザルトはブログの最後に添付しております。

 

9日は2mほどの北風でレースが始まりましたが、風が落ちタイムリミットを過ぎたため、ノーレースとなりました。その後も風が上がらず、APAとなりました。

 

10日は3-4mの南風で4R行われました。

1Rは1上で右展開を試みたものの、タックが多くなり内々の展開となり、外まで出した艇に負けてしまいました。

 

2Rはスタート15秒前に下に入られ苦しいスタートになり、すぐ返して右展開したものの、左が伸び、そこから順位も上げられないレースとなりました。スタート、走り、動作、全てで順位を落とし、挽回することもできませんでした。

 

3Rは下有利スタートで下1でスタートを決めることができ、左展開で左のシフトを掴み、1上からトップのレース展開となりました。初のトップホーン、鹿の出産並みに感動の瞬間でした。

 

4Rも下2からスタートし、3Rと同じコース展開でトップフィニッシュすることができました。リコールしてないか、ホーンが鳴るか、緊張で生まれたての子鹿並みに足が震えていました。

 

レースでトップホーンを聞いたのも、女子インで3位という成績を残せたのも初だったので、嬉しい点は少なからずありました。

しかし軽風レガッタであったことなどが味方してくれた、というのもあります。レースを通して、スタートの加速、下に艇がいる時の走り、クルーとの意思疎通など、やはり課題は多いと感じました。

 

来週末に控えた全女では気持ちで絶対に負けず、秋イン決勝、全日本インカレへ良い流れを作れるよう精進したいと思います。

今後ともご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

4年スナイプ 千田綾菜


←ふぁ?!(全日本スナイプ・全個の合計15日間にも及ぶひと夏の大遠征記 Supported by Johnny & Associates, Inc.)なわけない

2023年09月13日 01時49分06秒 | 遠征ブログ

ブログのタイトルを褒めてくれる人が一定数いるので、毎回センスのいいやつを考えるのに苦労します。結局4時間かけて熟考した末、従来とは趣向を変えたものにしました。そろそろ1年生の部員紹介が公開される頃ですねえ。去年は主に僕と市毛くんで文章を担当しました。今年も機知に富んだ文章を期待します。

実は全日本スナイプと全個の間のオフの日にブログ指名されていました。でも起きたのが昼過ぎだったり、くろけんとフードコートでスナイプ談義をしていたり(後述)で到底書けなかったので、だいぶ時間が経った今書いております。睡魔と深夜テンションとエビングハウスの忘却曲線によってまともなブログではないかもしれませんが、暇だったらお付き合いください。

蒲郡の遠征報告をします。

8/20(出発当日)

確かこの日は、ジブシートを作るだかなんだで、そーまの家に泊まっていました。積み込みが朝の7時からということで、梱包の続きをするために6時過ぎには家を出ました。

↑すやすや眠る悠汰を残し、一人でハーバーへ。

早稲田と一緒に艇の積み込みをしました。積み込み/積み下ろしの際、彼らはみんな運動靴を履いていましたね。やっぱ一流の大学は安全管理にも気が回っているなあ、と感心しました。

その後一旦家に帰り、荷物を持って蒲郡へ向かいました。

↑おそらく年始以来の遠出。興奮してたくさん写真を撮ってしまいます。根が田舎者なのでしょうか。

最寄駅から2時間ちょっとで蒲郡駅に着きました。意外とすぐですねえ。

↑蒲郡駅前。写真左奥のABホテルに1週間お世話になります。

ホテルには半歩先に現地入りしていた西尾さんがチェックインしていました。

↑言い忘れていましたがホテルは相部屋です。

この日はとっとと寝ました。

8/21(全日本スナイプまであと2日)

朝から艇の積み下ろしをした後、早速海に出ました。早稲田と合同練習しました。葉山に比べて風が軽く、振れと強弱も激しいため、なかなか難しい海面でした。強風の走り合わせを終えた後のランニング中に煙草を吸っている社会人セーラーがいるところも新鮮でした。

↑快晴の海陽ヨットハーバー。葉山とは比べ物にならないくらい広い。

着艇してから2Sの成績発表を見ました。無事進振り条件を満たしておりました。直後に天野くんと電話しました。彼も大丈夫なようでした。ホッ。

バースに戻ると、308の横で超絶美少女とイケおじが船の整備をしていました。のちに高木/渡辺ペアと知る。ドキッ。

8/22(全日本スナイプ前日)

半日海に出た後、工具の買い出しに行きました。近くに店がなく、歩いて30分くらいのところにあるホームセンターに行きました。

↑あの日食を見上げる子供のように...。

新しい308のマストです。

8/23(全日本スナイプ初日)

この日は計測や開会式に参加しました。

↑自艇のリコナンは17!

↑参加賞としてドライバッグをもらいました。今年の冬は、これを小さく切ってドライスーツを作る所存です。

↑着々と進む会場設営。

↑4人で写真撮影。Qさんは東大魂を捨てていました。

レセプションで京大の古閑ちゃん(今春、東大留学に来てくれました)や九大、東北大の人と喋りました。やはり七大同士で固まりやすいのか...。

8/24(全日本スナイプ2日目)

いよいよ今日からレースが始まるぞい!ってことでハーバーに向かいます。

↑今回の大会ではTracTracを用いるそうです。なんか気合いが入りますねえ。

きっちりとセンターの流れ留めをつけて出艇、レース海面に向かう。...おや、なにやら空が暗いし、なんなら雷も鳴ってる。気にせずスタートしてしばらく走っているとどんどん雷鳴が大きくなってくる!5分も経たずにノーレースとなり、ハーバーバック。あっけない初日でした。

↑なかなか寒々しい黒い空。かなり不気味です。風は上オンデッキでハイクアウトしないくらい。(写真はBULKHEADよりお借りしています。)

8/25(全日本スナイプ3日目)

1R目で1上2位!下レグはずっと真上でドローンが飛んでいました。華麗にジャイブを決めるつもりが、フォアステイに引っかかってしまい、あたふたする様子がばっちり撮られました。

そこから2レース消化して、暫定19位。暫定ぶっちぎり首位の高木艇はニッコリでした。その日の高木さんのブログは心なしかいつもより顔文字多めでした。

↑おそらく春合宿以来となる東大ロゴのZhik帽と共に。(写真はPersson Marine Japanよりお借りしています。)

8/26(全日本スナイプ4日目)

3レース消化しました。相変わらず暫定首位の高木艇はニッコリでした。暫定2位の同志社の内貴艇は半笑いでした。

↑西尾「ヒール!ヒール!」(写真はBULKHEADよりお借りしています。)

8/27(全日本スナイプ最終日)

いよいよ最終日。1レースを消化しました。

↑高木艇と308の炎のクロスファイヤー。(写真はBULKHEADよりお借りしています。)

全レース終えて26位。社会人や強豪大学の強さを実感しました。非常に貴重な体験でした。

おいといて...。なんと今回の優勝は最終レースで逆転した同志社の内貴/秋田ペアでした。何年ぶりかの学生優勝。記憶に残った大会でした...。

↑表彰式の様子。切り取るタイミングが悪くて分かりにくいですが、左から2組目が内貴/秋田ペアです。すごい!

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8/28(オフ!)

8/29(全個まであと2日)

8/30(全個前日)

8/31(全個初日)

9/1(全個2日目)

9/2(全個3日目)

9/3(全個最終日)

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明日は自主練なので、全個パートはまたいつか書こうと思います。おやすみなさい。

スナイプチーム 2年

三上瑛司

 

第76回全日本スナイプ級ヨット選手権大会
 
全70艇 
26位 31308 西尾/三上 6-22-50-19-13-(51)-49 159点

入部3周年

2023年09月12日 11時38分09秒 | 通常練習

お疲れ様です。4年470クルーの加藤です。

 

最近はよく昔から聴いてた曲とかを繰り返し聴くようになって、この曲出てからもう何年も経ってるんだー、と良い気分に浸りながら少し当時の思い出に耽っています。調べたらこの現象は、ストレス溜まり気味の人にありがちなことらしいので、複雑ですがこうしてストレス発散していると思えば、悪い気はしません(?)。また繰り返し同じ曲を聴くことは、その曲の表現している感情が自分の中にもあるために、それを整えようとしていることの表れらしく、繰り返し聴いてる曲が自分の想いを代弁してると考えると、飽きるまで永遠に聞き続けるようになってしまいました。

さて、ついに夏合宿も佳境に入り、毎週末何かしらの大会がある異例のシーズンに入りました。思い返せば一日一日は長く感じるのに、一年はあっという間に感じてしまうような日々が続いていて、新合宿所もついに完成し、秋インシーズンも到来し、計画、準備、実行、(トラブル発生!)トラブル対処、相談、練習、運営、反省などなどやること考えることが絶えず続いています。この経験で悩むことも、嫌だなぁと思うことはよくあったのですが、人として成長できる大きなきっかけとなりました。昔から報連相が苦手だった僕ですが、訳あって時間に余裕ができてからは、一つ一つこなすことを意識づけるようになり、社会で最低限生きれるようにはなったとは思います。まだまだマイペースで抜けてるところもあることにはありますが、自分に向いていることは最大限やる、適性のないことは謙虚な姿勢で他人に任せる、失敗したらすぐ対処するを人生のモットーとしてやっていきます。

特に学連委員長になったことで、いろいろ両立することの難しさを感じています。最初は練習することと学連の運営をすることの両立(取捨選択)。そしてそれは自分だけでなく他大の人にも同じで、みんな本当は「学連なんかにかまっていられない!」という思いの人もいるだろうし、それの管理やケア、逆に仕事が全部回されて学連自体に笑いながら発狂している人もいたりして、一言でまとめると「困ったね。」となることは多いです。ただ、責任もって仕事をこなしている人も多いため、ありがたく感じることも多く、割と充実してます。

ふと思い出す時があるのですが、僕が入部したときのヨット部の目標があるのを教えられていたのですが、確か「ヨット部を通じて人間的に成長する」と村上さんに教わった気がします。僕の残りのヨット部人生はわずかですが、とにかく「思いやり」を可能な限り尽くして、それを元に凡事徹底、意思疎通、報連相を心がけていこうと思います。

以上で少し長くなってしまったのですが、これでブログを締めさせていただきます。

加藤

 

 


夏の蒲郡

2023年09月06日 10時40分20秒 | 大会報告

お世話になっております。

3年スナイプクルーの神田陸人です。

 

先日蒲郡にて行われた全日本学生ヨット個人選手権大会に東大ヨット部から3艇が出場しました。

そちらのご報告をさせていただきます。

 

8/29〜31は前入りの練習期間でした。

走り合わせや合同コース練を行い、蒲郡の風の傾向を確認しました。

9/1〜3にはレースが行われ、予定通りの8レースを消化しました。

以下、リザルトです。

31494 大野/佐藤 (39)-14-12-30-27-6-10-30 計129点 19位
31418 中静/神田 21-3-17-27-(29)-29-21-11 計129点 18位
31308 西尾/三上 4-16-14-16-14-10-15-(17)計89点 12位
 
レースは東〜南風の軽風から順風で行われ、ブロー差や振れが大きく、難しいコンディションでした。
一番印象に残っているのは、やはり2Rです。
右に伸ばしてタックした後の景色を見て、一緒に乗ってた中静と感動してました。
船が進んでいるというより、マークが自分たちの船にどんどん近づいてくる。そんな感じです。
ヨットをやっててよかった、蒲郡まで来てよかったと思えた瞬間でした。
 
一方で、最終的には順位を落としたり、スタートで遅れてしまったりと、まだまだ課題が浮き彫りになる遠征でした。
いい経験ができたことを糧にしつつ、一喜一憂することなく次を見据えて精進していきたいと思います。
 
このような経験ができたのも、日頃からさまざまなご支援をいただいている保護者の皆様やLBの皆様、レースの運営に携わってくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
この経験を無駄にしないよう、しっかりと部に伝えていくことで、来る秋インカレや全日本インカレ、新たな代でのチーム作りに活かしていきたいと思います。
 
 
約1週間の短い遠征でもブログに書きたい思い出はたくさんできましたが、久しぶりのオフでやることがありすぎるためこの辺で失礼致します。残りは心のノートに刻んでおきます。
 
3年
神田陸人