東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

久しぶり

2022年11月30日 11時36分15秒 | 通常練習
 お世話になっております。新3年スナイプクルー松本大生です。久しぶりのブログとなります。
 10月ごろから、全日本インカレ等の関係でヨットに乗れない時間が増えていましたが、先週の日曜日に久しぶりに海に出ることができました。場所は久々の八景。コンディションとしてはかなりの強風で久しぶりの練習としてはなかなか応えるものがありました。
 練習内容としては、午前は動作練、ランチタイムを挟んだのち、午後はラウンディング、トレイン、コース練等をするという内訳になっております。ただ、先週の日曜日は動作練に重きを置いた練習となりました。動作練では数々の改善点が浮き彫りになりました。タック、回航時の動作やコントロールロープ等の調整など、例を挙げ始めるとキリがありません。今後の練習で一つずつそうした穴を埋めていければ、と思う次第です。
 ここでより具体的に日曜にどんなことがあったかを振り返ろうと思います。朝、8:30に出艇し、クローズで練習海域に出ました。この時にすでに足が痛く、「これはトレーニングしないと」と思った記憶があります。その後、タック練が始まりました。タック練ではシート整理と飛びタックがあまりうまくできておらず、「丘シュミしないとなあ」と感じました。その後ランニングでくだり、またタック練と続けていくうちにあっという間にランチタイム。この日のランチはタコライスでした。とても美味しかったです。美味しすぎてもはやランチタイムは常にタコライスで良いのではと思いました。タコライス最強!
 さて、そんなことを思っているとあっという間に午後の練習に突入しました。この日は午後もタック練を少ししたのち、ラウンディング、トレインと続きました。どちらも動作で精一杯でバングの引き具合等々に意識を向けきれなかったのは反省すべきだなと感じました。そして、帰りにサークリングを少ししたのち着艇。この頃にはもう夕焼けが見えており、今日1日頑張ったなと感傷的な気分を味わえることができました。
 実は新体制以降、ヨットの解装終わりにトレーニングとして5キロほど走ることとなっております。てなわけで、日曜日は強風ハイクアウトからの5キロラン。足は悲鳴をあげていました。ただ、このランニング中に今後さらにヨットに乗れるという実感も湧いた気がします。
 新体制となってから、新しい役職も任されるようになりました。そちらの方も今後は話せていけたらと思います。
 それでは失礼いたします。

長かった上レグ 短かった4年間

2022年11月26日 03時50分28秒 | 引退ブログ
お世話になっております。4年ディンギー班の青木大吾です。

先日の全日本インカレで、僕は東大ヨット部を引退しました。入部した時に思い描いていたかたちとは違いましたが、最後に自身のできる範囲で少しは貢献できたのかなと思っています。

ここでは、お世話になった方々に感謝を述べさせてください。

LBの方々や保護者の方々をはじめとしたヨット部を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。今年は最上級生として過ごす中で、皆様の支援があるからこそ日々の練習が成り立っていると実感することが何度もありました。今年の結果は、東大ヨット部を支えてくださった全ての方々と共に手に入れたものなのだと感じています。
来年からは僕もLBの一員として、皆様にしていただいたようにヨット部を支える一人となりたいと思います。

小松コーチと矢野コーチには、本当にお世話になりました。
小松さんは、他の同期に比べて色々と出来の悪い自分のことも本当に気にかけてくださいました。僕がたまにコース練習で前を走ったりすると、着艇後に皆の前で褒めてくださいました。いつも沈んでばかりでしたが、このときだけは上手くなっているのかもしれないという期待を自分に感じることができ、前向きになれました。ありがとうございました。
矢野さんには、最後の数ヶ月にサポートとして動くなかで何度も助けていただきました。色々呆れられてしまうことばかりでしたが、僕にとってはとても楽しく幸せな時間でした。

スナイプチームの先輩方も、現役の間から卒部された後まで長い間お世話になりました。下手な自分と一緒に何度も乗っていただいたり(そして沈してしまったり)、上手くいっていない僕を電話で励ましてくださったり、引退後にも無理を言って冬の練習に来ていただいたり…4年間ずっと先輩方に頼ってばかりでした。本当にありがとうございました。できれば、これから先も仲良くしていただきたいです…よろしくお願いします。

後輩たちには、感謝以上に申し訳なさが先立ってしまいます。これまで何も残せていないからです。だから、せめてサポートとして過ごした帰結としての何かは、今後言葉にして残します。少しでもためになれば嬉しいです。
頼りない僕を支えてくれてありがとうございました。

最後に同期へ。何度も言っているのでもう十分だと思うのですが、僕は本当にみんなが大好きで、尊敬しています。1年生の頃から「すごい人たちと一緒になったものだ…」と漠然と感じていました。選手のみんなは、不本意な結果ではあったかもしれないけれど、本当に誇ってください。最後に琵琶湖に連れて行ってくれて、素敵な景色を見せてくれてありがとう。
もっと一人一人に言いたいことはあるけれど、会った時に話します。いつでもうちに遊びにきてね。これからもよろしく。

東大ヨット部で大学生活を過ごせば、色々なことを考え、経験することになります。
それはどんなものであれ、誰にも等しく尊いものだと思います。それだけで十分です。
だから僕はこれから先のヨット部に、もっとこうなってほしい、ああなってほしいとは何も望みません。
今の現役部員たちと、未来の部員たちによって、東大ヨット部がこれからもずっと続いていくことを祈っています。

4年間ありがとうございました。

新スナイプチーム始動

2022年11月25日 22時56分22秒 | 通常練習
お世話になっております。

新4年スナイプスキッパーの大野達也です。
新チーム始動に先立ちまして、この度スナイプチームリーダーに就任させて頂いたことをご報告させて頂きます。

まだまだ自分がチームリーダーらしく振る舞えてるとは思いませんが、精進していきたいと思うので応援のほど、よろしくお願いします。

以下、代替わり後から今までの活動報告です。

11/6に先代スナイプチームが終わると、次の週である11/11,12,13の週末には同じ琵琶湖で全日本ミックス・ジュニアスナイプ選手権が行われました。

新体制早々の遠征となりましたが、3日間風に恵まれず、1レースのみの成立となりました。
各々納得のいく結果ではなく、自分たちの未熟さを知るとともに、遠征によってチームの団結を固める良い機会になりました。


さらに11/17~20には新チームの方針を決めるために新4年・新3年生を中心に4日間みっちりミーティングをしました。

そのミーティングの中でスナイプチームは今年度の目標として「全日本インカレ クラス優勝」を掲げることにいたしました。

もちろん簡単に叶えられる目標だとは思いませんし、軽々しく口にしていい目標だとも思いません。
しかし、去年引退した先輩たちは僕たちの代が優勝を目標にできるよう、全日本インカレ5位入賞という財産を遺してくれました。
その思いに報いるためにも、空疎な目標にならないよう日々精進していきたいと思います。

末筆になりますが、LBの皆様、保護者の方々、そして東大ヨット部を支えてくれる関係者の皆様すべてに日頃からの手厚いサポートを感謝させて頂きたいです。
皆様からのご支援に負けないよう僕たちも努力していきますので、これからも応援のほどよろしくお願いします。


スナイプチームリーダー
大野 達也

時速270kmのスナイプクルー(1)

2022年11月19日 03時13分46秒 | 全日本インカレ 2022

 お世話になっております。1年スナイプクルーの三上です。
 およそ3ヶ月ぶりのブログ指名、テーマは全日本インカレ振り返りとのこと。大会中、1年は専ら陸で珠屋をしていたので、ほかの人が書いているような格好いいことを書くのは難しい。かといって、五熊君みたいにあんまりふざけた内容だと削除されてしまう。
 とりあえず、2週間前を思い出しながら、時系列に沿って振り返っていこうと思います。

11月4日(大会2日目)
 僕たち1年が琵琶湖で先輩方に合流したのは11月4日、大会2日目のことです。行きの新幹線の中では同期と、「スナイプの入賞は堅いな」、とか、「最高学年になったら総合優勝したいな」、とか、延々と熱い話をしていました。前日に繰り広げられたBREAKING DOWNの熱戦なんてそっちのけで。いい同期をもったなあと感じました。
 駅から宿まで歩いているときに、人生初の流れ星を見ました。願い事を叶えてくれるという言い伝えを思い出したのは、それが消えて随分と経ってからでした。でもよく考えてみると、別に星に頼むほどの願い事はないことに気づいて、なんだかもの悲しい気持ちになりました。その日はとっとと温泉に入って、そして寝ました。

11月5日(大会3日目)
 初めての全日本インカレは、思っていたよりもほんわかしていて、それでいて独特の雰囲気が漂っていました。午後は運良く、観覧艇に乗ることができました。470のスピンがカラフルで綺麗でした。誰かがそれを’金平糖’になぞらえて一句詠んでいました。センスがいいなあと感嘆しました。宿に戻って、夕飯を食べて、3時間くらい温泉に入っていました。久々に男同士、腹を割って話し合いました。文字通り、裸の付き合い。いいもんです。本当に。

11月6日(大会最終日)
 レースが始まらず時間があったので、出店に冬の海着を見に行きました。閉会式で大根田さんが賞状を受け取った時はさすがに嬉しかったです。バタバタしてて、帰りの新幹線で食べようとしたメロンパンとクリームパンは食べられなかったです。
 先輩方の活躍を目の当たりにしたこともあり、人間的に成長できた全日本インカレでした。

 迫り来るGPの恐怖と深夜テンションは、ここまで文章をまとまりのないものにするのか。尻切れとんぼのブログを読み返して、そう痛感します。何はともあれ、支えてくださった全ての方、本当にありがとうございます。そして4年生の先輩方、今までありがとうございました。

 До свидания!

長い長い秋の終わり

2022年11月18日 23時59分00秒 | 全日本インカレ 2022

お世話になっております。3年スナイプクルーの柳澤球大朗です。


先日行われた全日本学生ヨット選手権大会の報告をさせていただきます。


以下、リザルトになります。


470


4829 調/松尾

38-24-49-50-45-37-28-29 300点 

4791 高原/工藤

45-31-20-39-37-20-14-37 243点 

4692 藤田/丸山・吉田/加藤

57-42-51-54-73(DNF)-45-73(DSQ)-58 453点 


17 東京大学 996pt


スナイプ級


31308 西尾/山村

7-26-3-9-9-15-47 126

31494 古山/大根田

12-39-10-19-32-35-26 173

31418  大野/柳澤

42-29-34-21-53-46-17 242


5 東京大学 531pt


総合成績


9 東京大学 1527pt



去年関東11位敗退から始まった今年の東大スナイプチームは目標を高く上を目指していたものの、僕たち418は秋インまで同じところを見ていたとは正直言えませんでした。


秋インは4年生の引退がかかった試合であり、絶対に8位以内に入らなければならない、という意識があり、過度な緊張感の中レースをしてきたように感じていました。やはり上を目指すという目標を持っていても心のどこかで下との点差を見てしまったり、1度のミスから周りが見えなくなり連鎖的にミスを起こしてしまったり、普段通りのセーリングができず、苦戦することがありました。


ですが、全日本インカレに臨む時、大根田さんが東大はチャレンジャーだということをチーム全体で常に意識しようと話していました。本当にその意識は僕らの中にもすんなり入ってきました。常に上を見て、下との点差を気にすることはほとんどなかったし、各艇がやることをしっかりこなして実力を発揮すれば、結果がついてくると信じて、純粋にレースを楽しんで臨めました。


その結果、他大学が文字をつけたり回転をしたりして順位を落としていく中、東大スナイプチームは4日間を通してノーケースノートラブルでレースを終えることができました。それは紛れもなく、僕らの意識の変化が原因であり、今回の結果に繋がった大きな要因の一つでした。


ただ、個人としてはまだまだ実力不足を感じる部分がありました。大きなブローを見逃してランニングで抜かれてしまったり、上手く交通整理をできずスキッパーのガイドをミスしてしまったり、周りのレベルが高い分、ひとつのミスでたくさん点を稼いでしまいました。まだまだクルーとして足りないところを突きつけられた大会でした。


スナイプ全日本5位入賞。53年ぶりの快挙。素直にその結果に喜ぶとともに、自分としてはもっと上手くやれたんじゃないか、いらないミスが多かったんじゃないか、という悔しさは心に残っています。


琵琶湖にかけつけて応援してくれたLBや保護者の皆様、陸で応援してくれたその他の方々、サポートしてくれたみんな、本当にありがとうございました。


つらくて逃げたくなった時も、応援してくれている人々のために頑張ろうと思えました。


そして最後に4年生の先輩方、本当にお疲れ様でした。ヨットについて何も知らない時からほんとにいろんなことを教えてくれてありがとうございました。正直まだまだ教わり足りないところもあると思っているので、たまには海にいらしてください笑


さて、来年の抱負は次回のブログに取っておこうと思います。


それでは、失礼致します。


柳澤球大朗


マネージャー物語ーー

2022年11月18日 23時59分00秒 | 引退ブログ



20194

キラキラした海と東大ヨット部に吸い込まれるように入部宣言

そこから全く想像できない日々が始まりました。



今まで出会ったことのない類の人たちとの出会い

平日にやりたいことを全部詰め込んで、毎週土日をヨット部に捧げる



計画通りに物事が進まず、考える時間もなくていつも走り回っていた

夜中の台風直撃で2階まで浸水して、肩を寄せ合いながら朝が来るのを待った夏合宿

日が昇る前に起きて、とりあえず暖かそうな布を体に巻き付けて炊事場に向かった春合宿


パレード!と言って艤装しているみんなの間を踊りながら歩き回る

先輩のテーマソングを勝手に作って突然目の前で発表会を始める、、、


大変なこともたくさんありましたが、1年生の時から本当に自由に過ごさせて頂きました。



2020

2年生になった頃コロナで活動ができなかった

練習が再開してもご飯作りができなかった


全然顔を合わせたことがない後輩もできた

ディンギー班のマネージャーが1人になり、自分が部活に何を求められているか考え直した


自分ができることは何か、自分のキャパはどれくらいか、何が苦手でどんなことを頑張らなきゃいけないのか

多くのことに気づくことができました。


ただ楽しく部活をしていればいい訳では無い。

2年生の私は、ヨット部をいいなと思って入ってきてくれた後輩に感謝の気持ちとヨット部の楽しさを伝えられていなかった、という後悔が今でも残っています。



2021

自分はヨット部と本気で向き合えているのか


部活は大好きな場所で、みんなの力になりたい気持ちはある、

でもプレーヤーのヨット愛が凄すぎる

部活の行き帰りだけではなくオフの日もヨットのことばかり考えている


そんなみんなと一緒に過ごしていて、私はこんなんでいいのか、本気でヨットと向き合っているみんなにとってどんな存在なのかと考えることもありました。


そして、プレーヤーがヨットに向き合うパワーに負けないくらい、プレーヤーのみんなに向き合うと決めました。

その時から、みんなのヨット愛を本当に尊敬し、いいチームを作って力になろうと思うようになりました。

そんな3年生でした。



2022

みんなありがとう


今まで部活を作ってきて下さった先輩方、一緒に戦い頑張っている同期、それを支えてくれている後輩

みんなに感謝が溢れる4年生でした。


秋インカレ、

自分がレースに出る訳では無いのに人生で1番緊張して、前日の夜から寝れなくて、私の相棒の後輩マネージャーにずっと弱音を吐いて抱きついていました。

みんなに緊張がバレないように切り替えてはなしかけていました。いつも通りを心がけて。


今でもあの3日間を思い出すと胸がドキドキします。

最終レースが終わって帰ってきたみんなの笑顔とあのキラキラした海と空を忘れることはありません。



一緒にチームを作らせてくれてありがとう。

一緒に戦わせてくれてありがとう。

最後に全日本という素敵な舞台に連れて行ってくれてありがとう。




~完~


最後になりましたが、4年マネージャーの齊藤菜々子です。

4年間、大変お世話になりました。

引退ブログのトップバッターでした。「マネージャー物語」と題し、私の4年間をお話させて頂きました。お読み頂きありがとうございました。

これからも、東大ヨット部をよろしくお願い致します。




3年間ありがとうございました

2022年11月18日 22時09分36秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。3年470クルーの丸山です。先日行われた全日本インカレの報告をさせていただきます。


詳細な結果の報告は他の部員のブログに委ねますが、スナイプチームは5位、470チームは17位という結果に終わりました。
スナイプの5位入賞は東京大学としては53年ぶりの快挙だそうで、一緒に練習してきた身として本当にすごいなと思います。一方で470の17位という結果は入賞という目標にはかなり差のある結果となってしまい悔しい思いが残りました。

自分は3番艇のクルーとして出場しましたが、真ん中より後ろを走ることが多く、また3日目には2回転と横文字をつけてしまい後悔の残るレガッタとなり、レベルの高いレガッタで順位を上げられるほどの実力が自分にはないことを実感しました。


秋に入ってからは琵琶湖に行くことを想定して陸に近い海面での練習や微風での練習に重点をおいて葉山練習を続け、琵琶湖にも早い段階で前入りをして入念に準備してきました。また、自分も全日本インカレで入賞するという目標に対する気持ちはかったですし、一緒に乗っていたいくさんや他の先輩たちの気持ちがもっと強かったのは肌で感じていました。それだけに、艇としてもチームとしても満足のいく結果を残せなかったので、引退する4年生を笑顔で引退させられなかったこと、サポートしてくれたみんなに良い結果をもたらせなかったことへの申し訳無さでいっぱいになりました。


全日本インカレがおわって約2週間がたって、今は慌ただしく代替わりをしている最中です。来年は小戸で今年以上の成績を残して、リベンジを果たしたいです。

最後になりましたが、今までご支援いただいたLB,保護者の皆さま、本当にありがとうございました。これからのヨット部も、応援のほど、よろしくお願いします。





1年の締めくくり

2022年11月18日 20時10分08秒 | 全日本インカレ 2022
お疲れ様です。3年470クルーの加藤です。
とうとうこの日が来たかと思えるほど長く感じた全日本が終わりました。僕にとっても去年の全日本はとても印象強く、もうあの日から1年も経ったのかとも思いました。
まずスナイプの入賞本当におめでとうございます。またもや何十年ぶりの快挙を達成し、実際全日本のレスキューの上でもスナイプの良い結果を聞いただけでとても心を動かされました。470は、17位と目標に達することができず、惜しい結果とはなりましたが、本当に長い間お疲れ様でした。自分も交代で何レースか出させていただきましたが、心の準備もできてなく、期待に応えられるほどの結果を出せなかったことがとても悔しかったです。ただ、この経験は自分の中ではとても大きく、自分の実力がどれくらいなのかの大きな指針となりました。スタートからボートスピードやコースまで色々な面で他水域の大学に及ばないところも多く、まだまだこの先色々成長しなければいけないことが多いように感じました。
私自身がこの1年間を振り返ってみると、かなりまだ自分は受け身なところが多く、自分からヨットに対して上手くなろうと積極的に動いたことはあまりないように感じました。スケジュールだったり、誰が来るかの把握だったりはほとんど4年生に任せきりで、運営面においてあまり把握しきれていないことも多かったと思います。いざ代替わりして練習の運営だったり、学連の運営を考えたりすると先のことまで考えることはとても難しく、今決めたことが1年貫き通せるのもおそらく難しいんだろうなとおもい、この忙しさでさらにヨットのレベルアップを図るのは本当に大変だと思います。これから色んなことでつまずくことがあるかもしれませんが、暖かく見守っていただければと思います。
そして4年生の皆さん、本当に長い間お疲れ様でした。僕の中での1番の思い出はやはり下級生の頃たくさん乗った自主練の日々でした。あの時ほどヨットを純粋なスポーツとして楽しめたことはありませんでした。2年生の頃自主練のために特定の曜日をあけてまで当時は自主練に励もうとしていて、コロナ禍の中思い通りの大学生活を他の人が送っていく中、自分は充実しているなと思いました。ですが、いつまでもそうしては本当に目標としている全日本入賞までには届かないのだろうというのは当たり前だと思いました。スポーツの厳しさというのは自分が思っているよりも犠牲が必要で、ただ楽しい部活と両立させるのは全日本が終わり、ミーティングを重ねるにつれて難しさを実感しました。それでも、ヨットに対して真摯に取り組んでいる4年生の姿を見て絶対にもっと良い結果が出せると思いました。終わった時の悔しさは自分にも伝わってきました。
僕たちは4年生からヨットのスポーツとしての楽しさと厳しさを両方教えられました。これからも邁進していくので応援なほどよろしかお願いいたします。

最高の舞台

2022年11月18日 20時10分08秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。
スナイプスキッパー3年の西尾拓大です。

調主将から引き継ぎ2023年度のディンギー班主将を務めます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

今大会では、スナイプ5位入賞という、53年ぶりの快挙をあげることができました。
このような成績を収めることができましたのも、皆様のお支えあってのことと思います。本当にありがとうございます。皆様のご支援のおかげで、2年連続新艇を購入でき、また小松コーチ、矢野コーチ、にご指導していただくことができました。
今年度は全日本入賞を掲げ、近年は遠く足及ばなかったところを本気で目指したため、資金面や他の部分でも多くの無理を言ってしまいましたが、あたたかくご協力下さったこと、改めてお礼申し上げます。おかげさまで、練習環境が一段と向上し、伸び伸びと練習に打ち込むことができ、ボートスピードの改善/勝利への貪欲さがあらわれるようになりました。


思えば、昨年の秋インカレは最終日を待たずして、全日本インカレへの道は閉ざされていました。落ち込む僕に、小松さんが「今のスナイプにはエースが足りない。お前がならなくてどうするんだ」そう、熱く励ましてくれました。

そこから、一年。

冬は空回りして上手くはまらず、自分が494に乗って一番前を走るとは言い切れず、308で戦うことになりました。それでも494に乗っている古山さんを見るとやっぱり悔しくて、何がなんでも上手くなりたい、そういう気持ちになれました。

そこからさらに練習に没頭できました。ありがたくも多くの方にサポートしてもらい、熱望していた全個/全スナに出場でき、夏休みに20日間の長期遠征をしました。でもそこで待っていたのは自分が想像していたより、はるかに高い全国の壁。全スナに至っては全く前を走れなかった。ちょっと前の景色が見えても、ズルズル落ちて下位層に落ちる。何にもできなくて、本当に悔しかった。

全個では初日ちょっと良くて、でもそれを最終日までキープできず、いかにレーストータルで勝つことの難しさを痛感しました。勝てない焦りを感じるように。
遠征から帰ってきたら、残された時間をいかに効率よく使うか、を考えて、時にはチームの方針と合わず、迷惑をかけてしまってしまいました。

迎えた秋インの前哨戦。6大学戦。最終レースに歴史的2位から6位に転落。このままでは全日本にいけないのでは?、そういった空気感がチームに流れ、チームを引っ張ていくだけの成績を出せてないことに罪悪感があった。

そして、秋イン。さまざまな思いが交錯する中で、レースは混戦状態。最終レースが終わったとき、全日本にいける!という高揚感と、一種の安心感。そして、もっとできたはず、という悔しさ。

迎えた、全日本。僕らはチャレンジャーなんだ!、それを合言葉に僕らはとにかく1レース1レース無我夢中でした。本当に楽しかったです。
6レースを終えた時点で、個人成績3位。パッとした順位はないけど、とにかく低い数字を並べていく。地味だけど、一歩ずつ一歩ずつ。

そして、最後のレース。ここまで、粘ってきたけど、ついに大崩し。やっぱり、課題が残ります。

結局はエースには程遠かった、と思います。でも、間違いなく成長できたとは思う。

成長できたのは、紛れもなくみんなのおかげです。
小松さんがよく仰るように、個人の成長はチームの成長の現れ。切磋琢磨して上を目指す仲間がいたから、また支えてくれるみんながいたから、頑張れたし、ここまで成長できた。
上級生練習が多く、下級生を中心にあまりヨットに乗ることができなかったと思うけど、それでも、レスキューボートに乗って、動画をとったりコース練習の運営をしたり、レスキューの解装をしたり、普段からあらゆる面で支えてくれて、本当にありがとうございました。また、レース時は陸と海で連携をとりながら、僕らがベストを出せるようにずっと気を使ってもらっていました。間違いなく、東大のサポート力は随一でした。サポートから1点1点をもぎ取る、そういう戦い方の積み重ねが入賞につながったと思います。
また、レースを盛り上げようとパンフレットを作成したり、クリアフファイルまで作ってくれたり、LBさんや保護者さんの対応をしてくれたり、本当にありがとうございます。

また、今大会には多くの方に応援に駆けつけて頂きました。スナイプとかができる前の世代のLBさんから、数年前に卒部されたLBさんまで、幅広い年齢層のたくさんのLB様がお越しくださいました。東大ヨット部の歴史の長さを感じ、本当に多くのLBさんによりこの部が活動できていることを改めて感じ、幸せに思いました。
東大の旗を掲げた観覧艇を出して頂いたり、陸から大きな声で「頑張れよ!」と応援を頂いたり、非常に励まされました。ありがとうございました。

保護者の方にも遠方の琵琶湖の地まで足を運んで下さり、応援下さりました。入部してからコロナ禍ということもあり、今大会が入部以来、一番の盛り上がりだったと思います。

APA旗が上がり曳航されながら、
入賞の素直な喜び/達成感、レースがないことに対する残念さ、さまざまな思いがめぐった。

ハーバーバックして、多くの人と感情を共有できたのは最高の瞬間でした。
シングルハンドで、一人で活動してきた僕にとっては、常に孤独との戦い。いい時も悪い時も。

でも、今はチームがいる。全力でサポートしてくれる仲間がいる。応援してくれている人がいる。こんなに幸せなことはないと思います。

「ここまで来た、でもここまででしかない。」

僕らの新勧のキャッチフレーズ。本当にこの言葉通りだと思います。

まだまだ上がいる。同じ国立大でみた場合にも、京大は総合で3位。一緒に練習している早稲田は3年連続総合一位。僕らにとって全日本はチャレンジャーだった。でも早稲田は防衛戦。勝って当然という空気感の中、きちんと勝ってくる早稲田は本当にすごいと思います。

東大、こっからが勝負だと思います。大変なことは多いし、しんどいことも出てくると思うけど、もっともっとみんなで実力をあげていい景色を見たいです。頑張ります!!!

最後に改めて、サポートしてくれたみんな、LBの皆様、監督、コーチ、保護者の方々、協賛企業様、大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

これからの東大ヨット部にも引き続きご期待下さい。
色々ご迷惑をおかけすると思いますが、何卒よろしくお願い致します。

ディンギー班新主将
西尾拓大


大変お世話になりやした。ありがとうございました。
この恩返し、来年返せるよう頑張ります!これからもよろしくお願いします。

おつかれさまでした

2022年11月18日 17時02分47秒 | 全日本インカレ 2022
平素よりお世話になっております。3年470スキッパーの佐藤弘輝と申します。
11/3~6の4日間、琵琶湖にて全日本インカレが行われました。

応援に来てくださったLBの皆様、保護者の皆様、誠にありがとうございました。

今大会、470は厳しい結果となってしまいました。非常に悔しいです。
今年のメンバーなら、今年の目標である全日本入賞も可能だとみんなが本気で感じていたと思います。だからこそ悔しい思いが募ります。
今年の代が始まる時、全日本入賞を目標にするという話を聞き、「さすがに厳しいんじゃないか…」と僕も含め下級生たちは感じていたのが事実です。ですが、その目標に向かい本気で努力する姿、また大会で結果を残していく姿を見て、その目標に現実感が増してきました。だからこそ全日本で前を走るのが見たかったな、と思います。
ただこの1年を通して東大が前を走る姿が何度も見せてくれたことは先輩が残してくれたこと大きなものだと思います。特に六大学戦では東大の未来を開かせる戦いをしてくれたと感じています。
4年生の皆さん、ありがとうございました。

率直に言うと、、
これから4年生がいなくなるのはめちゃくちゃ寂しいです。
僕は4年生の作るヨット部の雰囲気が好きでした。
海の上で統率力がある一方で、陸ではフラットに接してくれて、
後輩のことをよく気にかけてくれていて、、

本当にありがたかったなぁと思います。
今までお世話になりました。
ありがとうございました。
そして4年間お疲れ様でした。

(これからもたまにでいいので来てくださいね)


次は僕たちの代です。同期みんなで、また後輩も巻き込んで頑張って行こうと思います。


佐藤 弘輝