こんばんは、3年生山本圭祐です。
明日から僕の人生三回目のテント列です。頑張ります。
さて、昨日一昨日に春季東京六大学定期戦兼五大学定期戦が行われました。いつもの東大早稲田慶應明治立教法政の六大学に中央日大を加えた八大学でのレースで、オープン艇も数多く470は36艇、スナイプは40艇も参加するインカレ決勝もびっくりなハイレベルなフリートとなりました。
470級はヨット部史に残る快挙ということで、それは470チームの人が書いてくれると思うので僕はスナイプチームの結果及び反省もろもろをぽつぽつ書いていきたいと思います。
まずはスナイプチームのリザルトを。。。
8大学40艇中の順位です。
49 31308 海野浅川 29-32-30-23-26-25
50 30785 山本江村 17-34-39-28-28-32
51 30563 菅原田原 30-21-29-15-RET(41)-34
49_ 29604 師田霜山監督 34-38-33
(30563は4レース以降クルー師田、29604は3レースまでの参加)
六大学戦としての結果は
オープン艇込み全30艇
31308 海野浅川 21,22,21,15,17,18 計114
30785 山本江村 12,24,29,19,19,22 計125
30563 菅原田原 22,14,20,8,31(RET),24 計 119
オープン艇
29604 師田霜山監督 25,28,24
東京大学はスナイプ級で六大学中今回4位ですが、これは法政大学が正規艇を2艇しか出していないためで、オープン艇として参加している法政大学の船をDNAの船の代わりに計算すると、(八大学が各3艇出しているとして)法政大学270点、東京大学327点となり57点差で法政大学に負けています。
このオープン艇はセレクションで入部予定の高校生が乗っている船であり、今年の春のインカレからは戦力として正式に加入するため、我々がこれから全日本へ駒を進めるためにはさらに研鑽を積まねばならぬということです。
スナイプチームとしては全く満足のいく結果ではないですが、今のチームの実力と、目標とするラインへの距離を測る良い機会になりました。むしろ、去年の春の六大学戦など毎レースでドベ付近にいた身としては艇団内でのマーク際の争いや、六大学戦の中でちゃんとレースができるようになっただけ成長を感じ、課題もいくつか見つかったのでこの先の練習も楽しみに感じております。
個人的な反省をば。
初日はスタートが出来ませんでした。1~3レースは全て他艇の後ろをポートで切るスタートでした。スタート2分半前くらいからスタートライン形成黎明期からラインに加わっており、ずっと下の船とのルームはあったのですが、スタート30秒前くらいに下振れしてそれに気づくのが遅れ、早く気づいた下の船などに先に行かれルームを失ったり、下の船の幅寄せを許しルームを失いバックせざるを得ない状況をとなり、スタート15秒前くらいにラインから脱落するというスタートを繰り返していました。また、初めにゼネリコが二回あり、どうしても文字を付けたくないという意識からバウを出すことに恐れを抱いておりました。
今回のレースで得た最も大きな教訓としては、""""身の程を弁えろ""""ということです。
スタートは失敗したものの、第一レースはできるだけ早くフレッシュを掴んで右海面を走り続ける江村兄貴のコースで挽回することが出来、順位を半分より前に持っていくことが出来ました。第三レースも同様にコースで挽回し、一下では40艇中15位くらいで回航していたと思います。その後の二上で、北風で東に振れていく予報だし、一上と同様に右に出せばシングル狙えるのでは!という僕と江村の安直な発想の元、多くの先行艇、後続艇が左に向かう中右海面の一番右まで出したところ、左へ片振れして最下位付近にまで叩き落とされました。
右海面の一番右をポートで走ってる時、いつまでもリフトしていて一向にヘダーが来ない時の絶望と言ったら。
そもそも現在の僕たちの実力では、8大学40艇のうちで前半でフィニッシュすれば十分で、第三レースの一下の順位は攻める順位ではなく、明らかに守るべき順位でした。
欲を掻いて死ぬ、良い教訓になりました。
レースを通じて40艇中平均1レース30点くらいになったので、僕の実力はそんなもんで、まあ自分の実力をちゃんと理解して落ち着いて帆走することが大事ですね。美味しいことなんて滅多にないさ。
あとリーチングがあまりに遅くて、トラペゾイドの1マークと2マークの間と最後の流し込みで平均すると毎回3くらい順位を落としていると思います・・・特に重点的に練習しなければと思いました。
もう一つ思ったことは、初日も2日目も普段じゃ入れないようなオーバーヒールやヘダーでジブに裏風を入れてしまうなど、ずっと走りにくい風だなあと思っていたのですが、2日目のレースが終わった後の走り合わせでとてもブローの見やすい風で、ヘダーも分かりやすくトラベラートリムがとても捗る風であったことに気づきました。レース中あれだけ酷い走りをしていたのに、レースが終わった途端好調になり、自分のメンタルの弱さにびっくりしました。しかし、あの酷い走らせ方で30番前後で、ちょくちょく前を走る機会もあったし、レースに出てる選手の多くはクローズで普段の走りを出来ていないのだと思います。メンタルを鍛えて普段の走りがレース中に出来るだけで、もっと前に行ける気がする。少し可能性を感じました。まあそれが一番難しいんだろうけれどね
家の鍵を閉め忘れたんじゃないか、ガスの元栓を閉めたか、大学の成績開示を見ないでもやもやしながらなど、他のことがとても気になる状態でコース練とかしてればレース中に普段の走りができるようになるかもしれない・・・?
あと470の快挙に完全に埋もれてしまいましたが、30563菅原くん師田くんペアは他大とのケースでジブ破れて第五レースリタイアして、全力でジブ付け替えて戻ってきた第六レースをスナイプ級のスタートから1分半遅れでスタートしたのにフィニッシュまでに6艇抜いて帰ってきたのは普通にすごいと思います。。。まさに最下位から一艇一艇落ち着いて抜いていくという挽回の手本のようだ・・・ってか僕なんか最下位付近を走ってる時でさえ心折れそうになるのに、しっかり真剣にコース考えて帆走して六艇抜いた彼らの根性と気迫を見習いたいところです。
長くなりました。
春インはもちろん秋までもあんまり練習日数もないですが、自主練とかして頑張っていこうと思います。
新3年 山本圭祐