東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春季東京六大学戦 すないぷ

2016年03月28日 20時23分56秒 | レース反省

こんばんは、3年生山本圭祐です。
明日から僕の人生三回目のテント列です。頑張ります。
さて、昨日一昨日に春季東京六大学定期戦兼五大学定期戦が行われました。いつもの東大早稲田慶應明治立教法政の六大学に中央日大を加えた八大学でのレースで、オープン艇も数多く470は36艇、スナイプは40艇も参加するインカレ決勝もびっくりなハイレベルなフリートとなりました。
470級はヨット部史に残る快挙ということで、それは470チームの人が書いてくれると思うので僕はスナイプチームの結果及び反省もろもろをぽつぽつ書いていきたいと思います。

まずはスナイプチームのリザルトを。。。
8大学40艇中の順位です。
49 31308 海野浅川 29-32-30-23-26-25
50 30785 山本江村 17-34-39-28-28-32
51 30563 菅原田原 30-21-29-15-RET(41)-34
49_ 29604 師田霜山監督 34-38-33

(30563は4レース以降クルー師田、29604は3レースまでの参加)

六大学戦としての結果は

オープン艇込み全30艇
31308 海野浅川 21,22,21,15,17,18 計114
30785 山本江村 12,24,29,19,19,22 計125
30563 菅原田原 22,14,20,8,31(RET),24 計 119

オープン艇
29604 師田霜山監督 25,28,24


東京大学はスナイプ級で六大学中今回4位ですが、これは法政大学が正規艇を2艇しか出していないためで、オープン艇として参加している法政大学の船をDNAの船の代わりに計算すると、(八大学が各3艇出しているとして)法政大学270点、東京大学327点となり57点差で法政大学に負けています。
このオープン艇はセレクションで入部予定の高校生が乗っている船であり、今年の春のインカレからは戦力として正式に加入するため、我々がこれから全日本へ駒を進めるためにはさらに研鑽を積まねばならぬということです。
スナイプチームとしては全く満足のいく結果ではないですが、今のチームの実力と、目標とするラインへの距離を測る良い機会になりました。むしろ、去年の春の六大学戦など毎レースでドベ付近にいた身としては艇団内でのマーク際の争いや、六大学戦の中でちゃんとレースができるようになっただけ成長を感じ、課題もいくつか見つかったのでこの先の練習も楽しみに感じております。

個人的な反省をば。
初日はスタートが出来ませんでした。1~3レースは全て他艇の後ろをポートで切るスタートでした。スタート2分半前くらいからスタートライン形成黎明期からラインに加わっており、ずっと下の船とのルームはあったのですが、スタート30秒前くらいに下振れしてそれに気づくのが遅れ、早く気づいた下の船などに先に行かれルームを失ったり、下の船の幅寄せを許しルームを失いバックせざるを得ない状況をとなり、スタート15秒前くらいにラインから脱落するというスタートを繰り返していました。また、初めにゼネリコが二回あり、どうしても文字を付けたくないという意識からバウを出すことに恐れを抱いておりました。

今回のレースで得た最も大きな教訓としては、""""身の程を弁えろ""""ということです。
スタートは失敗したものの、第一レースはできるだけ早くフレッシュを掴んで右海面を走り続ける江村兄貴のコースで挽回することが出来、順位を半分より前に持っていくことが出来ました。第三レースも同様にコースで挽回し、一下では40艇中15位くらいで回航していたと思います。その後の二上で、北風で東に振れていく予報だし、一上と同様に右に出せばシングル狙えるのでは!という僕と江村の安直な発想の元、多くの先行艇、後続艇が左に向かう中右海面の一番右まで出したところ、左へ片振れして最下位付近にまで叩き落とされました。
右海面の一番右をポートで走ってる時、いつまでもリフトしていて一向にヘダーが来ない時の絶望と言ったら。
そもそも現在の僕たちの実力では、8大学40艇のうちで前半でフィニッシュすれば十分で、第三レースの一下の順位は攻める順位ではなく、明らかに守るべき順位でした。
欲を掻いて死ぬ、良い教訓になりました。
レースを通じて40艇中平均1レース30点くらいになったので、僕の実力はそんなもんで、まあ自分の実力をちゃんと理解して落ち着いて帆走することが大事ですね。美味しいことなんて滅多にないさ。

あとリーチングがあまりに遅くて、トラペゾイドの1マークと2マークの間と最後の流し込みで平均すると毎回3くらい順位を落としていると思います・・・特に重点的に練習しなければと思いました。
もう一つ思ったことは、初日も2日目も普段じゃ入れないようなオーバーヒールやヘダーでジブに裏風を入れてしまうなど、ずっと走りにくい風だなあと思っていたのですが、2日目のレースが終わった後の走り合わせでとてもブローの見やすい風で、ヘダーも分かりやすくトラベラートリムがとても捗る風であったことに気づきました。レース中あれだけ酷い走りをしていたのに、レースが終わった途端好調になり、自分のメンタルの弱さにびっくりしました。しかし、あの酷い走らせ方で30番前後で、ちょくちょく前を走る機会もあったし、レースに出てる選手の多くはクローズで普段の走りを出来ていないのだと思います。メンタルを鍛えて普段の走りがレース中に出来るだけで、もっと前に行ける気がする。少し可能性を感じました。まあそれが一番難しいんだろうけれどね
家の鍵を閉め忘れたんじゃないか、ガスの元栓を閉めたか、大学の成績開示を見ないでもやもやしながらなど、他のことがとても気になる状態でコース練とかしてればレース中に普段の走りができるようになるかもしれない・・・?

あと470の快挙に完全に埋もれてしまいましたが、30563菅原くん師田くんペアは他大とのケースでジブ破れて第五レースリタイアして、全力でジブ付け替えて戻ってきた第六レースをスナイプ級のスタートから1分半遅れでスタートしたのにフィニッシュまでに6艇抜いて帰ってきたのは普通にすごいと思います。。。まさに最下位から一艇一艇落ち着いて抜いていくという挽回の手本のようだ・・・ってか僕なんか最下位付近を走ってる時でさえ心折れそうになるのに、しっかり真剣にコース考えて帆走して六艇抜いた彼らの根性と気迫を見習いたいところです。

長くなりました。
春インはもちろん秋までもあんまり練習日数もないですが、自主練とかして頑張っていこうと思います。

新3年 山本圭祐


八景島最後の練習

2016年03月26日 18時20分53秒 | 通常練習

こんにちは。菅原です。

筆不精なのに同期のY君に迫られて書くことになりました。 

先週は八景島最後の練習でした。470チームは九州に行っていたためスナイプチームのみでの練習でした。

練習内容はいつもと同様に早稲田大学と合同練習をしたり、早稲田がいないときは小松さんにつきっきりでセールチェックをしていただいたりスタートや加速の練習を見ていただいたりしました。

最近は早稲田と合同で練習しています。

正直に言って早稲田と東大では全然レベルが違いますが上手な人が目の前にいて、彼らを真似することでなんとか追い付こうと頑張っています。

最近その成果の片鱗がやっと出てきたように感じることも個人的には増えてきました。

ヨットレースを行うにあたって必要なヨットを動かす技術はだんだん上がってきたかと思います。

これからも練習を続けてヨットレースでも勝てるようにしていきたいと思います。

 

菅原雅史


最近の練習

2016年03月24日 23時17分38秒 | 通常練習
こんばんは
新3年スナイプスキッパーのもろたです
月火の練習報告します


月曜日

早稲田が出艇しないということで小松コーチが東大につきっきりで、スピードチェックを行いました。
セールをただセーブするのでなく、本番に使う2010年のメインジブを使うことで再現性を高めることが目的でしたが……。

東大、再現性というものが弱いぞ(小松コーチ)

ジブなんかはリーチカーブをはじめ、フットのカーブ、目盛り、スプレッダーの目盛り、シートのマーキングなどをあてにするわけですが、風が変わってからの対応ばかりでなく、タックを挟んでからの対応すら良くない。クルーは合わせているはずと思っているのに、淡青から見てるとこれはダメだと。逆に言えば、わずかな引き込み具合の違いが決定的にスピード差を生んでしまうんだということでもあるわけですな。

午後は僕もヨットに乗って同じコーチングを。しかし、メインを合わせるのもむずかしい……。リーチカーブや、ブームの位置、シートのテンション、メインシートのフタマタの位置で覚えているのですが、前三つは感覚的だし、フタマタの位置もポートタックだとランチャーポールで隠れちゃうんだよなぁと。あとは、スピード感覚とラダーのパワー。なんにしろ、気を抜かずにやり続けて身に付くものですね。こういうトコロはよい指導者がある形で"正解"を指導したところで、最終的に再現する過程は自分で考えて行動するところですね。

午後はだいたい上オンでしたが、このくらいの風だとクローズでは他のフネに張り合えることが増えてきました。目下の課題は、フリー、強風……。

スピードチェックというと、走り合わせのイメージでしたが、淡青を上マークに、各々が走るレース形式のものもしてました。ここで誉められたことが1つ。レース序盤、ポートタックの僕がスタボの海野さんに対してベアして抜け、他二艇とセパレートしていったシーン。なぜそうしたのかと聞かれ、僕はクルーの江村から右のあのブローを取りに行こうと言われ、納得したのでそういう決断を二人でしたわけですと話すと、
「それこそがヨットレースなんだ(握手)」
と。
自分のポリシーをもって臨むということが大事なのです。ヨットレースに限らず。これもまた、コーチングだけでなく、自分で考える領域ですね。


火曜日

午前は早稲田からスナイプ470一艇ずつ、東大はスナイプ四艇。同じくスピードチェック。下オンのよっわい東風でしたが、フリーであまりに早稲田と違いすぎる。おそらく東大は落としすぎが多い。僕は馬鹿みたいに上りすぎ。もっと落としていかないと。

午後は南が吹き上がり、オーバーコンディション。スナイプの強風、課題なのですが、クローズがとにかく遅い。オーバーヒール、上りすぎ、メインもっと引けるだろ、と、自分でもわかるレベルでガタガタ……。筋トレと、繊細さが足りないのです。あと、スナイプ、風が上がるほどスピードが鈍重になってる感じがしますね。よくわからない。他の東大のフネは早稲田との走りあわせで少しつかんだ模様です。


さて、そんなこんなで最後の八景練習は終わり、今日は葉山に引っ越しました。六大学戦前の練習が待っておりますのでこの辺で寝ます。おやすみなさい。

練習日和!!

2016年03月17日 22時56分37秒 | 通常練習

3/11(金) 30785 山本・W→ 山本・浅川

                29604 師田・江村→師田・江村        

                淡青 中田・水石・浅川→中尾・柏木・金沢・水石

3/12(土)30785 山本・浅川→なし

               29604 師田・金澤→師田・江村

3/13(日)シーホッパー 浅川→師田

               シーホッパー 水石→山本

               シーホッパー 大南→なし

               淡青  江村・山本・師田→江村・大南・水石・浅川

3/14 (月)30785 山本・金澤

                30563 菅原・浅川

                29604 師田・江村

淡青 岡田・水石・大南

3/15(火)30785 山本・浅川→山本・浅川

               30563 菅原・水石→菅原・江村

               29604 師田・岡田

                淡青 江村・金澤・田原→岡田・金澤・田原

こんばんわ。スナイプクルー新2年の浅川です。この度、今までブログが470の西坂に任せがちだったことを反省し、スナイプ班のブログ担当を僕が引き受けることになりました。これからはこまめにスナイプ班もブログを更新していくので、読んで頂ければ幸いです。

さて今合宿を振り返っていきたいと思います。今合宿は強風かつ寒い日が5日間続くという非常にハードな合宿でした。また実は今合宿は2月以降の合宿で初めて5日間毎日乗ることができた合宿でした。出艇禁止にならない程度の程よい強風(6~10m)が毎日続くという最高のコンディションの中で動作を磨くことができ、六大戦の前に良い練習が出来ました。唯一残念だったのは、470チームが福岡にいってしまい、あまり艇数を出せない日があったことでしょうか。しかし月曜からは学生マッチに行っていたメンバーも練習に参加してくれたおかげで、3艇出すことができ、より実戦的な練習をすることが出来ました。また金曜日と火曜日には小松さんに来て頂き、早稲田と合同練習をしました。新しい練習メニューのバウを揃えて一気に加速する練習やピンアップの練習ではどちらも早稲田に大幅な遅れを取ってしまい、さらなる練習の必要性を感じました。ピンアップの練習は陸シュミでもできると思うので、次やるときまでに陸シュミをして少しでも差を縮めたいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。次の合宿はいよいよ最後の八景での合宿です。葉山に行く前に今一度基礎的な所から見直して、動作を磨いていきたいと思います。

それでは失礼致します。


やはり冬は涼しくて最高ですね

2016年03月17日 19時43分03秒 | 通常練習

こんばんは、山本です。2月の頭に花粉症を発症し、常に鼻で息ができなくなるほど重症でしたが、治すと強く念じながら毎日布団に入ったところほぼ完治しました。やはり人類に不可能は無いようです。

先週の練習のブログは浅川くんが書いてくれるらしいですが、まだアップロードされていないようです。早く書いてね☆

470チームのほとんどが福岡の日経大へ遠征してしまい、取り残された我々八景組は広くなってしまった合宿所で少ないながら元気に練習しております。FBの投稿より、福岡の470チームは楽しく充実した遠征を行えているようで何よりで、ハードなトレーニング含め色々こちらに持ち帰ってくれそうで楽しみです。もちろん高価なお土産も期待していますが。笑

人数が少なくなった瞬間に、微風続きだった八景島には寒波と共に毎日強風が吹き荒れております。正直僕は強風が苦手で先合宿は辛かったのですが、強風域を得意にするためにはとにかく強風下で乗り込むしかないとの教えのもと、毎日頑張る僕たちに神様がくれたギフトだと思って前向きに取り組んでいます。(今週も強風予報)

今晩から始まる週5練を終えると、来週頭に引っ越して六大戦を迎え、その後すぐに春のインカレがあります。六大戦や春のインカレまで練習日数がほとんど残っていないので、一層日々の時間を無駄にすることができません。が、春のインカレシーズン到来ということは、同時に新歓が始まるということでもあります。現在の我々は、小松コーチの指導、早稲田大学との合同練習、日本経済大学への遠征など、今までの東大ヨット部になかった練習環境にあり、とにかくこの機会を活かして全日本への切符を掴むための努力を重ねる時期です。しかし僕には、我々は悲願たる今年の全日本インカレ出場のみを見据えてやや浮き足立っているように思われます。東大ヨット部としての最終的な目標は全日本へ毎年出場し、優勝を狙う部活にすることで、そのためには今年の新歓を失敗するわけにはいきません。折角のコーチングの機会も新一年生が入らなくては、今年度全日本インカレに駒を進めることが出来ても、それが今年限りになってしまう可能性が高くなってしまいます。ここで全員で新歓の意義、必要性を再確認し、強い東大ヨット部を復活させるために今年度の新歓こそが重要であるという意識を共有してから新歓に臨もうと思います。

というわけで、最近は安定した数の新入生が入部しておりますが、現役一同気を抜くことなく新歓に全力を尽くしていきたいと思います。毎年LBの皆様には多大なお力添えをいただいておりまして、LBの皆様のかっこいい姿に入部を決めた新入生も多くおります。ちなみに僕は試乗会で一緒に乗せていただいた東郷さんのあまりの爽やかさに気がついたら入部していました。新歓は毎年のことになりますが、今年度もよろしくお願い申し上げます。

新3年 山本圭祐


学生マッチを終えて~工藤ver.~

2016年03月17日 17時42分47秒 | Weblog

こんにちは。一年で仰秀クルーの工藤康平です。投稿が遅くなってしまって申し訳ありません。

大まかなことは先日の田原の投稿にも書かれているためなるべく省略しようと思います。僕が一月末から参加していた仰秀の学生マッチが終わり、結果はご存知の通り六位でした。まずこの三か月間を振り返ると、一月にいきなり仰秀に田原と二人で移り、一から仰秀について学びつつ、三月の学生マッチに向けて、OBさん同乗ルールが撤廃ということもあり、ひたすら動作の練習をしていました。僕はマストハンドで、最初は数少ないツイーカーの架け替えですら忘れてしまうというレベルでしたが、練習を重ねるにつれて少しずつ精度は上がってきました。これに加えて、仰秀は数少ないJ24で練習を日常的に行っているチームであり、練習量ならほかの大学には負けないという自信をもって蒲郡に乗り込みました。

前日練習の調子は決して悪かったわけではないのですが、学生マッチ初日は上回航で僕と田原がミスをしたりとまっどたりしてスピンを張るのが間に合わず、足を引っ張る形となってしまいました。特に慶応と東海チームとの戦いではスピンを早く張れれば逆転のチャンスがあった分、悔しい思いが残ります。

初日の反省を踏まえて臨んだ二日目でしたが、僕も田原も大きなミスをすることなく回航動作を行うことができました。しかし風が弱い中行われたこともあり、僕は最後のほうには集中力が若干切れていたみたいです。

最終日の慶應戦ではスタートで出遅れたしまいそのまま追いつけないという形で二連敗して終わるという結果になってしまいました。

では軽く学生マッチを振り返ったところで、僕個人の考えを書きたいと思います。まず最初に書かれていたように僕たちは動作を完ぺきにしたつもりで蒲郡に行きました。それなのに負けてしまった理由は動作の練習しかしなかったことかなと今では思います。確かに僕も田原も一年生なので上級生の走りの練習よりも動作の練習が優先されることは当たり前のことではあります。ただ、僕は一つ一つの作業にとらわれすぎていて、各動作後の船の動作後の完成形を意識しながら終わっていない動作を埋めていくというプロセスを頭の中で行っていませんでした。もしこの頭の中で各動作の完成形を意識するということを少しでも早く意識していたのなら、ツイーカーのかけ忘れなどのミスはもっと早い段階で減っていたはずですし、本来のマストハンドの仕事である、ピットやバウマンのサポートの仕方やタイミングももっと早く身についていたと思います。動作の完成形を意識することにもっと早く気づいていれば(とはいっても結局僕自身で気づいたのではなく青木さんに指摘されて意識し始めたのですが)松山さんと岡田さんの練習も増えていたのかなと思います。

もう一つ大きな反省があるとすると、これは怒られてしまうことなのかもしれないですが、二か月間ずっとマストハンドをやっているうちに、動作は完璧ではないくせに、少しだけ飽き(と言ったら語弊はありますが)が生じたことです。もちろん他の人だったら、風を見るなりコースを引くなりしてモチベーションを保つことができたのでしょうし、僕もそうするように精いっぱい努力はしたのですが、ほとんどの場合1艇だけでマークを回る中では集中力は多くの場合午後2時ぐらいには消え去ってしまっていました。いろいろと集中力を切らさなくするような方法を考えたのですが、結局見つからずじまいでした。これは夏の週5連でも起きうることなのでそれまでに何らかの対策を考えたいです。

また大きく印象に残ったのは田原が記していたように、学生マッチの上位チームは一つ一つのタックでもロールをかける、起こすなどの意識が僕とは全然違っていて、まだまだヨットレースにおけるシビアさを理解していなかったことを痛感させられました。いかに一つ一つの細かい動作がスピードなどのヨット全体の大きなことに影響するかを考えながら今後乗っていきたいです。

おそらく当初の予定通り僕は仰秀に残ることになりそうです。今後の最大の目標は和歌山での世界選手権であり、それに僕が出れるかどうかはわかりませんが、一つ一つの練習、フリートレースなどの経験を最大限に生かして、走りや戦術の組み立てに貢献できるクルーになれるように今の自分に何が足りないのかを意識しながら目標に向かって突き進んでいきたいです。話は変わりますがヨット部全体としての最寄りのビッグイベントは新歓と春インです。残念ながら僕たちの代からも退部者が数人出てしまいました。自分が何に惹かれてヨット部に入ったか、また何が原因で同期が辞めてしまったのかをしっかりと振り返ってから新歓に臨みたいと思います。また僕が春インに出ることはありませんが、淡青要員なり、陸番なり全力でサポートしていきたいと思います。

最後におまけではありますが、蒲郡での出来事についていくつか書きたいと思います。まず僕は数年ぶりの自動車での長距離の旅にとても興奮していましたが、高速道路で飛び石が飛んできてガラスにひびが入ってしまい、とても悲しく思いました。車で到着した東海マリーナは施設も海もきれいで人生初愛知の印象はとても良いものでした。温泉旅館も部屋は広く、朝ごはんもおいしく、温泉も気持ちよくて、選手にとっては非常に良い生活環境だったと思います。ただ浴衣がなかったので来年行く場合はマイ浴衣を持っていこうと思います。またなぜが一発芸をしていないのに、芸大会を優勝することができました。今回の遠征では多くの他大の人と知り合うことができたため、とても有意義なものとなりました。

最後にお世話になった東海マリーナ、JYMA,社会人チームの方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後の応援もよろしくお願いします。

1年仰秀クルー工藤康平


学生マッチを終えて

2016年03月14日 20時14分38秒 | Weblog

お久しぶりです。クルーザー班新2年の田原です。

3/10~13に行われました学生マッチの報告と個人的な反省をしたいと思います。長文になりますので、予めご容赦ください。

 

まず成績についてですが、12チーム総当たりの予選で6勝5敗の6位、続く5位6位決定戦では慶應に敗北し、結果6位でレースを終えました。僅差での非常に悔しい敗北や勝利を経験して、ヨットレースで勝つことがやはり難しいと思い知らされたレースとなりました。

 

次に個人的な反省を書きたいと思います。

1月に同期の工藤と共にクルーザー班にやってきてからは、学生のみでも出艇できるようになったこともあり、週5日の合宿をフル活用して松山さんと岡田さんに動作を叩き込んでいただきました。直前には週に7日の合宿を行い、動作の練習量ではどのチームにも負けないという自負を全員が持った状態で蒲郡へと発ちました。

蒲郡での前日練習でも動作への自信を再確認し、当日を迎えました。

初日は恵まれた風の中、5レースを戦いました。僕は冷静に動作をこなそうと思っていましたが、実際にレースとなると相手艇に気をとられるなど、練習ではしなかったような動作ミスもしてしまいました。負けている時は艇内に焦りが出てきてしまい、逆転するシーンはなく、2勝3敗で初日を終えました。

二日目は軽風の中、6レースを戦いました。初日にしてしまったミスは絶対にしないと気合を入れて臨みました。先行している時も負けている時も艇内で慌てずに行こうなど声を掛け合いながらそつなく動作をこなすことができました。しかしペナルティをもらったり風が弱い中でスタートに出遅れてしまうなどして、2敗を喫して予選を終えました。

最終日は微風の中慶應とのレースに臨みました。風が弱い中でスタートに失敗してしまい、2連敗してレースを終えました。風が落ちた時のボディアクションや船を揺らさない意識、スタートの重要性がそのままレースの勝敗になってしまうことを痛感したレースとなりました。その後同志社と九州の決勝戦をシエスタのボートの上から見させてもらいました。両チームからもタックの煽り一つへの気迫が違うなと見てて感じました。動作には自信を持っていましたが、一つの動作への執念や集中は全く足りていなかったと思い知らされました。

 

最後に、クルーザー班にきてからの総括のようなものを書きたいと思います。

初めの頃は役割分担を決めるクルーザーに戸惑いも感じていましたが、練習を重ねるごとに艇内でのコミュニケーションが増えてきてきました。お互いがチェックし合うことでミスを未然に防ぐことができたり、そもそも動作を行う人を変えるなどの対応はクルーザーならではだなと感心しました。

ディンギー班とは違って常にレースメンバーとして海に出たこともとても良い経験になったと思います。一つの練習への緊張感だったりチームとして船を動かすという意識は多少でも身についたかなと思います。

またレースに出る機会もとても増えました。クルーザー班に来てからまだ2か月ですが、すでに3回もレースに出させてもらっています。しかも僕はラッキーなことにそのうち2回は社会人チームに混じって出させていただきました。いつもと違う人と乗ることで学ぶこと、気付くことは多く、チームにフィードバックするということがとても新鮮でした。お世話になった皆様、ありがとうございました。

最後の方はなんだか偉そうに書いてしまいましたが、実際は自分のことで精一杯で過ぎ去っていった2か月でした。

 

最後に、今回学生マッチでお世話になったJYMAや東海マリーナの皆様、社会人チームの皆様にお礼を申したいと思います。ありがとうございました。

 

これからも応援宜しくお願いします。

 

長文失礼しました。

                 仰秀バウマン 新2年 田原建人

 


2月が逃げていきました

2016年03月10日 22時49分54秒 | 通常練習

投稿遅くなりました。お久しぶりです。新3年の角出です。先合宿後半の報告ブログを書かせていただきます。

 
 
6日(日)は南西の強風予報でしたが、まだ風が回らず北風だったため南風が入るまでは出艇してよいということで海上に出ました。午前最初は急いで一番奥の海面までヨットを曳航し、小松さんの指導のもと早稲田と微風のトライアングルのコース練習をしました。
午後は南風が入ってきましたが軽風だったので午前と同様の練習をメンバーを変えて行いました。以下配艇。
 
470
4452 谷 水石 →谷 金澤
4357 園田 金澤 →園田 青木
4175 大南 青木 →間邪 水石
4096 午前出艇せず→西坂 角出 
スナイプ
31308 海野 浅川 →海野 江村
30563 師田 江村 →菅原 浅川
淡青
柏木 菅原 角出 西坂 →柏木 師田 大南
陸上 筒井 豊川 中島
 
7日(月)もまた強風予報だったのですが、大雨ベタにより急遽小松さんによる座学となりました。昼過ぎに出艇を試みますが風に恵まれず、小松さんに動作の動画を見ていただき改善点を指摘していただきました。
 
 
8日(火)の午前はかつて無いほどの濃霧により陸上待機を余儀なくされました。ハーバーから向かいのオペラハウスのような水族館が見えなくなるほどでしたね。八景島マリーナ主導の避難訓練を行った後、整備や陸シミュをして過ごしました。
午後は太陽が出てきて気温があがり霧が晴れたので、出艇しました。南の安定した軽風の中よい練習ができました。日曜日と同様に早稲田とトライアングルのコース練習をしました。以下配艇。
 
470
4175 間邪 角出 
4096 西坂 柏木
スナイプ
31308 海野 早稲田の新2年生
30563 菅原 浅川
29604 師田 江村
陸上 筒井 豊川
 
 
早稲田との練習は刺激的で毎日勉強させられることばかりです。上手いけれどもセーリングに対しての姿勢が謙虚で尊敬させられます。早稲田に負けじと努力を積み重ねてまいります。お疲れ様でした。
 

3/4,5の練習報告 “八景島レース”

2016年03月08日 11時18分30秒 | レース反省

三年の470クルーの柏木です。
今週も週五練を行っています。今回は金曜日土曜日について報告させていただきます。

3月4日金曜日
4452谷金澤→谷中田
4357園田柏木→園田青木
4175間邪水石→間邪角出
4096大南青木→西坂柏木
30785山本江村→山本江村
30563菅原浅川→菅原金澤
29604師田海野→海野浅川
淡青角出中田西坂→師田大南水石

インデッキからフルトラまで風の強弱のあるなかで早稲田大学と一緒にコース練を行いました。
小松コーチがいらっしゃるようになってから早稲田大学との合同練習を行う機会が多くなり、高いレベルの艇の走りを間近で感じながらの練習となっています。その域に達せられるようにチーム内でのミーティングを更に活性化させ、練習に励んでいきたいと思います。

3月5日土曜日 八景島レース
4452谷金澤
4357園田柏木
4175間邪水石
4096西坂角出
3894大南中田
30785山本浅川
30563菅原師田
29604海野江村
淡青青木中島筒井

立教大学主幹のもと八景島レースが行われました。
チームの反省としては、レースの合間に集まるというのが徹底できていなかったり、スタートが近い時間に走り合わせで海面を離れてしまい戻るのがぎりぎりになってしまったことなどがあげられます。スナイプではゼネリコを誘発していたのが東大の船だったというのも聞いたので、気を付けなければならないと感じました。早稲田大学との合同練習の成果で高い位置で待つことができるようになってきていると思っていたのですが、長いスタートラインだはまだまだだと感じました。
個人的には、スタートで下の船に先行されてしまうことが多く課題を感じました。一方でそうした局面で、艇数が少なかったとはいえスタート直後にタックを返して前か後か判断しながらフレッシュをつかみにいくことができたのには自分の成長を感じました。自分の船は早稲田2艇法政2艇に次ぐ五番手のことが多かったのですが、それらの艇に先行したときにしっかり相手艇を抑えたコース取りをでレースがあった一方、先行しているのにつまらないミスから逆転を許したレースもあり、動作の確実性を高めなければならないと感じました。また、その四艇に先行されたときに後ろを抑えることに専念してしまい先行艇を抜きにいくことができませんでした。前後との差を考えて勝負できるところでは勝負できるようにしたいと思います。

春の六大戦までの練習も少なくなってきました。そこを直近の目標に練習に励んでいこうと思います。


冬の週5練ももう折り返しですね

2016年03月03日 02時01分10秒 | 通常練習

こんばんは。

新2年470クルーの金澤亮磨です。2/26,27の練習報告をしたいと思います。

<配艇>

2/26

4357 園田・柏木→園田・水石

4175 谷・中田→西坂・柏木

4096 中尾・金澤→大南・中田

30785 師田・山本→山本・江村

30563 菅原・師田

29604 海野・江村→高山・海野

淡青 菅原・西坂・水石→谷・中尾・金澤

2/27

4357 園田・金澤→間邪・水石

4175 中尾・水石→中尾・金澤

4096 西坂・柏木→大南・柏木

30785 海野・山本

30563 山本・菅原→菅原・江村

29604 師田・江村→高山・青木

淡青 間邪・谷・海野→谷・園田・師田・西坂

どうせなので、今合宿全ての自分自身の反省を中心に書いていこうと思います。

今合宿もコース練習を中心に練習してきたのですが、僕自身はやることの多さについていけていないことを実感しています。スタート前に周りを見る余裕がなく、ただ秒読みしているだけになりがちですし、コースを考えているとヒールトリムが雑になりますし、トラブルを対処するのが遅いですし、などなど毎練習ごとに課題が山積みのように出てきます。これらをひとつひとつクリアしていこうと思います。

ですが、良かった面もあります。動作は少しずつですが良くなっている気がします。沈が無くなってきているので、これからは風に合った適切な動作をするのが目標です。また、スタートをうまくできた時、タクティクスが成功した時はなかなかうれしいものですね。練習では失敗を恐れず、いろいろ試していくつもりです。

全体に関していうと、この2日は8mほどの風が吹いていた時間があったのですが、自分も含めうまく練習できませんでした。僕ら下級生の練習ではトラブル艇が続出して淡青が大忙しだだったし、練習もまともに出来ませんでした。船のトラブルは整備を頑張り、強風で乗っていき、こんな風は強風じゃないよ、といえるように頑張ります。

さらに、この2日ではありませんが、自分は早稲田大学のレスキューの紺碧に乗らせていただきました。早稲田大学の練習を見たり、東大との合同練習の運営をしました。とても良い刺激になり、ためになることもたくさんありました。こういう機会を最大限活かし、良い所は吸収していきます。あと、早稲田大学の皆さんと仲良くなりたいです。

最後になりますが、今週の土曜日には八景レースがあります。自分も出るのでレースに向けてしっかり準備して、臨みたいと思います。良い順位を取って、景品が欲しいです。

では、来合宿も頑張ります!トラッピーズもばりばり伸ばします!

新2年 金澤亮磨