お世話になっております。3年470クルーの工藤光生と申します。
遅ればせながら、8月第2クール(8/13-17)の練習報告をさせていただきます。
Facebookでも報告させていただいていますが、先クールは前線通過による大雨と強風により、2日間が赤旗になってしまいました。かと思えば、ベタベタの鏡水面の日もあったりとあまり練習している気がしません。照りつける太陽のもと、安定したトラピーズコンディションの風のなか、他大学の練習に混ぜてもらっていた、7月の自主練期間が偲ばれます。(写真は自主練期間に通りがかった帆船「みらいへ」です。)
しかしながら恵まれないコンディションの中でも、小松コーチがいらした13日の練習は実りあるものでした。マークを正方形に打ってのコース練習は、風がシフトするのに合わせてセールやセンターボードの調整、ロングを意識したコース引きなど、基礎的な部分を徹底することの痛感しました。また、技術指導以外にも、昨今の感染状況を踏まえるといつ活動停止になってもおかしくないから、寸暇を惜しんで練習しなさいという言葉をいただき、部員一同気が引き締まりました。
470チームとしては今クールからインカレに向けたレギュラー決めのためのコース練習結果の集計が始まり、緊張感を持って練習ができていると感じます。ケースを起こした艇には2回転に加えて得点のペナルティをつけることで、1艇ずつ順位を上げていくという意識を持ちながらも、ケースに対してもシビアに取り組めています。個人的には、前後の艇を意識しつつも大きな風のシフトを考えながらコースを引くことが苦手で、2上で1艇をカバーしていて反対海面の2艇に抜かれるといったようなことを繰り返してしまいました。ヨットは風で走らせる、ということを念頭において練習に励んでいかなければ。
また、Facebookでも報告させていただきましたが、8/20(金)に部員1名がPCR検査を受け陽性となりました。13日の練習において小松さんから、このような感染状況でいつ練習ができなくなるかわからない、というお話があってすぐのことでした。
東京都の20代の20人に1人が既に新型コロナ感染者であるという現状を踏まえると、毎日のように公共交通機関を用いて通い練習を行っていて当然ではあったと思います。しかしながら、東大ヨット部は去年のパンデミックから現在まで感染者が出ていなかったので、どこか自分たちは平気なんじゃないかとたかを括っていた部分があったのかもしれません。今後はヨットの技術向上はもちろんですが、それは部員の健康の上に成り立っているという自覚をもって、感染対策および感染者が発生した際のリスク対策といったことを徹底します。
今後とも応援よろしくお願いいたします。