こんにちは。新2年470クルーの工藤光生です。
昨日は、貴重なオフということで鯛めしを食べに行きました。合宿所では、マネージャーさん達のおいしいご飯が食べられるのですが、金銭的及び衛生的な観点からメニューに制約があるので、普段食べられないような食事をするのが僕のオフの楽しみです。そんな訳で、今オフは、大(タイ)枚をはたい(タイ)て鯛(タイ)めしを平(タイ)らげて参りました。
暖冬を吹き飛ばすような寒いダジャレはこのくらいにして、先週末に開催されました東北大学・横浜国立大学定期交流戦の報告をさせていただきます。例年、12月に行われている本定期戦ですが、昨年9月の台風15号で八景島が甚大な被害を受けたため、今年度は2月開催となりました。1日目(2/22)にチャーター艇引き渡し及びレセプションが行われ、2日目(2/23)にレースが行われました。レース当日は、平均風速11mという南風が吹き荒れるコンディションの中、1レースのみが行われました。
以下国際470級のリザルトです。
全27艇 オープン艇込みの点数(オープン艇除く点数)
4692 天木/廣瀬 8(4)
4579 松前/工藤 12(7)
4452 古橋/下重 4(2)
4303 調/齋藤 15
4301 藤田/大橋 RET
国際470級
1位 横国 10点
2位 東大 13点
3位 東北 23点
全体としては、横浜国立大学に敗れて2位となってしまい悔しい結果となりました。今回の反省を活かして、今後の練習に励んでいきたいです。
それでは、個人の反省に移ろうと思います。僕は今回、新4年スキッパーの松前先輩とペアを組ましていただきました。上位で帰ってこられる実力を持つにも関わらず、全体で12位という不甲斐ない成績に終わってしまったのは一重に2回の沈によるものです。
以下が1回目の沈の状況です。
全体5位ほどで2上でギリギリのレイラインを走っていた我々は、タックしてきた艇を避けたためマークに入れなくなってしまい、ジャイブ周りで巻き直すことになってしまいました。その際のジャイブで沈してしまい、大きく順位を落としました…
原因は、僕がジャイブ後すぐにトラピーズに出て起こしにいかなかったこと。スタート前のジャイブのように適当にジャイブしてしまった…。強風のなかで急いで巻き直しているのだから、すぐにラフするのは当然なのに…。
単純に場数が足りなかった。あの風であの動きをしたらどれだけヒールするのか理解してなかった。
でも、経験がないから仕方ないではいつまでも先輩や経験者に追いつき追い越すことができない。少ない経験を最大限活かしてやっていくしかない。
「1を聞いて10を知る。」
めっちゃ難しいというのはわかっているけど、この言葉に少しでも近づけるように日々考えながら春合宿に取り組もうと思います。
いつもお世話になっております。
新4年スナイプスキッパーの永田です。
気付けば「新4年」と名乗るところまでやってきました。この前ヨット部に入ったばかりのように感じるのに、時が過ぎるのは早いものですね。
さて
今合宿は、金曜日午後に追いコンからの、土日に東北大学・横浜国立大学定期戦、月火は通常練習という内容でした。
金曜日は4年生の追い出しコンパが開催されました。4年生の方々とはこの3年間ずっと共に暮らし、戦ってきた間柄なので、やはり込み上げてくるものがありました。
翌日から東北大戦ということで、毎年恒例の徹夜カラオケ3次会がなくなってしまったのは残念でしたが、4年生との思い出を語りあったり感謝の気持ちを伝えたりと、素晴らしいひと時を過ごせました!
4年生の皆様、4年間お疲れ様でした!
土曜日は、東北大の方々が八景島にいらっしゃり、大会準備やレセプを行いました。
レセプションは芸出しなどで大いに盛り上がった…と言いたいところですが、どうも芸出しの準備を全然してなかった様子で、2-3分程度のネタ1本のみと少し物足りなかったです。楽しみだったのになぁ…
日曜日は、東北大戦の本番でした。
予報では、微風などと言われてましたが、いざ出てみたら赤旗レベル。マリーナのご好意(?)で1レースだけ開催することができました。
以下、スナイプのリザルトです。
国際スナイプ級
全19艇 オープン艇込の点数(オープン艇除く点数)
31418 戸沢/村上 6(4)
31308 吉武/山村 UFD(20/10)
30785 永田/阿部 2(2)
30563 古関/長岡 10
131308 古山/野村 RET(20)
国際スナイプ級
1位 横国 14点
2位 東大 16点
3位 東北 25点
総合成績
1位 横国 24点
2位 東大 29点
3位 東北 48点
西風強風でのレースで、先にスタートしていた470が上マーク際で沈しまくったり、トップ艇すらも沈してしまったりと、なかなかカオスなレースの中、僕と阿部のペアは沈せずただひたすら走った結果、2位となりました。
結果だけ見ると良いように見えますが、クローズではヒールし過ぎてまともに走れてなかったり、1下ではチキってランチャーをあげなかったりと、もっと上手く走れてれば全然順位は上げられたはずであり、反省点は多かったです。
また、このレースでは吉武・山村艇がリコールしました。時間を1秒間違えてコールしてしまったとのことでした。結果的には、この文字"UFD"がなければ横国に勝てる点数となりました。それだけに、「文字」の重みを再度痛感しました。
今回の負けを吉武艇のリコールのせいにしてしまうことは簡単です。しかし、安易にそのようにしてはいけないと思います。
大学ヨットはチームスポーツ。3艇が揃って初めて成り立つものです。
チームとしてまだまだスタートへの意識がたりてなかった。
チームで艇同士のコミニュケーションをもっと取れていれば防げたのかもしれない。
そもそも横国もリコールで文字をつけている訳で、残り2艇の成績も不十分だった。
いくらでも反省すべき点は見つかります。
「横国は3艇ともインカレに出るような上級生ペアだったから仕方ない」
などと言って仕舞えばそれまでですが、それも絶対に言ってはならない。
そういう言い訳をしているうちは成長できるわけないし、甘えでしかない。
そう思います。
なんだか偉そうに言ってしまっていますが、これは自戒の念も込めています。自分もそう思ってしまう瞬間が多々ありました。しかし、これはただの「逃げ」であり、成長の足枷にしかならないと思います。こんな考えのままでは全日本入賞はおろか、全日本出場さえ危ういでしょう。もし同じようなことを考えている部員がいたら、一緒に考えを改めていきましょう。
反省が長くなり過ぎたので、以降あっさり目でいきます笑
月曜日は、八景島出艇禁止日だったので、横須賀まで曳航して練習しました。普段と違う海面で苦労する点もありましたが、不安定な風の中、動作練や回航など有意義な練習を行えました。
火曜日は、京都大学OBの長塚様にお越しいただき、スナイプチームを指導して下さりました。ほぼ0mの無風状態が長く続きましたが、京大ヨット部が得意とする無風の中でのロールタックや加速動作の極意を教えて下さったり、京大スナイプ を優勝に導いたチーム運営法などを教えて下さりました。
お忙しい中、ありがとうございました!
簡潔に書くことが苦手なもので、長いブログとなってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
それでは失礼いたします。
新4年 永田 裕之
P.S.
全然本文と関係ありませんが、東大ヨット部内では有名(?)な「スパゲッティーのパンチョ」の1年間無料券をゲットしました!
LBの磯野さんと多賀谷さんと一緒に、去年の全日本インカレ後から関東18店舗(静岡×2含む)を全力で廻って手に入れました。
これで無料でいつでも増量し放題になったので、爆ブローにも耐えられる重量系スキッパーになれるよう頑張っていきたいと思います!笑
新3年の470クルーの下重です。
本日から、京大遠征に来ております。
今日の琵琶湖は噂通り鏡のような湖面でした。
京大の微風動作はとても繊細でカルチャーショックを受けるほどでした。
波の無い平水面だからこその観点は私たちには無いものでした。
あと3日間。
見れるだけのものを吸収して東大に持ち帰りたいと思います。
お久しぶりです。新2年スナイプクルーの大根田です。リレーブログの順番が決まった時に「最後やん、まだまだ先やん!」 などと思っていたわけですが、ついに順番が回ってきてしまいました。Facebookの紹介では「場合によってはこのリレーブログのトリにふさわしくなれるかもしれない男」という謎のプレッシャーをかけられて少し困惑しています笑
せっかくの機会なので僕の最も尊敬している人の言葉を紹介したいと思います。尊敬している人といっても有名人ではなく、中高の部活の顧問の先生の言葉です。その先生は常々「当たり前の基準をあげろ」とおっしゃっていました。
その先生曰く、弱小校と強豪校の大きな違いが「当たり前の基準」にあるとのことです。例えば中高やっていたサッカーにおいては「練習前のストレッチの質」「一つの練習に対する意識の高さ」「荷物の整理」「挨拶」「返事」等々練習に関することだけでなく生活面についても「当たり前の基準」が違います。こういったことは自分自身も当時遠征に行った際に上級生だけでなく下級生においても徹底されていると感じました。
では、ヨットにおいてはどんなことが考えられるでしょうか。東大はありがたいことに全国トップレベルの早稲田大学と一緒に練習させていただけるため色々と違いを感じさせられます。直近のことで一番感じたのは赤旗がおりた後の出艇のスピードについてです。ただでさえ赤旗が上がり練習時間が短くなっているという状況で早稲田はいち早く艤装を済ませ一番に出艇しました。おそらく「一分一秒でも長く練習をするための行動をすること」が早稲田においては「当たり前」なのでしょう。こういった技術面以外の点でも早稲田から学べることは多いと思います。もちろん早稲田が全て正しいということではありません。ですが、せっかく強豪校を近くで見れるという利点があるのだから東大らしさは残しながらも色々なことを見て吸収できたら良いなと思います。
また、自分は来週から京都大学の練習に参加させていただきます。京都大学といえば国立大学ながら昨年の全日本インカレでスナイプ級で優勝し、総合入賞を果たしたまさに東大が目標とするチームです。そんなチームの練習に参加させていただけるということで胸を借りるつもりで取り組みたいと思います。そして京大における「当たり前の基準」を身をもって感じ、東大にも持ち帰れたらなと個人的に思っています。
こんな感じで拙いブログになってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。これで2020年度リレーブログは終わりということになります。もし読んでないブログがある方は是非読んでいただきたいです。部員それぞれの部活に対する向き合い方がわかってとても面白いです。(まあ、サイクリングについて語ってる人などもいますけどね笑)
p.s.
そろそろ僕がいただいた高山さんのスーパーウォームが6年目に入り悲鳴をあげているため今シーズン限りで現役を引退することになりそうです。ありがとうございました。来シーズンからは早稲田大学のスーパースキッパーのK君が良いと教えてくれたヨットブランドGillのウェットを買ってみようと思います。
聖菜ちゃん、紹介ありがとう。
こんにちは。新3年470クルーの足立です。
全力で打ち込めることがあるって素晴らしいことですよね。ヨット部という環境に出会えて幸運だと我々は皆思っています。
最近自分は海に取り憑かれているなあと思うことがよくあります。
一月のオフの期間中、せっかく部活がないのだから普段出来ないようなことをしようと考えていました。ヨットとは全く関係ないことをと思って色々なイベントやアルバイトなどを探したのですが、結局最後は海にたどり着くんですよね。
そうして海洋に関するイベントやJAMSTECのインターンなどに参加してきました。
いま、海洋や深海は宇宙と並ぶ新たなフロンティアとして注目されている分野です。中でも特に海洋ロボティクスという分野が熱く、AUVと呼ばれる水中ロボットの研究が盛んに行われています。
将来は海洋ロボティクスなど海に関わる仕事をしたいと実感しました。
しかし、もし海と直接関わりのない仕事を選んだとしても、仕事以外のところで必ず海と関わって生きていると思います。
僕は海に取り憑かれているのです。もう既に海は自分の一部になってしまいました。海とまったく関わらないで生きていくのは想像できないし、海のことを忘れようとすればするほど自分の海への執着の強さを実感します。
海には自分を惹きつけて止まない魅力があります。大学生のうちから海に取り憑かれてしまった自分は本当に幸せです。
明日のブログは新2年マネージャーの小林美緒ちゃんです。お楽しみに。
p.s.
多かれ少なかれ海に関わって生きていく日本では、青少年の海洋に関する教育が非常に重要です。
特に三陸海岸の街では、海とともに発展してきた多様な生活や文化があるにもかかわらず、震災以降海への嫌悪感を感じたり心の距離をとってしまったりする子供がいます。
そんな中「海と希望の学校 in 三陸」と題して、大気海洋研究所と社会科学研究所が共同し、青少年の海への教育を通じてローカルアイデンティティを再構築しようという取り組みが行われています。
興味がある方はぜひ調べてみてください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/society/aid/sanriku.html
p.p.s.
AUV(Autonomous Underwater Vehicle)は水中や深海で活動するロボットです。主に海底地形図の作成などの海洋探査で使用されます。
従来の海洋探査では一台のAUVに対して一隻の有人の支援母船が必要になり、一日あたり数百万円から一千万円ものコストがかかると言われています。
そこで、海洋探査の高速化と低コスト化を目指して「Shell Ocean Discovery XPRIZE」というコンペティションが行われました。この大会において日本の「Team KUROSHIO」が準優勝を果たし話題となりました。
https://www.jamstec.go.jp/team-kuroshio/
こちらも興味がある方はぜひ調べてみてください。ちなみにこの大会で活躍したAUVは、駒場2キャンパスにある生産技術研究所で見学できますよ。