東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

夏の週6練報告

2016年08月30日 12時54分49秒 | 通常練習

1年470スキッパーの塚本将史です。遅くなってしまいましたが、先週の週6練の報告をさせていただきます。

 

8月23日(火)の配艇(午前→午後)

470 間邪・角出

    園田・柏木

    塚本・青木

スナイプ 海野・浅川

      山本・江村

      菅原・門井→菅原・師田

      師田・鈴木→高山・千葉

淡青 西坂・小野・加瀬林・高山・千葉→西坂・小野・加瀬林・門井・鈴木

 

8月24日(水)の配艇

470 4579間邪・角出

    4452塚本・青木

    4301園田・柏木→西坂・柏木

スナイプ 31308海野・浅川

      30785山本・江村

      30563菅原・師田(葉山に回航)

      29604高山・門井

疾風 西坂・小野・加瀬林・鈴木・高山・門井(30563回航後)→小野・加瀬林・高山・門井・多賀谷・磯野

 

8月25日(木)の配艇

470 4579間邪・角出

    4452塚本・青木

    4301西坂・中田→園田・柏木

スナイプ 30308海野・浅川

      30785山本・江村

      29604菅原・師田

疾風 柏木・加瀬林・高山・多賀谷・門井→西坂・中田・加瀬林・高山・門井・多賀谷

 

先週は江ノ島での練習でした。この期間は基本的に8時半出艇、昼着なしで16時ごろまで練習するというちょっとハードなものでした。風は午前は弱目で午前から午後にかけて南風が入りそれが安定してくるとハーフトラからフルトラ、またはオーバーになるまで吹いてくるといった流れ。また江ノ島は波、うねりがあり自分としては少し苦手なコンディションとなりました。

 

練習内容は午前は走りの練習、午後は早稲田大学さんとのコース練習が主です。コース練習には駒沢大学さんなども途中参加したりと艇数多めのミニインカレのようになりました。青木さんと組んで秋のインカレのレギュラーに名乗り出ようと意気込んで臨んだ練習でしたがなかなか前を走ることはできず中盤以降の争いが大半となってしまいました。

その中で印象に残ったことがありました。それは25日の練習で、コース練習での走りがどうしても他艇よりも悪く走り負けている感覚が強かったため小松コーチにお願いしてレースでの走りを見てもらいました。そこでもらったアドバイスはアウトホールを引く、プラーを少し入れる、ジブ、メインを少し引くといったごく単純なものでした。しかしそのときのスタートがよくなかったのにも関わらず早稲田2艇に続いて3番目に1上を回航。「えっ、なんで?」と拍子抜けするくらいでした。走りが悪いと船が違うとかセッティングが何かおかしいとかと思いがちですが、もっと手元でコントロールできる範囲のトリムを疑うべきなんですね。それはロープコントロールだけでなく乗り方やヒールトリムもそうなんでしょう。違いはわずかでも小松さんのように的確なトリムができればほかの船にも負けない、むしろその上を行く走りができるのだと体で感じた瞬間でした。もちろん今の僕にはいい時の船の状態を覚える(再現セーリング)ことしかできませんが。

 

江ノ島期間も終わり、次からは葉山となります。秋インも1か月を切ってきました。結局自分は出ることにはならなさそうです。青木さんといっしょに乗った時間は本当に短い間のものでしたが、みっちりと充実した練習ができ自分としても大きく成長できたのではないかと思います。残りの練習もチームために盛り上げていきたいと思います!!

それではこの辺りで報告を終わりにしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

1年 塚本将史


東日本スナイプ

2016年08月30日 12時54分49秒 | レース反省

こんにちは。2年スナイプクルーの浅川です。

スナイプチームは8/27,28の土日に江ノ島で開催される東日本スナイプに出場しておりました。
以下がリザルトです。

リザルト
28位 31308 海野 浅川 (53)-31-49-12-17-19
32位 30785 山本 江村 35-19-14-(58)-32-42
52位 30563 菅原 師田 51-29-33-53-(DNS)-DNS
68位 29604 高山 岡田 (DNF)-DNS-54-62-63-65
(全77艇)

2日間を通してブローの強弱とシフトが激しい北風でのレースとなりました。
ここ最近は安定した南風での練習が多く、シンプルなコースを引くことが多かったため、東日本スナイプでは全体的にコースを引くのに苦労しました。

海野浅川ペアの1日目は失敗の連続でした。まず3レース中2レースでスタートに失敗してしまいました。唯一スタートできたレースも、コースを外したため、艇団のトップではあったものの、上マークで合流した時には結局真ん中くらいの順位に落ち着いてしまいました。
江ノ島スナイプなどでも感じたことですが、ビッグフリートになるとスタートで失敗すると、常にブランケを走らなくてはいけないので挽回が難しいです。コースの選択肢もとても狭まってしまいますが、我慢してエンドまで伸ばしてフレッシュを走ることが重要となりそうですね。
また小松さんによると今回のレースは雲の動きに注意することで、シフトを読むことができたようです。スタート前には雲を注意深く見ておりますが、レース中にもその動きを見る必要があるなと感じました。

失敗の連続だった1日目とは違い、2日目は比較的良いスタートを切ることができました。
コースがかなりポートロングで、風も比較的左から吹いてることが多かったため、先にスタボを伸ばしてポートでレイラインにのせるコースをとることがほとんどでした。
その結果1上でかなりいい順位がとれ、残るリーチングやランニングでラップをとられ順位を少しずつ落としたものの、良い順位でフィニッシュすることができました。
この日感じたのは、ファーストタックの重要性です。スタートが出れるとやはりコースの幅も広がります。上位の船は良いスタートをきめて、最初の大きいへッダーで返して前を切るという場面をよく見ました。
これからはファーストタックをどこでうつかよく考えるようにしたいと思います。そのためにはしっかり風を見極められるようにならなくてはいけないと思いました。

2日間を通して感じたのは、レースの後半に疲労がたまり、動作がおざなりになることが多かったです。もっともっと体力をつけなくてはいけないと思いました。
また、走りでは負けることはかなり少なくなりましたが、スタートやマーク際などのレース運びの上手さが上位の艇に比べるとまだまだ下手だなと感じました。
葉山の練習で行われる他校との艇数多いコース練で克服したいです。

秋インまで残り少なくなってきましたが、日々成長していきたいです!

それでは失礼します。


関東470出ました

2016年08月17日 11時14分19秒 | レース反省

お久しぶりです。3年の角出です。

先週末の関東470の報告です。
 
結果は以下URLにて
 
http://www.kanto470.org/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000001_32303136686F6E5F726573756C745F372E706466
 
週末の土日2日間で行われ南風計5レースの軽風シリーズとなりました。
第1レースのみメモリアルレースとして参加艇全艇によるフリートレースで第2レース以降はディビジョン分けされてのレースでした。
 
間邪・角出ペアはレースの入りだしがよろしくなかったです。最初の全艇レースでは、スタートラインの有利エンドを見誤ってしまい、かつ非常に消極的になってしまっていたことから、不利エンドから第3線でスタートする形になってしまいました。相模湾の南風は、振れの激しい北風とは異なり、安定した一定の風が入り続けるのでコースによる追い上げが難しく、スタートでの順位がそのままフィニッシュの順位となると言っても過言ではありません。有利エンドからしっかりとスタートして初めて上位争いが出来ることを改めて痛感しました。
 
その後、反省をいかして有利エンドからの展開を試みようとするも、下のスペースにフネが割り込んできたり、フネを上に向け過ぎたりで、なかなか思うようなスタートができませんでした。5レース通して一回しかスタートには出られませんでした。この夏の練習では周りのフネを牽制してスペースを確保する、ラインに対する自分の位置を把握し続けられるよう訓練していきます。
スタートに出られなかったときはすぐにタックしてフレッシュを掴みに行きリカバリーは早く済んでいるので、順位はそこまで落としませんでした。
 
クローズはタックの数を極力減らし、フレッシュを走れるようにシンプルにコース展開しました。スピードはあるので、もう少しヒールトリムを丁寧にしていければなお良いのではないでしょうか。
 
1日目ランニングのスピードが相対的に悪かったのですが、小さなブローに合わせて丁寧に上し落としを繰り返していくことで2日目には修正はできたかと思います。
 
実力相応の成績ではありましたが、まだまだ不完全燃焼で順位を上げられた部分は多く見受けられます。秋インカレまでには修正してまとめていきたいです。
 

セッションはしない方針でいきます。



練習報告from小網代

2016年08月10日 19時36分33秒 | 通常練習

お疲れさまです。クルーザー班2年ピットの金澤です。仰秀の練習報告をさせてもらいます!

今合宿はメンバーがなかなかメンバーが揃わないことに加え、風がありすぎたり無さすぎたり...と少しもどかしいような状況でしたが、そんな中、塩島さんに来ていただきました!ありがとうございます!

僕自身、普段はピットというポジションをしていたのですが、今回はトリマーの練習をみっちりやることが出来ました!トリマーは名前の通り、ジブセールとスピンのトリムをするわけですが、ずっとセールに意識を向けて考えることが新鮮で楽しかった半面、分からないことだらけで難しいと実感しました。バングやアウトホール、ハリヤードテンションなどなどセールの形を決めるものは色々ますが、スキッパーの松山さんにどれをどれくらいにするかを聞きっぱなしでした...。これからピットでやる時もセールをちら見してある程度のセールの形に慣れていこうと思います。

また、強風の中では圧倒的なパワー不足を感じました。他のチームと走り合わせたとき、タックでジェノアを他のチームのトリマーは

一発でほぼ引ききっていた一方、自分はいつまでもウインチでカチカチ...。何回かですが、バシッと入れることが出来たときは気持ちいいですね。

他のポジションの人も違うところをやることがあり、収穫として各ポジション間の連携を見直すことが出来ました。ミーティングで充実した議論が進みました。まだまだ動作や連携で改善できることを実感しています。

我々は9/19から始まるワールドに向かって練習しているわけですが、練習時間はたくさんあるようでそんなにありません。やれるときに集中してやっていきます!

そして、我らクルーザー班主将の松山さんがヨーロッパ遠征に出発します!頑張ってきてください!

最後に、今、我々貧しい大学生に各方面の方々からおいしい食べ物をはじめ、様々なご支援をいただいています。どうもありがとうございます!

金澤亮磨

 

 

 


夏の週5練開始!!

2016年08月06日 21時49分28秒 | 通常練習

初めて練習報告のブログをかかせていただきます。1年の小野万優子です。


8月5,6日の練習報告です。
いよいよ夏の週5練がスタートしました!


配艇

8月5日

470級

4357 園田・加瀬林 → 園田・水石

4096 西坂・水石 → 西坂・加瀬林

3894 小野/塚本・角出 (午前)

4579 間邪・角出 (午後)

スナイプ級

31308 海野・田原 → 海野・門井/鈴木

30563 菅原・門井 → 菅原・江村

29604 師田・鈴木 → 師田・田原

29279 高山・江村 → 高山・千葉

淡青
小松コーチ・千葉・磯野・多賀谷→ 小松コーチ・多賀谷・磯野

8月6日

470級

4578 間邪・角出 → 間邪・角出/磯野

4357 園田・青木

4301 中尾・柏木 → 塚本・柏木/角出

4096 西坂・中田 → 同ペア

3894 小野・水石 → 同ペア

スナイプ級

31308 海野・千葉 → 海野・浅川

30563 菅原・江村 → 菅原・多賀谷

39604 師田・磯野 → 師田・江村

29279 高山・浅川 → 高山・鈴木

淡青
小松コーチ・塚本・鈴木・多賀谷 → 小松コーチ・中尾

今回の合宿が今年初めての夏の週5練です。
特に私のような一年生にとっては合宿所に2泊以上することが新鮮に感じられます。

5、6日ともに午前は微風、午後は少し風速が上がるというコンディションでした。練習は短いコースを回るスタート練と、長めのコース練を繰り返し行いました。

今回の練習では、潮への対処を集中的に学ぶことができました。5日の午前中は、潮の向きが変化したために、スタートごとに違う対処を取るのが大変難しかったです。ある時には潮に押し上げられてリコールしたり、またある時にはすぐそこにあるはずのスタートラインに全く近づけなかったり…
また6日も非常に潮が強く、ただでさえ混戦の上マークが、潮に流されラインに入れなかった船が多発したせいでさらに混乱を極めました…


しかし、小松コーチは2日間でも確実に上達が見られたとおっしゃっていました。私の個人的な話になりますが、約2週間後に控えた全女予選に向けてこの合宿から初めて女子ペアでのらせていただいています。私自身1日の練習の中でも息が合ってきているのを実感しました。また、小松コーチ曰く、今回のような練習は、単調であっても非常に大切だということです。1年・4年のペアで乗る際も、スキルには幅がありますが、ひたすらマークを回るという練習はどちらにとっても有意義だと、コーチの話を聞いて思いました。

さらに1年生は470・スナイプのチームに別れて練習をはじめました。そのチーム分けも、私は勝手に「〇〇はスナイプっぽい」などと予想していましたが、それとも少し違う人員配置になったようです笑。私も含め、チームごとにこの夏でぐんぐん力を伸ばしたいです!

さて、最後になりますが、インカレを控えたこの夏は部活にとって勝負の時期です。そして今回の練習で良いスタートを切れたのではないかと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この夏も応援よろしくお願い致します!

1年 小野万優子

夏合宿開始‼️

2016年08月01日 12時53分39秒 | 通常練習

 

お久しぶりです。4年の間邪です。

 

7月31、30日の練習報告です。

七大戦以降、テストオフ明け初めての練習でした。

 

配艇

 

7月30日(土)

470級

4579 間邪・中田→間邪・戸倉

4301 中尾・柏木→同ペア

4175 西坂・青木→同ペア

 

スナイプ級

31308 海野・浅川→師田・浅川

30563 師田・千葉→菅原・千葉

 

淡青 小松コーチ・菅原・戸倉→小松コーチ、海野、中田

 

7月31日(日)

470級

4579 間邪・千葉→間邪・中田

4301 谷・柏木→中尾・柏木

4175 西坂・中田

 

スナイプ級

31308 海野・浅川→海野・千葉

30563 山本・戸倉→菅原・浅川

 

淡青 小松コーチ・菅原・中尾→小松コーチ・山本・西坂・戸倉

 

1年生はテストがまだあり、また山中に派遣されている人もいるので、人数が少なかったです。そんな中でも、練習も食当もしっかりこなしていた1年生の2人、千葉と戸倉は本当にお疲れ様でした。

土曜日は微風~順風、日曜日は順風~強風と様々なコンディションの中で、基本的には、走り合わせとゲートスタートからのコース練を行いました。小松コーチに2日間みっちり指導していただき、充実した練習となりました。

 

私自身は470に乗っているので、470チームの話をさせていただくと、今合宿の470チームの一番の目的は、今秋使用するニューセールのタイプを決定することでした。

というのも、東大ヨット部は今までN13というタイプのメインセールを使ってきたのですが、最近ではこのタイプのセールを使っているの大学はほぼいないらしいのです。

いつも一緒に練習している早稲田大学はN9、同志社大学などの多くの大学や社会人チームがN12というタイプを使っているそうです。

誠に有難いことに、私達は小松コーチのもと、早稲田大学と一緒に走り合わせすることが多いので、同じN9のセールを使った方が比較もしやすく、練習効率も上がるのではないか、主流ではないN13を使い続ける意味はあるのか、ということで、今回の議題が浮上しました。

 

今合宿では、ちょうど霜山監督の代に購入した2008年のN9のセールが2本、非常に良い状態で合宿所に眠っていたので、それを用いてペアや艇を乗せ換え、入れ替えをして、N13と比較しました。

実際に私もN9で乗ってみたのですが、チューニングはノースセールが公表しているチューニングテーブルに合わせて出艇し、海上で小松コーチの指示に従ってセールシェイプを作り出していったのですが、やはり、メインシート、トラベラー、ブライダルの長さなどのマーキングに合わせる位置が普段と異なり、慣れるまでにある程度時間がかかるだろうなというのが個人の感想です。まあ4年間もずっとN13を使い続けてきたので、そりゃそうですよね。なので、あと2カ月間もない秋インで使うセールとしてはN13の方が良いと考え、話し合った結果、チームとしても今年の秋イン用のニューセールはN13で臨むことにしました。

 

しかしながら、早稲田大学はN9で結果を出しているわけですし、新しいセールでの十分な練習期間があるという前提で判断することができなかったのは、大変悔やまれます。後輩たちには、しっかりと早め早めの段階から予定を立てて、今後のセールをどうするかを決めてほしいと思います。

 

とは言っても、私達の目標は、オリンピックで金メダルを取りに行くわけではなく、学連のレースで勝つことです、全日本インカレに出場することです。セールのタイプよりも、きちんとフネを走らせるなど、大切なことが他にもたくさんあるわけで、神経質になり過ぎなくても良いと思います。むしろ、これから始まる夏合宿では、その他の部分を全力向上させなければなりません。

ただ、小松さんもおっしゃっていましたが、ヨットは道具のせいにしやすいスポーツでもあります。チーム全体で秋インにはN13で臨むと決めたからには、このセールで絶対全日本インカレに行きたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、有難うございます。

応援のほど、宜しくお願い致します。

 

470リーダー兼副将 間邪浩太