東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

もう2つ寝るとお正月

2021年12月30日 08時32分56秒 | 2022リレーブログ

お世話になっております。470新2年スキッパーの安藤和真です。

阿比留くんから紹介あった通り、毎回安藤という名字のせいで大体のことは初めに回ってきます。

それにしても、同期に「あ」始まりの人が三人もいるなんて、かなり珍しくないですか?安藤という名字がかぶって名前の方で覚えてもらうことなんて初めてです。僕は高校時代、クラスには「あ」の人がいなくてずっと出席番号一番で、集会と年度はじめの席では3年間必ず先頭でした。

どうでもいいですね。

 

2021年も残すところあと1日となりました。僕の今年の振り返りをしていきたいと思います。

東京大学に入学した当初は、ヨット部に入ることすら想像していませんでした。ヨットに初めて乗ってその魅力を知った試乗会では、ヨットが冬のこんなにも寒い時期にも出艇して練習するとは思っていませんでした。この間の自主練では雪まで降りましたよ。ヨットに乗るたびに、新しいことを知っていく毎日です。こんなにも新鮮な経験は、ヨット部に入っていなければできなかっただろうと思います。ヨット部がなければ、土日は怠けて平日はそれを後悔しつつも土日が来ればまた怠けるを繰り返す、みたいな生活をしていたでしょうし、実際テスト前のオフとかは割とそうなりがちなので、ヨット部に入る決断をしていなかったらと思うとゾッとします。

 

11月半ばからはようやくヨットに乗れるようになりました。ヨットに乗れるようになって思うのは、先輩たち上手すぎってことです。先輩の艇は大体速いし、走り合わせの時は風位を完璧に合わせてくれるし、角度も先輩の船を基準として自分が上れてないかなどを判断するし。一緒に乗っていただく先輩クルーはあらゆる面でカバーしてくれるし。僕も何年か後にはあのレベルに達することができるんでしょうか。精進していきたいです。まずは、基本的な動作をちゃんとしていくところからですね。このオフ期間に動画を見て、研究していきたいです。課題はヨットに乗る度に見つかります。加速のスムーズさ、下マーク回航でラフした時に上しすぎてしまうところ、風の触れた時の対応など、前回の自主練だけでどんどん次乗る時に意識したいことが出てきました。毎回の練習で何かを意識しようとして、でも何かができなくて、の繰り返しの中で、だんだんできることが増えていくといいな、と思います。まだまだドのつく下手ですが、少しずつ、少しずつ、成長していけたらなと思います。

 

それにしても、ヨット部の雰囲気っていいですね。運動会としてちゃんとピリッとしていて、でも上下関係は怖すぎることはなくて、先輩は優しくて。同期もいい人しかいなくて、そんでみんな普通に優秀で。すごい切磋琢磨し合える環境だと思います。こういう環境に身を置けて本当によかったです。そんな中で頑張っていって、同期で競い合いつつ学びを共有していければ、どんどん上手くなれると思います。

 

色々と今年を振り返ろうと思っていたら、取り止めのないことを書いてしまいました。読みにくい文章をここまで読んでいただきありがとうございました。

明日は、もう一人の「安藤」の、安藤聡くんです。ご期待ください。


合法のギリギリを攻めていきたい

2021年12月29日 18時23分26秒 | 2022リレーブログ


ブログを書くのは自己紹介ブログ以来ですね。どうも皆さん、新2470クルーの阿比留と申します。

本日から年末年始ブログリレーが始まります。悪しき風習「名前順」により、トップバッターを任されてしまいました。

思えば全体MTGでも和真を隠れ蓑に議事録担当を逃れてきた私ですが、名前順では一番最初なんですね。

いつもありがとう、和真。



さて、皆さんはオフ期間をどうお過ごしでしょうか?自主練やトレーニングというものはありつつも、この期間をどう過ごすかは基本的に部員各々の裁量になります。

自分が定めた目標は、「次の正規練までにイケてる470クルーになるための下地を作っておく」です。

具体的には体づくりと自前の海着を揃えるということですね。しょーもない目標ですが、「形から入る」ことが大好物な自分にとっては取り組みやすい目標でもあります。かっこいい海着と隆々な筋肉。それを携えてヨットに乗る。これを想像すると筋トレだってバイトだっていくらでも頑張れます。その形を整えた状態でヨットに乗ったならば、それだけで上手くなったような錯覚に陥るでしょう。というか、モチベが倍増しますね。そして錯覚と現実のギャップを埋めるために否が応でも頑張ることになります。だからこそ、こういった目標の訳です。

工藤さんという470クルーたるものかくあるべしというモデルのような先輩を見ていると、それがいかにカッコいいことかも知っているし、相当なストイックさがなければできないことも想像がつきます。

これを達成できるかどうかは私次第なので、今後にご期待ということで。



将来の目標を語るのはこの辺にして、過去の反省も忘れてはいけません。

新体制の開始に伴って部員一人一人が設定した目標。

自分が立てたヨット面の目標は、


「動作マスターになる!!


新体制になったとき、それまで海に出るたび酔いに翻弄されて、ヨットに乗った回数がまだ数えられるほどであった私にとって、この目標は必ず取り組むべき最初の課題でした。


現在その目標に届いたのか?


一言で言うと「こんなはずではなかった」です。

まだひよこにもなってません。たまごクラブです。ギリギリたまごにヒビが入ったかな?くらいだと思います。

頭では分かるのに、体が追いつかない。毎回同じ安定した見事な動作をしたいのに、毎回見事に違うことをしてしまう。反省点や課題をあげればキリがありません。もっととんでもない速度で成長していきたいと思っていたし、出来なくもないのかなとか考えてました。しかし現実は沈・落水祭り。逆ジブするし、スピンは潰れるし、おんなじ失敗繰り返すし、、、ものすごいギャップで目が回ります。

でも、悪かったことばかりではなく、良かったこともあります。それはやるべきことが見えて来たということです。各艇MTGで何度も指摘されるポイントというのは、相当な問題点であると同時に、伸び代でもあります。そういったポイントを今一度整理して自省するのも、この期間にしなければならないことですね。


また、初レースである八景レースへの参加も貴重な経験となりました。八景レースでの自分の目標は「現時点の自分の最大値を出す。そして、楽しむ。」でした。

結果としては、スピンをはれないほどの微風コンディションというのもあり、1レース目は順位は良かったのですがDNF、2レース目はBFDになりました。2レース目に関しては、クルーにも関わらず見通しが甘く、大幅にラインを超えていることに気がつきもしませんでした。先輩は「申し訳ない」と言ってくださいましたが、自分としては2レース目に参加できなかった悔しさよりも、リコールに気が付かなかったこと自体に恥ずかしさを感じていました。タイムコール、他艇との位置関係の把握などに気を取られ、見通しの確認を怠りました。こういった経験を初レースでできたのも、なにか意味があることで、人一倍リコールに注意を払おうという意識がついたと思います。


今は自分がどう上手くなろうかにほとんどの意識を割いていますが、あと45ヶ月もすれば新入生が入ってきます。そうなったとき、後輩に気が配れるほど自分が上手くなり余裕を持っていなければなりません。

今年引退された先輩方や新4年生のブログを読んでいると、その内容のアツさに胸をうたれます。果たして自分はここまで真剣にヨットに向き合い、人に向き合うことができるのか。

まだまだビジョンは見えません。

とりあえず現状は、毎日の筋トレと小銭稼ぎに勤しむことにします。


新入生といえば、新歓PVの作成に携わることになりました。普段東京で映像関係のお仕事もされているという室蘭工業大学ヨット部の青盛さんが協力して下さるということで、いいものができるのではないかとワクワクしております。

個人的には、新歓PVは曲選が命の気がしているので、わけわからん著作権フリーのEDMで妥協することなく、ぎりぎり合法内の曲を攻めていきたいと思っております。



明日は自分がお世話になっている安藤和真くんです。よろしくお願いします。


笑顔

2021年12月28日 00時54分59秒 | リレーブログ

こんにちは。
新4年マネージャーの青木香穂です。 

先輩方の引退ブログを読んで、引退されたんだな~と改めて感じている今日この頃です。 

同期達のブログのような素敵でちゃんとしたブログではないのですが、私なりにラストイヤーについて考えたので、是非読んで頂けたらと思います。 

私は綺麗事なのかもしれないですが、誰も我慢をしない部活をつくれたらなと思っています。 

もしも大多数の人が望む未来になっても、誰かが苦しみに耐えていたら意味がないと思うからです。 

でも、それを実現させるのはとても難しくて、これをすればいいっていうマニュアルがない事も分かっています。 

だからこそ私は私なりに皆が笑顔で目標を達成出来るような環境をつくっていきたいです。 

東大ヨット部はそれぞれの立場があって、皆どうしたらより良くなるか考えていて、見方というか視線の高さは違っていて、でも同じ景色を目指していて。 

だからこそ、一人で抱え込まずにお互いの事を想い合えたらなって思います。 

また、今までのクルーザー班マネージャーは目標に向かってただただひたすらがむしゃらに走っていた気がします笑
その結果、周りの方々にとっても恵まれている事もあり、自分達のやりたかった事が随分出来るようになりました。 

私達が何か新しい事を始める時にぶれないように気を付けようねって話している事があります。それは、「プレイヤーのためになっているか」という事です。ただただ私達が楽しいだけじゃ部のためにはならないからです。でも、何が部のためになって、何が部のためにならないのか。実際はよく分からなくて。挑戦していく中で模索していくしかないのかなと思っています。 

まだまだクルーザー班マネージャーとして出来たら最高だなと思う事はあるので、これからも模索していきたいと思います。

多くの方々に応援して頂いている事を忘れず、最後、皆が笑顔でヨット部に入って良かったと思えるよう、全力で頑張ります。

新4年 青木香穂


引退までにできること。

2021年12月26日 23時33分00秒 | リレーブログ
いつもお世話になっております。新4年マネージャーの小林美緒と申します。

時の流れは早いもので、あっという間に2021年も残り僅かとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、私もlast yearに突入したということで、こちらで同期と同様に決意を記します。

私は、「強いチームの土台を固めること」に尽力していきます。

ただの”チーム”ではなく、“強い“と付け加えました。
現在のチーム組織は、変化しながら整いつつあると感じています。
少なくとも私が入部した当時よりも確実にマネージャーチームとして、また部活全体として風通しのよい環境で最高のチームパフォーマンスが得られる構造改善がなされてきていると感じます。

そのために、今自分ができることは、後輩にそれを繋いでいくこと、心から信頼し頼ること、また意見を取り入れて形にしていくことです。
今までは何でも自分でやることが自分たちマネージャーの強みでしたが、これからは後輩マネージャーと共有しあい意識的に変えていかなければならないと考えています。
また、人数も増えたので、より各々が適材適所で活動していける環境を整えていきたいと思います。ディンギークルーザー関係なく、今後もプレイヤーが集中してプレーできる環境をつくることがマネージャーとして一番の土台であると考えます。

 また、小網代のマネージャーとしては、新勧に特に力を入れていきたいと考えています。
今までもマネージャー新勧を担当してきましたが、経験を生かして後輩マネージャーとともにさらに盛り上げていきたいと思います。
そして、「マネージャーとしてもっと活動の幅を広げたい!」と小網代マネージャーになりたての頃から主張してきましたが、去年進出したフィールドに加え、あと一年でできる所まで活動の幅を広げ挑戦していきたいと思います。

あと一年で自分に何ができ何が残せるのかと考えると、後輩や新入生に、体系的な組織を残し見せていくこと、そしてその後さらに“強いチーム”となる雰囲気、構造を整えていくこと。そして今の構築を続けていけば、今後さらに東大ヨット部が強いチームになると私は確信しています。
現在のヨット部はプレイヤーマネージャー共に、意欲的で発言力のあるメンバーが揃っていますので、今までLBさんが築いて下さった長い歴史に、このメンバーで更なる歴史を刻んでいきます。

昨年の結果を超える、悔いのない、やり切ったと言えるような一年に、そして周りの方の支援に感謝し最高学年としての自覚を持ち活動していきます。

自慢の同期たちと一緒に最後まで戦い抜きますので、あと一年どうぞよろしくお願いいたします。


新4年マネージャー小林美緒

チャーシューの梱包スキルが向上しています

2021年12月26日 21時26分01秒 | 通常練習

こんにちは。仰秀新3年トリマーの伊東です。

 

感染症の拡大と共に幕開けた2021年もいよいよ年の瀬となりました。皆さんはこの年末は如何お過ごしですか?

 

自分は、今週は外洋学連主催のANIORU‘s Cupに協賛頂いている肉のタカサゴさんで仰秀からは単身、年末のアルバイトをさせてもらっています。接客業に不慣れなこと、年末でお店が大忙しなことが重なりかなりてんやわんやしています。マイペース・のんびり・不器用の自分は戦力になるどころか迷惑をかけている気もしますが、他方でとてもいい経験になっています。シバかれまくって、年明けと共に一段スキルアップしていることでしょう(きっと)。

 

さて、仰秀では全日本から一か月ほど経ち、新体制も少しづつではありますが風を捉え始めています。12/18Pre ANIORU‘s Cupでは無事1位を取ることが出来ました。あまりにも風に恵まれず、スピンをきちんと張ることなく終わったレガッタですが、チームとして大きな事故なくレースを乗り越えられたことは、タクティシャン以外のポジションが入れ替わった12月の「事故なく艇を動かす」という目標をまずは達成できたのではないでしょうか。次のステップに踏み出していこうと思います。また、円滑な大会運営をして下さった大会運営委員とレース委員の皆さま、レースでアドバイスを下さった春日さま、ありがとうございました。

 

他にも、12月のチームの指針として「春合宿に向けて各自・チームの課題を見つける」ということを掲げておりました。これもある程度実践できたと考えています。

 

トリマーである自分としては、セイルシェイプの変化の速度への影響とベストのシェイプの見極めタック動作の精度向上強風でのスピントリムの3点が大きな課題かと思います。

 

は、チーム全体でセッティングをチェックする時間を設けたことで浮き彫りになりました。「この形がいい」と言われる形におよそ合わせることは出来るようになりましたが、本当にそれがベストなのかが分かっていないということに課題意識があります。特にドラフトは自信を持ってコレだと言えないので要研究です。色々と目的意識を持ってセッティングを変えてフィードバックして、ということを繰り返していこうと思います。

 

については、トリマー就任前からの課題でしたが、タック動作がお粗末すぎるので、春合宿前半までにはほぼ全てのタックを成功させることを目標にしようと思います。新体制から風待ちの時間を有効活用することを意識づけており、自分も積極的に即席陸(ではない)シミュレーションをしています。

 

ですが、強風ではシートを持つだけで精一杯でトリムもままならないという状態で悩んでいます。筋肉つけること、これに尽きる気もしますが、まずはガイを合わせること、ヒール・アンヒールをスピンで潰すことなど基礎的な技術的にも改善できることが盛りだくさんです。ド強風でもスピン上げれるようにしたいですね!しかし、まずは筋トレです。

 

課題が山積します。日々練習の目的意識がはっきりしているおかげか、課題が見えやすくなった気がします。2月からは課題を踏まえて練習と探究(?)に努めていこうと思います。

 

いきなりドライブチームと責任重大ですが、チームのみんながトリムやヘルムのことに興味を持って議論をしてくれているので、非常に楽しくやっています。自分自身もチーム全体のことに当事者意識を持って、取り組んでいくことが大事だと感じる日々です。

 

なにはともあれ、オフ明けの練習が楽しみです!

 

今年も残り僅かですが、皆さま良いお年をお過ごし下さい。

 

クルーザー班 伊東秀晃


感謝のパワーで

2021年12月26日 11時14分00秒 | リレーブログ

お世話になっております。新4年マネージャーの齊藤菜々子と申します。

ブログを担当するのはマネージャーブログを始めた時以来なので、4月以来でした。ご無沙汰しております。


ラストイヤーにかける思いということで、昨日まではプレーヤーのみんなが様々な思いを書いていて、同期の私からしても一人一人の熱い思いを読むことが出来ていい機会です。

今日からは愉快な4年マネージャーズが続きますので、マネージャーの思いもお読みいただけたらと思います。



ラストイヤーにかける思い。


今年のスローガンは「好み好まれる」です。

チームとしてこれを掲げて活動することが出来ればとってもいい雰囲気の部活になりますよね!

そもそも私がヨット部に惹かれて入部したのも、その雰囲気が良かったからです。



マネージャーのみんなが、「ヨット部で力が発揮できてる!私のサポートがみんなの力になってる!」と思えるような部にすること。

そしてみんなが「ヨット部でよかった!最高の4年間だった!」と思える部にすること。

これが私のラストイヤーにかける思いです。



プレーヤーのみんなにも言ったことがあることなのですが、

プレーヤーは自分たちだけでもヨットをすることができるけど、マネージャーはプレーヤーがいないとマネージャーではできなくて、私たちはみんなに素敵な思い出を貰ってる、

と思うのです。

プレーヤーのみんなからありがとうと言って貰えることはよくあるのに、私たちがみんなにありがとうを言えるタイミングがあまりなく、たまにありがとうの気持ちが溢れてしまうことがあります。


1年生の頃から、私が楽しみながらマネージャー業をさせていただき、それに対してみんなが感謝してくれている。

そんなヨット部で活動できることがとっても幸せなのです。


マネージャーの後輩の子もたくさん入ってきてくれました。それぞれが自分の力を発揮して、ヨット部をサポートしてくれています。

マネージャーも活躍し、プレーヤーはそれに感謝を伝えてくれて、、、とっても素敵な部活になっています。



私の最終目標としては、マネージャーとしての活躍に自信を持つことが出来るようになり、部の目標である全日本入賞をみんなで達成することです。


日々のサポートでもまだまだ足りない部分しかないので、常に私に出来ることはないか、どんな工夫が必要かを考えて活動して行きます!!



プレーヤーのステージはヨットの上。海上で力を発揮するために、陸上での時間をどう活用するか、どこまで有効に活用できるのか。それは陸マネにかかっていると思います。


今年も、みんなが海で走ってる間に、陸上で走り回りたいと思います!笑



まとまりのない文章になってしまいましたが、私のラストイヤーにかける思いです。


1年間、よろしくお願い致します。



新4年マネージャー 齊藤菜々子



題名はしょうもないことを書いていきたい

2021年12月25日 23時03分00秒 | リレーブログ
お世話になっております。新4年スナイプクルーの山村です。このブログを書くために結構色々考えました。自分がなにを考えているのか整理する良い機会になったと思います。ただ、考えてたらよく分からなくなり期限を過ぎてしまいました。すみませんでした。


最近、色んな大学のヨット部の人の引退ブログをよく読みます。引退ブログは特別です。それぞれの4年間がそこにあって、全然知らない人のやつでもつい読んでしまいます。中でも特に引き込まれるものがあって、その共通点は書いた人が(最後の1年で)紆余曲折を経て最終的に納得のいく何かを掴んで引退しているってことだと思いました。

まあ紆余曲折を経ていない、順風満帆な人なんてまずいないので、大事なのは納得のいく何かを掴むことです。そのためには自分がやってきたことがチームの結果に貢献したと思えることが必要だと思います。



去年、スナイプチームの秋イン決勝での敗退が確定した際に悲しかったけど悔しくはなかったです。自分が出た際にどれほどいい成績をとっても敗退は覆せなかった。レスキューからは結果自体には何の干渉もできない。秋イン当日の自分の行動は50点以下だったけど、ベストだったとしても変わらなかっただろうことは1日目の後悔をぼんやりとしたものに変えました。

そもそも、こうなるだろうなとはどこかで思っていました。それまでの普段で、ここは良くないとかこうした方が良さそうとか思うことはありました。口に出したこともよくあります。でも、行動には移しませんでした。よくない気がするなと思ってもとりあえずそのままこなしていました。その結果が、そもそもこうなるだろうなとはどこかで思っていた、です。このどこか他人事のような言葉が、具体的に行動に移すことをしなかった自分の去年というものを表していると思います。



今年は結果に責任を持ちたいです。正確に言うと、引退する際に結果を受け止めてそれに対して諦めではない感情を持ちたいです。そのために、チームに貢献できるよう、クルーとしても4年生としてもやれることをやっていきます。

これだけだと具体性に欠けてて薄いんですけど、既にだいぶ時間がやばいのでここに書くんじゃなくて、これからしっかり行動することで代わりとします。やらなくても何とかなることをやるのが人一倍苦手なのですがそう言っていたら今までと同じことを繰り返すだけなので今年はこれからはやっていきます。



なんかこれで終わると暗いので最後に近況報告です。自主練行ってきました。ゴム替え後初ドライスーツ着ました。まだ2年目なのに左足に空いてた穴(修理しなかった)にはセールクロスを貼りました。剥がれないし浸水しないしめっちゃいいです。もしドライスーツに穴が空いた際には是非試してみてください。

以上

それでも自分を肯定したい。

2021年12月25日 15時00分00秒 | 引退ブログ

お久しぶりです。
470クルーをしていました、下重智華子です。


先に言いますが、めちゃめちゃ長い文章になってしまいました。
読むのが大変なので、読まなくてもいいです笑
自己満のブログですが、お手柔らかに。

引退してから、日が経ってしまいました。
引退ブログを書こうとすると、色々なことを思い出して、いろんな感情が溢れて、少し整理がつかなかったので、逃げ回ってました。
でも、ようやく少しだけすっきりとした気持ちになれたので、言葉にしてみようと思います。

このブログは、きっと見る人にとってはしんどいかもしれない。
こんな引退ブログを残すのは、よくないのかもしれないけど、色々考えて残そうと思いました。大目に見てください


私の、この苦しい感情の理由は、4年間で一度もインカレに出られなかったことです。

1年生の時の秋、西坂さんと水石さんが最終レースで数点差の逆転負け。関東大会で敗退てしまった。その時のことはすごく鮮明に覚えていて、私もこれに4年間をかけようと決めたきっかけでした。
その時から、ずっとインカレで走ることだけ考えてました。インカレで前を走って、全日本にいく。わからないけど、もしかしたらインカレへの執着は部で1番だったかもしれない。多分、私が最後まで辞めることを一切考えなかったのは、このブレない目標があったからだと思います。

チャンスがないわけじゃありませんでした。

3年生の時、秋インのペアとして、4年生当時エーススキッパーの松前さんと組ませてもらって。希望した理由はすごく単純で、求められるレベルが高いほど成長できると思ったから。上手くなりたくて必死でした。松前さんの足を引っ張りたくなかった。チームに貢献できるようになりたかった。もしかしたら、自分よりも他のクルーと組んだ方が松前さんは走るのかもしれない、ってそんなこと考えたこともあったけど、実力に見合わない1番艇クルーを努めようと必死でした。
秋インカレの少し前、4番艇のクルーが大橋さんに決まりました。大橋さんはインカレの経験も豊富で、強風域が得意。その頃私は、軽風は自信が持てるようにはなったけれど、課題は強風。
それでも松前さんは1ピンまでなら下重で行きたいって言ってくれました。少しだけ認めてもらえたようで嬉しかった。
結局、2週間前から出艇できるのかレベルの爆風。スナイプが出艇だけして帰るようなコンディション。470だって余裕の2ピンオーバー。こんな風聞いてないよ。練習してないよ。ってみんな悲鳴をあげるくらいの風がビュービュー吹いてました。
私の出番はありませんでした。

天木さんたちの引退が決まって、いろんな気持ちが溢れてたまらなかった。6点差。悔しくて悔しくてしょうがなかった。何が悔しいのかもわからないくらい全部が悔しかった。大橋さんはすごく私に謝ってくれた。そんな、謝ってほしいなんて思ってなかったし、それを聞いてどうすればいいのかもわかんなくて、ただ純粋に、天木さんと松前さんと大橋さんが引退しちゃうのも悲しくて。思ったよりも8位まで近かったけど、あとちょっとだけ足りなかったことも悔しくて。出れなかったのももちろん悔しかったけど、ぜったい私が出ても変わらんかったし、やっぱあの風だったら大橋さんの方が絶対よかったし、どうしようもなかった。

次のチャンスは春イン。
同期の智貴と組ませてもらいました。この頃は本当にすごく楽しかった。2人で船のパフォーマンスを良くするためにどうしたらいいのかをずっと考えてました。小松さんにもたくさん見てもらって、教えてもらって。意味わかんないくらいヨット乗ってました。学業を疎かにしまくって、ヨットしか乗ってなかった。
むやみやたらと乗りゃいいってもんでもないって少しだけ気づいてたけど、自分の身体の限界を感じるくらい乗ってた。本当に楽しかった。
春インが本当に楽しみでしょうがなかった。3番艇争いも熾烈で、チームとしての仕上がりも本当に楽しみだった。関東の中で自分たちがどれだけ喰らいつけるのか、試したかった。

でも、コロナでなくなってしまった。
この時の喪失感は半端なくて、魂抜けるかと思いました。いや、正直ちょっと抜けてました。

それでも、なんとか魂取り返して、メンタル保って、関東個戦。
良いところもあったし、成長も感じた。やっぱり、第1レースで良い景色を見られたことは忘れられない。1番忘れられない良い思い出。それでも結果は悔しくて悔しくて。まだまだだなって思った。秋インまでもっともっと上手くなって上手くなって上手くなるって決めました。

4年生の秋インでは、郁ちゃんと52で4番艇として最後望むことになりました。最後の最後まで諦めるつもりはなかったけど、あまり良い波に乗れなくて、ずっとスランプみたいになってた。自分はもっと上手くなれるはずだったのに、上手くなったのに、どうしてできないの、悔しい悔しい悔しい。諦めたくないけど、期待することにしんどくなって、ぐちゃぐちゃしたまんまずっと過ごしてました。
東大のクルーの中で自分が1番上手いって自信が持てるところは一応あったけど、4人がそれぞれ良いところ持ってて、自分が1番だなんて全然言えなくて。結果も出せなくて。
1番になれなかったことが本当に悔しかった。
圧倒的になりたかった。認めてもらいたかった。本当に悔しかった。

4番艇でもあり、レスキューでもあり、どう振る舞えば良いのか難しかった。下級生の頃は全力でサポートのこと考えていられたけど、選手としての気持ちとレスキューとしての気持ちどっちつかずな感じがしてもやもやしてた。

私の唯一決めたことは、チームを信じ抜こう、ということ。私は多分、1番チームのことを信じてた。古橋は、自分が1番だったって言ってたけど笑。私も、少なくとも同じくらい信じてた。入賞本当にできると思ってた。だって私が控えなんだよ、強いじゃんそりゃあ、って。
レースメンバーが叩いて落ち込んでも、へっちゃら。だって信じてるもん。そんなんじゃないでしょ実力、全然。大丈夫でしょ、実力出せたら勝てるんだから。って本当に思ってました。

そんな気持ちだったから、レースメンバーには少し求め続けてしまった。秋インの結果だって、みんな納得してなかったとは思うけど、私も全然納得できなかった。

全日本の前日練習で、藤田下重のパフォーマンスが良かった。我々が1番走ってるんじゃないかってくらい良くて、自分たちはちゃんと4番艇としてレースメンバーのお尻叩けてるし、役割果たせてると思えた。この練習が私の現役最後のセーリング。楽しかったって思えた。これか本当に嬉しかったし、よかったです。自分のいる意味を見出せました。

全日本インカレの結果はご存知の通り。悔しかったし、もっといけたんじゃないかって思ったりもするけど、本当に揉まれた。うん。実力だなぁ。

まぁ、要は運がなかったなって思います。
クルーで圧倒的な1番の実力をつけられなかったことは自分のせいだけど、自分としては本当に言葉通り出来る限り頑張ってきたつもりだし、そんなに実力が他に劣ってたとも思わない。運がなかったなって思うことにしました。

まぁ、ヨットってそういう競技だなとも思います。世知辛いし、無慈悲。
自然相手だもん、そうだよね。こっちの気持ちなんて知ったこっちゃないよね。


先日、同期と1個上の先輩とご飯を食べました。
先輩方が、下重をインカレに出させてあげたかった、そうずっと思ってレースしてたってのを聞いて、ようやく、天木さんも大橋さんも松前さんも、古橋も崇も智貴も克樹も、調も工藤も、私のこと背負って戦ってくれたんじゃないかなって思いました。
私だけじゃなく、他のインカレにでられなかったメンバーを背負ってくれてた。

あ、470チームの強さはそこだったのかもしれないなって思った。
チームをずっと作ってきて、チームのために戦える人は、最後まで諦めないし、馬鹿力が出るのかもしれない。
自分が出られないことは、本当に、口から心臓を掴めるくらい悔しかったけど、自分のことを背負ってくれる人たちがレースメンバーで良かったなってちょっと思える。

東大ヨット部は、新たな時代を迎えていて、きっと、ここから先、私みたいな人も出てくると思う。
だから、忘れないでほしいです。
こんな気持ちでサポートに回る人がいるってこと。その気持ちを背負って戦うことが、チームを強くすること。



しんどい感じの文章をダラダラ書いてしまってごめんなさい。
こんなこと言ってるけど、やっぱり私はなんだかんだ、こんな経験できて幸せだなって思います。
だって、成長できた。

私は入部する時、4年間を全うしたい、という気持ちで部活に入りました。
自分の成長のことなんで微塵も考えてなかった。
でも、この4年間のおかげで、いろいろなことに気づけたし、考えたし、成長できた。
インカレには出られなかったし、目標には及ばなかったけど
そこそこは上手くなれて、人間的に物凄く成長できて、たくさんのものを得られました。そんな自分を肯定したいと思ってます。

1番は、
死ぬほど負けず嫌いで、負けそうなものなら逃げ出していたタイプなのに、レギュラー争いというしんどいしんどい戦いに諦めず向き合い続けたこと
これがいちばん偉いと思う。自分を褒めたい。何度も何度も、諦めちゃったら楽だな、もうやめたいなって思った。みんなそうだったんだと思うけど、毎回レースメンバーを決める時は吐きそうになってた。こんな気持ちになるなら、もうずっと4番艇でいいって言いたいなって、競い続けないほいうが楽だな。って何回も思った。
けど、逃げないで頑張り続けようって決めてたから、しんどくても辛くても悔しくても練習頑張った。
頑張る、ってことをちゃんとやれた。
これが私の1番の成長です。

他に自分の成長できたとこなんてあげだしたらキリがない。たくさんありすぎて。

チームづくりという面でも
本当にいろんなことを考えて、最後までやってこれた。
意識していたことや大切なことは色々あるけれど、いくつか述べたいと思います。

まず、呪いをかけないこと。
これは、天木さん達の代から引き継がれてきたことだと思います。
1年生2年生はみんなどんぐりだし、差がついても一時的なものなのに、上級生がこいつが上手いみたいな雰囲気を出してしまうと、その呪いがかかってしまうと思います。
私は最後まで自分はダメだなんて思わないでやってこれました。それは、私に期待をかけ続けてくれた先輩のおかげだと思うし、だからこそ、後輩達にも期待をかけ続けようと思ってやってきました。
今までにないくらい層が厚くて、誰がレギュラーになってもおかしくないくらい足並みが揃っているのは、それが理由の一つでもあるのかなって思います。
これから人数が多くなってきて、激戦になってきます。競争が熾烈になる中で、上級生は特に意識してほしいです。期待をかけ続けてあげてください。

下を育てること。
持続可能な強いチームにするために、下を育てることは必須です。
強い人たちが入ってきても結果を出しても、その人たちがいなくなって弱くなったらそれは強いチームとは言えないと思います。だから、今まで育ててきた分を返すという意味でも意識的に取り組みました。

前のブログでも書きましたが、470チームは本当に良いチームだったと思います。
先輩方に恵まれ、同期にも恵まれ、後輩にも恵まれました。
みんな、本当にありがとう。

なんだかんだ、後輩に全日本の舞台を少しだけ見せることができてよかった。
去年涙を飲んで、私たちにはあまり明確に全日本での自分達の姿を思い描くことができませんでした。
来年は、きっとさらに高いステージで上を目指してくれると思います。






後輩達へ
クルーザー班
色々とお世話になりました。小網代はいつも私を笑顔で迎えてくれて嬉しかった。来年はさらに高いところに行けるように頑張ってね。

マネージャーのみんな
いつも明るく選手をサポートしてくれてありがとう。毎日、美味しいご飯を作ってくれて、いろんな気を利かせてくれてありがとう。部にとってマネージャーがどういう存在であるべきか、すごく難しいなと感じることもあるかもしれないけど、自分たちが模索していく中で見えてくるものもあるんじゃないかなと思います。同じチームの仲間として、選手と一緒に上を目指していって欲しいなと思います。これからもよろしくね。

スナイプチームの後輩達
もっと見てあげられたら良かったかもしれないけど、あまり見れなくてごめんね。
多分、スナイプチームはポテンシャルがすごく高いから、上手くいけば本当に今まで見たことがないような景色も見れるかもしれないけど、行き詰まってしまったら暗黒期に入ってしまってもおかしくないような、どちらの可能性も持ってると思います。
4年生が怪我を抱えていたり、色々と大変な部分もあるかもしれないけど、その分、チームの強さ、組織としての強さってものが重要になってくるんじゃないかなと思います。
優しさと想像力を持って、いいチームを作ってほしいです。






470チームの後輩達
今まで一緒に歩いてくれて、どうもありがとう。
一人一人にコメントしたいところだけど、ここで書くと長くなりすぎるので、あとで個人宛に送ろうかな笑
新2年生
同期が8人。人数が多いのは、強いと思う。その一方で大変なこともきっと多い。常に競争が生まれる中でしんどくなる時もあると思うし、辛く感じる人も出てくるかもしれない。8人全員がまとまるっていうのもなかなか簡単なことじゃないと思います。でも、もし8人が全員最後まで続けて、最後まで切磋琢磨してこれたら、最強の代になれるんじゃないかなと思います。しんどい時は、自分のペースで大丈夫。他の7人が支えてくれる。本当に期待しています。
新3年生
この代はマイペースで何考えてるのかわからん人が多くて、色々教えるのにも骨が折れました笑。同じことを何回も言い続けてしまったし、厳しいことをいってしまうことも多かったと思います。ごめんね。でも、君達は本当に成長しました。本当に上手くなったと思う。これからは後輩じゃなくて、チームを引っ張っていく上級生として、さらに自分を高めていってほしいと思います。うるさくいう上級生が減っちゃったから、今度は同期5人で指摘しあって、意識を高く持てるようにね。はやく私たちを超えてくれなきゃこまるから。がんばってね。
新4年生
可愛くて可愛くてたまらない、私の後輩たち。
私は、自信を持って君達を送り出せます。絶対に君達なら私たちを超えてくれる、って確信があります。多分、うちの同期全員心の底からそう思ってると思う。みんな真面目で健気で良い子で。ひたむきにヨットに取り組んできた姿を1番近くで見てきました。本当に私たちの誇りです。これをあまりプレッシャーに感じず、私たちの誇りであることに自信を持って、上を目指してほしいなと思います。
今までやってきたことを信じて、素直な気持ちを忘れずにがんばってね。
ここまで良いバトンを繋げてこれてるから、もっともっとレベルアップして次の代にバトンを渡してね。

I'm proud of you.






多大なるご支援をしてくださっていたLBの皆様
ヨット部として活動を重ねていく中で、どれほど支えてくださっていたのかを実感してきました。
懐の深さと、温かさを持って私たちを見守ってくださって本当にありがとうございます。
今まで支えていただいた分、今度は私が誰かを支えられるよう、人間として精進していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

小松コーチ
本当はもっと良い結果で今までの恩返しをしたかったです。
ヨットのことだけではなく、人柄や生き様からたくさんのことを学ばさせてもらいました。
誰よりも真剣に私たちと向き合ってくれて、なんて恵まれていたのだろうと思います。
ありがとうございました。

ずっと支えてくれたママ、パパ。
4年間ずっと見てくれて、応援してくれてありがとう。
最後の2年くらいは特に、ヨットばっかりになっちゃって全然顔見せられなくてごめんね。
それでも、大会のたびに応援してくれて、元気になれる言葉をかけてくれて、差し入れとかもたくさんくれて嬉しかったです。ありがとう。
これからは、時間ができるから、たくさん会おうね。






最後に、同期へ。
4年間ずーと一緒にやってきてくれた同期には感謝しかないです。
最初は本当に人数が多くて、そこから少しずつ減っていって。辛いこととかを一緒に乗り越えられて、最後まで残ったメンバーはかけがえのない存在です。
あの時語った夢を、全部は叶えられなかったけど、ずっとみんなで目指してこられて本当に楽しかったです。
私がのびのびとやれたのは、賢くて優しくてずっとそばにいてくれた同期のおかげです。
大変な時も、辛い時も、楽しい時もいろんなことを一緒に経験して、過ごしてきました。
4年間は本当に長くて、嫌になるくらいずっと一緒にいたよね。
今、いろんなことあったね、って思い出して笑い合えるのが何より幸せです。
一生の仲間になれたんじゃないかなって思います。
本当にありがとう。

長くなりすぎてしまって本当にごめんなさい。
これで私の最後のブログになります。

東大ヨット部に入って本当によかった。
ここで得られたものは一生の宝物です。
全部、肯定して受け止められます。

まだまだ私のヨット人生は終わらせません。
これからも、よろしくおねがいします。



下重智華子



やっぱり去年のベテルギウスは暗かったらしい

2021年12月24日 18時17分00秒 | リレーブログ


お世話になっております。新4470スキッパーの高原諒と申します。


前回のブログが7月、その前が2月でしたので、かなりブログの周期が長くなったなと感じます。これも部員の人数が増えたからでしょうか。もっとブログの頻度を増やしてもいいかもしれません。今年度は大きなレースの後には複数人指名して、得た経験や考えの表明をしてもらおうと思っているので、是非お読みいただければと思います。


さて、2月のときのブログ記録と伝承では「記録と伝承」が強くなるために大事なんじゃないかという話をしました。簡単にいうと練習やレースで得た知識や技術を記録して伝えていけば、伝えられた人は知識や技術の吸収が早くなってさらに磨きがかかって強くなるよねっていう話です。昨年度は議事録が少しおざなりになっていたので、代交代のタイミングで仕切り直し、今のところうまくいっております。


昨年度のチームを客観的にみて、これは自戒の念をこめてではありますが、部員が多いという強みを活かすことができていなかったというのがあります。部員の多さはいい側面もあれば悪い側面もあると思っていて、部員が多ければ競争が生まれるし、部の仕事がより分担できて11人の負担が減る。けれども、部員が増えればそれだけ1つに纏まるのは難しくなる。


去年のスローガン「凡事徹底」はうまく機能したとは言い難いし、470チームSNIPEチーム分離しがちだったし、下級生がサポートしたいと思えるようなチームではなかった。でも部員の多さの活かし方を工夫すれば、そういった悪い側面が減って、部員の多さが強力な力になると思っています。


「チームが一つに纏まるために、構成員がチームのことを好きになれるようなチームでなければならない」と同期の調がブログあと328日で書いてくれました。


ヨットは大学スポーツの中でも特にチームが一つに纏まることの重要性が高いスポーツだと思います。そもそもクルー、スキッパー間で一つに纏まっていないと走れないし、インカレ総合入賞を目指すならスナイプチームと470チームでレース間の情報交換が大切になる。レースでは風や潮、ラインの傾きが大きく影響するためにレスキューの情報が必要になり、また珠屋で計算した他大学との点差によって戦略が変わってくる。直接的ではないかもしれないけど、マネージャーのご飯がなかったら練習効率は大きく下がるし、備品管理の徹底具合も練習効率に関わってくる。


じゃあどうすれば1つに纏まるのか。


11人の意識の問題なのか


11人がチームを好きになることか


目標がしっかり全員に共有できていることか


レースメンバーの責任と自覚がサポートしようという思いにつながるのか


支えてくれる人にしっかり感謝を伝えることか


そもそもサポートに応えて結果を出すことも大事に思う。


先日の八景レースでは全然前を走れなくてクルーの今泉にレースの楽しさを伝えられなかった。つらい思いをさせてしまった。後ろを走る船をサポートしようという気持ちは生まれにくいかもしれない。結果を出すことで1つに纏まることもあるように思う。


いくつか挙げたけど、こうすればチームが1つに纏まるっていうのはなくて全部が正解なのかもしれないし、また別の要素があるかもしれない。


もとよりチームが纏まる方法がわかるんなら誰も苦労しないっていう話ではある。でも、いいチームがどうすれば作れるのか考えることに意味があると思うし、考える中でみえてくるものがあると思う。このラストイヤー、考え続けようと思う。




「好み好まれる」


今年のスローガンは去年と比べて少し抽象的になりました。抽象的だから様々なことに当てはめて考えられる一方、抽象的だからこそ当てはめ方がわかりにくく、ともすればスローガンだけが一人歩きしがちです。


そうならないようチームを作りつつ、結果を残し、悔いのないラストイヤーを過ごしたいと思います。


高原 


今年の紅白のサプライズ出演は本当に嵐なのか

2021年12月23日 23時23分25秒 | 通常練習

お世話になっております。新3年スナイプクルーの柳澤球大朗です。

 

まず12/18()の練習報告をさせていただきます。

この日は午前中は海に出て470、スナイプ合同で紅白戦として2チームに分かれてレースを4本行い、昼にハーバーバック。午後は陸で合宿所や艇庫、マリーナの大掃除とミーティングを行いました。

 

僕は1年のスキッパー中静と紅白戦に出ました。内容としてはレースの成績以前にマークタッチや他艇とのケースを起こすなど技術だけでなく紅白戦だと気が緩んでいた部分で反省すべき点はたくさんありました。でもその中でもしっかり考えを持ったコースでうまく遅れを取り戻せたり得られることはたくさんありました。動作もやっぱりまだまだです。中静と乗るのは初めてというのもあるけど、やっぱりスキッパーや船をよく見てどのスキッパーとも息を合わせた動作をできるくらい自分に余裕を持った動作を身につけたいです。

「強いチームほど紅白戦での緊張感が違う」という話を聞いたことがあります。そこは自分の成長をアピールする絶好の機会。レギュラーに勝つことでレギュラーを奪い取るチャンスだから。ある程度それぞれがチームの意識を持ってまとまっていたし、白熱したレースになりましたが、そこまでの緊張感はなくお楽しみレースといった感じでリコールなどケースも多かったのでそこは1番反省すべきだなと感じました。

 

午後の陸の時間でのミーティングで新体制からの1ヶ月間を振り返ったとき、やっぱりこの緊張感はチームの課題と僕は感じました。コーチやチームリーダーがいない練習もあった中僕たちは緊張感を持った練習ができていたでしょうか。チームとしてまとまって目標を持って練習に取り組めていたでしょうか。やっぱり4年生にその意識があっても僕たちにはまだその意識が足りてなかったように思います。2月の正規練ではそのようなことがないように気持ちを入れ替えていきたいと思います。

 

年内の正規練習も終わりです。オフ期間は可能な限り自主練に参加したり、基礎トレをして、周りとの差をつけて2月を迎えられるように頑張りたいと思います。今年も部活動を支えてくれたLBの方やコーチ、保護者の皆様ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。