お疲れ様です。
4年スナイプスキッパーの古関です。
5/22・23で行われた関東個人選の報告になります。
リザルトは以下のとおりでした。
全55艇 6レース実施 1Rカット
31308 49 西尾/大根田 16 32 30 (33) 32 3 計113点 26位
31418 51 古山/長岡 (BFD) 29 23 24 24 32 計132点 30位
30785 50 大野/山村 26 30 28 31 33 (40) 計148点 36位
30563 250 古関/村上 34 (47) 43 44 36 45 計202点 44位
詳しくは上記URLからご覧ください。
今回の個選は、春インが無くなったということでこの春に行われる唯一の学連レースとなりました。
ということで、全日本個選への切符争いという面はもちろん、団体としての東大の実力を測る、そしてインカレの雰囲気を実感するという非常に大きな意味合いを持つレガッタでした。
なかなか全体の中で自分たちの実力を測る機会がなかったので、この個選でどれくらい走れるのか期待と不安を持って臨みました。
ただ、結果は自分が思っていたよりも厳しいものでした。
個人としては目標であった個選出場の18位、そして1Rでも18以内フィニッシュするという途中から設定した目標に全く届きませんでした。
そして東大のチームとしても、団体戦として考えた点数で9位となり、今のままでは全日本インカレ出場に届かないという結果となりました。
正直、レースでの選択ミスや不慣れなところ(もちろん沢山ありましたが)による失点よりも、スピード・ハンドリングといった基礎となる実力面が足りていなかったことが大きいと感じて、悔しさよりもやるせない想いが強かったですね。
では、軽くレースの振り返りを。
初日 1レース目
フルパワーくらいの南が入っている中でのスタートから始まり、ブラックゼネリコで多くの船が排除されました。東大の418も読まれてしまい、自分たちは攻めすぎないようにと思いながらスタートしました。スタートはそれなりでしたがスピードに乗り切れず途中で苦しくなって逆海面に向かいました。ここまでは意外といいところにいるなと思っていたのですが風が落ち始めてからの対応が悪かったのか明らかにスピードを失って上マークでは後ろの方になってしまいました。近くにいた艇がもっとましなところで回航したのでもったいなかったなと思いつつ、残りを走りましたが、そこからは全然順位を上げられずという結果でした。
2レース目
かなり風が振れている海面だという情報をサポートからもらいつつ、風がどんどん落ちて難しそうな見た目の海面になってきました。先週の470個選では風が落ちて大きく右に振ったのを見ていて、同じような見た目だなと思って右をケアしようと話しましたが、スタートから失敗して思うように右に出せず、ズルズルとタックせずに左に進んでしまいました。ここでも終始スピードが良くなくてずっと後ろを走ることに。切り替えたいところですが、自信のあった右振れはほとんどなくてむしろ風軸はどんどん左になっているのを見て、スタートが良くても結局ダメだったな、という感じでちょっと悲しい感じに。
3レース目
風は落ちていたものの安定しつつあり、結果から言うとスピードで決まるレースでした。レグごとに少しずつ順位を落としてしまい、苦しい展開になりました。
2日目 4レース目
出艇前に小松コースに、今日は教科書通りの南が吹く、リコールに注意というお話を頂いての2日目でした。想定通り、よく見る感じのシーブリーズ海面で、絶対左から強めのブローと振れがくるはずという意識で臨みました。作戦は良かったですが、スタート後に凹んでからフレッシュをずっと掴めないまま走ることになってしまい、結局反対海面の艇にも負けることに。
5レース目
サポートから、もっと積極的に行こうと声がけをもらってのレースでしたが、動作が噛み合わなくて一番ダメなスタートになってしまいました。ただ、メンタル面では吹っ切れてきたので、ミートした船をターゲットしてちょっとでも上げてこうぜという感じで走れたので結構充実した展開にできました。クルーの村上もランニングでブローを掴むコースを引いてくれて順位を上げることができました。
6レース目
ずっと順位が思うように出ない中で、サポートからリコールするくらいの気持ちで前に出て展開しようとアドバイスもらって、自分もそういう気持ちで臨んだ最終レースでしたが、裏腹に船を進める選択ができなくて結局スタートに失敗しました。安定した海面だったのでそこからは挽回できず。
結局、足りないことだらけの結果になりました。それでも、今は、改善点が沢山見つかったことを歓迎したいと思います。
状況も厳しい中でこの個選も開催できなくなる可能性もあったので。
チームレベルとしては、準備の不足、チームとしての戦い方、基礎の不足が大きい改善点かなと感じました。
レース前チェックは行ったのですが直前でのチェックが出来なくて、前の週で壊れかけたところが放置されていたケースもあり、秋には絶対に無くさないといけないことでした。
レース間など、文字をつけた船や調子の出ない船に対してのお互いの声掛けが全然出来なくて、LBさんの乗ったサポートからは元気をもらえた一方、船同士では士気を上げられない感じでした。修正して、前向きで明るく試合に臨める状況を作れるようにしたいですね。
どうしてもスピードやハンドリングの実力差を感じるところがあって、全体としてもなかなか前を走る機会が少ないレガッタでした。普段通りの実力が出せればそれなりに走れるというところまでは持っていかいないと戦えないので、練習あるのみ。
個人では前に出ないといけないと分かっていた場面でそうできなかったこと、レース毎の気持ちの切り替えが足りなかったことを特に意識させられました。
言葉にしてみると、出てきた改善点・問題点は基礎的なものばかり。まだまだだなぁと思ってしまいますが、凡事徹底。今年のスローガンのとおり、当たり前のことを当たり前にこなせるようにしていけば必ずいい結果が出せると信じてこれからも頑張っていきます。
最後になりますが、応援に来ていただいて手厚いサポートをしてくださったLBの戸沢様、永田様、吉武様本当にありがとうございました。LBの視点からの指摘はためになりましたし、レース中も大きな力になりました。
サポートに回ってくれた大吾、小俣、千田、470チームのみんなもありがとう。しっかり仕事をこなしてくれたおかげで集中してレースに臨めました。
マネと新入生も玉屋をこなしてくれて、すぐに状況がわかりました。ありがとう。
そして、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。秋にはいい報告ができるように頑張ります。これからもよろしくお願いいたします!
4年 スナイプチームリーダー
古関 鴻一