東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

スナイプ ビッグフリート 戦い方 

2024年05月30日 23時26分57秒 | レース反省
お世話になっております。4年の中静です。
先週末に行われた江ノ島オリンピックウィークの報告をさせていただきます。

スナイプのリザルトは以下の通りです。

スナイプ級 全86艇
14位 31418 中静(4)/下村(2) 21-(23)-13-11
47位 30736 元尾(2)/大生(4) 30-(58)-41-55
49位 31494 市毛(3)/三上(3) 28-54-(76)-46
52位 31308 天野(3)/神田(4) 64-37-(70)-29
67位 30072 遠藤(3)/佐藤(3) 56-60-50-(BFD)
84位 30531 杉山(2)/高畑(2) 81-80-(RET)-DNC
85位 30785 島瀬(2)/荒井(2) 85-81-(RET)-DNF


BIGフリート。

1日目は、南風5m~8mの順風で3レース行われました。自艇は、クルーの泰三の全力ハイクアウトによりボートスピードが安定しており、また、ケーストラブルを起こしすぎた春インの反省を活かして極力リスクを取らない行動を意識することで順位をある程度まとめることができました。チームとしては、ビックフリートに慣れていないことやレース中にボートスピードを出し切れていないこと、ケーストラブルが多発したことが課題として上がりました。
この日は東風の微風予報だったにも関わらず最後までオーバーコンディションでした。葉山合宿所から江ノ島までダイチャリで移動しているのですが、電動アシストが付いているにも関わらず翌朝はペダルがすごく重たかったです。まだまだトレーニングが足りないですね。。


マジ・ハイクアウト


ランチパックが配布されました。これにはディアンもニッコリ

2日目は、南風3mほどの軽風で1レース行われました。この日は朝はベタベタで、昼頃から風が安定しようやくレースが行われると思いましたが、潮の影響もありかなりの回数ゼネリコが繰り返されました。最終予告時間ギリギリでスタートし、3上マークまでのコースで行われました。
自艇はスタートを盛大に出遅れ、フレッシュを掴むまでに2分ほどかかってしまいました。しかしその後尊敬するセーラーである西尾さんの「やばいと思ったら一旦笑顔になる」という格言を思い出し、少しニヤリとしてから冷静にフレタックをし、最後は右の風を掴んでリカバリーすることに成功しました。やはりヨットレースにおいてメンタルは非常に重要だと再認識しました。チームとしてはスタート(ライン把握と加速動作)や1上で叩いた時でも這い上がってくる力の無さが課題として上がりました。



微風でした。

レース後には江ノ島から葉山への艇の引越しを行いました。


次回江ノ島に来る時は第3回江ノ島スナイプ、そして個人戦が連続して行われます。
私たちの次の目標は全個に3艇以上通過することです。
残りの練習回数は少ないですが、今回得た経験をチームで共有し、課題を一つずつ潰していきたいと思います。

考え続けること、あとはヨットを楽しむことを今後も忘れずに精進します!

4年 中静

半年を振り返って。

2024年05月30日 23時26分57秒 | 通常練習
お世話になっております。
4年470ヘルムスの安藤です。
僕が書くからにはお察しの通り、真面目で堅苦しい内容になるかと思いますが、ご容赦ください。

5/23~26にかけて、江ノ島オリンピックウィークが開催されました。三日間で計7R、土日の二日間でも4R行うことができ、とてもいいレース経験となりました。計82艇が出るビッグフリート、各艇反省も収穫も多く得ることができました。運営の皆さん、ありがとうございました。
トラックトラックによるレースの経過の可視化、景品つき豪華レセプションなど、普段のフリートレースとは違うことばかりで、楽しかったです。特にトラックトラックがあるのがとてもありがたく、陸に帰った後に反省がすごくしやすいですね。普段のコース練習でも欲しいレベルです。

さて、470チームの詳しい結果は以下の通りです(土日のみ)。詳しめのリザルトは、写真を添付するのでご参照ください。

4829 澤田・西間 55-54-68-DNF
4791 安藤・山本 24-44-19-DNF
4692 成相・秋田 UFD-47-64-DNF
4579 北村・槇枝 27-50-RET-DNF
4452 松本・五熊 62-64-55-DNF



僕は金曜日のレースには参加できず土日のみの参加となりました。春インから引き続き名艇4791に乗らせてもらって、六大学戦でも組んだ山本と出場しました。

今回のレースのコンセプトとしては、春インや六大学戦を通して見えた課題や反省に対して、すぐに解決はできないまでもどこまでアプローチできるか、ということを目的としていました。具体的にはスタート、スピードとコースへの意識配分のメリハリ、1上レグ後半でのコース選択や外への出し方、リーチングレグの対艇・対マークを考えたコース選択、ランニングレグでのスピードと対艇コース取りの両立などです。それぞれのレグの間、「今はこれを意識するぞ」と思い出しながら走らせてました。

結果としては、できたこともあり、できなかったこともあり、という感じです。自分としてはスピードとコースのメリハリ、1上レグ後半でのコース展開、リーチング・下レグでの対艇コース選択は課題を残しつつも改善できたのかなという気はしています。しかし、スタートに関しては並ぶ位置、フリーウォーターの確保、加速、どれをとってもまだまだで、第一線に居続けることができておらず、かつ1上レグ前半〜中盤でのコース展開にも課題が多く残っています。

また、長期的な大きな課題としてボートハンドリング(特にスタート前)やボートスピードやドライブ・ピンチングの使い分けなどもあり、練習してもしきれないなあ、という感じです。
関東個人戦まで時間もない中ですが、なんとか精一杯練習の効率をあげ、ミーティングの効率をあげ、あと一歩二歩ジャンプアップできるよう、励んでいこうと思います。

さて、春インと六大学戦が終わり、各大学の半年の練習が結果となって見えてきました。僕個人としては、チームとして、また部として掲げている目標に対して足りていないものばかりが目について焦る気持ちもあり、またこれまでの練習を冷静に見つめ返すいい機会でもあると思っています。春インと六大学戦が終わってから、各学年でも各チームでもmtgを開き、個人面談もして、色々と話をしながら振り返ってきました。個人的には、一日を通した練習でのメリハリや効率化、陸での時間の使い方などには反省がとても残ります。


艇内・艇間でのコミュニケーションをどれだけ取れてきたか、海の上での知見の最大化に向けて何をしてきたか。

一本一本のコース練で、どれだけ春インを想定して自分の課題を見つけようとしたか。

数少ない南風強風での走りで、どれだけ自分の課題に向き合って、それを克服しようとしたか。

陸上でも海上でも、自分とペアとチームの成長の最大値を出せるようにどれだけ考えてきたか。

自分たちが掲げている目標をどれだけ意識して、そこに達するための現状とのギャップをどれだけ明確化して埋めようとしてきたか。


そういった細かい意識の積み重ねが、全体として大きな反省としてのしかかってきています。唯一の救いは、これが秋インではないことです。自分が引退するときに反省ばかりが思い浮かぶような引退は、僕たちが半年前に望んだものではありません。
11月、僕たちがヨット部として今年掲げた目標は”Serious Fun”。真剣で真摯に、楽しむことです。真剣に楽しんだ先にあるものを、見ないままでは終われません。
どうか今後の練習でも夏合宿でも、今の気持ちを忘れずに臨んでいきたいものです。


チームは今、代替わり直後と同じくらい、大事な局面を迎えています。

明日が引退の日ではないことに感謝しつつ、これからも励んでまいります。


四年 安藤

古畑任三郎でした

2024年05月28日 15時47分56秒 | 通常練習
「古畑任三郎」、ご存知ですか?僕の大好きな田村正和演じる刑事ドラマなんですが、その中で古畑がこんなことを言ってます。

え~、お洒落の鉄則は洋服の色を3色以内におさえることです。シャツがブルー、パンツが黒、ジャケットが紫の人ッ、真っ赤なマフラーだけは止めてください。友達を無くします。

僕の普段の服装もこの古畑の法則に則っているわけです。例えばスーツの色。持っていたスーツが上・下・グレー、ネクタイが赤、バックは黒。これでブルーのシャツを決めてしまえば古畑の法則に則ればゆくゆくはボッチになるわけです。熟慮の末黒いシャツに決めました。
先週の木曜日もグレーのズボンとチョッキ・赤のネクタイ・黒のシャツという出立ちで塾講のバイトへ。帰り先輩に飲みに連れて行ってもらって、帰りが0時過ぎになりました。新宿に着くと終電が出てしまった後で。同期のRスケ君に「泊めてもらえないか」とお願いしたんですが、丁重にお断りされ「既にボッチ化は始まっているのでは?」という予感が首をもたげつつ・・・(ちなみに古畑によると「え~、自分が人に嫌われてんじゃないかって心配している みなさぁ~ん、安心してくださぁい。そういう場合は、大抵 本当に嫌われてますぅ。」(フジテレビ「警部補 古畑任三郎」ピアノ・レッスン))金欠なのでタクシーに乗るお金もなく、夜の新宿を一晩散歩することにしました。1時くらいまでは気持ちよく散歩しいていたんですが、あろうことか深夜2時、熱気がピークを迎えている歌舞伎町に足を踏み入れてしまいました。そして、あろうことか(✖️2)僕の服装は上下グレーのスーツ、黒のシャツ、極め付けに赤のネクタイ。図らずも歌舞伎町の男の勝負服にマッチングしまして。そんな自分の服装の異様さにも気づかずに客引きを丁重に断りつつ歌舞伎町を練り歩いていると、横から僕と同じカラーリングの服装で朝青龍が如く強面の、明らかに本職のオジ様に声をかけれました。

オジ様「君、同業者でしょ」
ワタクシ「いや、バイト帰りっす」
オジ様「あそうなん、どこのパブで働いてんの?」
ワタクシ「いや、塾講です」
オジ様「ん?ジュッコウ?」
ワタクシ「塾講師。終電逃して散歩中です」
オジ様「ホーン、じゃあうちの店きなよ。3千円で女の子と飲めるよ。」
ワタクシ「学生で金欠なんすよ」
オジ様「じゃあ、今すぐできる無料相談所のバイト紹介してやるよ」
・・・

だんだんカオスな会話になったので闇バイトに引き込まれそうになる前に丁重にお断りしたんですが部費の滞納額を思うと・・・。
とはいえ、僕の外見ホスト力は証明されました。これで部費支払いの当てがつきました。次の部費支払い時期にはなんとか全額の返済を目指します。




活動報告です。
今週は久方ぶりにJ24にチームで乗ることができました。土曜午前と日曜はバウマン。久方ぶりのホイストが重すぎたのと鬼のタック練のロール回数の多さに体力を使い果たしました。スタートもやっぱり難しいです。ラストのクローズに入る前に僕のタイムtoディスタンスの感覚が悪すぎて直前にツータック入れてもらうなど・・・。付き合ってくれた先輩方ありがとうございました。源さんの畠山さん絶賛オンタイムスタートを目指して頑張ります。土曜午後は自分のヘルム練をさせていただきました。クローズはヒール感と風への反応・対処の遅さ。ランニングはスピンを見て下し角を決めることとトリマーに積極的に情報発信をする意識。課題は山より高く海より深く。日々精進ですね。直近だと8月のフリートレースで関根さんのヘルムスマン代役を任されても仰秀として恥じない成績を取れるように来年以降に向けても意識して精進します。あと、土曜日には新入部員の下村はるき君が助っ人として船に乗ってくれました。直前の誘いだったのに予定つけてくれてありがとうございました。ちなみに彼、イケメンな上にヨットセンス抜群パーソンでした。願わくば仰秀へ。改めてありがとう!

来週からは新入部員の皆さんが正式に入部ということで仰秀にも新しい風が吹いてくれることを切に願っています。
新入部員の皆さん、来週の顔合わせでお会いできるのを楽しみにしています。

では今週はこの辺で。古畑任三郎でした。
もとい、仰秀2年木藤大和でした。



五月祭

2024年05月24日 22時08分03秒 | イベント
どうも
今日のテーマは先週の土日に行われた五月祭だす。

東大ヨット部は一体なにをしていたのかというとフランクフルトを焼いてました。
フランクフルトになった理由は、原価率高そう、焼くだけで簡単そう、という十分練られた賢明な理由です。
自分と藤本くんが五月祭の実行担当だったのですが、本当に五月祭の直前まで、いや当日にフランクフルトを焼く時まで五月祭をいいかんじに実行しているビジョンが見えずふわふわ状態でした。2ヶ月くらい前から五月祭を実行する上での準備っていうのが少しずつ始まっていたのですが、委員の方に急かされて、ひいひいしながら2人で締め切りギリギリをせめる日々でしたね。2人とも不安で冷や汗をかいていた五月祭でしたが、蓋を開けてみると、なんと!大成功でしたー!
フランクフルトの原価率の高さ、提供の容易さっていうのは予想通りで、立地も最高によかったのもあり900本は売れました。
400円という割高な値段設定、、300円の同業店も多くあり我々はフランクフルト界隈の成城石井でした。
本当になんで同じもの売ってるのに400円で買うのかまじわからん

無事ハッピーエンドを迎えられた五月祭、みなさんご協力ありがとうございました!入部してくれたホヤホヤの一年生も何人かシフトに入ってくれてフランクフルトをたくさん焼いてくれました、即戦力でした。そして特に上級生の方々の働きが素晴らしかったです。4年生は最後の五月祭だからなのでしょうか、気合いの入り方が他学年と違いました。その中でも特に素晴らしかった先輩方の姿を載せようと思います。

フランクフルトをずっと焼いてるずーまーさん↓
(客がいっぱいきたのに、鉄板の火が消えてしまい本気(マジ)の顔でガンギマリ)

おっきな声出しと丁寧なフランクフルト調理をしてくれた看板娘のほのかさん↓

そして、なんといってもMVPは副責任者の藤本くんです。彼はなんと、事前に24万ほどこのフランクフルトに出資をしました。パトロンです、オーナーです。是が非でも出資金を回収するため、一日中受付のところで会計をしてくれたりたくさんのことを頑張ってました。
2日目が終わり完売後にお金を数える藤本くんの安心した顔をみてこちらもホッとしました。とっても嬉しそうなその写真が見出しの写真になります。2日目は特にたくさん売れたので、ハピハピで藤本くんは途中から夜神月みたいな顔つきでした。


来てくれたLBの方々、保護者の方々にも感謝です!ありがとうございます。

おしまい


おやすみなさい。
2年、470スキッパーになりました。林歩乃葉

4月・5月生まれのみなさんおめでとうございます

2024年05月23日 23時22分00秒 | 通常練習
お世話になっております。

2年マネージャーの鈴木萌花です。


今月は4月、5月のお誕生日をお祝いしました!



今月はミルクレープを作ったのですが、あかりさんはクレープ担当、りなはバナナ担当、私はクリームを担当しました!フライパンに生地を流して焼いたのですがなかなか上手くいかず、、全てあかりさんが焼いてくれました✨✨難しい作業もこなすかっこいい上級生ですね✨


さて、今年は3人のマネージャーが新しく入部してくれました!また、多くの新入生が入部してくれたのでマネージャー8人で力を合わせていきます!


今年の新歓期間では自分のコミュニケーション能力の低さに改めて気付きました。ヨットの説明がまあり出来ないので会話が無くなりやすく沈黙がないように話題を振るのが大変でした。来年はもっと頑張りたいです。



そして、今週はマネージャーも海でプレイヤーを見ることが出来ます!日頃マネージャーは陸で仕事をしていてなかなか近くで見る機会がないのでとても楽しみです!

来週は久しぶりの同期会です!1月にもありましたが体調不良で行けなかったので今からワクワクしてます😌



2年 鈴木萌花


May come she will

2024年05月23日 13時44分09秒 | 通常練習
お世話になっております。二年470クルーの山本丈夫です。5/18,19の練習の報告をさせていただきます。

今週は、葉山では江ノ島オリンピックウィークに向けた引越し、本郷では五月祭と、普段の通常練習とは異なるところが多かったです。

僕は土曜日は五月祭、日曜日は江ノ島回航でした。

五月祭はタイゾウとひたすらフランクフルトを焼いてた記憶しかないです。煮るか揚げるか専用のフランクフルトを鉄板で焼いてたせいで、外は焦げてるけど中は凍ってる最悪な食べ物が出来上がりました。タイゾウと試行錯誤してたんですがあまりうまくいかず、お客さんに申し訳なかったです。日曜日の人が頑張ってくれてなんとか完売したみたいです。フタバフジモトお疲れ様。

五月祭後は木村と2人で葉山に向かいました。非モテ2人による理想の女性像トークが盛り上がりました。やっぱり木村と僕は結構似てる気がします。
日曜は朝イチに江ノ島へ回航しました。一緒に92に乗ってた成相さんにBGMを要求されたので最近ハマってるミセスを流したのですが、「これもりさくが好きなやつじゃん!」といいながら口ずさんでくれましたかわいい
その後は風は弱いし回り続けるしでちゃんとした練習は一時間ちょっとしかできなかったです。

整備やら先週末の体調不良やらが重なってここ2週間くらいまともにヨットに乗れておらず、春合宿後半から最高潮に達しているヨットモチベが徐々に下がってきてしまっている気がします。1週間後の中間をしばいた後は気持ち切り替えて鬼の自主練します。S2も頑張るぞ

山本丈夫

美味しかったです

2024年05月15日 20時02分18秒 | 通常練習
お世話になっております。
2年470スキッパーの寺口です。

上の写真は4月、5月生まれの部員のためにマネージャーが作ってくれた誕生日ケーキです。美味しかったです。ごちそうさまでした。

今週は春八大学戦が行われました。詳しい結果は Facebookを参照していただきたいのですが、470チームとしては様々な面で強豪校との差を見せつけられ、関東個人戦さらには秋インカレに向けてさらなる練習が必要だと痛感しました。

本大会では、私たち2年生もオープン艇として参加することができたので、ここからは自身の振り返りをしたいと思います。
今回私が使った船は最近管理艇になった船で、私と丈夫でずっと整備してきていたので大会で使えることを楽しみにしていました。
しかしながら結果としては1レース目リコールからのリタイア、2レース目はドベとかなり悔しいものになってしまいました。
今大会では、ラインとの距離の把握とタイムトゥディスタンス、さらには強風下での帆走にまだ慣れていないなど様々な面に課題を感じました。
今回の結果にめげずに、この2sの自主練期間でできるだけ経験を重ね、成長していけるようにがんばります。

2年470スキッパー 寺口諒一

春季八大学戦を終えて

2024年05月14日 12時00分00秒 | 大会報告
お世話になっております。
2年スナイプスキッパーの島瀬大誠です。

今週は春の八大学戦が行われました。
ここでいう八大学とは、東京・早稲田・慶應・明治・法政・立教の六大学に日大と中央大を加えた8校のことです。
土曜日と日曜日の両日共に風が強く、とてもハードなコンディションでした。
先輩や同期のレースに出ていたメンバーはしんどかったであろうし、とても尊敬しています。
自分もあの風の中でレースができるように成長しなければなりません。

まずはレースの結果を紹介したいと思います。
今回は各大学オープン艇の参加も数多くあったので、470とスナイプのレース艇として登録されていた3艇の結果で順位を決定しています。
東大は470が5位、スナイプが3位で総合成績は5位という結果でした。

総合成績は4位の中央大と1点差で非常に悔しい結果でした。
回転ペナルティー、レース中の沈、のような記録に残るようなものだけでなく、ちょっとした艤装のミスやコントロールロープの引き量の微妙な差、タックの滑らかさ、スタートの動き、波に乗れたかどうか、前の1艇との駆け引き、ハイクアウトの気合いといった軽微なミス、されど確実に順位に影響する失敗をどれだけ減らすことができるかが重要であることを改めて強く感じました。
「凡事徹底」ができるかどうかが順位に大きく関わってくるのだと思います。

今回のレースでは僕たち2年生スキッパーもオープン艇としてレースに参加しました。
自分は沈していた2艇より前でフィニッシュしたもののその他の艇には大差をつけられてしまいました。
よくなかったのはスタートと2上の走りだと思っています。
スタート前は横の艇の動きを気にしすぎて時間のことが頭からすっかり抜けていました。
気づいた時には横の船の加速が始まっていて自分だけ取り残されてしまいました。
2上では一緒に乗った2年の荒井と一生懸命ハイクアウトしているつもりでしたが周りから見るとただ座っているだけだったようです。
メイン出すよりハイクアウトでデパワーします。
コースについては荒井に全て任せてしまってました。
角度合わせるので精一杯すぎてクルー頼りなことがとても多いので感謝しいます。
クルーのためにも早くベストVMGになります。

次に出るレースは再来週のオリンピックウィークです。
今回よりも艇数が多くなることが予想されますが、誰よりも前でスタートするレースを少なくとも1レース作ることを目標にします。
上位の景色を一度肌で感じて今足りないものを確認する作戦です。

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いいたします。

2年スナイプスキッパー 島瀬大誠


明日もし君が壊れても

2024年05月14日 10時37分30秒 | 通常練習
残念ながらもう既に壊れちゃってますが…

お世話になっております。
クルーザー班3年の杉山太智です。

じりじりと照り付ける日差しが気持ち良い季節がやってきました。来たるスプリングレガッタに向けて密度の濃い練習がしたいところですが、周知のとおり仰秀サイドステイ破損事件以降仰秀には乗れていません。

そんな状況の中、先週は様々な社会人チームの船に部員を分乗させていただき活動を行いました。私は土曜日午前・日曜日はジェリーフィッシュに乗せていただき、土曜日午後は月光チームに乗せていただきました。


↑富士山を前に映える月光のパリパリセール

J/24の社会人チームの船に乗ったことがなかった私としては、艇内の空気感であったり船の走らせ方の違いであったりと、各チームの「常識」を肌で感じることができ、仰秀に不足しているもの、別の捉え方等多くのことを吸収できる機会となりました。

また土曜夜に月光ハウスでごちそうになった分厚いサーロインと山盛りご飯のおいしさは格別でした。
マネージャーの作ってくれたトマト煮込みハンバーグとどっちが美味しかったか、という意地悪な質問をされたことはまだ許していませんが。

艇の今後についてのご相談に乗って下さったりと、有意義な時間を過ごすことができ、油壺に近い小網代で活動ができていることのありがたさを改めて実感しました。

お世話になったチームの皆さま、ありがとうございました!
一カ月間J/24に乗ることができていなかった身として、クルーの一つ一つの動きがスピードに反映される大きすぎないレーシングクルーザーはやはり面白く、仰秀チームで再び船を動かせる日を待ち遠しく思う気持ちを強くしました。


さて問題の仰秀Ⅵですが、日曜日に回航を実施し上架、マストダウンを行いました。修理に1ヶ月ほどかかる見込みですので、それまでは先週のように他チームにお世話になるかもしれません。

表面のFRPもところどころクラックが入っている状態で、修理を行っても長く乗り続けることは危険だと言われています。
損傷があったサイドステイが完全に抜けきらなかったのは、サイドステイと船体を結ぶアース線がピンと張って持ちこたえてくれたからです。

このアース線がなければマストは即座に折れ、怪我人の出る大事故につながっただろうということです。


個人的にすごく悲しいことに、仰秀Ⅵ名物、損傷のあった部分の反対側(負荷があまりかからない壁面)にある風流な短歌も、今回の修理で姿を消すことになります。


↑「小網代の 舟や仲間はありがたく 余念あまり 吾此処に棲む」

僕たちの使う舟のありがたみをつくづく感じる今日この頃です。

今回の事故は大きな不幸ではありましたが、アース線の件、乗員が少なく怪我がなかった件などつくづく、不幸中の幸いであったと感じます。
修理続きの仰秀Ⅵを乗り続けるといつか大事故につながる可能性がある、ということで中古艇を購入したいという話し合いを行っていますが、正直どうなるかは今のところわかりません。
来週のスプリングレガッタも、船をチャーターして仰秀チームで出ることができるのか、今週のように他チームに乗せていただくのか不透明です。

そんな状況ですが、我々が出場予定の世界選手権までの残り日数は着々と減っていくので、万全の状態で世界選手権に望めるようチームで準備していきたいと思います。

クルーザー班では、世界選手権の遠征費用について寄付を募っております。厚かましいお願いで恐縮ですが、ご協力いただけますと大変ありがたく思います。

では、まずは新入生にJ/24の魅力を体験させてあげるべく、船の確保を進めていきます!

I'm still standing

2024年05月11日 21時04分00秒 | 大会報告
お世話になっております。2年スナイプクルーの荒井です。久しぶりの登場です。アツく語ります。と思ったけど体調不良なのであんまり書けなさそうです。ごめんなさい。内容はアツくないけど体が熱いです。
先週行われました、女子インと春インについてご報告させていただきます。
先週の5/3,5/4に関東学生ヨット春季選手権大会の女子レースが、5/5, 5/6には本シリーズが開催されました。先ほどアツく語ります、なんて申し上げた荒井ですが、そのどちらにも参加しておりません。ということで傍観者としての視点からアツく語ります。
まず女子レース。同期のイロハッピーこといろはと、フタバネキことふたばがスナイプ級で出場しました。
普段から男子が大勢の環境で逞しく生きている二人です、海上でもカッコ良かったです。おそらく試行錯誤しながらのレースだったと思います。そんな中レースを終えた二人に心からの拍手を送りたいです。二人のパワーが海上で存分に発揮される日も近いのではないでしょうか。( ヤー!パワー!ニカッ 😃)

女子イン裏で奢りじゃんけんする男子チーム。ちなみにりょうすけが13人分のアイスを買ってくれました。
そして春イン決勝。強風の中最後まで走り抜けた選手の皆さんに感嘆するばかりでした。自分はあの風のなか最後までハイクアウトできただろうか。タックを全部決めることはできるか。仮にミスをしても、心が折れないでいられるか。多分そのどれも現在の自分では無理でしょう。現在行われている六大戦でも、その現実をむざむざと思い知らされています。
この4日間、何度か海に出る機会はあっても(観覧艇に乗せて頂きました。LBの皆様、ありがとうございました。)、基本的にはヨットに乗ったわけではないので、内省的な時間が多かったように思います。内省的でなかったのは僕がブログの師と仰ぐLBの古山様とお会いした時間ぐらいでしょうか。名前を覚えててくれて嬉しかったです。
どうすれば上手くなれるのか、色々考えました。気付いたらウトウトしてました。でもそんな僕でも思ったことがあります。
部のコーチである小松さんが最近よく口にする言葉があります。
「目が吊り上がってるんじゃないのかぁ〜」
多分人種差別的な意味ではないと思います。海上で目が吊り上がっているくらい血気盛んな選手はリコールもしてしまうし、平常心でセーリングをすることができないよね、という趣旨の発言だと理解しています。自分が海でどんな様子か考えた時に、目が吊り上がりがちな気がします。そして陸では部で一番目が吊り上がっている気がしています。

最近付けているサングラスが吊り目がちなのも一因かもしれません。
しかしそれ以上に、物事に苛立ちすぎなことが最大の理由でしょう。最近キレキャラのイメージがついてしまったせいでキレてない時でもキレてるなんて同期から言われてしまっています。腹が立ちますね。ということで、最近善き人になることを目標としています。優しい同期たちは僕の意地悪な発言をサラッと流してくれます。本当に良い同期を持ちました。しかしそれに甘えてはいけないのです。親しき仲にも礼儀あり、なんて言いますが、まさにその通りだと思うのです。リスペクトを持って接すること、それが良いセーラーになるための第一歩だと思っています。他にもやることがある?そんなこと分かってるよりょうすけ!!うるさい!!
次回はもう少し読み応えのあるブログを書きたいです。乞うご期待。