東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春インカレ予選Aブロック Day1

2015年04月29日 19時26分55秒 | Weblog

2年470スキッパーの中尾です。

先週土曜日は、春インカレ予選でした。淡青に乗ってくださった金田さん、川村さん、観覧艇から応援してくださったLBの皆様、お忙しい中ありがとうございました。
以下、予選Aブロック1日目の結果です。470は5R、スナイプは4Rが行われました。

<470級>
 1 慶応  111点
 2 早稲田 134点
 3 中央  142点
 4 日大  144点
 5 明海  203点
 6 千葉  303点
☆7 東大  305点
 8 東工  310点

個人成績(全33艇)
4357(間邪・師田) 23-11-28-18-18
4301(中尾・青木) 22-19-22-20-DNF
4452(谷・柏木)  19-16-18-14-23


<スナイプ級>
 1 中央  102点
 2 慶応  102点
 3 日大  103点
 4 早稲田 108点
 5 明海  111点
 6 東工  236点
 7 横市  253点
 8 学習  261点
☆9 東大  274点

個人成績(全30艇)
30785(園田・岡田) 24-22-29-19
29604(菅原・海野) 20-28-28-20
30563(松山・上村) 15-16-27-26


今週土曜日は予選2日目です。予選突破のため全力を尽くします。
個人的な反省は大会終了後あらためて書かせていただきます。それでは。


新幹線より愛を込めて

2015年04月28日 20時10分15秒 | Weblog

こんばんは。2年の江村です。ただいま広島弾丸帰省ツアーの真っ只中、新幹線の中から先週の日曜日の体験練習の様子を報告します。

ちなみに今品川駅を出発!
 
土曜日は春イン予選1日目でした。予選のことはまた誰かが報告してくれると思われるので今回は割愛。
ですが土曜日のレース観戦に来てくれた新入生が全員日曜日の体験練習にも参加してくれたことはここに記しておきます。中には合宿所に泊まった新入生も!ヨット部に続々と仲間が増えて嬉しい限りです‼︎
 
 
そして新幹線は新横浜を出発。広島までの道のりはまだまだ遠い…
 
 
日曜日の体験練習会には16名ほどの新入生が来てくれました!
午前中は陸で動作の練習やヨットの説明などをしました。みんな飲み込みが早く正直ちょっと驚きました。1年前の自分を思い出してどうだったかなと振り返ってみても初めから要領よくできた記憶はないです…
そして中には午前から出艇した新入生も。さすがです
 
そして昼食を食べた後は上級生スキッパーと一緒に2人だけで出艇。試乗会のときは3人で乗っていたので新入生からしてみればこのときが初めての本格的な練習となりました。
戻ってきてから話を聞くと陸でイメージしていたときとは大分違って思ったように身体が動かないとか何をすればいいのか分からないと言っていました。
まあでも大丈夫。これから真剣に練習していけば確実に絶対マジで100%上手くなっていくから!
 
体験練習は470とスナイプが2艇ずつ、そして仰秀の回航に参加した新入生もいました。
午後は次第に風が上がっていき、途中で上級生スキッパーと新入生クルーだけでは安全性が確保できないと判断し、結果的にヨットに乗れなかった人も出てしまいました。その人たちには申し訳ないと思っています。悪いことをしたと思うけれど安全の確保は常に意識しなければならないのでご了承ください。
 
そして体験練習会の後には新入生たちとご飯に行きました。この場で「十川さんを囲む会」に新メンバーが誕生です!(?)
 
体験練習を経た新入生は心なしか少したくましくなったように見えないこともなかったです。
そして、体験練習でヨットの楽しさと難しさを学んだ後は今週土曜日のレース観戦に来てください‼︎ レース観戦では先輩の勇姿が見られるはず!そしてヨットの最大の面白さ・ヨットレースを肌で感じてください‼︎
 
以上名古屋から2年の江村がお伝えしました! 
 

八景島試乗会

2015年04月21日 10時12分55秒 | Weblog

こんにちは。2年の岡田です。

 
今週の土日は2日間にわたり試乗会が開催されました!ご協力いただいたLBの皆様ありがとうございました!
1日目は強風につきほとんどの人がディンギーに乗れていないですが、代わりにクルーザーのひんがしに乗り、淡青で爆走するなど楽しんでくれたんではないかと思います。
2日目は終始微風で、1日目とは違ったヨットのゆったりした感じを味わってくれたんじゃないでしょうか・・・とにかく風がありませんでした。
この2日間でさらに3人が入部宣言してくれました!これから一緒にがんばろう!
すでに入部した一年生たちの一部わはすでに合宿を始め、試乗会の日の午前中に練習するというモチベーションの高さを見せています!二年生ズも抜かされないようにがんばらないと・・・
http://www.todaiyacht.jp/recruit/photo/photo.html に新歓の写真をあげました。ユーザー名とPasswordが知りたい方は、部員まで連絡ください。お教えします。

新歓コンパ

2015年04月17日 18時00分09秒 | Weblog

こんにちは。新2年470クルーの角出賢司です。

 
今週水曜日にヨット部の新歓コンパが開催されました!新入生が想像以上に参加してくれて非常に賑やかでした。また衆議院議員の福島様をはじめ数多くのOBの方々が参加してくださり新入生や我々現役に、当時のヨット部の話やヨットの魅力を熱く語っていただきました!
ヨット部の雰囲気の良さ・楽しさを伝えることができた会になったかと思います。結果として、先週の葉山試乗会に加えて、5人の一年生が入部宣言してくれました!ありがとう!
めっちゃ嬉しいです‼︎これから互いに高め合って良い部活にしていきましょう。
 
改めて新歓コンパに参加していただいたOBの方々に感謝いたします。ありがとうございました。
明日からの八景島試乗会も頑張ってまいります。よろしくお願いします!

春季六大戦

2015年04月15日 14時48分05秒 | Weblog

 花粉を克服し、春の到来に心躍る新2年、山本圭祐です。

いつのまにやら一年が過ぎ、ついこないだまで新入生だった僕が、新歓する側の人間となってしまいました。しかし、自分の進むべき学部学科は未だ決まりません。。。困った。。。

4/11,12の報告をさせて頂きます。

春季六大戦と並行して試乗会が行われました。4/11には470チームが六大戦に出場し、スナイプチームが新歓試乗会を行い、4/12には470チームが試乗会、スナイプチームが六大戦という運びになりました。

まずはリザルトです。(画像はクリックすると大きくなります。)

470チームは初日のみ、スナイプチームは二日目のみの出場となったためそれぞれ出ていない分のレースにおいて文字がついてしまっています。

 

 以下、この土日についての僕の振り返り、感想、及び反省となっております。(やや長文です。)

 六大戦に出場するメンバーが抜けて人員が不足する中、LBの方々に助けて頂いたおかげで、二日共に雰囲気よく楽しい試乗会を行うことが出来ました。本当にありがとうございます。また、これからもよろしくお願いします。

 僕はスナイプチームの一員として、初日は試乗会でスナイプに新入生を乗せるという役割を頂きました。新入生が初めてヨットに乗り、その爽やかさとスピード感に興奮する様を近くで見ることで、こちらも幸せな気分になりました。その後のBBQなどでも新入生と親睦を深めることができ、試乗会を運営する側の僕もとても楽しかったので、新入生も楽しんでくれたのではないかと思います。

 この日、僕が一番舞い上がった場面をお話します。スナイプに新入生を乗せていて、一緒に乗っていた海野さんの帽子が海に落ちてしまいました。すぐに一回サークリングして帽子を拾った時、新入生に、一年間でこんなにうまくなるんですねと言われました。小学生並みの感想ですが、とても嬉しかったです。

 しかし、この舞い上がった僕は次の日のレースではたき落とされることになりました。僕は、光栄なことに海野さんのスキッパーとして東京六大戦に出場させて頂きました。長く寒い冬の練習中、ひたすらジャイブを練習する日や、ひたすら下回航を磨き続けた日もあったし、とにかくたくさん練習させて頂いたので、そこそこは走れるだろうと思っていました。しかし実際は、ラインに入ることが出来ても加速が遅く、第一線で出れなかったり、第一線で出れた時もあったのですが、スタート後の走りでじりじり走り負けて結局置いていかれてしまいました。極めつけは、クローズの遅さとリーチングの上し落としが下手なせいでうまくスピードに乗れず、上りレグとリーチングで他の艇と差をつけられて、かなり後ろの方を走ることになってしまいました。

 スナイプという艇種の性質上、そこそこ風が吹いていても見かけの距離的にはトップ集団との差がそこまで開かないので、トップ艇の位置などは把握しやすいのですが、実際に追いつくことを考えると絶望的な差を感じることもありました。

 ただ、六大戦(今回は五大戦と同時に行われたので八大学) に出てくる他大はレベルの高い大学が多いので、そういった大学の艇を近くで見ることで、セールの形や、乗員の体勢、走らせ方など見て学べることも多かったです。特に、2レース目にリコール解消して後ろから迫る強豪大の正規艇にリーチングで抜かれてしまったのですが、常にプレーニングしていて、その時に間近で見た走りが脳裏に焼き付き、翌日の月曜の練習でのリーチングでの自分の走りが少し良くなったのではないか、と感じています。

 あとは、レースでの自分の余裕の無さを改善していかねばならないと考えています。レースでは、練習よりも遥かに広い視野と、集中力、正確な判断力が求められるので、これらも普段のコース練などで強く意識していきます。

 レース後に、試乗会のBBQでLBの方々とレースについてお話させて頂いたのですが、やはりレースに出た経験によって今までより深くLBさんの話を理解できるようになり、非常に勉強になりました。試乗会もですが、これからの練習にもぜひともいらして頂きたいです!よろしくお願いします。

 試乗会が終わると、すぐに春インです。僕が出させて頂けるかはわかりませんが、限られた時間、有意義に活用し、全力で部の力となれるよう動いていきます。

 今後ともよろしくお願いします。

新2年 スナイプチーム 山本


葉山試乗会! ~1年なんてあっという間ですね~

2015年04月15日 01時05分58秒 | Weblog

こんにちは。新2年の宇佐美翔大です。

先週末は六大学戦と並行して葉山試乗会が行われました。

土曜日はあいにくの雨予報でしたが、午後新入生がヨットに乗る頃には晴れ上がり、両日ともほど良い風にも恵まれた絶好の試乗会日和でした。新入生の誰かに素晴らしい晴れ男・晴れ女が居たに違いありませんね。

新入生には470やスナイプなどのディンギーだけでなく、仰秀やかのーぷすといったクルーザーにも乗ってもらい、大学スポーツとしてのヨットの面白さに加えて、「生涯スポーツ」としてのヨットの魅力にも触れてもらえたのではないでしょうか。

両日ともとても良い雰囲気の中試乗会を行うことができ、早速日曜日には3人が入部を宣言をしてくれた他、彼ら以外にも多くの新入生も入部を検討してくれており、現役一同今後の新勧活動にますます熱が入っております!

入部宣言をしてくれた3人の中には待望の女子プレイヤーもおり、昨年に引き続いて今年も女子インカレの出場が果たせるのでは期待しています!

今思い返せば僕が入部を宣言したのもちょうど1年前の葉山試乗会でした。入部した当初にはまさか1年がこれほど早く過ぎるとは思ってもみませんでしたし、こんな風に自分が上級生となって新勧していようとは予想だにしていませんでした。

入部当時の僕が思い描いていた2年生像には遠く及びませんが、実際に新入生が入部してきたことでこれまで以上に上級生としての自覚を持って行動せねばと強く感じています。今までのようにただヨットについて学んでいくだけでなく、これからは後輩たちにもそれを教え、そして共に成長していきたいと思っています。

今回の試乗会に快く協力してくださったLBの皆様方、霜山監督、本当にありがとうございました。

「強い東大ヨット部」を目指し、今後も新勧活動、春インカレへと突き進んで参ります!

今週の水曜日には新歓コンパ、週末には八景島試乗会が開催されます。皆様どうぞ宜しくお願い致します。

2年 宇佐美翔大


学生マッチ2015(ヘルム編) ~ヘルムスマンの回顧録~

2015年04月08日 20時04分42秒 | Weblog
こんにちは。
新3年生になりました松山です。無事、本郷 法学部に進学できました。


おすすめ動画です(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=5SJe70YetMs

学生マッチが終わってからというもの、すぐ次の週に運動会総務部の仕事でまた名古屋へ3泊で行ったり、帰ってきたと思ったら風邪をひいて寝込んでしまったり、新歓が始まったりで怒涛のように過ぎて行ってしまいすっかり書くのが遅くなってしまいましたが、学生マッチの感想やらお礼やらを書かせていただこうかと思います。


まず、結果はご存じのとおり、7位。目標としていた昨年の4位以上には遠く及ばず悔しい結果になってしまいました。あれからもう一ヶ月近く経つわけですが、本当に悔しいです…。なぜこんなに悔しいのか、というとそれは3,4位になれるチャンスが十分にあったから! 戦績としてはあと2勝することができれば3,4位に食い込めたはずで、その2勝のチャンスも十分にありました。
青木や師田、上村が書いてくれたブログにもありましたが、二日目、対九州大学戦、対金沢大学戦のことです。それぞれポールのパロットピークが折れる、ジブタックの金具が飛ぶ、というトラブルをきっかけに2連敗してしまいました。ともにトラブルが直接の原因というかはトラブルに対して僕たちが動揺して正しい対処をできなかったことが原因です。どちらのレースも自分たちがリードして進めており、特に対九州大学戦では相手がワンペナルティーを持っている、という非常に有利な状況だったのに、です。
九州大学戦ではパロットピークの損傷によりスピンが上げられない、という判断がでたのですがよくよく考えれば、マンポールでもすれば上げることは可能です。当日は風もそれなりに吹いており、スピンの有無がスピードに大きく影響しました。
また、対金沢大学戦ではジブタックの損傷によりジブハリテンションがまともに入れられず、上り角が全く取れない状態とはいえ、2上前まではリードしていました。しかし、ペナルティーを取られていて、その解消の仕方に失敗しました。セオリー通り、ダウンレグで解消すればよかったところ(実際、それは可能でした)、上りレグ中に何とか解消したい、と考えて、自分でもよくわからない動きをしてしまったのです…。
これは、経験の問題、なのでしょうか。やはり、ヨット力、の不足なのでしょうか。ヨットという競技はとてもクールな競技だと思っています。なぜなら、アツくなればなるほど遅くなるから。常に冷静にひたすら風に合わせて走る、ということが大事だと思います。
が、しかし、マッチレースというのはですね、その競技の性質上、とーってもアツくなるんです。精神的にも高揚しているうえ、時間的に余裕もない、そういう状態での判断が求められます。先に挙げた2つの失敗もゆっくり落ち着いて考えれば、絶対そんなことはしなかった、といえます。
引き出しが足りない。 そう感じます。まだまだ経験が足りない。

とはいえ、こんな経験をさせてもらっている(当時)2年生はなかなかいない、と思います。今回の大会ではTOKAI マッチレーシングのヘルム山本やO セーリングのヘルム小倉が奇遇にも同期、ということでしたが、彼らはともに普段は個人で活動しています。一方、僕たちは部活として、部やLBの皆さまからご支援をいただいたうえで活動させていただいています。なかなかこのようなチームはありません。日頃より僕たちの活動にご理解いただき、皆さまから様々な形で多大なご支援をいただいていることに心から感謝します。特に、練習に際して多大なご協力をいただいた高野さん、宮本さん、中山さん、東郷さん、蒲郡にまで応援に来て下さった田端さん、大河原さん、高野さん、川口さん、そして資金面や事務面で援助してくださった監督、ありがとうございました。


先程、経験が足りない、と書きましたが、それはこれから勝っていくうえでのことで、なんだかんだこのマッチを通してとても多くのことを学ばせて頂けました。
なにかの記事に、「ヨットが三倍の早さでうまくなるマッチレース」と書かれていましたが、まさにその通りです。マッチレースはスタート前の激しいマニューバ、ストップ&ゴー、クローズスピード、クルー動作、そしてRRSに関する正しい知識のすべてがそろっていないと勝つことができません。もちろん、フリートレースでもこれらは絶対的に必要ですが、マッチレースは一対一の超接近戦であるが故に、それらがより如実に表れると感じます。例えばルール面だと、もちろんRRSはフリートレースでもマッチレースでも適用されますが、マッチレースではRRSを利用して相手に対しペナルティーを奪いにいきます。攻撃の為にも防御の為にもRRSの知識が必要ですから随分勉強しました。特に17条について、なんかだと関東の学連ヨット乗りの誰よりも詳しい自信があります。
もちろん、技術面での成長もありました。マッチレースはスタート前の攻防でセオリー通りやると少なくとも一回のストップ&ゴーが入ります。僕はとても苦手なところではありましたが、だいぶ経験を積んでマシになったと思います。実際、スナイプに乗った際にはド微風でもすごくスムーズにサークリングなどで船をあおって動かせるようになっていたことに自分でも驚きました。他にも強風で如何にヘルムニュートラルを保ちながら船を走らせるのか、などなどたくさんのことを学びましたが、枚挙の暇がないのでこのくらいにしておきます。
一方で、まだまだ、微風時の挙動には不安があります。やはりJ24は船が大きく重たいので微風時に船を止めてしまうと絶望的な展開が待っているのですが、本番のマッチでもやってしまいました…。ついでにクローズも苦手です。これは今後の一番の課題です!

さて、とても長くなりましたがそろそろ終わりにしようと思います。
今回のマッチレースはとても悔しい内容、結果に終わりました。しかし、思うにこの悔しさこそが明日の努力につながると思うのです。思い返せば、僕のJ24での活動は成功続きでした。昨年の学生マッチでは4位、全日本J24でも14位…などなど、予想より良いという結果が続いてきました。今回の大会はそんな僕にとって、大きな課題を突き付けられた形になった大会でした。悔しい分だけ、強く記憶に残っています。一生忘れることはないでしょう。
さて、改めて、皆さま、この学生マッチキャンペーンにご協力いただきありがとうございました。部員のみんなも、仰秀チームの活動に協力してくれてありがとう。

東京大学運動会ヨット部
松山

追伸
 僕たちがかっこよく映っているのでほんとぜひ見てください!メディア戦略って大事ですね。blogを観てくださったみなさん、ありがとうございます!
https://www.youtube.com/watch?v=5SJe70YetMs