こんばんは。仰秀3年の萩原です。
今週の活動報告をします。
今週は微風2日、強風3日と極端なコンディションの多い週でした。
金曜日は午前中強風、午後微風で、午前中はジブで走る練習を、午後は自分のスタート練習をしました。バウマンでのスタレンはほぼ初めてだったので、難しさを痛感しました。
土曜日は微風でした。主に回航練を行い、微風でのタック・ジャイブを練習しました。特にロールを重点的に練習しました。かかり具合がものすごく良い回とあまり良くない回の差を知るべくひたすら試行錯誤したのですが、あまりよく分かりませんでした。今後の課題です。
日曜日は強風のため出艇せず、午前中はジェノアやライジャケの補修、午後はトレーニングと過去の先輩方の動画研究を行いました。特に、現役の動画と比べると、回航動作の速度がまだ先輩方に追いつけてないことを実感し、今後のさらなる改善が必要だと再認識しました。
月曜日は午前中は強風のため出艇できず、午後に出艇しました。強風ギリギリで出艇したのですが、練習中に風がどんどん落ちていきさまざまな風の速度に対応する良い練習になりました。特に振れも大きく回航後どこまで上すとクローズかが変わりやすく良い練習になりました。
火曜日は短い距離での回航練をひたすら行いました。特に課題の回航後素早くクローズに合わせること、即ジャイを重点的に練習しました。練習していると、途中でディンギーのレスキューが葉山への引っ越しの途中に小網代に寄ってくれました。そのため後ろから動画を撮ってもらえたので練習後皆で分析しました。ディンギーの方々ありがとうございます。
以上、今週の仰秀の活動報告でした。これからもよろしくお願いします。
萩原和眞
こんにちは。仰秀の新3年の青木維摩です。
先週の活動報告をさせていただきます。
14日はジェリーフィッシュチームと走り合わせを行いました。フォアデッキについては動作にまだまだ改善の余地があると感じると同時に、走りに関してもクローズの走らせ方の引き出しをもっと作らなければいけないと感じました。
15日はスタート練習とロングの走り練習を行いました。スタート練習では大外しの回数が減り成長を感じるとともに、ここを限りなくゼロに近づける、風が振れてもリカバリーできるようになることが必要だと感じました。走り練習では、いつもと違う走らせ方をしてみたり、色々な変数を変えてみたりと順風での最善の走りを研究しました。
16日は強風のため整備のみを行いました。数年ぶりにスピンバックを外したり、アウトホールのカムを交換したりと、仰秀の積年の整備事項に取り掛かりました。
以上、先週の仰秀の活動報告でした。
青木維摩
新2年スナイプスキッパーの千田です。第3クールの練習報告をさせていただきます。
3月12日は1-3mほどの風の中、コース練習を行いました。微風での走らせ方の良い練習となりました。13日は午前は赤旗、午後になると一度は降りましたが出艇直前に再び赤旗が上がり、練習はできませんでした。14日は私は船舶免許の試験を受けに行き、八景島では順風の中コース練習を行っていました。多様な風で練習ができる貴重な機会となったようです。15日は走水で小松コーチに見ていただきながら、動作練習、数艇でバウを揃えてストップアンドゴーの練習を行いました。私にとっては初めての加速やストップの練習で、思い通りにはいかなかったものの、スタートのイメージを少しは掴めたように思います。16日も赤旗となり、上級生は整備、新2年は上級生やLBの永田様に見ていただきながら陸シミを行いました。永田様、アドバイスをいただきありがとうございました。
赤旗の二日間は新2年は小松コーチから海難事故の事例など安全に関するお話を聞きました。普段の練習においても事故が起きる可能性は十分にあり、とにかく人命を最優先にすること、危険を感じたらいち早く身を守ったり部員を助ける行動をとったりすることが重要だと感じました。豊富な事例を身をもって経験した方から聞く話はリアリティがあり、海で活動するヨット部の一員として、今回聞いた話を忘れないようにしたいと思います。
続いて練習で感じたことを記します。練習が再開しスキッパーの練習を始めてから二週間が経過しました。まだまだ自分の思い通りに操船ができず、ケーストラブルに発展することが何度かありました。中でも最も大切だと思ったのは、他艇を避けようとする意識です。今週の練習では何の行動もとらずにケースを起こしてしまっていました。安全においても最も基本的である、声をかけてコミュニケーションをとることの重要性を改めて感じました。
帆走に関してはまだ舵に集中するとメイントリムが疎かになり、どちらもしようとすると舵がぶれるという状態です。常にメインセールの形を見るという意識を持ち、リーチリボンを流せるようトリムを頻繁に行うことが次クールの課題です。またオーバーヒールしそうになり、メインを抜いて少し上ると逆にアンヒールが入り慌てて下るということが多々あり、この二週間でなかなか改善していません。練習を重ねるたびに意識すべきことが増えていますが、消化不良を起こさず確実に成長できる様にしていきたいと思います。
以上でスナイプチーム第3クールの練習報告と致します。
新2年スナイプスキッパー 千田綾菜
皆様いかがお過ごしでしょうか。
新2年470クルーの松尾です。
私からは470チームの春合宿第3クールの練習報告をさせていただきます!!
今クールは、赤旗が多かったことや、コース練が中心だったこともあり、同じく新2年の千田が投稿するスナイプチーム報告と重複する箇所もございますが、僕なりの感想や反省も含めて報告できればと思います。
まず初日、金曜日。
第一に、マネ飯のドライカレーが、最高に美味しかったです。(個人的には、春合宿メニューランキング暫定1位です)
それはさて置き、この日は、かなりの微風のコンディションでした。出艇直後、新2年クルーはピンダウン(アップ)の練習をしました。前日に上級生に教えていただいた手順を、海上で実際に実践してみて体にインプットすることができました。実際はレースの合間、しかも強風の時に素早くやらないといけないということで、今後慣れていきたいです。
その後は、早稲田と合同でスタート練習・コース練習を行いました。タックの際、ロールのかけ方や起こし方に大胆さが足りないことが今後の課題です。お昼休憩ごろに、少しだけ風が強まったと思ったのも束の間、午後はほぼ無風に近かったため早めに着艇し、トレーニング・整備等に充てました。
翌日土曜日は、朝から赤旗でした。上級生が整備をする中、新2年は早稲田の新2年と合同で、小松コーチの講習を受けました。基本的な人命救助や、海上で悪天候に見舞われた時の対応、沈の起こし方について話していただきました。正午ごろ、赤旗が黄旗に変わったため、艤装を完了させ出艇を試みましたが、雷雨がきつくなり、視界不良のため断念しました。
今回は実際に出艇はしませんでしたが、こうした厳しいコンディションの時こそ、小松さんがおっしゃったような冷静な対応が生きてくるのだと感じました。
3日目は、私と同期数名は船舶免許を受験しに行っていました。
(一緒に受験した同期全員、無事合格していました!さすが東大生、試験にはめっぽう強いです笑)
八景では、トラぺゾイドのコース練習を行いました。着艇前には、さらに良い風が吹いてきて充実した走り合わせができたようです(同期談)。
月曜日は、先週同様、走水で練習を行いました。午前は強風で、470チームは主にスタート時の加速練習や、動作練習を中心に行いました。最近の早稲田とのコース練習では、動作練を集中的にやる機会はあまり無いので、自分の課題を考える良い機会でした。私自身、トラッピーズタックにまだまだ不慣れで、動作自体を素早く行うことはもちろん、ジブを掛け替えるタイミングやアジャスタートリムなど、頭では理解できていても上手くできてないことが多いです。もっともっと陸シミュをこなしていくことが大事だと思ってます。
午後は、一気に風が落ちましたが、ロールタックやサークリングなどを重点的に練習しました。私は、470クルーの先輩にスキッパーとして乗っていただき、動作の細かい部分を教えていただきました。特に、初日に課題としていたロールのかけ方、起こし方の部分を繰り返し練習し、かなり成長できた感触があります。ハーバーバックの曳行開始の直前、また強い風に恵まれ、リーチングなどの走り合わせができました。1日だけで、これだけ多様なコンディションで練習できたことはすごくラッキーだったと思います!
そして、最終日も赤旗になってしましました。先輩たちは整備を、新2年は午前中に艤装の復習、小松コーチの安全講習Part2を、午後に陸シミュを行いました。特に陸シミュは、ずーっとやりました。ずーっとです。今までも、「陸シミュやろう、やろう」とはなっていたものの、通い練習の性質上なかなかまとまった時間が取れずにいました。今回、集中して下オンからフルトラまで基本的な動作をシミュレーションできたのは、すごく良かったです。「ハンドトラッピーズで素早く出る」という部分を以前よりできるようになっていたのが個人的成長です。
今週は、海にいた時間こそそれほど長くはありませんでしたが、超微風から強風まで多様な風の中で練習でき、個人的には陸シミュも含めて充実していました。
まだまだ課題だらけで不甲斐ない時もありますが、確実に進歩している実感もあるので、一度やったことを忘れないようにしながら前進していきたいです。
また、船舶免許を取得したり、艤装もある程度覚えられたりと、練習の運営という観点からも部の一員としての意識も強くなってきています。
来週は、葉山に引っ越します。葉山でヨットに乗るのは実は初めてなので、楽しみです!!
以上で470チーム春合宿第3クールの紹介とさせていただきます!!それではまた。
新2年470クルー 松尾一輝
P.S. オフを利用して、新2年で立て看板作ってきました!駒場キャンパスを訪れた際は探してみてくださいね!!
ご無沙汰しております。クルーザー班主将の中野です。
まず始めに残念なご報告から。クルーザーの学生日本一を決めるANIORU’s CUPが、緊急事態宣言の延長を受けて中止となりました。これで2年連続の中止。こればかりは自分たちが決められることではないので仕方がないですが、無念でなりません。2年前の大会で神戸に敗れて連覇を逃した悔しさを知る世代は、自分が最後になります。思い返せばその時だけでなく、3年前、2年前のJ24の全日本でも神戸には手が届きそうなところで敗れています。昨年12月の和歌山カップでは、年次が違うとはいえ完敗しました。自分たちにとっては良きライバルということです。なんとか引退するまでに神戸に勝って雪辱を果たしたいものです。
今回の大会にはクルーザー班の現役5名に加え、470チームから下重を迎えて6名で出場する予定でした。下重にはディンギーのオフにわざわざ練習に来てもらったのですが、それがとにかく楽しかった。小網代にもあれぐらいのおしゃべり歌唱マシーンが1人ほしいですね。一緒に乗ったのはそれこそ2年前のアニオル以来だったのですが、お互いの成長を感じました。ディンギーの同期とレースに出るのは来年の学生マッチを楽しみにしておきます。
次に先合宿の振り返りを。6日土曜日は順風から軽風の中でひたすらマークラウンディングを繰り返しました。例年より1年生の配属が半年ほど遅かったため、今の時期はとにかく伊東にフォアデッキの所作全般を叩き込むことを念頭に練習を組み立てています。とか偉そうなことを言いつつ、ヘルムスマンもまだ本格的に始めてから10回少々しか海に出ていない未熟者であるため、ドライブチームにとっても良い練習になっています。
7日日曜日は北風強風の中で社会人チームのjelly fishとの走り合わせを中心に練習。VMG自体はそれほど変わらないのですが、とにかく強風になると上り角が悪い。12月の和歌山カップで浮き彫りになった課題が、2ヶ月陸で過ごす間に勝手に解消されているわけがありませんでした。また着艇後はトレーニングをしました。
8日月曜日は前日以上のど強風の中、時たまマークを使いつつラウンディング。クローズの走りでは、前日の着艇後に春日さんから教わったテルテールの流し具合を何となく掴んだ感じがしたのが一番の収穫でした。とはいえ一艇で走っていても上り角が良くなったか否かは分からないため、次の強風の走り合わせを楽しみにしておきます。
この日は強風に加えて雨も降り、久々に春合宿らしいハードなコンディションになりました。寒さに耐えかねて誰かダウンするかもと心配していましたが、全員よく頑張ってくれました。マネージャーが持たせてくれた温かいココアも美味しかったそうです。自分は着艇後のご褒美に飲もうと思っていたら4人に飲み干されていました。遠慮知らずの図太いクルーたちです。
また今合宿はANIORU’s CUPの事前練習として大学から許可をもらっていたため、大会中止の知らせを受けて8日で打ち切りとしました。
今合宿、特に7日と8日の2日間で得た個人的な収穫は、強風への耐性です。和歌山カップでは初めての強風、しかも知らない海面で波も汚い中でのレースという状況に完全に翻弄されましたが、相模湾の北風は振れが大きいものの平水面であり、初心者が強風に慣れるには良いコンディションでした。和歌山で松前さんがおっしゃていた「強風はとにかく海に出て場数を踏むしかない」という言葉を肝に銘じて今後も練習に励みます。
と同時に、赤旗がなく自分たちで出着艇の判断をしなくてはならない難しさも改めて感じました。基本的には剣崎と葉山の風速の実測値を参考にしているのですが、8日は明らかにその値より練習海面の風が強く、メインをほとんどシバーさせないとまともにクローズを走れないと感じた時点で湾内に引き返しました。これが早かったのか遅かったのかは正直分かりません。何か良い判断基準があればぜひ教えていただきたいです。
さて、話は一転しますが、一昨日で東日本大震災から10年を迎えました。テレビでは毎年の如く当時の津波の映像が流れていました。
このブログを読んでくださっている方のほとんどは、何かしらヨットに携わっている方かと思います。そんな皆さんに問いたい。海に出ている時に津波が発生したら、あなたはどうしますか?
これは、自分が入部以来ずっと問題視していたことでもあります。たった10年前に何万人の命を奪った津波が押し寄せ、首都直下や東南海トラフの地震がいつ発生してもおかしくないと言われている割に、それに対するセーラーの危機感は薄いのではないか。そして自分たち東大ヨット部は、どれぐらい備えられているのか。
想像してみてください。もし東大ヨット部の部員、いや東大に限らず、身近なセーラーが津波に呑まれて命を落としたら。その翌年の新入生は「命懸けの」ヨット部に入ってくれるのでしょうか。何より、我々部員たちは何の恐怖心も抱かずに再び海に戻って来れるのでしょうか。少なくとも自分はトラウマになってしばらくは海に近づけなくなる気がします。
幸いにも同期の落合が共感してくれ、1月にクルーザー班の防災マニュアルを作ってきてくれました。それを基に今月中を目処に東大ヨット部全体としてのマニュアルを作成する予定です。それ以外にも何か有効な備えがあれば、随時行っていきたいと思います。
海が日常生活の一部になっているヨット部員は、慣れるが故に海に対する恐怖心が薄れがちなのかもしれません。しかし海が身近な存在だからこそ、常にその怖さを忘れてはならないと、自分は思います。
なんだか纏まりのないブログになってしまいましたが、自分の心配が杞憂に終わることを願っています。
2021年3月13日
クルーザー班 主将
中野 陽
新2年470クルーの丸山です。よろしくお願いします。
今回は今週の470チームの練習を報告させていただきます。今週は風が比較的強く、また一度も赤旗が上がらず週5日丸々練習できたためかなり成長することができたのではないかと思います。
3月5日は微風でのコース練習を行いました。僕は同じく新2年のスキッパーの吉田とともにコース練習に参加し、2人で試行錯誤しながら成長できたよう感じました。3月6日は微風~中風のなかコース練習を行いました。新2年クルーもその練習に混ざったのですが、他の先輩方と距離を離されてしまい技術の拙さを痛感しました。3月7日はフルトラ~オーバーの強風かつ波も高いコンディションの中での練習でした。新2年にとってはこれまであまり体験してこなかったような強風で、陸シュミと海上とのちがいを思いしらされる一日でした。3月8日も前日と同じような風の強さのなか走水で練習を行いました。小松コーチにつきっきりで御指導していただくというありがたい環境の中、強風での走りを向上させることができた良い一日でした。3月9日は上オンからハーフトラの風でのコース練習でした。また練習後には新二年が先輩方に艤装を教えていただきました。夜遅くまで艤装を教えていただきありがとうございます。
ここからは僕が今週の練習を通して感じたことになります。まず、今週の練習を通してクルーの基礎的動作がかなり身についたのではないかと感じました。特に3月7、8日の強風の中練習できた経験が9日の練習に生かされたように感じました。具体的には、トラピーズに出る動作のスムーズさ、ジャイブでの下のだし加減、回航動作などの感覚が少しつかめたように思います。また今週はたくさんのOBの方に来ていただき、レスキューの上からコーチングしていただきました。新2年はレスキューにいることが多くOBの方々ともご一緒させていただいたのですが、レース中何を見て何を考えているのかを丁寧に教えていただきセイラ―として向上したように思います。来ていただいたOBの方々、ありがとうございました。
以上で練習報告を終わります。
こんばんは。
スナイプスキッパー新2年の西尾拓大です。
先日、葉山で行われた第3回江ノ島スナイプの報告をさせて頂きます。
(各艇の結果は最後にまとめています。)
今回の江ノ島スナイプが2月の自粛期間を終えての初の大会となりました。
初日は順風から強風の中で3レース、二日目は強弱の激しい強風で3レースが行われました。また北風(陸風)ということもあって、普段の八景島では想像もできない平水面での戦いでした。
チーム全体として、前回の大会よりも順位を上げることができました。自粛期間中の座学や、各自のトレーニングが着実にいい方向に引っ張っていってくれているように思います。その一方でケーストラブルが多かったことが課題として再認識させられました。ミーティング時にはいつも一番初めに各艇のケーストラブルを報告することになっているのですが、特に初日は「どんなにあるんだ?」ってびっくりするほどたくさんの報告がありました。どれも、少し気をつけるだけで防げたはずのもので、それで順位を落とようではまだまだ僕らの目標には届かないように感じます。次回の大会では、全艇がノーケース、ノートラブルで終え、ミーティングの時間をもっと他のことに活かせればと思います。
各艇、良かったことや改善すべきことを明確になりましたが、以下では僕の学んだことを共有できればと思います。
僕個人としては、有利エンドからのスタートを安定的に決められるようになったことや、強風時でもスピード負けしなかったことは良かったと思います。一方で前回よりも上位と絡める場面が増えたからこそ、逆に上位とのレベル差を見せつけられ、上位集団を遠くに感じました。
「凡事徹底」。それこそが上位とのレベル差を生み出していました。
当たり前のことではありますが、ミスをしたものから脱落していくんだという実感を持てたことが一番の学びでした。
まずは、なんと言ってもケーストラブル。先ほどチームの課題としても挙げましたが、実はケーストラブルをよく起こしていた一人が僕でした。
例えば、スタート直後に前を切れると思っていた相手艇をわずかに避けさせてしまい2回転。しかも1レース目。そもそものミートの判断の精度が良くなかったし、レース序盤でリスクの大きいことをすべきではなかったと反省しています。
また、上マークでオーバーセール気味のポートアプローチをし、なんとかマークを回れたと思ったその時…なんかアンヒールの量が多くないか?と気づいたときには、時すでに遅し。まさかの落水をしてしまい、水の中で自艇に引きずられていました。クルーの大根田さんに助けられるという僕の醜態は、恥ずかしながらマークボートの運営の方に笑いをもたらしたようです。今回は幸いにも怪我などはなかったのですが、混戦状態であったり、シートが変に絡まったりすると、順位を落とすだけでなく危ない状況にもなり得ました。今回の原因は足にハイクアウトベルトがかかってなかったことだと思いますが、気が一瞬抜けたタイミングには注意したいと思います。(レース中そもそも油断しているようではいけないのですが…)
他にもトラベラーの出しっ放し、テンションのかけ忘れ・抜き忘れ(大根田さんが怒りを抑えつつフォローしてくれたおかげで助かりましたが…)など、まだまだ基本的なことが定着していませんでした。
タックや、ジャイブ動作についても以前よりは安定した動きをできるようになりましたが、風の強弱や波のタイミングに合わせた微妙な調整ができず失速してしまいました。動作で1艇、また1艇というように順位を落とす場面が多くありました。
「凡事」を徹底することはもちろん、「凡事」のレベルを上げていく必要も感じました。
最後に、前回の江ノ島スナイプに引き続き、今回もクルーとして前日練習から参加して下さったLB多賀谷様、本当にありがとうございました。
また、このような経験ができたのも日頃から支えて下さっているLBの皆様をはじめとする多くの方々のおかげです。ありがとうございます。
感染症が猛威を奮っている中でも、大会を実行し、貴重な成長の場を設けて頂いた大会関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
この大会で学び得たことを今後の僕の成長に活かすことはもちろんのこと、部内でも共有しチーム全員でさらに成長していけるようこれからも頑張っていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。
新2年 スナイプスキッパー 西尾拓大
[各艇の結果報告]
30563 長岡(新4) /村上(新3)
38位 35-36-39-34-32-32 計169点
31418 古関(新4)/多賀谷様(LB様)
30位 36-24-23-27-28-(38) 計138点
29220 古山(新3)/青木(新3)
34位 (38)-34-30-31-27-37 計159点
30785 大野(新2)/山村(新3)
27位 20-23-25-(32)-25-24 計117点
31308 西尾(新2)/大根田(新3)
16位 (25)-9-19-18-11-17 計74点
全参加艇数 44艇
*本来スキッパーである青木さんは人数・艇数の関係上、クルーとして参加してくれました。
(今回、僕は大根田さんと出場させて頂き、たくさんの学びを得ることができました。ありがとうございました。写真にあるサングラスは数時間後、海の藻屑となってしまいました…。写真は羽田様からです。ありがとうございます。)
3.11.ヨットを愛し、海で活動する一人として10年前に起きたことは絶対に忘れてはならないと、改めて思います。ヨットに打ち込める環境があることに感謝し、これからも練習に邁進していきたいと思います。
いつもお世話になっております。クルーザー班新二年の伊東です。
我々クルーザー班では3月13日、14日に開催される予定のANIORU's CUPに向けた練習の為一足先に合宿を伴う練習を開始しました。合宿での練習は部としてちょうど1年ぶりであり、昨夏入部した私にとっては初めての合宿ということになります。3月2日から3月4日にかけての2泊3日の練習について報告申し上げます。
まず、活動の概要は次の通りです。3月2日は強風だったため、艇の整備と合宿所の環境整理を行いました。また、この日のミーティングでは班としての今年の目標の共有が行われました。3月3日は前日から続く前線通過に伴う強風の影響を受け、午前中は出艇できませんでしたが、午後には海に出ることができ1時間ほど強風コンディションでの練習を行いました。また、この日は着艇後卒部される先輩がたに対する追いコンが開催され、合宿所から参加いたしました。3月4日は、無事に出艇することができ軽風から微風の風域で1日丸ごと練習することができました。
次に、合宿を終えての個人としての所感を述べて参ります。3月中の練習の課題として、クルーザーでの動作・技術を体感をもって吸収すること、基礎の定着が求められるだろうと考えており、それを念頭に置き練習をすることといたしました。ディンギーに乗る機会が多かったため、艤装から何まで全く理解していないことが多かったからです。結果としては、設定した課題をある程度達成できた、充実した練習だったと感じています。実質1日あまりの練習時間でしたが、時間相当以上の学習があったと思います。実際、各種動作を澱みなく行えるようになっただけでなく、ブローやラルの判定、バウマン動作、ヒールトリムなど発展への足掛かりをつかむことができました。一方で、可能なことが増えたぶんだけ次なる課題が見えてきました。次の練習では能動的に動けることを目指してやっていこうと考えています。
また、合宿生活は、7人で共同生活するという大学生らしいもので、非常に楽しかったというのが率直な感想です。また、班員の総体重が軽すぎることを危惧し、1日に二度の軽食を作っていただくなど強力な増量計画のもと最終的に10kg程度の増量という成果をあげられたマネージャーさん方には深く感謝申し上げます。ご馳走様でした。追いコンでは、クルーザー班LBの先輩方から楽しい思い出話を聞かせて頂き、楽しいひと時でした。
以上で活動報告と致します。緊急事態宣言の延長が行われ、先行き不透明な中ですがその時点でできることを行っていこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
伊東秀晃
お久しぶりです。新3年470スキッパーの藤田です。
12月下旬から始まり2月初めまでの予定だったオフが、気がつけば1ヶ月延びての活動再開とあいなりました。
オフ期間もそこそこ自主練に参加していたとはいえ、やはり活動休止になってからの1ヶ月強、とてもとても長く感じました。代替わり以降、小松コーチ推奨の "とにかく自主練する" 東大方式で、コツコツ頑張り続けて、手の届きかけた強豪校の背中が、またさらに遠くなってしまった。そんな気がして、焦りを感じましたし、それは今でも感じてしまいます。
それでも焦るだけで終わらなかったことが、今回の活動停止期間の良かったところかもわかりません。どんなトレーニングをすべきか明示され、ミーティングで次海上で意識することや試すことを言語化し、活動再開に備えることができました。
久しぶりに海に出てみて、帆走・ヨットの位置感覚は少し鈍ったと感じる一方で、動作自体は逆に洗練されたような感覚がありました。とりあえず一安心です。これからの練習にかかっているようです。
春ということもあり吹き荒れる日が多く、5日間のうち丸3日程しか海に出ることができませんでした。
その中で、新2年クルーの陸シミの時間を長く取れたり、必要な整備を行えたりと、充実した時間を取れたとは思います。
とはいっても、強豪校がずっと練習していた日々に活動できなかったことでさらに大きくなってしまった差を、埋めることができるのは、やっぱり海に出ている時間だとも思います。
出艇時間に間に合うように準備する、自分がヨットに乗れる時間は乗り尽くす、毎日反省して次の目標をたてる。決して簡単ではないこうした凡事徹底を、地道に、積み重ねていきます。
必ずや実を結ぶことを信じて。
藤田郁