東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

秋も後半

2010年10月30日 20時56分27秒 | Weblog
4年の宇田川です。
引退してはや3週間になろうとしています。
鳥居監督、浅田コーチはじめLBの皆様には、この一年間本当にお世話になりました。
結果という形で応えられなかったことを悔しく、また申し訳なく思います。


最後の年、特に5月からの半年は沙紀と組んで、塩島や上野ら1年生からの刺激もあって、ヨットが一番楽しい時期でした。
時々走り合わせて下さった鳥居監督は段違いに速くて、悔しくて研究してるうちにフリーは春~秋でずいぶん変わったと思う。
また、この半年はレースにたくさん出た。
6月 江の島スナイプ
7月 七大戦
8月 東日本スナイプ、個選、女子イン
9月 六大戦、全女、インカレ
立教レースや五大戦も合わせると、8月以降はほぼ毎週レースに出ていた。

個々のレースで大きな失敗があり、終わるたびに「インカレではしないように」と言い合ったものだったけれど、
一番叩いたのがインカレ予選で、そのレースが終わったら「次」はなくて反省のしようもなかった。
インカレ決勝に照準を合わせて全て進めてきたつもりだったから、今までやってきたことは無駄だったのかと思ったり、
どうしたらいいか分からなくなったりもしたけれど、470のサポートが残ってたおかげでいつまでも沈んでおらずに済んだ。

最後のレースを振り返ってみると、第2レースがターニングポイントだったように思う。
2上まで2位だったものの、回航時に沈して後続艇に次々抜かれた。17位まで追い上げたけど、マークタッチを解消しておらず失格。
このレースは他の2艇の成績も悪く、ここで決勝進出が危ないんじゃないか?と気づいて動揺し、3,4レースもガタガタになってしまった。
メンタル強化が大事とずっと言われていたけれど、うちの船も予想より悪いところを走ってしまったときに走り・コースともに悪くなる傾向があった。
それを最後まで克服できず、敗因としてしまった。
2日目は「普通に」「落ち着いて」レースをすることを目標にして、1日目よりはいい順位をとれたけれど、点差を挽回するには足りなかった。
4年同士で新艇に乗って、チームを牽引するどころか足を引っ張ってしまったのは大変情けなかった。

下級生はペアの変更やポジションの移動が頻繁にあって、とてもレースに集中しやすい環境ではなかったと思う。
それでも塩島・黒豆が1上1位で回ったり、敦・正が何度も前走ったり、それぞれ喜んでるのを見られて嬉しかった。
葉山では練習、整備に加え陸での仕事が多くきつかったよね。お疲れ様でした。
スナイプのリーダーとして至らない点ばかりだったけれど、ついてきてくれてありがとう。

サポートに回ってくれた尾上、まりな、西田、おびちゃん、着艇したら陸でいつも温かく迎えてくれためい、いのちゃん、舞ちゃん、由希子ちゃん、どうもありがとう。
背中を見てる人がいてくれるというのは本当に有難く、ずっと支えられてました。

失敗ばかり書いているけれど、この一年は間違いなく一番楽しかった。
ヨットも自分のことも上手くいかなくて投げ出したくなることもあったけど、その分前を走れたときや成長を実感できたときは嬉しかった。
そこまでたどり着けたのは、何より同期のおかげだと思ってます。
特に沙紀はペアとしても数少ない女子部員としても、いないとやってこれなかった。本当にありがとう。


後輩のみんなは、これからの季節は寒いし、人数も少ないからつらいと思うけれど、
冬に頑張らないと春以降に戦えないので頑張ってください。
練習のうちから1つ前の船を抜くこと、1つ後ろの船に抜かれないことにとことん拘ってください。普段やってないことは本番でもできません。
そしてレースでも前走ってください。絶対楽しいです。




宇田川 奈津子

4年 松木孝憲

2010年10月28日 22時56分40秒 | Weblog
4年の松木です。
書き込みが大変遅くなってしまい申し訳ありません。

4年間の集大成として、そして全日への通過点だとして意気込んで臨んだインカレ決勝は、船の整備やスタートの成功率が低いことなど不安を残したままの状態で始まり、当然のようにそれらが原因で惨敗してしまいました。

普段の練習では、一番経験のある自分の艇がスピードや動作の基準となるべきだったのですが、走りを安定させることができず東大艇全体のレベルアップをすることができませんでした。

4年間の内に出場できる最後のチャンスだった個戦も院試勉強の不安から出場を辞退し、またそのブランクが原因で調子を崩してしまいました。

現役最後の年に後悔することが山ほど残り、自分の力不足を本当に痛感させられることになってしまいました。
今更どんなに反省しても、現役としてレースに出ることができないのは死ぬほど悔しい。

せめて後輩の皆がこの経験を反面教師にしてくれれば幸いです

最後まで基本を大事にしてください。
船を隅々まで整備してください。
普段から闘争心を持って練習してください。
東大で部活をするからには、学校生活としっかりと両立させてください。

今の現役の皆は本当にやる気があるので、そのやる気に見合った練習を考えて実力さえつけば必ず(僕らの分まで)全日に行けると信じています。


入学当初はひ弱だった自分がこんなにハードな部活を何度も投げ出しそうになりながら最後までやり遂げることができたのは、様々な面から支えてくださったLBの方々、直接指導していただいた先輩方、しっかりした後輩たち、家族、そして素晴らしい同期の皆のおかげです。
現役の間は迷惑をおかけするばかりで、恩返しの機会だと思っていたインカレでも結果を出すことはできませんでしたが、これからはLBとして練習をサポートして少しでも現役の力になってヨット部に貢献していければと思っています。
LBの皆様にはこれからも現役に対して変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。ぜひ現役の練習に来てあげてください。

最後に
ヨット部に入って本当によかった
ありがとうございました

松木 孝憲

ありがとうございました。

2010年10月25日 10時17分13秒 | Weblog
前主将の川口です。

ついてきてくれた部のみんな、応援していただいたLBをはじめすべての方々、1年間本当にありがとうございました。

結果で応えたかったですが、実力が足りませんでした。


ただ、今の自分たちを肯定的に捉えるのは難しいだろうけど、チームとしても、個人としてもそれぞこの1年で確実に成長したと思っています。



代替わり後から春葉山までは、淡青に乗れる免許持ちの部員がいなかったり、強風で沈しすぎてレース海面に行くことすらできなかったり、船やマストを壊してばかりいました。
艇や保険の取り扱いがずさんすぎて、大学やLBの方々にも非常に迷惑をかけました。
でも、葉山が終わるころにはそれに悩まされることもなくなりました。

松木武尾は、関東470決勝でLBも含め唯一、自力で全日本の権利を獲得しました。リザルト見るとわかるけど、あれは100艇近くが出場したレースで、ほかのライバル校も順位を安定させられない中での出場権獲得でした。
田島宇田川は、個戦では今までにないくらいいい走りをして、他の大学からも東大スナイプが注目されるようになりました。春の成績でスナイプは弱いと思われているのを、春にダメだった二人が自力で払拭するのをみて、非常に嬉しかったです。
小山は、春のスナイプではぱっとしなかったけど、470クルーに移ってからは上級生と同じパフォーマンスで、僕や東郷をリードして成績につなげてくれました。ヒールトリムがうまくて乗ってて気持ちよかった。
敦も春こそ不慣れなスナイプクルーで結果を出せなかったけど、太田さんのクルーをやったりとスキッパー以外の練習時間もしっかり自分の実力に変えて、下級生ペアというのが信じられない成績でスナイプを盛り上げてくれました。
正も、冬にクルーザーからうつって来た時は正直戦力として考えるのは難しいと思ってたけど、秋にはなくてはならない存在になっていました。正のフォローとコースがあったからこそ、塩島も敦も前を走ることができたと思うよ。
まりなは、秋は黒豆とレースに出られるくらいに成長しました。この一年間は下級ペアがしょっちゅうだったからわからないかも知れないけど、自分の仕事をしながらもう一人のフォローをするのは非常に難しいことです。あと、おびちゃんに接する態度をみて嬉しく思いました。女子はなにかと大変だと思うけど、いろんな人に相談しつつヨットを楽しんでってね。
金田は、春も秋も一緒にレースに出てお疲れさまでした。コースは完全に任せてたけど、ちゃんと期待に応えて自分の仕事をきっちりこなしてくれました。記憶に残るレースもありました。もっと一緒にレースしたかった。
東郷は、プレッシャーを感じさせない走りでマイペースに頑張ってくれました。ストレスを他の人に感じさせないで面倒ごとをなんでもこなせるのはすごいと思います。新歓と副将兼任は俺もやったけど忙しい分すごくやりがいがあるから、忙殺されずにマイペースで頑張ってね。
尾上は、嫌な顔一つせずサポートに徹してくれてありがとう。秋葉山の練習は本当に楽にできた。練習を運営できる能力ってのは、陸上でも海上でもどちらにも活かせるからこれからにつながると思います。体調と留年に気をつけて頑張ってください。
黒豆は、スキッパーになったりクルーになったり大変だったけど、練習時間が短いのによく塩島をフォローしてくれました。なんでもやらされるっていうのは何でもできるってことだから、体重を増やしつつ次の目標にむけて頑張ってください。
塩島は初インカレお疲れさまでした。初めてのインカレで大きな挫折だったろうけど、これを次に活かすことでいい経験だったと思えるように頑張ってね。七大戦とか、個戦とか、第1レースで前を走る姿に他の部員は勇気づけられたし、奮起したと思うよ。成績で部を盛り上げられるプレーヤーはかっこいいと思うので、来年以降もそういう姿を見たいと願ってます。
西田は、初葉山はどうだったかな?1年ワークですごく大変だったと思います、本当にお疲れさま。同期が少なくて大変だろうけど、同期はもちろん先輩と仲良くやって、厳しく辛いヨット部生活を楽しんでください。人数が多いと楽しいから、新歓は全力で頑張って!
おびちゃんは、いろんな不安があってもヨット部に入ろうと決心して、実際に続けていることですでに四月よりも自分は成長しているということに自信を持ってね。努力の仕方は人それぞれだから、無理に人に合わせることなく自分のやり方でヨット部に貢献して、ヨット部と一緒に成長してください。
マネージャーもお疲れさまでした!
めいこは、LBへの連絡お疲れさまでした。あとマネージャー長として、下級生の不満とか悩みを俺に代弁してくれてありがとう。そういう姿勢が他のマネージャーの支えになっていたと思います。
まさみは、応援部への連絡とか大変だったね。忙しい合間を縫って、部員よりも早く起きたり遅く寝たりして活動を支えてくれました。
舞ちゃん、津崎さんは間違いなく秋葉山の主力でした。下品でバカな部員たちを一生懸命サポートしてくれて、感謝しています。


これだけのメンツを揃えておきながら、期待に応えられなかったことを申し訳なく思います。


僕自身は、予選までは自分のペースでレースができましたが、決勝はよけいなプレッシャーを感じてしまって緊張で思ったように体が動かず、沈したり、ケースを起こしたりとまともなレースが全くできませんでした。
この一年で後悔していることは、最後の決勝でレース以前の問題で負けたこととスナイプの予選落ち、あとは全レガッタを通して勝つことが出来なかったことです。インカレを最終目標と捉えすぎて、他のレースは練習として見たために個々のレースではいい結果が出ても、レガッタを通した結果を得ることが出来ず、成功体験がないまま最後のインカレを迎えることになってしまい、勝負の場面でシビアになれなかった。あとは、他の大学と比べると、夏から秋への伸びがレースの結果を見ると東大はかなり劣っていた。


自分なりに頑張ったから満足する人は、他の人との比較で勝敗が決まる勝負事には向いてないと思います。だから、自分や部に対して常に厳しくあって欲しい。でも、負けたからといってそれまでの自分を全否定して自信を失うのもやめて欲しい。1年間を通して出来なかったことと同様に、1年間で出来るようになったこともあるはずだから、この1年間の取り組みで悪かった所は改善して、良かったところは引き継いでいってください。あとは、前も言ったけど真剣に、でも楽しく、安全第一で活動していってください。陸上でも海上でも、今後はサポートに回っていきます。

最後の1年間はすごく大変だったし、結果も出せなくて辛かったけど、一番ヨット競技を楽しめた1年でした。
本当にありがとうございました。


川口 和晃

一週間に3回はヨット部の夢を見る

2010年10月25日 08時19分38秒 | Weblog
まだ、代替わりして2週間しか経っていませんが、こんなに(心理的に)激務だとは思ってもみませんでした。新主将の小山です。
10月16,17日に引き継ぎを終え、この2週間は各部員に、今の立ち位置をしっかり考えてもらう時間と、秋インの反省から冬の強風練習にもしっかり耐えられるように今一度艇の整備をしてもらっていました。
ここで僕が思ったことは後述したいと思いますが、とりあえず新体制のもとでようやく部もスタートを始めました。

部員と主な役職、管理艇は次の通りです。
小山慧(3年):主将→4301
東郷智之(2年):副将、新勧、整備→4357、3497
石川正(2年):主務、六大戦→28511
伊東敦(2年):学連→30785
尾上佑真(2年):総務→4175
金田崇利(2年):レスキュー→4096
川口真利奈(2年):女学、新勧補佐→29279
川村悠人(2年):会計、常務→29604
大日方絢(1年):ビデオ
塩島太郎(1年):レスキュー補佐→3894
西田圭志(1年):新勧補佐、HP、エール
猪野真未(3年):マネージャー
加藤舞(2年):マネージャー
津崎由希子(1年):マネージャー


本当はもう少し早く挨拶とかしなければいけなかったんですが、部として何も方向性とかが定まっていない状態でそれを文章にするのもどうかと思い、今までいました。正直、クルーザー班との話し合いの関係などでまだ見えない部分も多く、OB向けに何か書こうとしたんですがうまく文章にできませんでした。なので、チームメイトに向けて先週・先々週を通じて僕が思ったことを書こうと思います。それを通じて何か感じとっていただければ幸いです。

①目標について
組織を動かしていくうえで目標というのはすごく大事だと思います。目標がなければ向かうべき方向も定まらないし、今自分がやっていることの意義もつかめない。
僕は最上級生だし、全日本インカレに出たいです。それを目標にしていますし、1年のときに連れてってもらった全日の様子は今でも覚えています。
ただ、みんなにはそれを安易に考えてほしくないです。全日本インカレに出たいなんて誰だって言えるけど、関東インカレで13位しかとれない実力が現状です。全日本インカレに出るためには来年度の場合関東8位以内が必要です。5位順位を上げる・点数にして250点差近くある相手に追い付く。これを1年間でやり遂げることの大変さを自覚してほしいと思っています。
今年足りなかったものは何だったのか分析できてますか?各自に自分の弱いところを聞いたけど、その時にすぐに言えなかった人が何人かいました。自分の課題を明確にして常日頃から練習していかないと、時間の無駄です。量があっても質が全然伴ってないです。
全員が一度、来年の10月に関東インカレ7位(or8位)以内にいるためには、ヨットの中のどの要素を完璧にし、どの要素を少なくとも平均レベルに持っていかなくてはならないか、考えてみてください。その各要素が何月から練習しだして、何月までに達成できなくてはいけないのか、どういう順番で取り組まなければいけないのか、紙に書いてみてください。多分、全員が自覚の甘さを思い知ることになると思うよ。一人ひとりとMTGしたけど、そういうこと考えられてる人が2人ほどしかいなかった。
自分がいつまでに何をしなくちゃいけないのか。去年に比べてどのスピードで成長しなきゃいけないのか。
そのための練習メニューやプランを考えるのは僕の仕事だけど、全員がその意味を理解できるようにしておいてください。

②整備について
これも結局は自覚の問題につながると思うけど、整備も実力です。整備できない人は負けます。負けたのは船のせいでもなんでもないです、自分のせいです。
先週・先々週で整備の時間を設けたとはいえ、秋インレース直後だし、少なくともレース艇に限って言えば簡単なチェックで終わるだろうと思っていました。むしろ全員結集して予備艇を整備して、来週からの海上練習に備えてもらうつもりでした。
インカレで船ぶつけたとかならともかく、なんで2日以上もレース艇の整備に時間とらなきゃいけないのか意味不明です。レースに挑むときの準備が全然できてなかったことがよく現れてると思いました。
整備もできてないのに他の船から部品奪って当座をしのごうとか、そういう考え方はもうやめてください。何度も言うけど、整備も実力だってことをもっと自覚してください。

③知識の問題
ヨットの知識自体を知らない人って結構いると思います。コースとかについて深い知識を持っててそれをレースで当てちゃったりすると確かにかっこいい。けど、ヨットってもっと細かい積み重ねで勝つ競技だと思います。こういう波のときにどのロープをほんのちょっといじるとか、ポールの高さをちょっと気にしてみるとか、etc...
派手じゃないけど本当に小さなスピードアップの積み重ねが、どんな状況でも前に行くことにつながるんだと思います。そういう意味でヨットの知識を持ってる人が少ないように思う。
なるべく毎週座学の時間を設けてみんなに伝えてあげられるようにはするけど、僕の知っている知識も全然十分じゃないです。だからみんなには教えられるのを待ってるだけじゃなくて、自分から色々と聞きに行ってほしい。俺に聞くでも、他大のうまい人に聞くでも、OBの方たちに聞くでも、本を読むでも、何でもいいです。基本的なことかもしれなくてもいいです。自分で調べる姿勢を身につけてほしい。
あとは、教えてもらったことをそのままにしないでください。海上で試して、陸に帰ってまたノート見直して、今までとどこが違うのか、もし変わらない(or悪くなった)なら何かやり方を間違っていないか、試行錯誤を繰り返してください。

今のチームは若いから仕方ないかもしれないけど、僕も含めてみんなヨット下手です。予選で前走った人もいるけど、所詮予選だということを忘れないでほしい。自分の実力を自覚して、そのうえで今どういう姿勢で練習し、何をやってかなきゃいけないかを各自考えてみてください。
幸い、みんなヨット好きだし、練習に対してマジメだから、きっとできると思います。


最後になりましたが、LBの皆さま、これからもどうかよろしくお願いいたします。
今まで先輩とかから何度も聞かされてきた話ですが、実際に予算を検討する立場になって、どれだけ自分たちがLBの皆さまに頼っているのか心の底から自覚しました。また、人数的にもレベル的にも、LBの方々のご指導がなければなかなか前に進めなさそうな面も多いです。
技術的にはかなり未熟なチームですが、目標に向かってちょっとずつ頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
また来週からは海上練習も再開する予定です。寒くなってきましたが、よろしければぜひ練習を見に来てください。よろしくお願いします。


小山慧

Over

2010年10月22日 22時40分48秒 | Weblog
トラックを返しにいている間に気が付いたら代替わりも終わり、相変わらず除け者にされながら強制終了してしまった武尾です。

最近ようやく立ち直れありつつあるので、僕の最後の記事を書いておこうと思います。

レースにおける一番基本的なことは何ですか?

と訊かれたら、

多分誰でもこう答えると思います。



・ノー沈
・ノートラブル
・ノーケース

でも、自分はそんな当たり前のことすらできませんでした。最上級生にもなりながら。そして当然のように戦えませんでした。


具体的に言うと、

①他艇との衝突、破壊
自分は予選第1Rで明治大学の船と衝突しました。そして、自艇はハルを、相手艇はマストを損傷してしまいました。結果として予備マストを貸すことになり、決勝で痛い目に会いました。

②ジブハリ切断
決勝第1Rでは、サイドマーク付近でジャイブ後、順番は分かりませんが沈して起こす時には切れていました。①もあり、ろくにセッティングも出ておらず、スプレッダ―のねじがイカレテルマストで出場する羽目になりました。

③ターミナルエンドの摩耗、墜落
決勝第3Rでは交換したマストのトラッピーズのターミナル部分が激しく摩耗、及び屈折していたためにとても外れやすい状態になっており、レース中に墜落、その後使用不可となってしまいました。

④ガスケットの剥落
また決勝1日目は前日まで剥がれていなかったガスケットがその日のレース中に剥がれ船内に水が噴き出してしまいました。



①はタック前の確認不足、②③④は前日の確認不足。後悔先に立たずということわざがこれほど身にしみて感じたことはありませんでした。
とても情けなく惨めな気持ち。全7R中4Rが1日目に消化された決勝シリーズでは1日目に大勢が決してしまいました。


そんな1日目終了後このまま自分はレースに出続ける資格はあるのだろうか、と真剣に悩みました。本来ならば自分が他艇をチームを引っ張って7位争いに絡まなければいけない立場であったのにも拘らず、何にもチームに貢献することができませんでした。

雑用をこなしてくれた下級生、マネージャー、自分を育て上げてくれた上級生、色々教えてくれた川田コーチ、監督、様々な支援をしてくれたLB、そしてなにより自分の自由気ままな生き方に反対することなく応援し続けてくれた家族のみんなになんにも申し訳が立ちません。

悲しいくらいあっけなく終わってしまった4年間。


これからを担う下級生諸君。とにかくやりきってください。出し尽くしてください。



一体俺は何のために頑張ってきたんだろう・・・


2010-10-24 20:45:39
素直じゃないですねぇ♪
四年間おつかれさまでした。

Unknown (シモヤマ)
2010-10-24 21:45:10
意味がないことっていうのは1つもなくて、どんなことにも必ず意味はあると思う。いまの時点では他になにも考えられないかもしれないけど、時間軸を長くしたら、「このことがあったからこそ今がある」っていう風に必ずなると思う。それはタケオにとってもヨット部にとっても。起きた事から学んで、先に繋げていくように、自分なりの意味が見つかるように頑張ってください。
とりあえず、お疲れさまでした

Unknown (おやま)
2010-10-25 17:42:43
お疲れ様でした。
自分のスピンワークがうまくなったのは間違いなく武尾さんのお陰です。
いつも置いてかれるのが悔しくて、真似したり、スキッパーに指示してみたり、色々工夫してました。
全日本470では勝てるように頑張ります。

らしくないね。 (カントク)
2010-10-25 20:21:49
全日本に行ったら行ったで、多くの選手が挫折感を味わうもんです。 俺って馬鹿だったなあ・・・と後から気付くもんです。

ヨットで学んだ自分の愚かさ、弱さを、今後のいろんな局面で活かしてください。 こういう学びの機会がないままスルスルと社会に出てしまうことを思えば、挫折というのは素晴らしく意味あるものです。

Unknown (muro)
2010-10-26 20:31:40
TKOと聞いてなんか書かなきゃいけないような気がして、筆をとってみた。

ん、けっきょく最初で最後の全日になったか。

まぁどんまい♪意味があるのかないのか、どうきもちを整理するかは勝手に考えなはれ。誰にもわからん。

よし、いま言うこと考えた。2つ。

1.とりあえず最後まで付き合ってくれた松木にだけはちゃんと感謝を伝えるべし。彼がいなければ、船が動くことすらなかったのですから。
と、名言っぽく言ってみた。てへ。

2.後輩に申し訳なく思うなら、部活に行け。口じゃなく行動で償え。オマエの一個上は去年全然教えに行ってねーしよ。まぁそれでオマエはのびのびできたかもしれんが…教えるヤツがいなくて致命傷なのが今年みてわかった。お前らが行くだけで来年勝てるとも思ってないがとりあえず。

というわけでお疲れ様でした。


追記
部活を引退してから半年くらいずっとナーバスでしたが、今では平気です。東大ヨット部の多くの人たちと西宮にいけて嬉しかったけど、こういう場に全員で来て学校の威信をかけた試合がしたかったとずっと思いながらレースしてました。

むろ先輩に言われたとおり2011年は練習の8割以上は見に行った自信があるので、もう思い残すことはありません。これからはヨットとどう向き合っていきていくのかをすこしずつ考えながら日々を送りたいと思います。

秋インの感想と代替わり

2010年10月21日 21時51分39秒 | Weblog
遅くなって申し訳ありません、1年の西田です。

先週の土曜日に八景島への引越が終わり、4年生が正式に引退しました。
4年生のみなさんは4年間本当にお疲れ様でした。短い間でしたがお世話になりました。先輩達とヨットができて本当に楽しかったし、誇りに思っています。

インカレは予選、決勝ともレスキューや運営艇に乗ることができていろいろ勉強になりました。特に、艇数の多いレースを間近で見れる機会は少ないのでいい経験になったと思います。
秋葉山中は1年が少なくて本当にしんどかったけど、少しでもレースメンバーの力になれてよかったです。

そして新体制がスタートしました!!
それぞれの役職も決まり、今週にはクラス、ポジションも決まります。
今までは先輩についていくのに精一杯でしたが、少しづつでも追いつき追い越せるように頑張ります。

1年 西田圭志

決勝最終日

2010年10月11日 18時06分07秒 | Weblog
決勝最終日は南の微風で1レースのみ行われました。
スタートしてからどんどん風が落ちていき、長丁場のレースになりました。
最終結果です。

1位 慶應義塾大学 137点
2位 早稲田大学  217点
3位 日本大学   301点
4位 中央大学   316点
5位 明海大学   345点
6位 法政大学   348点
7位 明治大学   387点
以上 全日本出場

8位 横浜国立大学 466点
9位 立教大学   480点
10位 学習院大学  582点
11位 東京海洋大学 669点
12位 青山学院大学 716点
13位 東京大学   729点
14位 東京工業大学 814点
15位 神奈川大学  848点
16位 横浜市立大学 888点

個人成績
松木・武尾 DNF-28-33-20-22-24-31
東郷・小山 31-26-24-DNF-39-37-39
川口・金田 43-38-40-33-30(ocs)-41-33


レースメンバーは初日の強風、2日目3日目の微風で肉体的にも精神的にもくたくたになったと思います、お疲れ様でした。
尾上のレスキュー隊長もイケイケでした、9月からずっとありがとう。

個人的なことはまた改めて書きますが、ひとまず
鳥居監督、浅田さんはじめ応援してくださった方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。



宇田川奈津子

決勝2日目

2010年10月10日 20時47分41秒 | Weblog
宇田川です。

北東の不安定な風の中、2レースだけ行われました。
現時点順位です。

1位 慶應義塾大学 107点
2位 早稲田大学  175点
3位 日本大学   271点
4位 中央大学   277点
5位 明海大学   288点
6位 法政大学   303点
7位 明治大学   351点
8位 立教大学   393点
9位 横浜国立大学 426点
10位 学習院大学  447点
11位 東京海洋大学 576点
12位 青山学院大学 623点

13位 東京大学   626点

14位 東京工業大学 699点
15位 神奈川大学  728点
16位 横浜市立大学 747点

松木・武尾 22-24
東郷・小山 39-37
川口・金田 30(OCS)-41

2R目、東大は下1下3下4からスタートし左のブローにのって伸ばしました。途中からどんどん右に振れてしまい1上はよくありませんでしたが、一番艇がきっちり抜いて真ん中まで上がってきました。

明日も北の微風予報です。点差を返すのは難しい状況ですが、最後のレースなので落ち着いていつも通りの走りをしてほしいと思います。
本船からイケてるレース運営を目指しつつ応援します!


宇田川 奈津子

決勝1日目

2010年10月09日 22時15分26秒 | Weblog
宇田川です。

決勝1日目は北北東の強風で4レース行われました。
雨+強風+ロングコース(マークが見えない…)とハードなコンディションでした。
途中経過です。

1位 慶應義塾大学 66点
2位 早稲田大学  74点
3位 中央大学  173点
4位 明海大学  183点
5位 明治大学  197点
6位 法政大学  209点
7位 日本大学  213点

8位 立教大学  259点
9位 学習院大学 306点
10位 横浜国立大学347点
11位 東京海洋大学379点
12位 東京大学  414点
13位 青山学院大学416点
14位 東京工業大学464点
15位 神奈川大学 495点
16位 横浜市立大学516点

個人成績
松木・武尾 DNF-28-33-20
東郷・小山 31-26-24-DNF
川口・金田 43-38-40-33


運営でアウターから見ていましたが、エンドの5、6艇以外はラインが低かったです。東大ももっと前に出ていきたい感じでした。

今日は艇体トラブルや沈、ケースなどで順位を落としてしまいましたが、明日は久しぶりの南風。気持ちを切り替えていきたいと思います!


宇田川 奈津子



明日から

2010年10月08日 22時11分51秒 | Weblog
4年の宇田川です。

いよいよ明日から関東インカレ決勝です。
今年スナイプは予選敗退となってしまいましたが、その分470に力を注ぎたいと思います。
毎日レース結果をアップしますので、応援よろしくお願いします!!
470の出場校は
慶應、早稲田、日大、法政、中央、明海、横国(以上シード校)、
立教、学習、海洋、東大、明治、青学、東工、神大、横市
です。
7位以内で全日本出場権を得られます。

配艇は
4357 松木・武尾
4301 東郷・小山
4096 川口・金田
です。

明日はあいにくの雨予報ですが、景色が見えないくらいのどしゃ降りでも練習してきた力を発揮したいと思います。


宇田川 奈津子