東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新入生自己紹介 part18 田中編

2018年06月29日 19時26分22秒 | 新入生自己紹介
初めまして。理科一類の田中愛登です。出身は広島の広島大学附属福山中高等学校です。ヨットが風上に登れることすら知らなかった完全な初心者です(笑)

私は高校3年間アーチェリーをやっていたのですが、大学では新しいことに手を出して見たいなあとずっと考えていました。そこで出会ったのがヨットでした。新歓コンパではLBさん方からヨット部の素晴らしさをこれでもかと語られ、2年の美間先輩からも強く誘われ、最終的に3度目の試乗会の後に入部を決めました!
生物が好きで、海の生き物と触れ合えるかも!とワクワクしていましたが… 八景島では...。時間があればハーバー内のゴミを取れそうなら片づけたいです。

高草木君にはしっかり者と言われましたが、実は最後に入部したりと優柔不断な所があるので、期待に答えられるようになりたいと思います!

次はヨット部一年プレーヤーの癒やし兼、紅’二’点の一人の菲(フェイ)ちゃんです!

最後の夏が始まります 470関東個選

2018年06月27日 01時38分56秒 | レース反省
こんにちは
4年470リーダーの西坂です。
先週末は関東学生ヨット個人選手権大会の470級のレース(スナイプ級は今週末)が実施されました。
以下リザルトです。


4レース実施 (全97艇)

4579 西坂・天木 30-14-46-6 計96点 17位
4452 小野・水石 58-DNF-BFD-47 計301点 73位
4357 塚本・斉藤 28-32-35-34 計129点 21位
4301 松前・大橋 71-DNF-61-85 計315点 78位

(詳細は学連HPをご確認ください。https://kantogakurenyacht.jimdo.com/%E6%88%90%E7%B8%BE%E8%A1%A8/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%98%E5%B9%B4/)



今年は上位20艇が全日本個人戦へと駒を進めることができます。
僕と天木の4579ペアは今回17位だったため、8/31-9/2に若洲で行われる全日本個人戦への出場を決めることができました。
ご声援ありがとうございました。


自分としては、入部してから成し遂げたかったこととして

1、全日本インカレ出場
2、全日本個人戦出場
3、安田賞(関東決勝5位以内、全日本シングル)獲得
4、賞状(団体戦入賞)獲得

の4つがありました。
1番と3番は幸い昨年度達成できていましたが、全日本個人戦に関しては自分のような大学はじめの選手にとって、4年目というのが実質最初で最後のチャンスだと思っていたので、意気込んでレースに臨みましたが、今回これが達成できたことは非常に嬉しいです。
秋インカレでは、ぜひとも残り3つをクリアしたいです。



それではレースについて書いていきたいと思います。


5月初め。春インカレが終わり、自分は大変な危機感を抱いていました。
「自分めっちゃ下手だな」と。
困ったことにスタートは出られない、ボートハンドリングに繊細さを感じられない。
原因は間違いなく練習不足で、何とかしなくてはという思いから、6月のスケジュールをチェック。
幸い、自分とペアを組んでいる2年生の天木は暇だったようで、週末の通常練の他に平日にも週2日自主練を行うことにしました。
もちろん部員みんなが暇なわけではないので、一艇で練習する事が多かったですが、小松コーチに連絡をとると毎回自分たちのためだけにわざわざ江の島に足を運び、マンツーマンで指導をしてくださいました。
今回、全日本出場を決めることができたのも、間違いなく小松コーチの指導のおかげであり、日本一のコーチにこんなに献身的に指導してもらえる自分はなんて幸運なのかとかみしめています。
小松コーチ、そしてその環境を整えてくださっている方々にはなんとお礼を申し上げればよいのか… 
本当にありがとうございます。


そんなこんなで急ピッチで調整を進め、何とか目標を達成したいという思いで臨んだのが今回の大会でした。
先ほど書いた通り、自分にとっては非常に大切な大会で、レース前の平日は火水木と3日連続で個選の夢を見るなんてこともありました。
高い緊張感の中、今回特に意識していたのが、スタートでした。
自主練を経て、微風も強風も滑りに関しては問題ないと感じていたので、結果に必要なのはスタートだと考えていました。

今まで、おそらく去年の秋予選でBFDをつけてからですが、一線スタート恐怖症になっていました。
ただし、第一線でスタートしない限り安定した成績が伴わないのは当たり前で、4579という船に乗り安定して前を走ることが求められている自分が解決しないといけない明確な課題であることも確かでした。
今回のレースでは、一線で出ない限り一瞬で97艇に埋もれ、20位圏内から外れることは容易に想像できたので、絶対に第一線から出ようと天木ともレース前からずっと話していました。


こうして始まった第一レースですが、(外から測っていた小松さん曰く)35°のド下有利。BFDが大量発生する事になりました。
その中で、自分たちは果敢にピンエンドを狙いに行き、ブラックゼネリコにはなってしまいましたが、下1でスタートすることができました。
一番の有利エンドからしかもリコールをしないでスタートする事ができたことは、大きな自信につながりました。
その後のレースでも、有利のピンエンドを狙いに行き、以前と比べてスタートの成功率は高かったです。

今まで、自分のチームでのリーダーという立場もあり、安全に安全にと考えすぎてそれが裏目に出ていたように思います。
今回、久しぶりに自分のためにレースをしようと臨んだレースで、うまくきっかけをつかめたので、この感覚を忘れずに団体戦に還元したいと思います。

ちなみに、今回のレガッタは全体として非常に文字の多い波乱の展開となりました。第一レースは14艇がBFD,UFDで失格。微風の中で行われた第二レースは半数以上の50艇がDNF。第三レースも23艇がBFD。
この中で、ゼネリコの時は冷静にラインの高さを判断し、絶対に出ていないと確信した状態でスタートに取り組めたのはよかったです。


スタートの他にも、よかったことがもう一つありました。
6位を取ることができた第4レースです。こちらも上有利上一からスタートしたのですが、はじめからフレッシュウィンドをつかめていたこともあり、自分のプラン通りのレース展開をすることができました。上位のペアに対しても2上2下で抜くことができ少々できすぎではありましたが、第3レースで大たたきして「次はシングルとるしかないね」と天木と話していたところだったので、結果がほしいところで結果が伴ってくれたのはよかったです。

今まで関東決勝では何回かシングルを取ったことがありましたが、偶然そういう結果になったり、去年までクルーに完全にコースを引いてもらっていたのでタックを返したらなんか知らないけど前にいる、みたいなことの結果がそうでした。
今回の第4レースは、自分がこうしたいと考えてひいたコースで走り、その結果6位を取ることができたので、自分のヨット人生の中で一番のレースができたのではないかと思います。あとは、これの成功率をいかに上げるかですが… 何とか引退までにその確率をわずかでもあげられたらなと思います。

何はともあれフィニッシュ直後、天木に90枚以上のスピンが後ろでまだ上がっているという景色を見せることができて良かったです。


一方で、今回のレースで多くの課題が見つかりました。


大きく言えるのはリザルトの通り結果が安定していない。その差はスタートのわずかな差であったりもするのですが、出遅れを取り返す能力が著しく低いと思います。
第一レースは少々不運な面もあったのですが、46位だった第3レースは、序盤で出遅れたとはいえ、一上3/4くらいのところでミートした早稲田の船は上マークで自分より15艇ほど前、最終的には20番前半でフィニッシュ。
自分にはブランケを抜ける能力だったり上マークアプローチだったりが、足りてないです。安定した成績を取るためにはビハインドからの追い上げは必要不可欠な能力なので、全日本までに研究します。


今回、ライバル校の明治千葉の一番艇には完敗でした。
自分は46位をとったり、タックミスなどの些細なミスをしたりている場合ではないので、そこは責任感を強く持っていきたいです。2番艇3番艇の実力は絶対に東大の方が上だと信じているので。頑張ります。
また、今回の関東個選は自分のことで精いっぱいでチーム全体のケアがうまくできていなかったと思います。
一番の反省点はそこなので、これからは自分の役割を全うしていかなければと思います。


ヨットレースとは不思議なもので、前を走れば走るほど自分の実力不足を痛感させられます。全日本ではより高いレベルの反省ができるように、あと二か月練習を頑張りたいと思います。

とはいえ、カットして(文字を取り除いて)計算してみても何とか全日本圏内だったようなので、そこはちゃんと実力で勝ち取った権利だと自信に変えて、全日本では一艇でも順位を上げたいです。


さて、一通り反省しましたが、今回facebookで速報を流してもらってから沢山お祝いのメッセージをいただきました。
自分たちの1つ上や2つ上の方々がわざわざラインをしてくれたりして、とてもうれしかったです。
引退してからもすごく気にかけてくださっているのがひしひしと伝わってきて、いいチームに所属できたなと改めて思いました。
期待してもらえることは自分にとって大きな喜びなので、その期待に応えていけるようにこれからもがんばります。



嬉しさだったり、悔しさだったり、他の4年生の気持ちを想像したり、ターゲットとしていた関東個選が終わってから少々混乱しているところがあって、まとまりのないブログになってしまいました。
今は、全日本でなるべく高いレベルのところで戦って収穫をチームに還元する事が自分の役割だと思っているので、とにかく頑張ります。



そして、スナイプチームは今週末に関東個選ですので、みなさん応援よろしくお願いします。
それでは、ありがとうございました。



p.s. 全日本個人戦は8/31-9/2に東京都の若洲ヨット訓練所で行われます。東京ですのでぜひ応援に来ていただけると非常に嬉しいです。お待ちしております。




4年副将兼470リーダー
西坂惇之

新入生自己紹介2018 part16 鈴木編

2018年06月25日 23時17分17秒 | 新入生自己紹介


こんにちは!!理科一類の鈴木智貴です。出身は開成高校です。

特に話すこともないので、例に倣って入部の経緯を話そうと思います。

僕は中高六年間サッカー部に所属していました。サッカー部での六年間は非常に充実したすばらしい思い出でしたが、大学では新しいスポーツをやりたいななんて漠然と考えていました。そう思ってテント列で運動部やサークルの話を聞いている中で印象に残ったのがヨット部でした。ヨットは、僕が大学に入るまで存在すら知らなかったような、完全に未知のスポーツでした。しかしなぜでしょう、自分にとってとても魅力的なスポーツに映ったのです。その後すぐに先輩に連絡して試乗会に何度か行かせていただき、やっぱりヨットが楽しくて入部を決めました。

入学当初は部活に入る気などサラサラなく、サークルでのキラキラ大学生活を想像していましたが、人生何が起きるかわからないものですね。今はヨット部に4年間を捧げる気持ちでいます。ですので皆さんこれからよろしくお願いしますm(_ _)m

次は最近妙に運がいい高草木君です。

新入生自己紹介 2018 part15 末廣編

2018年06月21日 15時40分40秒 | 新入生自己紹介

白江くんからマトモすぎると言われた末廣です。自分では普通だと思うんですけどね… 自己紹介は苦手なので、テンプレっぽくなりますがよければ最後まで目を通していってください
クラスは文科一類ドイツ語21組です。フルネームは末廣陸人といいます。廣は本当は「まだれ」に「黄」ですが、変換で出てこず諦めてこの字にしています…
出身高校は広島県私立修道高校です。昔は名門だったんですけど、今や自称自称進学校くらいの立ち位置ですね(笑)実家は山口で、中高は祖父母の家から通ってました。部活は中学1、2年はテニスをやっていて、中学3年と高校1年は何もせず(学校には行ってましたが実質ニートでした。(笑))、高校2年で心機一転、バドミントンに入りました。高校2年から部活に入った人には会ったことないので、珍しいのではないでしょうか。
1年間バドミントンをやりバドミントンにハマったので、大学行ってもバドミントンを続けたいと思ってました。なのでヨット部に入るなんて完全に想定外です。

では、ヨット部との出会いを語ろうと思います。最初はテント列でした。(当たり前ですが…)そのときは試乗会があって無料でヨットに乗れると聞き、さらに先輩などからの試乗会の評判も良かったので、是非参加したいと思いました。そこで友達と申し込んだところ、まさかのその日は悪天候で中止に…しかし別日の枠が空いたということで参加させていただきました。海に出るというのが久しぶりなのもありとても楽しかったのを覚えてます。そのときはまだ入部は5割くらい考えてました。懸念事項は、土日が両方潰れて課題が大変になるのではないか、というのが1番大きいものでした。しかし先輩が、「やるやつは土日潰れても関係ないし、やらないやつは土日空いててもやらない」というありがたい(?)言葉をもらい、6、7割くらいまで傾きました。その後小網代試乗会にも参加しました。そこでは周りの新入生は入部を決めた人ばかりで、まだ迷っているということを伝えると先輩だけでなく同輩からも厚い勧誘を受けました。最後は「課題なんて平日の空いた時間にやるだろ!任せた未来の自分!」みたいなノリで入部を決めました。

まあ長い道のりでしたね。(笑)入部したからには後悔しないように精一杯頑張ろうと思います。最後まで見ていただきありがとうございました。
次はあの名門校、開成高校出身の鈴木くんです!お楽しみに!

生き物に好かれすぎている

2018年06月15日 12時24分06秒 | レース反省

4年470クルーの水石です。先週末に行われました関東470についてご報告致します。

各艇の成績(全90艇/2フリート)
4579 西坂・天木 30-25-18-15-(RET)-25 計113点 51位
4452 小野・水石 1-19-(BFD)-29-23-27 計99点 41位
4357 塚本・斉藤 (26)-18-24-24-24-20 計110点 48位
4301 松前・大橋 (DNF)-39-DNF-34-DNF-DNF 計214点 84位

公式リザルト http://docs.wixstatic.com/ugd/e6d926_2836150a0d9f49728cb715668d407dcb.pdf

秋に向けてペアを模索中で、春インから配艇を少し変えたのですが、全日本470の女子枠を狙うため私は3年小野と女子ペアで出場しました。

1日目。インデッキからハーフトラの南風。第1、第2レースはスタートをうまく出ることができました。強い上げ潮でしたが前のフリートがゼネリコを繰り返すのを見て様子を掴めていたこと、潮で本部船が横を向いているのに惑わされずに自分たちの位置を把握できたことが良かったと思います。
第1レースは上3艇目でスタートして右海面を使いました。小さく振れていたので合わせすぎないように大きい振れを待つ、しっかりブローに入ることを意識して(というかいつもそのつもりなのですけど今回はそれが上手くできて)、1上1位で回航しました。前半は反対海面が伸びているように見えましたが右奥のブローで前に出ることができました。先週同じくらいの風で練習していたこと、レース前に小松さんにセールを見ていただいていたことも良かったと思います。「そんなことあります?笑」とか言いながら1マークを回り、(インナーループだったので先にランニングです)後ろをカバーしながら下マークへ。「キープしちゃったじゃないですか、、」と言いつつ左のマークを回り、周期の中で風軸が右にあったので左に伸ばしました。後ろの2、3艇は右に向かっていましたが、スピン艇団のなかを横切るのには嫌な思い出があるのでクリアするまではと思いしばらくそのまま走りました。その間に右に10度くらい振れて焦ったものの幸い振れ続けることはなく、順位を守ることができました。2上を回ってリーチング、2マーク以降は風のない時間の長かった前のフリートにだいぶ追いついており(フィニッシュは前のフリートの8位の次でした)周りに艇が増えていました。2マークを回ってすぐ他艇との関係でジャイブして一艇だけセパレートすることになり、下マーク近くでブランケ気味の瞬間もあって早稲田の田中さん(そういえば2週前松前と出た予選でも2下で後ろに4647という場面があって、松前は触れてないけどこれもすごいことだったと思うよ!)につめられましたがなんとか1.5艇身差くらいで3マークを回って、このペアでは、またこのレベルのフリートでは初めてのトップフィニッシュでした!ベストクルーについては後述しますがこの時点では全然気づいておらず、ただ全日本470の枠を取るのに少し点数の余裕ができて良かった。あまりに出来すぎていたので(「どこでインチキをしてきたんだ〜」をいただき)、むしろ浮かれることもなく。
第3レースはブラックゼネリコで排除、走ることができませんでした。実はリコールしているとは思っておらず、「ラインが空くね」とか言いながら本船のホワイトボードを見に行ったのです。何となく出てしまったわけではなく行けると思って加速して出ているという点では悔いはないといえばないのですが、本当にラインが見えていなかったということで、怖い。近くにいた塚本斉藤によると2分前から出ていたらしいのですがいまだに信じられなくて、ラインを見る目を鍛えなおさないとと思います。今回に限らず以前のレースや練習でも必要以上にバウを出してしまうことが多いです。今回の第2レースのように周りが低くてそこからバウを出しいいスタート、という成功体験もあるのですが、ちょうど先週のコース練でもゼネリコリーダーになったところで、この癖を意識して直さないと同じことを繰り返してしまいそう。秋までリコールしないことが、最優先事項と思います。

2日目。台風5号が接近する中で久しぶりに北の強風、1.5ピンダウンで出ました。前日1点のレースが一つあったことで初日は女子3位の表彰台圏内で、初めの目標の全日本470出場権の4位よりも上を見て2日目を始めることができたのですが、2日目は上位の艇に歯が立ちませんでした。でも、確かに軽量ペアではあるのですがそれでももう少し前に行けた気がします。まずスタートが一度も出られなかった。全艇並んでぴったりという感じのラインの長さで前日のように空いている場所がなく、また方針を決めるのが遅いなどでラインに着くのが遅れ、3レースとも二線スタートでした。逃げたり一二回タックしてどちらかに伸ばし、ブローで返そうかというときまでは悪くない景色、その後上マークまでで落としている感じがしました。ブロー差が大きくまた見えやすかったので気にしすぎてタックが多くなるなどコースが下手なのとスピードと両方あると思います。下りでもいつもに増してスピン周りの動作が下手で悲しくなったり。配艇の都合上私は強風でのレース経験が少ないので軽風のレースと比べてどこか上ずっているというかしっくりこない。インカレは強風では出ない予定ですが全女は蒲郡であるので上手になりたいです。でもやっぱり強風のリーチング、ランニングは楽しいですね!春インの時いいなーと思いながら淡青に乗っていて、やっぱりいいなーと今回感じました。

さて閉会式。関東470の第1レースは470クルーで活躍された高橋雅之氏のメモリアルレースとて、トップ艇、フリート分けした場合はタイムの速い方、のクルーに最優秀クルー賞が与えられます。ということでトロフィーをいただきました。いただいたんですけど、光栄ではあるんですけど、ちょっと光栄すぎるというか正直その時はあんまり表彰されたくなかった。ベストクルーを取って優勝しなかったチームはたぶん初めてとのこと(関東470協会のウェブサイトに「初の女子クルー」と書いてありますがそんなことはないです。)、今年も優勝チームのクルーの疋田選手がベストクルーを狙っていたと閉会式でおっしゃっていて、恐れ多いというか申し訳ないというか。運営の方々も予想外のことに大変盛り上がったそうで、楽しんでいただけてよかったなとは思いましたが。


でも、一晩二晩経ってちゃんと嬉しくなってきました。チームメイトとそれから、470クルーの先輩方が喜んでくれたからかなと。「東大はクルーで走る」って下級生の頃どなたかに聞いたことがあります。圧倒的に上手なスキッパーが引っ張っていく形のチームよりもクルーの役割がおそらく大きい。誰々がクルーに誰々を"搭載"して、と書かれることがありますが、そうではない。小松さんも最初の頃からクルーがしっかりしているとおっしゃっていました。そういう先輩たちを見てきたので、東大のクルーはすごいんだよって言いたかった。たまたま今年取れたトロフィーで、今までの東大クルーを全員褒めてもらっていると思った。一月のブログで西坂が書いていた「引用句」の②に近いかもしれないです。先々々代、、っていうところ。
ベストクルーって名前がついてるだけで別に私がどうとかではなく4452チームで取ったトップフィニッシュですけど、名前がついていることで、賞に恥じないように頑張れよって感じさせてもらえます。そうとでも思わないと怖くて持ってられないし。

チーム全体としても今回のレースは収穫の多いものだったと思います。4579は点数に表れている以上に強風の走りが良く、頼もしく感じます。去年は軽風の西坂でしたけどついに強風に開眼したか。4357は今回からのペアなので試行錯誤しながらレースの中で上手くなっていて、かつ二人とも安心感があります。4301は初めて2年生同士でのレースで微風から強風まで経験し、上級生と乗る時以上に二人ともいろいろ考えたはず。DNFがついていますがトップ艇が毎回速すぎたし、リザルト以上に頑張っていたと思う。4452は8月にある全日本470に出場権を得ました。今まで出たうちで最もレベルの高いフリートになると思うので、たくさん勉強できる準備をしていきたいと思います。
次は再来週の関東個戦です。時間は少ないですが各艇今回のレースを生かして全個を目指していきます。

ところで、 初日の解散後、塚本がレセプションで獲得した自転車で葉山合宿所まで帰ると合宿所の一階が蟻に占拠されていて、畳んだ布団や絨毯を上げると真っ黒、みたいな。顔を噛まれました。掃除機とGジェットで汗と涙の戦いの末なんとか生活できる状態にしましたが夜中に襲われたら嫌なので2階で寝ました(1階の皆も無事だったみたいです)。女子部屋で安眠して翌日の午前4時すぎ、不意に目が覚めてみると12cmくらいのムカデが私の左腕を歩いていました。合宿所で思い切り叫んだのは初めてです。起こしてしまった2年生たちには申し訳なかったですが刺されなかっただけ良かった。完全に眠れなくなったので近づいてくる台風Maliksiを眺めていました。

なかなかハードモードな一夜が明けて日曜日、第5レースのスタート4分前、急に小野さんが叫び声を上げたので突っ込んでくる艇でもいるのかと思って振り返ると、30cmくらいのトビウオがデッキ内で跳ねていました。触るのがためらわれたがそう言っている時間も無いので両手で掴んで海に返し、スタート。今レガッタで最も心拍数が上がりました。トビウオかっこよくて大好きだけど、ここまで応援しに来てくれなくてよかったよ。

以上です。

水石さおり


新入生自己紹介2018 part11 小堀編

2018年06月13日 08時43分14秒 | 新入生自己紹介

自己紹介させて頂きます!!
私立帝塚山高等学校出身!東京大学教養学部理科一類、一年、小堀拓生です!よろしくお願いします!!

いつもブログを見てくださっているみなさんならきっとこう思ったでしょう、、、

"落合のパクりやんけ。"

きちんと参考にさせていただきました!
まあ僕はあまり文章を書くのが得意ではないためハードルを下げて見ていただけるとありがたいです。
さて本文に入りましょう。
初めにした自己紹介からわかるかもしれないですが僕も寮に住んでます。どこの寮かというと出身高校から察した(笑)と思いますが、関西の海なし県の、奈良県です。僕の母校、帝塚山高校も奈良県にあります。関東圏での認知度は皆無ですがこれを機に覚えて下さいね。そんな海なし県育ちで海とはほとんど縁のない僕がヨット部に入った経緯をお伝えしましょう。
 自分がヨット部を知ったのはテント列でした。中高はがっつり体育会系のサッカー部に6年間入っていたのですが、大学生活は新しいことをはじめてもいいかなと思っていました。そんな中、テント列でさも当然かのように様々な体育会系のブースに押し込まれ、うんざりしていたところにヨット部のブースがありました。そこで動画を見せて頂いたときに潮風を帆に受けて一面に広がる海の上を颯爽と走るヨットを見てこれは乗れたら面白そうだなと思っていらいらしていた分よりいっそう魅力的に感じました。そして、試乗会に参加しました。その時は風が強くクルーザーに乗せてもらったのですが海の上で波に揺らされて全身に風を浴びる爽快感がたまらませんでした。そして、試乗会にリベンジしたり体験練習に参加するなかで実際にヨットに乗りました。動力源が風だけの力を借りて陸からこんなに離れた所を自由に走れるのかと思い、ヨットを自由に操れるようになりたい、また、ヨット部に入ったら素晴らしい休日が送れると思って入部を決めました。
 実際合宿が始まって頭ではわかっていた交通費の重さが実際に乗っかってきて押しつぶされそうになったり一人でヨットに乗ってみて想像以上の難しさに頭がこんがらがったりしてまだあまり楽しむ余裕がないですがコツコツ頑張っていきたいと思っています。これからよろしくお願いします。

次の自己紹介は、僕と同じ関西弁でヨット部、さいとう、三人目!!齋藤 崇くんです。



新入生自己紹介2018 part10 古関編

2018年06月12日 00時03分44秒 | 新入生自己紹介

はじめまして!文科二類の古関鴻一と申します。

木村君にクールとの紹介をいただいたのですが、個人的には陽気で明るいキャラになりたいと思っているんですよね…明るいキャラへの道は遠そうです(笑)

出身は筑波大学附属駒場高校です。中学時代はバスケ部に、高校では生物部に所属していました。生物部ということで生き物がめちゃくちゃ好きで八景島の魚やらカニやらを見るのにはまっているのですが、この前桟橋に寝転んで「ここで魚見てればいくらでも時間潰せる」と言ったら同期にドン引きされて少し悲しんでいます。中高時代は文化祭にも打ち込んでいて演劇のキャストを3年間、高3のあいだはコントをやってめちゃくちゃ大変だったけれどめちゃくちゃ楽しい経験をしてきました。まあ、こんな感じの中高生活だったので、大学では趣味の道に進んで生物サークルや地質部、その他自然と触れられるところに入るか何かしらハードな部活に入って充実した生活を送るかのどちらかにしたいと思っていました。そんな時、毎週海に出られてしかも充実感が得られそうなヨット部の存在を知りました。それで興味を持って試乗会に出てみると超楽しい!ということでヨット部への入部を決めました。

これからは最高の仲間と切磋琢磨しつつも、仲良くやっていけたら良いなと思っています!よろしくお願いします!

 

次は真面目でこれから頼りになること間違いなしの小堀くんです

 

 


新入生自己紹介2018 part9 木村編

2018年06月09日 19時03分12秒 | 新入生自己紹介


はじめまして。
教養学部文科一類の木村海大と申します。
麻布高校出身です。

僕は大学でヨットをやっていた父に470に乗せてもらった経験があり、高校時代から「大学に行ったらヨットやるのかなぁ」とぼんやり思っていました。そして大学入学後、ヨット部試乗会でクルーザーに乗って海に出た時、自分の海好きを改めて自覚して入部を決意しました。
それ以来、「同輩は多ければ多いほどいい」という先輩方の言葉を信じ、入部確定組としてヨットに多く乗れる特権を利用しながら毎週末の試乗会で勧誘をしていました。残念ながら僕の勧誘が入部の決め手となった人はいないと思いますが、入部を決めた人たちと早い段階で仲良くなれたのは良かったなと思っています。やはり、海でスポーツができるという楽しさとともに、毎週末(夏休みはほぼ毎日)寝食をともにする仲間ができるというのは僕にとって大きな魅力です。

ここまでだとヨットと仲間が大好きな好青年が想像されますが、4年間同輩からシャンプーとボディーソープを借り続けてシャワーを乗り切ろうと考えてるぐらいにはクズです。同輩のみんな、よろぴくね。
あと最近、食欲が爆発してて合宿所で自分でも信じられない量のご飯を食べてます。同輩のみんな、許してにゃん。
こんな僕でも合宿生活では助け合いが大切だと心得ています。同輩のみんな、消しゴムなら貸すよ。

一年生は20人を超える大所帯で、ヨットに乗る権利も陸シュミの順番も奪い合いですがやる気ある仲間達と切磋琢磨して頑張っていきます。
応援のほどよろしくお願いいたします。

次はクールながら内面では情熱が渦巻いている古関くんです。



新入生自己紹介 2018 part8 菅野編

2018年06月07日 20時30分06秒 | 新入生自己紹介




初めまして。
聖心女子大学の菅野涼音です。

落合くんより可憐な少女とご紹介に預かり、
大変恐縮している次第です。
一体彼は私のどのような部分をみて可憐と形容してくれたのか…。
以後、可憐な立ち振る舞いができるよう心掛けます 笑

最近では2回の八景島合宿を終え、部活中に撮った写真を眺めては口元がついほころんでしまいます。
今は初々しい海着姿の同期がこれからどんどん成長して海上でかっこいい姿を見せてくれるのかと思うと楽しみで仕方ありません。
私も負けず劣らず頑張らねば…!!

さてさて、ここら辺で自己紹介を。
出身高校は2年マネージャーの濵田さんと同じ
鹿児島純心女子高校です。
なんと、現在ヨット部には濵田さん、石川くんを含め鹿児島出身者が3名…‼︎(私は小学校卒業まで東京に住んでいたため、生粋の鹿児島県民ではないのですが)

小学校時代は水泳、中学は卓球と放送、高校のときは茶道部でした。ヨット、ましてやマリンスポーツなど縁もゆかりもない部活遍歴です。
そんな私が何故ヨット部に…?

何度も考えましたが明確な理由は見つけられませんでした。先輩方やOBさん達のお話を伺って、ヨットやレスキューに乗せて頂いているうちに、気づいたらいつの間にかヨット、東大ヨット部の虜となっていました。



個性豊かな同期と共に成長していけるよう、
部の一員として自分ができることは何かを考え、組織にとって必要とされる存在になりたいと思います。

マネージャーという立場でどのように部に貢献していくのか、四年間向上心を持ち続けます。



お次は東大ヨット部に一大派閥を築く麻布高校出身の木村くんです!


新入生 自己紹介 2018 part7 落合くん編

2018年06月05日 08時34分13秒 | 新入生自己紹介

(LINEのトプ画↑)

尾澤ありがとう。では、

自己紹介っ!させてっ!頂きます!
私立・東海高等学校出身!(名門ッ!)
この度、東京大学・前期教養学部・文科三類・一年に、無事っ、入学させて頂くことになりました、落合あきらと申します!
よろしくお願いします!

…新歓コンパに荒れる四月の寮生活で、このような自己紹介が体に染み付いてしまいました。改めまして、落合輝と申します。愛知県瀬戸市出身で、この春から三河地方出身者のための自治寮で暮らしています。(但し、瀬戸市はぎりぎり尾張であり、早々に矛盾を孕んだことを書いてしまいました)。(ヨット部に特有の「風を孕んでオーバーセールして…」という言い回しに引きずられて「孕む」などという言葉を使ってしまいました。そういえば今朝目を覚ました時も、夢の中で必死に風を探しながらホッパーのエクステンションを握っている自分の、ゆらゆらして不安な手の感触が残っていました。それだけヨットに夢中と言うべきか、ヨットの難しさを思い知って意気消沈しつつあると言うべきか)。
荒れる四月が終わった途端に寮生活が天国のように感じられて、最近は常時ドアを開け放ってボブディランなどを流しています。部屋の綺麗さと料理をする頻度は、寮においてダントツだと思います。また、実家にも勝る大きなお風呂に入った後で、冷えた野菜ジュースを飲むのが至福のひとときです。

さて。

運動会ヨット部。この言葉と初めて出会ったのは、3月30日、昼過ぎのテント列でした。西日が暑いということしか考えていませんでしたが、PVの恰好良さと「試乗会はタダ」の魅力に流されて、その日の夜に(一生のうちにいっぺんくらいヨット乗ったらえーがん、という感じで)試乗会に申し込み、強風の葉山でクルーザーに乗りました。その後の新歓パーティーにも参加しLBさん方とお話ししました。その度に、楽しいけれど縁遠い世界だな、と思いました。というのも私は、今の所の進学希望先が哲学科、仕事にするなら文学か書か、あるいは他の芸術関連のことで、小学生の頃から果樹の鬱蒼と茂る森のなかで暮らすことを夢想し、一人旅が好きで、特に陸を歩いて行くことにこだわりを感じていて、中学の剣道部を要は「竹刀が重くなってえらい(しんどい)から」という理由で辞めた者であり、その上お金に関しては極めてケチです。一人で静かに、陸の少し標高の高い所で、無理せず質素に暮らすことを好む生物なのです。
それに比べて、運動会ヨット部。みんなで毎週末ワイワイ合宿して、海抜0メートルの海の上でお金のかかる舟を乗り回し、時には華やかなパーティーに出るなどして。一生立ち入ることのない世界。そう思っていました。
しかし心のどこかに、このままでは自分は、ダンゴムシのような生き方を続けて、その狭さにすら慣れてしまい、歳をとるにつれてどんどん丸まって、自分に見えている所しか見ないようになってしまうのではないか、ここらで一度、固定されつつあるこのコースから外れた方がいいのではないか、という気持ちも、実はありました。だからこそ、新歓パーティーでの監督の、「たとえヨットでないにしても、新しい事に挑戦してみて欲しい」というお話が心に響いたのでしょう。そういう訳で私は、監督の公平誠実な一言に背中を押される形で、ヨット部に入部しました。
この週末までに二度の八景島合宿を終えましたが、沈起しの経験と華麗さにかけては新入生で一番か二番だろうと自負しています。まだまだ他の点では慣れないことばかりですが、自分の生き方に新しい一面が生まれることを信じて、次回からの合宿も精一杯やりたいと思います。(そしてひとまずは、ホッパーで風上に進みたい)。
これからよろしくお願いします。

お次は、可憐な少女であるかに見えて、既に部の柱としての存在感を備えつつある新マネージャー、菅野涼音ちゃんです。プレーヤーにも劣らないカッコいいサングラスの内側から何を見ているのか気になります。お楽しみに!