お世話になっております。4年スナイプクルーの山村です。七大戦が終わりました。
レースの反省ブログを書くのが久しぶりすぎて何書いていいのかよく分かりません。なんなら書いたことなかったかもしれないです。なので、真面目な反省ブログはみんなに任せて書きたいことを書こうと思います。成績も古山があげてくれる(と思う)のでそちらをご覧ください。
七大戦は、チャーター艇で行われる大会です。2艇ごとのペアが7組作ってあって、くじ引きで決めます。今回は艇の性能で組み合わせてあったらしいです。
自分達は多分艇番の低い艇に乗るだろうことが前日に決まっていました。
7月16日午前10時過ぎ、大根田が引いてきたくじの番号はb。ホワイトボードを見ると、31378 27180と書いてありました。27180。27番台とか今まで見たことない。しかも、あの艇化石って呼ばれてるらしいよって声が聞こえてくる。これはやばいと思いました。
抽選会場の屋上から降りて艇の所にいくと、いつも乗ってるのと同じ辻堂と青いオクムラらしき艇が待っていました。青いオクムラといえば古山と大根田だったので一瞬古山たちが乗ることになりかけたのですが、マストの関係で自分達が乗ることに決定。ただ、ぴかぴかのコブラグリーンのマストがついていて思っていたより良さそうでした。
とりあえず艇体とマストのチェックをした後は整備が始まりました。2人で整備項目をチェックして、手伝ってもらえそうな所は周りに手伝ってもらいつつ、どこをどう変えていくかを話し合って、部品があるか確認して。ちょっと愛着が湧いてきた頃に、センターのぱったん(スナイプのセンターボードの上がる幅を調節するための部品)を固定する部品のネジが浮いていることに気づきました。沈したら危なそうだけど、更に上のネジのナットが錆び付いていて取れないせいで直せない。結局東北大学の方に手伝ってもらいつつ、西尾が力技でナットを取って解決しました。替えの部品は買いに行ってもらいました。他にもトラベラーを通したりなんだり、気づいたら13時を過ぎていて、艤装も終わって海に出れたのは14時過ぎでした。
海に出た後は感覚の違いに戸惑いました。
そもそも、感覚以前にデッキが浅くて違う乗り物のようでした。ロールタックをすると、大してロールがかかってなくても落ちそうで怖い。しかも思った所にジブがなくて全然掴めない。わーわー言いながらタック練しました。
クローズの感覚もランニングの感覚も違いました。途中で一回378と乗せ変わったことで、よりはっきりと感じました。クローズは艇にパワーが溜まって進まない感じがしました。艇というか、艇の底の真ん中みたいな。でも色々いじっていくと良くなっていって、普段なら許容してもらえるミスが許容されないからこそ、探し当てていくのは楽しかったです。最初27180だって聞いた時に生じた、とりあえず叩かないようにしようという考えはもうどこかへと行っていました。
海から帰ってきた後は、急いで解装して開会式までの間に整備して、その後もまた整備しました。海で気づいた整備項目は結構多くて、結局20:30くらいまでハーバーにいました。180のことが好きになっていました。古山たちが072をあんなに整備している気持ちが理屈じゃなく分かりました。できることなら180もやすって吹きかけてぴかぴかの見た目にしたいと思うくらいでした。
また、東北大学の方々には、この日だけではないですが、大変お世話になりました。自分達が20:30までいたせいで施錠ができず、居残らせてしまってすみません。何度も諸々聞きにいきましたが、それも毎回快く対応してくださりありがとうございました。
レース1日目の朝もいくつかいじりました。D旗が遅くなって、待ち時間にのんびりして、それまでずっと動いていたなと思いました。
出艇してすぐ走り合わせたのですが、最初走らなすぎてどうしようかと思いました。でも色々いじって、ジブリーダーを更に後ろにしてみたら突如として走り出しました。そこからはずっと調子が良くて艇速に不満はなかったです。前日に直したフォアプラーもいい仕事をしてくれました。
この日は前日より風が吹いたので、前日に出していなかった整備項目に気づき、着艇後にまた整備をしました。小さいものだったのでこれはすぐに終わりました。
2日目は晴れていてD旗予定通りに出艇しました。1日目ほど走りはハマらなくて、しかも艇速が良いと思う時ほど違うミスで後ろにいて、申し訳なかったです。
着艇して、元の状態に戻していく時、整備は大変だけど、戻すのってなんだか一瞬なんだなと思いました。大会が終わったことを実感しました。
この日の復旧作業だけでなく、整備も艤装も解装もいっぱい手伝ってもらいました。マストを黙々と作ってくれたり、ロープを通し直してくれたり、車で部品を買いに行ってくれたり、書ききれないけど他にも色々ありがとう。手伝ってもらえたおかげで艇の状態に不満なくレースに臨めました。
また、それ以外にもたくさんサポートしてもらいました。たまやだったりハーバーとの間の送り迎えだったり情報の確認だったり。ほんと助かりました。ありがとう。
今回の大会で2艇だからこそやりやすかったチームレースから学んだこととか、乗り慣れない艇でもどうやって合わせていくかとか伝えていけたらなと思います。
180は27番台なのによく走ってくれました。今回自分達はチームレースを意識して走っていて個人成績に重きをおいてはいなかったけど、それでもやっぱり180にはもっと良い成績をとらせてあげたかったです。それに、そしたらもっと470の助けになれたと思います。艇速じゃなくてコースやスタートで負けました。もう180に乗ることはないけど、もっと上手くなって308で走ってこようと思います。
今回の大会は上に書いただけではなく、本当に多くの方にお世話になりました。
まず、コロナ禍の難しい情勢の中、今大会を運営してくださった東北大学ヨット部、並びに関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、LBの皆様、保護者の皆様、いつも支えてくださりありがとうございます。総合で2位、スナイプチームとしては優勝という成績が取れたのも、日頃から現役のことを考え練習環境を整えてくださったり、温かいご声援を送ってくださっているおかげです。今後ともご支援ご声援のほどよろしくお願い致します。
以上