こんばんは。四年の山本です。
最後の春合宿、そして春季六大学戦が終わりました。去年も一昨年も、春季六大学戦についてブログを書いたので今年も書きます。過去の投稿を読み返しつつ、当時の気持ちを思い返しながら徒然なるままに。長文になると思います。
リザルトは最後の方に載せます。よろしくお願いします。
一昨年。新二年生のとき。クルーは偉大なる海野さん。
過去の自分の投稿を読んで、ざっくり纏めるとクローズとリーチングが遅いらしい。リザルトは32-31-32(全34艇)。
とてつもなく遅そう。
今思うとよくこの実力で六大学戦に出たものである。未経験の新二年生とレースに出るクルーは大変だと思います。ありがとうございました。
そういえばこの直前に同期の宇佐美くんや上村くんと神奈川五大学戦に出た記憶がある。ドベとったりリコールしたりしたような。レースに出るのはクルーで経験を積んでから、スキッパーに転向した方が既にレース慣れしてるので効率は良さそうだと感じる。
昨年。新三年生のとき。クルーは同期の江村くん。
ペアを組んだ理由は、冬の八景島で、山本江村ペアは意思がなさそうで走るわけがない、という誰かの意見に対して、では六大学戦と春インでとりあえず試してみよう、みたいな感じだった気がする
順位は17-34-39-28-28-32(全40艇)
当時の僕はリーチングがとにかく遅く、また前に出た時にカバーの意識が薄く、博打を打ちがちなコース引きを後悔しているようです。確かに、だいたい30前後なのに第1レースは当てて17、第3レースは外して39とまあ30番前後の実力で博打を打っている感じはする。実力に対して順当なリザルトだなあと当時思った気がする。あとメンタルの弱さを痛感したような
チームとしては春イン予選でぶっちぎって一位取って秋までにこの配艇で勝てる予感がしたので、海野浅川、菅原師田、山本江村の配艇で秋まで行くことがこの後決まったような
当時経験の浅い新二年生の浅川と乗る海野さんは大変だったと思うけど、浅川は海野さん大好きだし、海野さんも浅川を手足のように使ってて面白かったのと、菅原師田のなんだか濃い同期ペアが頼もしかったのもあり、とても楽しい三艇だったです
最後の伸びが足らず全日本に駒を進めることはできなかった。実際の点数差以上に全日本インカレに対して手が届きかけたとは思っている
はい、今年
僕は新四年生で、初日は新二年生の多賀谷と、二日目は新三年生の高山と出ました。
リザルトは22-19-23-18-27-20-17-15(全37艇)
初日について。多賀谷とは去年の東北大戦でペアで出ました。当時は一回リコールしたけど、25艇くらい出てる中で全部5番以内でフィニッシュしたし、冬はたくさん練習したので六大学戦もなんとかなるだろうと思って臨みました。
結果は前年に比べるとちょっと前で安定しており、八大学の中堅でようやく戦えるようにはなったのかなとは
菅原浅川ペアが結構前走ってて、それに対しては見劣りするのは間違いないけど、一応はチームで戦えるようにはなってきたと感じます。
まず言えることは基本的に全てスキッパー中心でレースをしなければならないことが難しかったこと。やはり初の、周りのレベルが高い公式戦では余裕が本当になくなるので、お互いしてはいけないミスをたくさんしてしまった。新二年生なので仕方ない部分は本当に大きいし、僕も新四年生ながら至らない部分がたくさんあり、お互い辛いレースになってしまった。ただ、新二年生のうちから六大学戦で真ん中で接って、緊張の続くレースを一日五レースすることは大変だけれど貴重な経験だと思うので、次に活かしていってほしいと思うし、僕も頑張ります
北の強風からだんだん落ちて微風になり、一度無風を経て午後は南の軽風から中風と、五レースどれもコンディンションの異なってたので難しい一日だったと思います。午前は風向変わりまくってたし
二人で話しながらコースを考えたり、次のマーク回航後どうするかをレース中に話したり、コンパス角を読んで今どちらに振れているか、遠くの海面を観察しながら次の振れはどちらから来るか、などを話しながらできたのでよかったと思います。まあ当たってたかどうかはさておき、いろいろ考えて試したことに価値があると思う
あとは、女子ペア並みの軽量なので増量を頑張りたいところであります。
二日目は普段はスキッパーやってる高山と出ました。
北の8m/sのコンディンションでしたが、二人合わせて130kg超えてて、またハイクアウトも二人で頑張ったのでスピード的にはそこそこ戦えてるなと思いました。さすが新三年生、考えてることをいろいろ喋りながら提案してくれて、走りやすかったです。動作はまあ普段クルーあまりやってなくてまだまだなところはあるけど、致命的なミスもあまりなく、仮にレース中の軽いトラブルがあった時のトラブル対処力があるので乗ってて安心でした。
動作の面ではお互いいろいろ思うところがあると思うので、春インに向けて少ない練習時間だとは思うけど、集中して練習していきたい
順位も3レースで20-17-15と尻上がりだったので、もう一回あればもっと良くなったかもしれない。笑
二日間通じて自分について
良かったことは、ランニングとリーチングが風域問わずにスピードがあり、順位が悪い時はランニングとリーチングで数艇抜いて順位を回復でき、自分が上位の時は後ろにランやリーチングで抜かれないので順位の安定に繋がったことと、ランニングの下回航前の位置どりが良く、ほぼ全てのダウンレグでラップを取って順位を上げてこれたこと。
また、二上で後ろを走ってる時は、意識して大きくコース展開することで、端の風を掴んで走ってこれたので、多少左右外したところで順位を上げてこれた
あと、レースのレベルを鑑みて、レースの前日のミーティングで、37艇の中でとにかく20番で安定させようという目標を達成できたことで、基本的に大叩きするレースもなかったのも良かったかなと思います。第五レースの27位はだいぶ怪しいけど。
悪かったことは、スタート後の走りが悪く、基本的に他艇と同時にスタートした時は走り負けがちなこと。普段のクローズから、ややスピード重視で走りがちで、VMGは同じくらいでも下の船に近づきがちな癖があるので、何とか角度を取れる走り方を身に付けたい。
普段の走り合わせで東大スナイプ三艇のスピードはほぼ変わらないのに、菅原浅川艇のみスタート後しっかり走り続けられる、という結果は、山本多賀谷or高山、師田江村ペアのスタート時の加速が悪かったり、下の船を意識しすぎてスピードが悪くなってることが原因と考えられます。やはりここでもメンタル的要因がありそう
あと、やはりシフト自体をあまり掴めていない、フレッシュを走っていて振れタックをしようとしても、へダーのどこで返すのかの判断があまり上手でない
菅原浅川のところは今回それが上手くできて前に出れたようで
まあそもそも振れタックがちゃんと選択肢として存在するのはスタートがしっかりできてフレッシュで自由にタックが返せる前の方の船だけなので、まずはスタート後のスピードを改善せねば。
三艇全体で見れば去年の六大学戦と比べ上と切迫しており、成長を感じる結果になりました。またしても課題はありますが、そのあたりは意識して春インまでになんとかしたいところです。
やはり長くなってしまいました。。。
これから新勧です!!最後の新勧となってしまったけど、自分たちが引退した後もどんどん強くなってってほしいので、全力で新勧頑張りますっ
ではではっ
四年 山本圭祐
あ、リザルトです。写真はクリックすると大きくなるらしい。
全35艇(オープン艇込み)
4357 塚本(2年)・中田(4年) 22位
15-14-20-27-22-30-25-18 計171点
4579 西坂(3年)・水石(3年) 26位
27-28-30-18-10-34-28-24 計199点
4452 小野(2年)・角出(4年) 28位
DNS(36)-26-25-20-BFD(36)-25-26-26 計220点
全37艇(オープン艇込み)
31308 山本(4年)・多賀谷(2年)/高山(3年) 22位
22-19-23-18-27-20-17-15 計161点
30785 師田(4年)・江村(4年) 26位
23-27-32-25-26-18-24-24 計199点
30563 菅原(4年)・浅川(3年) 18位
12-12-5-10-BFD(38)-14-19-RET(38) 計148点
六大学戦は両クラス4位、八大学戦は両クラス6位でした。総合も同じ