東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

ミッドサマーレガッタの反省

2017年07月25日 16時15分25秒 | レース反省
こんにちは。東京大学運動会ヨット部3年仰秀ヘルムスマンの工藤です。今週末に行われたミッドサマーレガッタについて報告いたします。ヘルムとしては2回目のレースです。久々のブログ投稿なので、つたない文章ですが最後まで読んでいただければ幸いです。

最初に結果を報告いたします。各艇最低順位は切り捨てられます。

Siesta    5179 : 2-3-1-1-3-2-3  12  
月光      5450 : 4-1-4-4-2-1-1   13
月ダイアナ5450 : 3-5-2-2-1-3-2     13
Lull      4886 : 1-2-6-6-4-4-5    22
ダボハゼ5013 : 5-4-3-3-5-5-4 24
ピンクキッス5007 : 6-6-5-5-DNF-6-7 35
SARASA4715 : 8-8-7-8-6-9-10 46
Vicky    3815 : 7-7-10-9-7-7-9 46
仰秀      5273 : 9-OCS-8-7-9-10-6 49
JellyFish5317 : 10-OCS-9-10-8-8-8 53

となり、最終的には10艇中9位という結果となり、目標としていた6~7位には及ばない結果となってしまいました。
レースのコンディションを軽く説明すると初日(1~4レース)は5,6メーターの安定した南風の中でおこなわれ、2日目は6~8メーターの安定した南風の強風が吹く、波の高いコンディションの中で行われました。今回は珍しく佐島での開催となりました。参加メンバーは田原が体調不良だったため、岡田・工藤・磯野に加えて、4年の山本さんと1年の吉武、土曜日は2年の鈴木、日曜日は2年多賀谷に助っ人として参加してもらいました。全員仰秀経験が豊富だったので動作・役割分担的にもスムーズにストレスなくセーリングを行うことができました。このようにディンギー班、クルーザー班が互いに人員を派遣しあって協力し合える現在のヨット部の体制の長所・利点を実感することができました。

今回は、レース数も多く、似たようなレース展開だったため、一つ一つのレースを振り返らずにレガッタ全体の総括を行おうと思います。
今レガッタのレース展開としては、スタートに失敗し、すぐにタック(フレッシュをなるべく長く走るための目的もあります)をし全艇の後ろを通り、基本的に走りやすい風の中をひたすら伸ばし、クローズで1・2艇抜かし、そのままダウンウィンドでは順位の変動はほぼなく、そのまま2上でもう1,2艇ほど抜かしてそのまま2下でもほぼ順位が変動せずにフィニッシュという流れでした。(1,5,6レースはこの傾向とは違うことにお気づきの方もいらっしゃると思います。1レース目は僕の走りがくそ過ぎて挽回できず、5レース目は軽い接触があり、そのまま持ち直せず、6レース目はスタート中にエクステが抜けて対応が終わったころには挽回の余地がなくなっていました。3レースとも集中力のなさが招いた結果です。)
スタートは、基本的は止めることがうまくいかず(普段の練習で、止めすぎて舵が利かなくなることが多く、無意識のうちに発生していた強風の中で船を微速前進させることへの苦手意識から、登り切れずにいたことが原因かなと自分では分析しています)そのままラインを上げて、ゼネリコを何度も誘発したりもしました。このように船を止めるのが下手だったことに加えて、悪い位置につけてしまったときにベアするなりして巻き直すときの思い切りが足りずに、戸惑っているうちにどうしようもない位置に他艇に入られて、そのままうまく加速できずにずるずるスタートすることも多かったです。基本的なことですが、しっかりと船を止めて、悪い位置についたかどうかすぐに判断できるようになり、早めに思い切って対応できるように、体と脳みそを鍛える必要がありそうです。
風の左右差もほとんどなかったため、クローズは基本的にはフレッシュを走り、ロングを先に走る、タックは少なめにするというコンセプトのもと走った結果、クローズ自体では近い順位の艇は抜かすことはできました。ただ仰秀は6人そろえることができたため、船をほかの艇よりも起こせていたこと、また結局上位の艇にはどんどん置いて行かれたことを考えるとコースが良かっただけで、クローズの走り自体が良かったわけではないと思います。強風に対応するためもっとコントロールロープ類をいじって、セールシェープを気にし、またメインセールトリムで一つ一つのブローの対応していくことをもっとシビアに行えるようにならなければいけないと実感しました。波があるかないかででのセッティングなどへは全く頭が回らず、もっともっと視野を広く、目をとがらせなければならないなと思いました。またスタートを失敗した直後のタックなどでは焦って速く回しすぎることがありました。常に平常心を保つことが重要です。
上回航はもっと締めなければいけませんがだんだんコツはつかんできたと思います。苦手としていたランニング自体も安定してきたこともあり、基本的には先ほど述べた通り大きな順位の変動はありませんでした。ただ、普段の練習からうまく行えない下回航はやはりアプローチがうまくいかず、締められない、さらに回航後のクローズにうまく乗せられず、スピードも死んでいるという最悪の展開になることも多かったです。特に周りにいる艇が多ければ多いほどイメージしていた回航を行えないことが多いです。下回航はもっともっと練習し他艇と絡んだ場合のイメージトレーニングが必要です。

今回のレースを通してもう一つ思ったことはフォアデッキとのコミュニケーションをもっと向上させなければならないということでした。今回は山本さんがタクティシャンとして、コースについてわかりやすく後ろに伝達してくださったため、どこでタックしたいのか、なぜこのコースを選んでいるのかすべて理解したうえで、余計なことを気にせずに走りに完全に集中することができました。僕の集中が切れかけの時や怒られてしょんぼりしているときも切り替えるように一言を言ってくださり、集中力を取り戻すことができました。思い返すと普段はフォアデッキとのコミュニケーションが少ないと思います。たがいに伝達する情報も単調なブローコールか、あいまいでいまいち具体性にかけていて即時の理解が困難だったと思います。エクステが抜けたときの僕から前への指示もあいまいで混乱を招いたと思います。今後多くの下級生を載せていく中どのように円滑なコミュニケーションをとっていくかが重要になってくると思います。


来週は和歌山での関西選手権に参加してきます。ワールド以来の和歌山です。スタート時のコミュニケーションと下回航のイメージをしっかり作り上げ、それを実行できるために何が必要かを考え、必要な要素を補うことができたら(参加艇は違うので何とも言えませんが)2,3は順位を上げることができると思います。関西選手権まで今日を入れて4日間、しっかりと準備していきます。

順位の写真がないので集合写真を載せます。頼りになる先輩と頼もしい後輩たちです。

小戸を省み、若狭に誓う

2017年07月21日 23時01分05秒 | 七大学戦
こんにちは、3年470スキッパーの西坂です。

3年生です。3年生になってからブログを書くたびに毎回書いてるような気がしますが、もう3年生です。時の流れの速さを感じます。
最近、後輩のブログで自分の発言が取り上げられることが数回ありました。「3年生」というのはそういうことなんだな、と思わされました。後輩にとっては自分の発言が「正解」になりうる。言葉に責任を持たなくては。

というわけで今回も気を引き締めてブログを書きたいと思います。

先週末、7/15-17に福岡の小戸にて七大学戦があり、そちらに参加してきました。



いろいろ書きたいことがあります。短くまとめるつもりではいますがどうかお付き合い願います。


リザルトは、4704位、スナイプ6位の総合6位でした。

以下リザルトの詳細です。






スナイプチームに関しては高山が先日更新してくれたので、主に470チーム(というか主に自分自身の所感)に関して書かせていただきます。ご了承ください。

今回の七大学戦は、風に恵まれ予定されていたレースの最大数である8レース行われました。
僕は8レースのうち4レースを同期の水石、残りの4レースを2年千葉と出場しました。

結果として、470チームは先ほど書いた通り4位。
全日本常連校との差を感じました。スタートが悪いわけではない、2位を2回取れたのでボートスピードに圧倒的な差があったわけではない、のにです。
レガッタ全体を通して痛感させられたのは、当たり前のことですが、全日本常連校はどんな小さなミスも見逃してくれない、ということです。
普段から意識はしている部分ではありますが、12艇という少ない艇数の中ではっきり突きつけられたように思います。
そういう部分を含めて技術、実力だと思うので、この夏どの大学よりも練習して上達していきたいと思います。

また、エース不在ということの意味を大きく叩きつけられました。というのも、今の470チームには、絶対的なエースがいません。
最近レースを行うたびに、我々のようなチームで勝ち上がっていくためには各艇が叩かないということが大事であると思っています。
今回も叩かないことを目標にレースに臨みましたが、実際各艇が叩いてしまいました。
叩かないレースをするためにはどうすれば良いのでしょうか?
つまるところミスをなくすということなのでしょうか?
それとも技術的にまだまだ足りてないからそういう結果が来るものなのでしょうか?
模索は続きます。

ただ、手応えを感じる部分もありました。
5艇がOCSをつけた第4レース、我々の船はスタートラインが見えていて、きっちりスタートし、3着でフィニッシュすることができました。代替わり後何かとOCSをつけがちでしたが、2/25に行われた八景島レース以来我々の船はリコールをしていません。
実際のところ、今までは技術が足りなくてバウが周りの船より低くなってリコールしていなかったという状況だったのですが、今回のレースではいいスタートを決めたうえでのリコールなしだったので、自信にもなりました。
ただ、今回のレースは艇数が少ない上、基本的にP旗だったのでうまくいったのだと思います。艇数が多くて、U旗が主流のほとんどのレースでもスタートがうまくいくように、練習に励んでいきたいです。

次に、先日更新してくれた七大戦に関する天木のブログについて
1年生は練習が本格的に始まって約二ヶ月、東京大学運動会ヨット部の部員としての自覚が芽生えてきたのではないでしょうか。特に七大戦という、各地方の国公立を代表してはるばる遠征して戦う今回の機会で、大学の名前を背負って戦うということを強く感じてくれたのではないかと思います。
天木が書いてくれた「そしてそのレースを見ていた一年生もつらかった」、この言葉にははっとさせられます。各チーム2艇ずつしか出られないこの大会で、レースメンバーは他の部員全員の思いを背負っている。その覚悟と自覚を持ってレースメンバー全員がレースに望めていたか。
サポートメンバーとして臨んだ去年の秋インカレを思い出します。
まずはレースに出られないのに支えてくれるサポートメンバーに恩返しできるように、このチームでサポートできてよかったと思ってもらえるように、夏の練習は気合を入れて頑張ります。
1年生の前でカッコ悪い結果を出してしまいましたが、うちの先輩はすごい、東大ヨット部は強いと1年生が誇れるように。秋までになんとかします。


最近、レースがあるたびにあの時こうしていれば、と思います。レースがあるたびにこんなに悔しい思いはもうしたくないと思います。
4年生にとっては今回で最後の七大学戦、また一つ恩返しのチャンスを逃してしまいました。
幸い、今のチームでもう1度七大軍団にリベンジするチャンスがこの秋にあります。
「全日インカレでの再会を期して」
福井の海にて必ず再会を果たし、夏で成長した姿を必ずや七大学に見せつけます。




自由にヨットをやらせてもらえるのも残り1年と4ヶ月。ヨットを初めてまだ2年そこらの若造ですが、寿命が迫ってるような焦りを感じます。
まずはできることをコツコツと。

頑張ります。


東京大学運動会ヨット部3年
西坂惇之

悔しさを糧に。

2017年07月20日 17時47分53秒 | 七大学戦
 皆様こんにちは。1年の天木です。自己紹介以来の登場となります。この度の七大戦に参加した一年生から見たこの大会について書いてみたいと思います。

 まず、今回の七大戦はなにより楽しかったです。レセプションで仲良くなった北大や阪大のヨット部仲間とご飯に行ったり、部活の同期や先輩と福岡観光をしたりと福岡を堪能しました。他大の仲間とヨット部1年あるあるで盛り上がったのはいい思い出です。(先輩の愚痴ではありません。笑)

 そして、初めて先輩方のレースを間近に見ることができました。普段は優しい先輩方が真剣にレースをなさっているのを見ることができて良かったです。また、観覧艇を出してくださった西村さんや、僕の同期吉武のお父様にレースやコース引きについて教わり、自分の未熟さを実感しました。

 しかし、やはり先輩方のレースを見ていて思ったのは、負けるのは悔しいなということです。当然のことなんですが、今回レースを見させて頂いて、より実感しました。今回の七大戦が先輩方にとって悔しい結果に終わったこと、そしてそのレースを見ていた一年生もつらかったこと、この二つは必ず今後に活きてくると思います。同期の一年生も僕と同じ思いだったのか、七大戦の最終日の夜は皆でご飯を食べながらレースについて話し合ったり、経験者にレースについて教えてもらったりしました。

 「レースに勝ちたい。」僕はこの気持ちが練習に対する意欲や真剣さを向上させてくれると思っています。ヨットに乗るだけの四年間にはしないつもりです。

 最後までお読み頂きありがとうございます。

東京大学運動会ヨット部一年 天木悠太

今までと7大とこれから

2017年07月20日 12時18分09秒 | レース反省
こんにちは。東京大学運動会ヨット部3年の高山です。この度は7大戦にスナイプチームの責任者として参加させていただきました。少々長くなりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

すでにご存じの方も多いと思いますが、7大戦においてスナイプは6校中6位となり、私が入部してから初めて最下位となりました。普段から応援してくださっているLBの皆様に結果を示すことができず本当に申し訳なく思っております。今回のレースメンバーが下級生主体だったということもあり、将来のスナイプチームに対しすべての関係者の方に不安を抱かせてしまったと思うと胸が締め付けられる思いがします。

新歓コンパ以来の投稿なので私が新勧期以降どうしていたか説明させていただくと春インカレはクルーとして山本さんと出場しました。そして、春イン終了後は多賀谷と組んで再びスキッパーとして練習に励みました。7大戦の前にもいくつかレースに参加して、その度に成長してきたつもりです。

金澤が書いてくれた第二回江の島スナイプの記事を読んでいただけた方ならお分かりかと思いますが、私と多賀谷のペアは散々な成績でした。しかし、実際にはあの強豪ひしめくビッグフリートの中で第一レースは東大内でトップでフィニッシュしたり(実際には残り50秒ぐらいで巻き直す前にスタートラインを超えてしまってたようでBFDでしたが)、第3レースも1上でケースを起こすまでは30位前後だったりと手ごたえは感じていました。最終的なリザルトには成果が表れていませんでしたが、それでも去年よりはるかに前を走れていたことで自信がちょっと生まれました。
関東個人選ではたったの2レースでしたが、公式のレースで今までにないようないい順位で終われてまだまだ上はたくさんいますが少し報われた気がしました。第2レースは1下まで15位とかで回れて自分でも驚いていたのを覚えています。また、成績で見ても東大の4艇中2位だったのでレギュラースキッパーに勝てたのはやはり嬉しかったです。

そして、7大戦に出ることが決まって、多賀谷と2人で個人成績では何位を目指すのか話しました。自分達の今の実力を考えて6位を目指そうという話になりました。自分は今年の7大戦の目標を本気で達成しようと思っていました。日ごろから支援していただいているLBの皆様のみならず、高校でヨットを指導していただいた顧問の先生や監督・コーチが間近に見られるところで、高校の時よりも成長したことと感謝を結果という形で示したかったからです。

第1レースはスタートで死んで最下位のところからレースはスタートしましたが、何とかスピードで3艇抜けました。第2レースも2マークまでは5位で回れて(最終的には8位でしたが)、まだまだ当初の目標に対して希望をつなげておりました。しかし、私自身風速が上がった第3レースから先、何が起きてそうなったのかははっきり申し上げて理解できておりません。どれだけいいスタートを切ってもセールが袋になって角度がとれず、いつもでは入らないようなオーバーヒールが入りスピードビルドもできず、最初からレースに参加できませんでした。

昨年購入した新古のセールは普段使っているノースとは違うセールメーカーで、型も古かったためどこを探してもチューニングガイドがありませんでしたが、フリートレース前の上級生との走り合わせでも今までのセッティングでなかなかうまく走れていたため違和感はありませんでした。フリートレースでもそこそこの位置を走れたので疑問は持ちませんでした。ただ、今回の風域でこのセールで走り合わせたことがなかったのは今でも後悔しています。

もちろん、状況を改善しようと努力はしました。普段通りのデパワーは当然のこと、袋になったセールを浅くしようとマストをさらに曲げ、オーバーヒールが入らないようサイドテンションをいつもより少し弱めるなど改善できるところは改善しましたし、これによってこの状況は打破できるはずだと期待しておりました。しかし、現実は厳しいもので少し差が詰まった程度で何も覆せませんでした。今までやってきたことを全て否定されたような気がしました。

大学生になってから初めてのレースだった吉武・あつきにもつらい思いをさせてしまいました。私や多賀谷も再び0からのスタートとなってしまいました。
ただ、幸いなことに私や他の7大スナイプのメンバーにとって、今年の7大戦が最後というわけではありません。私たちはまだ成長します。そして、来年こそはこの屈辱を晴らせてみせます。

とりとめのない内容となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

2017 七大戦 と 東日本スナイプ

2017年07月19日 11時21分17秒 | 七大学戦
四年生の山本です。お久しぶりです。


7/14,15に江ノ島で開催されたノースセイルカップ東日本スナイプに出てきました。

リザルトは

【全67艇】
37位 31418 菅原・金澤 (BFD)-26-53-17-18-49 計163点
42位 31308 山本・浅川/江村 6-(57)-25-44-51-45 計171点
56位 30785 師田・江村/浅川 (BFD)-28-46-46-56-51 計225点



7/14,15,16は福岡で七大戦がありました。

去年は東大が七大戦の主幹校で、運営の総指揮の青木さんの元で、僕は陸上での海との連絡係、現役戦と並行して行われたOB戦の準備やOB連絡などの仕事をやってました。
ついうっかり多めの仕事を抱えてしまったがためにスムーズな引き継ぎが厳しそうだったので、去年の七大戦2日目に出ることができませんでした。これは仕方ないと思ってます。


去年運営する過程で様々なOBの方と連絡を取って感じたことは、七大戦は多くのOBが注目する、結果を出すことを望んでいる、厚く支援する定期戦であるということ。

また、旧帝七大学は九州大学を始めどこも今人数が多く勢いがあり、レベルが高い。その中で七大戦は互いにしのぎを削り、意識を高め合う場に他ならないということを感じました。

北海道から九州まで、全国各地に散る七大学が持ち回って主管を受け持ち、各大学はそれに合わせて全国を周り、その土地の風土やマリーナの性質によって練習方法や気質などが異なることを知ること。それは、レースそのものと同等に価値のあることなのかな、と一昨年の東北、一昨々年の京都の七大学戦に行った時から薄々感じていました。

国内の定期交流戦では最も移動距離や参加校の数が多いこの七大戦を毎年開催できているのは、学生のみならずOBOGを始めとした様々な方々の並々ならぬ努力と協力の賜物であります。去年運営に携わったことで、七大学戦の歴史を感じ、さらに好きになりました。


僕が、七大戦で1番好きな瞬間は、エール交換の時です。全日本インカレでの再会を期してエール交換をするんです。
七大戦のために全国各地から集まってきた七大学が、もう一度、各自が目標を果たすための全日本インカレで、再会するのです。熱いですね。
普段のエールは特に何も思ってないんですけど、七大学戦のエールは好きなんです。僕は。

去年も、八景島の地で、七大学戦、閉会式の時に、絶対に蒲郡の地に行って再会しようと思った。去年の七大戦の結果は全日本の蒲郡の地で見返せる。絶対に海野さんのスナイプチームで全日本に行こうと。

そして迎えた2016/9/26。最終日ノーレースを告げる無情なホーンとともに、両クラスともに8位が決まりました。関東で夢潰える。


11月上旬、授業中も全日本インカレの速報をずっと追ってました。早稲田が優勝して嬉しかったし、慶應の猛追も圧巻でした。また、上位の中で唯一国立で優勝争いする九大スナイプがかっこいいなと思いました。

そして、八景島の地で再会のエールを交わした大学と全日本インカレで再戦できなかったことに、無力さを感じました。


そして代替わり後、両クラスで32年ぶりの全日本インカレ出場の権利を掴み取り、全日本インカレで総合10位という目標を立て、結果を残すため、全てを投げうつ所存で臨んだ最後の一年間。
春のインカレの結果を見ると、目標のためには最上級生の多いスナイプチームがいかに部を牽引できるかにかかっていると考えています。
とにかく、ビックフリートでの経験を増やし、前を走れるようにする。

今回、七大学戦と東日本スナイプの日程が被ってしまったこと、断腸の思いで東日本スナイプを選択しました。
多くのOBの期待を裏切ったし、部全体としてチーム全体で総合順位を狙える機会である七大学戦にベストメンバーで臨んでいないことは部としての一体性を削ぐことを自覚しています。
七大学戦の初日に後輩が不調だったのに実際に現地でおらず、電話のみであまり大したアドバイスができなかったのも非常にもどかしく感じておりました。

ただ、スナイプチームは公式戦のレギュラーがほとんど上級生で、今回下級生中心のチームで大学の名を背負うレースを経験できたことは来年以降に繋がることと思います。


今回の責任は秋に結果を出すことによって取ります。両クラスで全日本に行くし、総合で上を目指す。本当に、一分一秒でも長く海に出て誰よりも練習する。七大学戦の結果は今年の全日本インカレ、福井の地で取り返す



色々犠牲にして出場した東日本スナイプ、蒲郡から遠征してきた社会人チームもあり、多くの社会人セーラーと、関東決勝シード校、そして非シードはほぼ東大と東京海洋大のみ、と非常に高いレベルのレガッタでした。

また、艇数も67艇と全日本インカレに近い艇数の中で戦うことで、長いスタートのライン読みの精度や上マーク、下マークの大混戦の経験を積むことができ、次に活かすことのできるレガッタでありました。



この経験を必ず糧にして前に進みます。


東京大学運動会ヨット部四年 山本圭祐

新入生自己紹介 Part23 吉武編

2017年07月15日 18時00分35秒 | 新入生自己紹介




マミーよ、褒めすぎだ笑


リレー形式でお伝えしてきた自己紹介ブログも最後となりました。長かったですね。リレー第1号は5/24に投稿されてるらしいです。いやー、ずいぶんと昔なこと。のんびりゆったりと書いていくので、のんびりゆったり読んで下さいね。

まだ名前を言っていませんでした。吉武宗浩(よしたけむねひろ)と申します。ラッキーサムライです。幸せな名前です。
出身は福岡県立修猷館高校でございます。なんと福岡県勢はヨット部に結構いまして。3年工藤さんは修猷館卒、3年高山さんと2年小野さんは高校の時同じハーバーで練習していた、という関係なんです。めっちゃ心強いです。入部したときの不安なんて一瞬で吹っ飛びました。

「同じハーバー」と書きましたが、僕は小学生の時からヨットに乗っています。OPとか420とかに乗っていました。やっぱり経験者となると、ありがたいことに、周りの人がおだててくれるんですが、彼らがどんなにおだてようとも自分の実力は変わらないのは当然です。「自分はまだまだです」という気持ちを保って精進したい、していかなきゃいけないな、と思ってます。実際まだまだなのです。

なぜヨット部に入ったか。実は迷っていたのです。ずっとヨットばっかりしてきたので、「せっかくの四年間の大学生活が以前と変わんないのは、なんだかなー。極寒の冬、吹雪の中、海に向かっていくバカにはもうなりたく無い。そもそもヨットをするために大学に行くのであれば、わざわざつらい受験勉強することは無かった」とぼんやり思っていました。でも、練習におじゃまさせていただいた時(オリ合宿の次の日!)、やっぱりヨットは単純にものすごく楽しかった。それが一番です。それから、「インカレを強制しない。ヨットを通して成長せよ」という部の雰囲気も魅力的でした。なんとなく、自分の教養が深まる気がして。
はい、結局入部したんかい。吉武が一番バカですね。笑

それから1つ報告を。スナイプチームに入ることになりました。スナイプという船は名作だと勝手に思っております。「スナイプ速い=ヨット上手い」って感じしませんか?僕の独特な感覚なんでしょうか…。
しかしまだスナイプという船の事を全くと言っていいほど知らないので、これからどんどん吸収していきたいと思います。早く4年生に追いつき、インカレ上位の常連校と勝負できるようになりたい。中学生の時ライバルだった(と勝手に思っている)けど、高校でレベル差がとんでもないほど離れてしまったあいつとかあいつに、もう一度勝負を挑みたい。そう、考えてます。

もう一つありました。この3連休は、七大戦が小戸ヨットハーバー(福岡)で行われております。ありがたいことに、僕もスナイプスキッパーで出場させていただきます。2年ぶりくらいのレース、しかも思い入れのある小戸ということで、ワクワクしています。どのくらいの順位が取れるものか、皆目見当もつきませんが、スタート、タックジャイブ、マークラウンディングを正確に。そして1つでも上の順位を取れるように全力を尽くしてきます。

最後に、LB、マネージャーをはじめ、僕を支えてくださっている皆さんに感謝しなければなりません。ヨットができる環境はあまり無いものです。誰に、と全員の名前を書くことはできませんが、このブログをここまで読んでくれたあなたは、たぶん、僕を支えてくださっている人だと思います。

いつもありがとうございます。


のんびりゆったりと書いてきました。今年度の新入生ブログはこれにて終了ですが、通常のブログは続きます。次は七大戦か東日本スナイプのブログがあがるでしょう。お楽しみに。

では、失礼します。

7/9の練習と練習に臨む姿勢

2017年07月13日 17時20分28秒 | 通常練習
こんにちは!
1年の戸沢です。

日曜日の八景島練習の報告をさせていただきます。

土曜日は部バイトを行いました。

日曜は470チームの先輩方が八景島に来たうえ、午前と午後、共に出られる人を決める抽選で当たるという運にも恵まれて、自分としてはとても密度の濃い練習ができました。

練習内容はホッパーと470ともに2艇を出し、それぞれマッチレースを繰り返しました。

相手にエントリーをさせなかったり、スタート前に追い出したりするマッチレースの楽しさ、奥深さを学びました。

前回のホッパーレースでは風を見失ったり、ブームが外れたりと悲惨な結果になった自分ですが、今回のレースでは考えていたことをある程度カタチに出来たので、良かったと思います。

せっかくブログを書くことになったので、ここからは、最近練習に臨む上で大切にしていることを書きたいと思います。

僕が最近大切にしていることは
"試行錯誤をすること"
です

ここ最近、
セールと船の角度があっていない
と毎回のミーティングで意見があがる訳ですが、セールを見て、気をつけているのに、そのようになってしまうのは、そもそも、船の角度に対する適切なセールのカタチやシートの出し具合を理解していないことに由来していると思います。

極論を言えば、レースで他に船がいることを無視すれば、船を早くはしらせることが目的で、いろいろなことをしているのだと思います。
なので、マーク間の移動時間が短縮するように船の角度を調節して、その船の角度で一番早くなるようにセールを調整してみることが大事なのかなと考えました。

そのためにいろいろなことを試してみようと思ってから、失敗することも増えましたが、学ぶことが急激に増えたような気がします。

それを西坂先輩に話をしたところ
「セールや船の角度に関しては大事だと思うけど、動きに関しては、しっかりと身につくまでは一つのことをやらないと、何もかも上手くいかなくなると思うよ、それが終わって初めて"動きを変えてみよう"という試行錯誤が意味のあるものになるんじゃないかな」
と言われ、
先輩に相談していなかったら悲惨な事になっていたかもなぁと考えました。
本当にアドバイスありがとうございました!

もし宜しければ、LBの方や、現役の先輩方、コメントなどで何か意見をいただけると幸いです。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。
引き続き練習を全力で頑張りたいと思いますので、応援宜しくお願いします!

新入生自己紹介 Part22 美間編

2017年07月12日 20時57分00秒 | 新入生自己紹介

監督、紹介ありがとう!
はじめまして!
理科一類1年の美間亮太と申します。
よろしくお願いします。

さて、この新入生自己紹介も22回目を迎えました。僕のページを開けていただき本当にありがとうございます。書きたいことが無限にあるので長くなる予感がします。ご了承くだ‥

あーーーーちょっとちょっと🇷🇺
ページを閉じないでください泣。長文に付き合う時間ないよーという方のために目次をつけます。お好きなところからお読みくださいませ。また一部の章の最後に要約(keyword)をつけました。そこだけでも読んでいただければ幸いです。



☆目次☆
①名前、ニックネーム
②コメントの話
③出身、高校の話
④性格などなど
⑤なんで、私がヨット部に
⑥その他、大学に関して
⑦意気込み
⑧みんなに感謝
⑨終わり
⑩バトンタッチ


①名前、ニックネーム
美馬とよく間違えられます。普通の変換ではこっちが出てくるので仕方ありません。ちなみに野球選手には美馬(楽天)、美間(広島)ともにいます。楽天、広島強いですね。ちなみに僕はorixファンです。ポンタは癒しです。卓球には美誠ちゃんもいますね。
まみーと呼ばれると喜びます。まみーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【要約】美間、まみー


②コメントの話
ここまで21回全部にコメントつけてました!途中から恥ずかしくなってきたのですが(送るとすぐにgooブログアプリ、Gmailに通知が来て自分のコメントが表示される謎の感覚)、DNFをつけないよう頑張りました。わざわざコメントに対して返信してくれた人たちありがとう! この紹介に対するコメントお待ちしてます!

③出身、高校の話
大阪で生まれ、大阪で育ちました。出身高校は兵庫県の灘高校です。男子校です。東大ヨット部にはLBの方を含めて、灘出身は少ないから頑張ってとLB総会の時にLBの秋田さんから伺いました。NaDAフィーバーが起こせればなぁと思います。(今年、新入生でもう一人友達が入るはずだったのですが残念ながら‥泣)
高校では主に数学研究部に属していました。数学オリンピックの代表になるのが何よりの夢だったのですが、叶いませんでした。でも代表選抜前に友達と問題解きあった時間は宝物です。(ちなみに彼は代表になりました!)
「ヨット部での時間は宝物です。」と、最後に言えるよう全力で楽しみたいと思います。
【要約】マイノリティ灘、数学研究部、数オリ

④性格などなど
生格?Нет!あいつ嫌いです。。。
楽しいことが一番、という考えの人です。ヨット部に入部したのも楽しかったからです。(後述)
次に一度やりはじめるとそれに向かって突っ走ろうとする傾向がある気がします。初志貫徹ってやつですね。なになに?ヨットのレースでは真っ直ぐ突っ走ることはできない?はい。タックしまーす。
特技は寝落ちです。夜寮に帰って部屋にはいると一分後には朝を迎えます(時空の歪み)。合宿所では強みかもしれません~
【要約】楽しい至上主義、直進型、特技は寝落ち


⑤なんで、私がヨット部に
入学前は、数学系のサークルと、高校で運動全然やっていなかったですが、走り回るのは大好きだったのでフットサルとかのサークルに入ればいいかなーと考えていました。高校生の時に参加した数理の翼(夏に行われる数理系のセミナー)のOB組織に比較的コミットしていたので、そこで数理の翼のスタッフとかで青春って感じでイメージしていました。僕だけでなく周りの人もそう思っていたと思います。
そんな僕の人生プランをがらっと変えたのはコンパで工藤さんに誘われて行った試乗会です。強風の中、はじめてスナイプに乗りました。赤旗が上がりそうだったからでしょうか(実際僕が乗った直後赤旗が上がりその日乗れた新入生は僕の班のメンバーのみという。。)、到着後すぐ何も知らない状態で乗ったのでハイクアウトぐらいしかしなかったのですが、船を体で起こす感覚がもう最高でした!!迷わず、次週の試乗会にも参加。やっぱり楽しかったです。ちなみに土倉の紹介写真はその試乗会のマシュマロチャレンジで優勝した時の写真です。永田(僕は谷さんって呼んでます笑。谷さんとお会いしたことはないのですが…)と僕はその日に同時に入部し、土倉も後日入部したのでなんと全員入部。これからもよろしくね。
両親が沖縄好きで、小学生ぐらいの頃毎年夏に沖縄の海に行っていたので、僕も海が大好きだったのもヨット部に惹かれた理由のひとつかもしれません。沖縄本当に海綺麗です。(八景は最近海が茶色で悲しいです。。)
いつか沖縄でセーリングするのが夢です。

今まで、ほぼ小学生の時に描いたイメージ通り生きてきたので、ヨット部に入部したのは
人生最大の転機といっても過言ではないと思います。今までと全く違う世界に足を踏み入れるということで悩みましたが、あの楽しさは何にも代えられません!初心を忘れず最後まで頑張ります!!!
【要約】試乗会で強風でのハイクアウトの楽しさがきっかけ、沖縄大好き、初志貫徹


⑥その他大学に関して
鷺沼にある、灘の寮から通っています。数研メンバーがいっぱい入寮したので、めっちゃ楽しいです。
2外はロシア語です!(ヒントがいくつか転がってましたね笑)塚本さんの広義下クラにあたります。役職は副オリをやっています。理ロシ全クラス合同で行くので、大規模です!来年は河口湖周辺を予定しています(富士山5合目まで行くのを企んでいるのですが厳しいかな…?)
理ロシはよく変人が多いと言われます。まあ確かにそうですね笑 その分のびのびできて超快適です(ロシア語は嫌いです)
兼サーとしては、駒場祭委員会の企画局受験生向け企画というのに属しています。運動会の人っぽくないですねw
行きたい学科は、工学部の計数工学科というところです。暗号理論とか最適化問題など数理工学についてやるところです。最近ホットな機械学習(LBの金田さんから、船のパフォーマンスの予測に機械学習を利用しているチームの話を聞きました!すごい!)やVRの研究室もあり人気急上昇中です。人気があがるのはいいのですが、その分進振りの底点があがるわけですね。辛いです。。でも、東大に入ったのはのは計数工に行きたかったからなので、なんとしてでも食らいついていこうと思います!
【要約】鷺沼の高校の寮、理ロシ、駒場祭委員、計数工志望

⑦意気込み
船を起こす感覚が楽しかったのが入部のきっかけなのでスナイプクルーがやりたいです!スナイプはシンプルなのも好きな点です。僕は体が小さく(泣)、スキッパー体型だねと言われることが多いですが、僕とそれほど身長が変わらずスナイプクルーをやっておられる多賀谷さんを見習って頑張っていきます!
まみーと呼ばれている訳ですが、ヨットに関しては5歳児の感覚です。分からないことが次から次へと出てきます。風の読み方(いまだに風がどこから来ているのかすら、すぐ判断できません…、風が振れたりすると???となり白旗です。何を意識して練習すればいいのでしょうか…)、それぞれの風にたいして、どのようなセールの形がいいのか(理解していないためホッパーでクローズを走るときもごちゃごちゃいじってスピードに乗れず…まずはテルテールと仲良くなるように意識します)、タックなどでの動作で船はどれぐらい動いているのか(自分のタックのときの船の動きを空から見れたらなぁとしばしば思います…)、タイミング、船のシステムなどなど…。分からないと思ったことはなるべくすぐ聞くようにするので、その時はお手数ですが、教えていただけると嬉しいです!
失敗だらけで、まともに走ることすらままならない僕ですが、失敗を恐れずその失敗を強みに変えて頑張ります!!
【要約】スナイプクルーがやりたい!ヨットについて分からないことだらけなので質問したときはよろしくお願いします。

⑧みんなに感謝
なかなか伝える機会がないので、ここで。
まず、LBの皆様。LBの方々のご支援のおかげこうやって楽しく活動できていることを忘れず、楽しんでいこうと思います。
そしてマネージャーのみんな、美味しいご飯ありがとうございます。(毎回おかわりしててばれてるかもしれませんが笑)マネージャーの作るご飯や、おやつ大好きです。

これからもよろしくお願いします。

⑨終わり
長かったですね笑。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。自己紹介のついでに自分のいまを記録しておこうと思って情報をだらだら詰めこんだらこんなことになっちゃいました…文章の流れとか無茶苦茶ですね。また、ヨット部においてはどうでもいい情報ばっかりでごめんなさい。ネタは大量に放出したので、いろいろ話しかけてみてください!
【要約】ようやく終わり(駄洒落が言いたかっただけ、、、)

⑩バトンタッチ
さぁ、次回で(長かった)新入生自己紹介もラストとなります。ラストを飾るのは……
ヨット歴なんと10年以上の大ベテランよしたけ君です!!!すごく上手いのは勿論、丁寧に教えてくれて、加えて面白いと最高の仲間です!お楽しみに~

新入生自己紹介 part21 松前編

2017年07月10日 10時17分35秒 | 新入生自己紹介



こんにちは、ご紹介預かりました東京大学理科I類の松前亮平(まつまえりょうへい)です。先日、一年練習ブログを書かせていただきました。読んでいただいた方、ありがとうございました。

実は僕の父も東大ヨット部のセーラーでした。ところが、父の話を聞く限りその頃は鬼の体育会系だったそうで、入学当初僕はヨット部に入る気は全くなかったのですが、人生で一回でもいいからヨットに乗りたいと思って試乗会に行きました。そしたら予想と全く異なり、先輩たちはとても優しく、面白い人ばかりでした。陸の上では明るく楽しそうに話しているけど、海の上では真剣にヨットに打ち込む姿がとてもかっこよかったです。僕もこのような先輩になりたいと思って入部を決意しました。ちなみに春日とともに、親子で東大ヨット部なのは初だそうです笑

出身は横浜で、中田さんと同じく浅野高校です。中高の6年間はずっとバドミントンをしていて、体育館は窓を完全に閉め切り、風を無視していたので、今のところ風と全然仲良くできません。ですが、たまに上手に走れたときの、あの風をきる爽快感は最高で、ヨットに乗ってるときはとても幸せです

入部してから、2ヶ月以上が経ち、肌は真っ黒になってしまいましたが、優しい先輩や頼もしいマネージャー、楽しい同期に囲まれ、ヨット部に入ってよかったなぁと実感しております。新歓では先輩や同期の名前が覚えられず、ひたすら謝っていた自分の姿を思い出しました。入部当初はライジャケを着ているにもかかわらず、落水するのが怖くトラッピーズにでれなかったのに、今では1人でホッパーの沈起こしが出来るようになったので成長したなぁと思いました。ですが、大学の4年間は長いようで、すぐに経ってしまいそうなので、1日1日の練習を大切にして集中して取り組もうと思います。
やるからには悔いのないよう4年間ヨット部を続け、LBさんのような人間性豊かな優秀なセーラーとなって東京大学を卒業します

さて、今週末は七大戦です‼︎ みんなで福岡に行くのもワクワクしますし、初めて先輩がレースをするのをみれる機会でとても楽しみです

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

続いての新入生自己紹介は、関西人らしい親しみやすさとあつ〜い熱意をもつマミーこと美間くんです







全日本個人戦出場決定!

2017年07月09日 11時18分21秒 | レース反省
こんにちは。
4年スナイプリーダーの菅原です。
遅くなりましたが関東個人選手権(関東個選)の振り返りです。

まずはリザルトです。

(85艇エントリー、上位18艇が全日本個人選手権出場)
31418 菅原・浅川 11-23 15位
31308 山本・金澤 47-47 52位
30785 師田・江村 48-43 49位
30563 高山・多賀谷 45-32 36位
詳しいリザルトは関東学連のHPをご覧下さい。

関東個選の結果、僕と浅川のペアが全日本個選の出場権を獲得しました!

スナイプ級が全日本個人戦への出場権を獲得するのは相当久しぶりではないかと思います。
自分が入部した年にスナイプが復活し、それから4年で全日本への切符を手にすることが出来て嬉しいです!




僕たちのペアは春の八大学戦では個人18位、春インカレでは個人11位だったので、しっかり自分たちの力を出せれば全日本個選にはいける可能性があるとは思っていました。

わずか2レースとはなりましたが、自分たちの力を出せてよかったです!
ただ、チームとしてはまだまだなので全日本で得たものをチームにフィードバックして全日本インカレの出場にむけて練習していきたいと思います。


また、今回の全日本個人戦は蒲郡で行われますが、遠征の費用が不足しております。LBの皆様に補助をお願いすることがあるかと思います。その際はご支援いただけると幸いです。よろしくお願いいたします!