東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

オクムラボート視察

2015年12月29日 02時39分14秒 | Weblog

 

お久しぶりです。

2016年度より副将兼470チームリーダーを務めます東京大学運動会ヨット部新4年間邪浩太です。

秋インが終わり代替わり後は、
東北戦に向けて下級生のレベルアップを中心に練習してきました。
その東北戦が終わり、1月のオフで体制を整えた後、
自身としては最後の関東インカレ、全日本インカレに向けて
レベルの拮抗した艇をできる限りたくさん出し、常に切磋琢磨する環境の中で
効率の良さ、密度の濃さを重視した練習に取り組んでいきます。

さて、今姫路に来ています。

というのも、今回、LB会のご支援のおかげで
470の新艇を購入することになりました。
本当にありがとうございます。
新艇購入費用の半分をLB会で支援していただき、
もう半分を我々現役が部バイトを行い、捻出しました。

それで今回、
新艇のフィッテングの相談と変更、また製作過程の視察のために
兵庫県姫路にあるオクムラボートにやってきました。

メンバーは、今後ヨット部の財産として代々受け継がれていくものなので、
470チームの各学年から
4年間邪3年角出2年工藤
またヨットの構造や修理について深く学ぶため、スナイプチームからも
3年江村2年高山
の計5人で視察に訪れました。

社長の奥村さんを始め、社員の大和田さん、吉村さん、他の職人の方々も
皆さん親切で、本当にお世話になりました。
ヨットの製造過程についてもとても丁寧に教えてくださりました。
また、東大ヨット部の悩みのタネであった正しいガスケットの張り方についても教わりました。

フィッティングに関しては、
従来の東大ヨット部の艇には
仕様や艤装品などの面でかなりお金がかかっていることを知って驚くとともに、
角出、工藤と相談しながら、
ラダーシステム、トッピング、ブライダルやハッチなど、いくつかの部分で
従来の仕様とは変更し、改良しました。
新艇の完成が楽しみです。

昼食をいただいた後には、
最近オクムラボートが伝統の継承として力を入れている
和船の製造過程も見学させていただき、
オクムラボートの歴史を感じることができました。

最後になりますが、
今回新艇購入をご支援してくださったLBの皆様、
心より感謝申し上げます。
3月に納艇され、春インには間に合う予定ですので、
ぜひ応援にいらっしゃってください。

新艇を製作してくださるオクムラボートの皆様、
今回は年末のお忙しい中、丁寧に対応していただき、
ありがとうございます。
最高の艇に仕上がりますよう、よろしくお願い致します。

皆様のご支援、ご協力に
結果でお返しできるよう

ディンギーチームもクルーザーチームも
全力で努力してまいります。


ヘルムスマンの回顧録2 ~徒然なるままに今年を振り返って~

2015年12月24日 03時54分00秒 | Weblog
こんにちは。

そして、ブログ上では大変お久し振りです。
クルーザー班主将、仰秀ヘルムスマンの松山です。

さて、クルーザー班はおかげさまで今年度、ワールドへの挑戦から全日本選手権まで様々な経験をさせていただきました。また、個人的に色々な機会でマッチレースに出たりと
長いようで短かったこの期間について、僕自信の頭の整理もかねて徒然なるままに書いてみようかと思います。なので読んでも面白くないかもしれませんが…。
クルー陣が色々と書いてくれているのでそちらのブログも是非!


僕のヨット部での新年度は毎年新しい形で始まります。
勿論一年生の時の新しいことはヨット(470)に乗り始めるということ。二年生の時はスナイプスキッパーを始めるということ。そして、今年はJ24が活動再開し本格的に乗り始めること、です。

毎年、新しいことを始めることによって色々な新しい経験を積ませてきていただいていますが、今年は特にたくさんありました。

まず、なんといっても世界選手権です。
色々準備(帰ってきてからも)が大変でしたが、海外でレースをするということ、そして何よりも数週間の間、ヨットのことだけを考えて過ごす時間を頂けたことはとても貴重な経験でした。1日に最大2レースしか行われず、周りにはトップセーラーがゴロゴロいて、監督や金田さんもいらっしゃりたっぷりあるミーティング時間。これらを生かして毎日毎日、毎レース毎レース、確実に成長することができました。毎日のレベルの高い濃密なレースでなにか感じたら着艇後すぐに聞きに行き、それをチームに持ち帰って共有し検討し、翌日に生かす。やったことはただこれだけでしたが、それを完璧に行える環境がありました。お世話になったみなさん、ありがとうございました。


次は、普段の練習やフリートレース、全日本で他のチームに乗せていただいたり練習していただいたりすること、です。
なんというかディンギーチームにいるときはただよく分からないままなんとなく手探りでヨットに乗ってきましたが、今年に入ってから分からないことがあるとか走っててどうにも遅いと感じると必ず「考える」→「聞きにいく」というプロセスを挟むようにしています。特に「聞きに行く」のプロセスは考えた結果、分かっていてもやるようにしていました。それは合ってるか確かめるためです。でないと、今後再現できませんから。あと、聞き方には随分気を付けています。出来るだけ詳細に具体的に聞く、ということです。なんだかんだで僕は思ったことをすぐ忘れてしまうので着艇後可能な限り早くに聞きに行くようにしています。

さらに、色々なレースにでること、というのも新しい経験のひとつでした。
これについてはマッチレース関係のご縁が多く、葉山のY30にも乗らせていただいたり、 志摩でのマッチレースに参加したり、クリスマスマッチに出たり。主には、学生マッチの時に知り合った同期のマッチレーサー連中と乗っています。彼らは普段、メルジェスに乗っていたり、ビックボートに乗っていたりします。さらに人数が足りないときはそれぞれで人を探すのですが、彼らが連れてくる人はいつもその道の一流選手ばかりで一緒に乗るだけで大変な刺激になっています。一応、僕はJ24について専門だと見られるので、どうすれば速いかについて色々意見を求められますし、逆に僕が普段乗らない船だと自分の考えを述べつつ意見を聞いたりします。なんか実際文章にするとテスト勉強でもしてるみたいに見えますね。これは、とても当たり前なことですが、今まで当たり前ではなかった。

これに関連してもう1つ、今年は可能な限り遠征に行きました。代表例は和歌山でのシエスタセーリングクリニックです。
遠征には多大なお金がかかります。宿代もかかるし移動費も馬鹿にならない。あと、唯一のドライバーである僕自身への負担も大変大きいです。唯でさえ小網代までの高い運賃を毎週払う僕たちにとってレンタカーや高速代は堪ったものではありません。(車ほしいな)
しかし、遠征をすることはそんなことが気にならいほど様々なことを学べます。まず、そもそも普段と違う環境でプレーすることによって、何故か人は大胆になります。普段違うことをどんどんやります。さらにこの練習には金がかかっていると実感することで?何故か集中力が半端ではない(笑)それに、違うセーリングのやり方、姿勢にふれることができます。意外とこれは地域差が大きくて例えば月光とシエスタでは全然スタンスが違います。こうした違いを経験すると、逆に客観的に自分達を見ようというマインドが働きます。これは面白い現象でした。
こうした諸々があって、遠征後にはなんともいえない達成感を感じてしまいます。そして、実際に成長しています。(そして、また行きたくなるのですが…。)


と、まあ、色々書きましたが要は考えて乗るようになったということです。
毎回の練習やレースを大切に、そして時には違った環境に出て、考える機会を大切にする、という経験をしました。


考えると言えばもう1つ。
今年に入ってとても考えている問題があります。
チームマネジメントの問題です。
これは大変に悩ましい問題で、どうやら歴代様々な皆さんが悩んでこられたようです。
一口にチームマネジメントといっても、色々な側面から見ることができます。そのなかで僕がよく考えているのが1.事務面について、2.人選、3.練習運営、の3つの側面です。

まず、1.事務面について。
これは主にはOBの皆様向けにどのように正確な情報発信をしていけばよいかということです。やっていることとしては、まず、各キャンペーンの始めに企画書を作り、期間中はFacebook等で広報しながら、終わればFacebookまたはLB会通信などで報告、という流れです。しかし、なかなかこれがうまくいかない…。例えば媒体1つとっても色々問題があります。。これまでメールを中心にやってきましたがそれでは一部の方にしか連絡できず、Facebookでやったほうがよいのではないか?メーリスは?などなど、様々な指摘があります。この点についてはまだまだ改良の余地ありなので是非ご意見をください!
仰秀チームは資金面の問題から毎キャンペーン毎に御支援をお願いしている上、大学との約束によりOBの皆様に来ていただかないと練習もままならないため、毎回大変多くの皆様よりご協力いただいております。
なんとか皆様に情報が伝わっていくようにと毎回活動しているのですが、できていない現状に申し訳なく感じています。

2.人選について。
これ、実はすべての問題のなかでもっとも悩んでいます。
仰秀チームはその構造上(固定メンバー3人と流動的なメンバー3人)、毎回のキャンペーンにおいて誰を呼んでくるかとても悩まなくてはなりません。
基本的に選考基準はずばり、「仰秀に乗りたいか!」ということだけなのですが…、毎回ディンギーチームとの兼ね合いなど様々な要因があってそういうわけにもいかず…、必ず一悶着あります。
また、この問題の根深さは彼らの「仰秀に乗りたい!」の次元が固定メンバーのそれと隔たりがあることにあります。つまり、ディンギーからキャンペーン毎にやってくるメンバーは「仰秀」という船に乗る経験を求めてくるのですが、レギュラーメンバーは前回の経験をもとに更なる経験を求めている、という訳です。
さらに、知識の量に格差があるという問題もあります。ここでの知識とは単純なヨットに関するものもですし、仰秀特有のものであることもあります。どうしても「教える-教わる」の関係があると、教わる側には積極性がなく、教える側には自己を客観的にみる視点がなくなります。
僕は、周りの経験で圧倒的に勝る社会人チームに勝つためには、上級生下級生関係なく積極的に意見を出しあい、チームとして練習効率や技術レベルを高めていくしかないと考えています。そのためには以上のような問題は大変うれしくないのです。チーム全員がwin-winになるためのメンバーを考える必要があります。
難しい問題ですが、簡単にはあまりにメンバーを変え続けているといつまでたっても動作練しかできず欠点であるフリーの走りの練習ができず、あんまり変えずにいると客観的に見る機会が失われ欠点が見つからないということです。

最後に3.チーム運営について。
これは普段の、というより練習やレースでの運営についてです。
先程もすこしありましたが、僕たちが勝っていくためには練習効率などを上げていかなくてはなりません。
ワールドに向けて練習していた8月から、練習時間を短めにする、代わりに休憩時間は極小化する、動作練習は周回数を決めてやる、反省は休憩時間に集中してやり走ってる間は「最速で走る!」ことのみを考える、というやり方に変えました。
これは色々な方の指摘を受けてのことでしたが、少なくともワールドのメンバー編成ではとても機能しました。ただ、それが今回の全日本のメンバーではうまく行かず…。また、日によって集中度も違いますし、なかなか難しいですね。
レースでも同じようなことがあって、例えば今回の全日本などだと、風待ちの後とかなにか失敗した後とか艇内の雰囲気が悪いときに、それを改善する方向に動かすアクターがなかなかおらず、そのまま切り替えられないでずるずるとレースを始めてしまう…、ということが何度もありました。最悪な気分でした。
先程の2.人選とも関連することなのですが、こちらも簡単にはいきません。なにかアドバイスなどあれば是非ください。





さて、このように今、クルーザー班はとても難しい時期を迎えています。
今後のメンバー選びは現在、難航を極めております。今のままでは折角のワールド経験者が2人しかいない、という状況になってしまいそうです。ワールドのノウハウは人に蓄積していますので、これは辛いところです。

また、資金面についても遠征が激増している上、艇の老朽化もあって厳しさを増しています。同じく資金面に難のあるディンギーチームからの理解もなかなか得られず取り合いになっていますしね。(こうなると少数派の僕たちはつらい。)

そして、こう色々と考えることがあると、練習に対してなかなか集中できません。岡田や笠原など下級生にはできるだけこうした心配無しに兎に角、ヨットに乗る経験をしてほしいと思っています。こういう諸々の問題はできるだけ僕の代で終わらせて岡田たちに引き継ぎたい。そのためにも、みなさん、お力や知恵を貸してください。よろしくお願いします。

また、我々の技術についてももう一段階のブレイクスルーが欲しいところです。よいところはありながらも結果が出せないキャンペーンが続いています。経験豊富なチームが多い中で、結果を出すというのは本当に難しいと感じています。
先程も触れましたが、我々は練習1つにしてもOBの皆様に乗っていただかなければできません。また、OBの皆様に乗っていただけることは、僕たちを客観的な目で見ていただけるとても良い機会だと思っています。
今年も大変多くの御支援をいただきましたが、これからもよろしくお願い致します。そして、ディンギーチームのOBの皆様にも、改めて御理解と御支援をいただけるようお願い致します。



とまぁ、いろいろ書きましたが、要は今後も、僕は史上最高の仰秀チームを作るため、様々な取り組みをやっていきます。
中でも、様々なレースにでる。ということを大事にしたいと思います。
そのために、先々週はプラトー25に、先週は葉山でY30でのマッチレースに参加しました。(あまり報告できていなくてすみません。)そして今後はタイやシンガポール、オーストラリアでの海外レースにも参加したいと考えています。



長くなりましたので、このあたりで、終わりにしようと思います。
これからも、クルーザー班を何卒よろしくお願いいたします。

東京大学運動会ヨット部クルーザー班
主将 松山宏彰




葉山でのマッチレースの画像です。
バルクヘッドマガジンにも取り上げてもらいました。(6号艇に松山、1号艇に岡田が乗っています。)

八景島レース、1,3,5位!

2015年12月13日 22時54分57秒 | Weblog

470スキッパーの園田です。
秋イン後から470スキッパーをしています。

最近のブログは一年生に任せっきりで、久しぶりに書くブログで、ブログの書き方を忘れていないか不安ですが、今週の八景島レース、大掃除、ミーティングの報告をさせていただきます。

今週末は、土曜日に法政大の主管で八景島レースが開催されました。
東大からは、470級4艇、スナイプ級2艇が出場致しました。朝は出艇待機するほどの強風でのレースとなりました。
東大の470としては、谷中田ペアが1位となり表彰されました。他にも園田青木ペア3位、間邪角出ペア5位と普段とは違うペアで出たレースとしては、上々の結果だったと思います。
詳しいリザルトは発表されておらず、中尾柏木ペア、スナイプ級の順位がご報告できず申し訳ありません。

僕個人としましては、先週の東北大戦、今週の八景島レースと、470に転向して初めてのレースでした。先週は上級生スキッパーで唯一上級生クルーと乗っているにもかかわらず、沈をしてしまったり、タクティクスを失敗してしまったりして不甲斐ないレースをしてしまい、せっかくOBの方に応援に来ていただいてる中、申し訳無い気持ちになりました。
今週は、インカレを見据えた計画を立てるためのレースとして、先週とは違い、上級生ペア4艇で出場し、その中で、前を走れる船もあり、先週よりはよいレースができたように思えます。僕自身は、久しぶりに同期と一緒にレースに出て、タクティクスなどは全てクルーに任せ、走りに集中できるという環境で、新しい発見や手応えもありました。また、メイントリムやタックなどスナイプとは違って苦労している部分がやはり弱点であるということがわかり、冬の自主練期間などを使い、改善したいと思いました。
チームとしては、上マークを見失いオーバーセールする船が出たりと、レースで勝つということに対してもっとできることがあると感じ、改善していこうということになりました。

日曜日は、今年の公式練習は今週で最後でしたので、大掃除、ミーティングをしました。
艇庫が綺麗になり、気持ちよかったです。来年の練習が始まっても整理整頓を心掛けていこうと思います。
ミーティングでは、会計や練習計画などについて話し合いました。仰秀に行っていた人も集まり、春インまでの目標や練習計画などが話し合えてよかったです。
特に、会計については、今年の夏は部バイトが8月に一週間必要となり、満足な練習ができなかった経験があり、その反省を活かした計画が立てられたように思えます。
ミーティングの仕方も話し合われ、470ミーティングではミーティング前に各ペアで話し合いをし、ミーティングではそこからチーム全体に有益な発見や課題、改善方法を話し合うことになりました。また、座学やトレーニングに力を入れることも決まり、冬の自主練期間ではマネージャーさんの力も借りつつ体力アップを目指します。
この一年は、僕たちの代にとっては最後の年となりますので、今までのようなまだ時間はあるしという甘い考えを捨て去り、本気で勝ちにいきたいと思います。応援よろしくお願い致します。

写真は法政大OB羽田様に頂きました。いつもありがとうございます。

スミデ的とんぺー

2015年12月11日 20時17分12秒 | Weblog

お疲れ様です。2年の角出です。

 
今日は体育チームによる資産調査の日で、八景島にて4452と30563が調べられました。調査といえば仰々しい言い方ですが、要はフネがきちんと存在しているかどうかを毎年形式的にチェックしているようですよ。何事もなくて良かったですねー。
合宿の集合までの間ぼっちで寂しいです。一緒に調査に立ち合った菅原には逃げられました泣。身も心も寒い。
 
 
 
東北大戦の反省をここで
秋インを終えて年内までの期間は、新人育成を中心に470チーム全体のレベルを向上させる目的でペアを固定し、その中で同じレベルのペア同士で切磋琢磨していくというような競争環境を作りました。新人スキッパーはレースクルーと、新人クルーはレーススキッパーと一緒といった感じ。インカレ前はもちろんペアを固定してレースに向けて調整していきますが、また違った目的を持ったペア固定制度でした。
 
東北大戦まで基本的にはそのペアで練習していた訳ですが、良い面悪い面それぞれありました。
同じ人間と乗り続けることで練習での反省がそのまま次の練習につながり、技術が向上していくのが目に見えてわかりました。僕の場合、新人スキッパーの師田とペアを組んだ訳ですが、同期ということもあり動作一個一個について何で良かったか何で悪かったのかを常に話し合って、自分たちで維持すべき点、帰るべき点を考えられたように思います。ただ、逆を言えば同じ人間と乗り続けることでマンネリ化しそうな点もあり、東北大戦までという短期だからこそペア固定はできたのかなとも思います。
練習において事故防止のために、一回の練習で出す新人スキッパーの数を制限していたこともあり、同じ新人スキッパーの艇同士のレベル差があまりわからないまま、東北大戦を迎えてしまったのは残念でした。艇内での技術向上に努めた結果、相対的にどこまでレベルアップしたのか不明な部分もありました。新人スキッパーの数を制限せざるをえないこの時期だからこそ仕方ない面もありますが。
 
東北大戦の結果は前のブログで浅川が書いているので参考にしてください。
470は初日に新人スキッパーの西坂・柏木 ペア、大南・青木ペア、師田・角出ペアで出て、この中での成績1位だけが2日目もレースに出られるという熱い戦いがありました。南の軽風のなか1レース目でスタートに失敗しリコールを解消した結果、点数を叩いてしまったため厳しい立ちあがりになりましたが、風が落ちていく中で集中力を切らさずに走ることができたので、3艇の中で一番の成績で2日目も参加できることになりました。2日目は北の強風で成績はあまり伸びませんでした。
 
個人的な反省はレースにおける基本がおろそかになっていたように思います。1レース目のリコールは周囲のフネに合わせずに欲張った結果起こってしまいました。他にもスタボポートのミートなどでこちらがポートにもかかわらず攻めすぎるなど危ない面もありました。今までインカレでできていたことが雑になっている面がありました。インカレと同じような良い緊張感を持てていなかったこと、また同じレースであるのにインカレと東北大戦とでレースへの臨み方を変えてしまっていた甘さがあったように思います。
 
結構テキトーにブログ書いてしまいました。ごめんなさい。まだまだ書きたいことはありましたがざっとこんなところで。とりとめもなくなるので筆をおきます。
 
 
ぞろぞろと人が集まってきて僕の心は温かくなってきました。明日は八景島にいる大学が集まっての八景島レースです。頑張ろう。

東北大学戦を終えて

2015年12月09日 18時30分22秒 | Weblog

こんにちは。2年の江村です。

先日行われた東北大・横国大との交流戦について僕個人の反省を書き連ねていきます。長文になる予感がしますがあらかじめご容赦ください。

 

今回の2日間の東北大戦に出場して自分なりに考えることが多々ありました。冒頭で「東北・横国大との交流戦についての反省」と書きましたが、話はおそらく「秋イン後の練習についての反省」にまで広がっていくような気がします。書いてみないと分かりませんが。

 

1日目は2年の山本と2レース出場しました。スナイプ班からは山本をはじめ3年の海野主将と1年の笠原の合わせて3人がJ24全日本のキャンペーンに参加しており、その経験を経てどのような技術や知識を手に入れたのか八景島の地からずっと気になっていました。彼らが手に入れたものやヨットに対する意識の変化についてはブログを読んだり実際に話を聞いたりしていたので、土曜日の山本とのレースをとても楽しみにしていました。

実際一緒に乗ってみて、数ヶ月前に一緒に乗ったときよりも大きく変わっているな、とひしひしと感じました。山本のブログにもあったように前を見て走ることへの意識が強くなっている、僕には見えない細かなブローが見えている、タクティクス・ストラテジーに対する考えが深くなっている・・・ 仰秀で培った技術を確実にディンギーにフィードバックできていると強く感じました。

 

じゃあそれに対して僕は? この1ヶ月半何を学んできた? 胸を張って“これだけは上手くなった これだけは誰にも負けない”と言えることは何かあるのか?

 

秋インが終わり、八景島で活動しているスナイプ班の上級生は僕と菅原の2人だけになりました。そして来たる東北戦に向け1年生の練習を中心に行なっていくにあたり、上級生クルーとして1年生スキッパーと一緒に乗ることで得られるものを最大限引き出し自分のものにしていこうと決めていました。

もちろん1年生と乗って得られるものはたくさんありました。これまでは同期や先輩スキッパーと乗っていたので(自分の知識・判断力)=or<(一緒に乗っているスキッパーの・・・)という形でしたが、1年生と乗ることになるとこの不等式が必ずしも成り立たない、ということは自分が乗っている船に対して自分自身が適切な判断をし、責任は自分自身が負わなければならない ——当たり前なことだけれども無意識のうちに目を背けていたことに気づきました。同期や先輩と乗っているときにも自分の意識の持ち方ひとつでこの力は培っていくことができたはずなのに・・・ 他人任せになっている自分の態度に気づき、反省し、改めていこうと決めました。この点に関しては1ヶ月の練習で多少なりとも改善できたと思っています。

また、スキッパーの“動き”に対しても意識を向けられるようになったと感じています。僕は入部してからずーーーーーーっとスナイプクルーをやっているので、スキッパーの動作について何にも知らずにいました。タックのときの舵が前回しなのか後ろ回しなのか(←いや、これはさすがに知っていた気がする)、クルーのランチャーUP/DOWNのときにどういうことを意識しているのか等々。上級生スキッパーとの「違い」については感じることができるのでその原因を明らかにして1年生スキッパーにフィードバックすることを心がけていました。そうすることで普段スキッパーがどういうことに気をつけているのかが何となく理解できたような気がします。

 

一方で、僕が1年生と乗っているときに「100%のクルー」でいられたかどうか、この点に関しては情けないことに「ノー」としか答えることができないと思っています。1年生のための練習だからという理由で、インカレ前まで練習していた自分が出せる100%の動作をせず無難な動作しかしていなかった、コース練習で相手と競り合っているときに勝利に対するこだわりが薄れていた等々。

当然のことながら安全に気を配るということは最重要であり決して忘れてはいけないことですが、「安全」という言葉の裏に「限界」を重ねてしまっていたような気がしています。そしてその「限界」は本当の「限界」ではなかったと今になって感じています。自分が出せるはずの力を出さずに1年生スキッパーと乗っていた僕は、自分自身の練習機会を奪っていたどころか1年生のための練習も台無しにしてしまっていたということに対して本当に申し訳なく思っています。

 

僕がこのような考えに至った直接的な原因は、東北戦2日目の強風で1年生スキッパーとともにレースに出ることの不安から僕がリタイアを決めてしまったことにあります。レース海面に向かうまで、1年生スキッパーでは体験したことのないような風が吹いており、この中でレースに出るという僕個人の不安が高まっていました。その後ランチャーポールのトラブルがありまた2回の沈があって僕たちの船はリタイアするという決断をしました。

反省するべきところは多々あります。まずはマリーナの天気予報をしっかりと確認しておくべきだったということ。八景島マリーナに掲示してある天気予報では午後にかけて風が落ちていく予報だったので、それを確認しておけば海面で待って風が落ちてから参加するという判断がとれたかもしれないと思っています。大ざっぱな風の予報だけではなくよりローカルなより詳しい予報を確認することの大切さに気づきました。

また整備不足も挙げられます。特に僕はクルーというポジション柄、違うスキッパーと乗るときに前の日と違う船に乗るということが多いので、それぞれの船の整備状況を把握し、また出艇前やその前日に船の状態を確認しておかなければいけないと感じました。

最後に東北戦までの約1ヶ月半の練習で100%の力を出すべきだったということ。自分が持っている知識・経験・信念を総動員して練習に取り組むこと。そうしておけば自分に対しても一緒に乗るスキッパーに対しても自信を持つことができレースでより有意義な経験が積めたのではないかと思っています。

 

上に書いたことはすべて当たり前のことで、今まで1年半ヨットをやってきてようやくそのレベルか、と思われるかもしれません。実際自分でもそう思っています。この文章をブログに載せるということに対して若干のためらいと恥じらいがあります。でもあえてこの文章をここに載せることでこの経験を無駄にしなくて済むと思っています。上に書いたような反省を二度とすることのないように、ここに戻ってくることのないように、これからの冬の練習を100%の力で頑張ります。

2年 江村大樹


東北大学戦!!!!

2015年12月09日 00時15分40秒 | Weblog

こんにちは!
1年スナイプクルーの浅川です!

ご存知の方も多いと思いますが、12/5(土),12/6(日)の二日間にかけて八景島にて東北大学・横浜国立大学との定期交流戦が行われていました。
今年はオープン艇として横浜市立大学と関東学院大学も参加し、過去最大規模の東北大戦となりました。また両日とも多くのLBの方々が運営及び応援に駆けつけて下さりました。本当にありがとうございます。

それでは二日間渡る東北大戦について記していきたいと思います!!

〈配艇〉
土曜日
4452 中尾・金澤
4357 園田・中田
4175 師田・角出
4096 西坂・柏木
4301 大南・青木
28738 海野・渡辺
30563 菅原・田原
29604 山本・江村→山本・浅川
28511 宇佐美・高山
淡青 川村さん・松山・水石・金澤・笠原・浅川→川村さん・松山・水石・金澤・笠原・江村
陸番 豊川・谷

日曜日
4452 谷・水石
4357 間邪・工藤
4175 中尾・金沢
4096 園田・中田
4301 師田・角出
28738 海野・笠原
30563 菅原・浅川
29604 山本・高山
28511 渡辺・江村
淡青 松山・柏木・田原・大南
陸番 豊川・筒井・野田

土曜日は風速4~6m、日曜は風速6~10mという両日とも比較的風の強いコンディションでした。特に日曜日は今まで私が海に出た中で最も風が強かったと言えるほどの強風で、レース経験の少ない私達一年生にとってはかなり厳しいコンディションでした。

個人的な反省となりますが、今回のレースでは自分の動作の下手さを痛感しました。特に日曜の第六レースでは、私のジャイブミスで順位を一つ落としてしまい、非常に悔しく、そして先輩に申し訳なかったです。加えてここ最近はハイクアウト練習をよく行っていたのですが、常に上位を走っていた東北の艇の一年生クルーが私よりも更にハイクアウトに出ており、同じ一年として絶対に負けられないと思いました。今後更に精進します。
また運営の面でも準備したつもりでしたがいくつか至らない点があり、運営することの難しさを知りました。今回の反省を活かし来年の東北大戦をより良いものにしたいです。

そしてリザルトですが、東京大学は470級もスナイプ級も総合順位も全て2位という悔しい結果に終わりました。
ですが得られたものは大きかったと思います。今大会で春インまでの冬の期間の練習で自分が何をすべきか、各々の課題が見えてきたと思います。今私達にできることは今大会での課題、そして悔しさを忘れずに一分一秒を惜しんで練習することだと思います。春インで良い結果をだし、七大戦で東北大にリベンジ出来る様に来週から再び頑張ります。

最後に、お忙しい中東北大戦に来てくださったLBの皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、東北大戦を大きな事故もなく無事に終えることができました。今大会では良い結果を残すことができませんでしたが、春インでは東大が上位を走っている姿をお見せすることができるように、チーム一丸となって練習に励んでいきますので、今後とも応援宜しくお願い致します。

来週は今年最後の練習です。終わり良ければ全て良し、やり残すことのないように頑張ります。

長文失礼致しました。


キールボートに魅せられて

2015年12月03日 14時09分58秒 | Weblog

お疲れ様です。家にてんとう虫が大量発生しております、2年の山本です。先の全日本キャンペーンの振り返りと感想をば

このキャンペーンの機会を頂いたことで、得たものに所感を交えて感謝の意とさせていただきたく思います。
本当はこの文章をブログには投稿するつもりはなかったのですが、見えない力が働いたので恐れ多くも投下させて頂きます。


僕は入部して半年をスナイプのクルー、その後ちょうど1年をスナイプの舵を握って過ごしました。そして秋イン後から去る11/24まで、Jのマストを握っていました。

恥ずかしい話なのですが、しっかり前を見て走るという、こんな単純なことを忘れていました。
海面を見て、テルテールを合わせて、メインのリーチを見て、他艇を確認して、また海面を見て……の早いスパンの繰り返しをしながら走ろうと決めて練習していたこの半年間。
この方針自体は間違ってはいないと思います。しかし、一度に全てのことをやろうとするとどれも中途半端になり、なかなか上手くいかず思うように成長できない自分でありました。

今回、短い間ですがJ24に乗せていただいて、風を読むこと、ただそれだけに集中する機会をいただきました。
正確には走りに集中しない機会を頂いたと考えています。こう書くと、ボートスピードやセールへの意識のない糞クルーのように思われてしまうかもしれません。実際、そうです…一ヶ月の短い期間、自分の動作で手一杯で、後ろの二人に対してフィードバックできることはほとんどありませんでした。これは、カリキュラム、人選的に仕方なかったと思いますが…今キャンペーンは、僕にとって得たものはあれど、後ろに返せたものは少なく、申し訳なく思っております。仰秀チームとしての今キャンペーンは成功とは言えないかもしれませんが、僕が得たものは大きいということで、少しでも今キャンペーンの意義を示せたらなあ思います。

まず、走りというものに対し意識しないでヨットに乗ることで、逆に走りに対し視野を広げることができました。
久しぶりに先週スナイプに乗った感想も交えて書きます。まず、前方海面を見て船を操作できるようになりました。というのも、前方の風に合わせて小さな角度の調整、セールの調整の意識が強まりました。恥ずかしい話、以前まではテルテールとジブの裏の他艇くらいしか意識できていませんでした。テルテールも、乱れてから舵を動かして角度を合わせる次元でした。戻ってからは、前方海面を見て、強風ではブローに入る直前にメインを出し、ブローに入ってから引き込んでいく、突発的なスポットへの対処が早くなる、微風でシフティな風に対してはヘダーに入る前に少し角度を落としてジブに裏風を入れない、など前方海面から判断してセールを合わせる意識が生まれました。これは、仰秀でひたすら風を読み、自分の目への自信が生まれたことからできるようになったことでした。先週の久しぶりのスナイプ、操船技術が雑で船を止めてしまうことがありましたが、ブローを見るコツを掴んだことで自分に可能性が見えてきました。こう書くと大袈裟っぽくなりますが、ヨットに乗った時の見える世界が以前と違いました。前を見て、走れるようになりました。

また、ヨットというものの構造についての造形が深まりました。僕がいじるのはバングとジブハリのスピンロックくらいでしたが、一部を見ることで全体が見えてくるような気がします。これについては言語化が上手くできないのでこの辺にしておきます。

次に、タクティクスについて。中田や海野さんの横でタクティクスに雑に口出しすることで、今まで意識の低かったタクティクスに対して生きた経験が生まれました。ブローに突っ込んで奥に伸ばす、もしくはブローに入ったところで返す、艇団に寄せる…など、今までなかなか操船に手一杯で意識が回らなくクルーに任せがちだった基本的なタクティクスの選択肢を身を以て体験しました。議論は楽しく、どんどんコース自分でも弾きたくなり、クルーの楽しさを感じました。ディンギーのクルーでもレースに出てコースを引いてみたいとも思います。

次に、動作へのこだわりについて。
またしても恥ずかしい話ですが、僕は無意識のうちに動作を軽視していました。タックなんて1レグで多くとも10回くらい、大した差にはならんだろう、どうせ一年生と乗ってるんだしちゃんとした動作はできないかな、のような甘い意識に気づかされました。ギリギリまで上して風位を稼ぐ仰秀チームのタックを経験して、動作への強いこだわりを感じました。また、先の早稲田合同練で、ボートスピードで及ばないのに動作ですら及ばなくてはコースで当てたところで決して勝てるはずはない。当たり前の話で、わかっていたはずなのにいつのまにか無意識に忘れていた話でした。

次に、松山さんの貪欲な走りの追求、月光チームや上手い人に対して積極的に聞いていく姿勢に悔しさを覚えました。これに対しては以上です。

あと、楽しくヨットに乗ったのは久しぶりだなあと。今まで変に気負っていた感じがありました。肩の力は抜いていきます。

動作を覚えて楽しくなってきたなあと思ったところで、もうJに乗らないのは一抹の寂しさを覚えます。前に海野さんがいて、後ろに中田と笠原のいるフォアデッキが楽しかったです。みんなで一つの船に乗れることは素敵なことですね。
そして、厳しくやることはもちろん必須ですが、仲良くやることも大事だなあと思いました。また、全日本選手権の最後には役割分担が上手くいってて勿体無く感じられました。この状態で全日本を始めたかったです。おそらく、ワールドのメンバーは、ワールドが終わるときにはこれよりもっと上手くいってて、その状態でワールドを1レース目から始めたかった、もしくは全日本に挑んでみたかっただろうなあと察されます。

以上をまとめて、J24に乗ることで、無意識のうちに凝り固まっていた自分の意識がほぐされ、視野が広がりました。

短いながらたくさんのことを頂きました。八景や葉山は辛いことだらけだし小網代にずっと居たいなと思ってました。しかし、僕はポンコツなのでより優秀な人間を仰秀チームに入れたほうが今後の発展が望めると思うのと、久しぶりに八景の練習に参加して思ったことで
全日本インカレを直に見据えて、今のチームを厳しくかつ仲良く、かつ目標に向かって一つにするために潤滑油的に働きつつ、自分の走りを追求することが僕に出来る1番のことなんじゃないかと思いました。また、今回の経験、特にブローを見ることについて、積極的に一年生に指導していけると思うので、そちらに還元していきたいと思っています。

キールボートは最高ですね。
もしこの先仰秀チームでたまたま三人しかいないなどで練習が成り立たない時は呼んで頂ければ飛んでいきます。

今キャンペーンにおいてもLBの皆様からの支援のおかげで無事に終えることができました。この場を借りて感謝の意を示させて頂きます。また、三崎でも和歌山でもお世話になりました社会人チームの皆様、僕達がいないことで迷惑をかけた八景の皆様、いつも支えてくれる両親にも同様に深く感謝しております。ありがとうございます。

また、後ろのお二人には迷惑をお掛けしたことと、改めて感謝の念を示させていただきます。

 

今後も頑張ります。

2年 山本圭祐


11/28・29の練習報告

2015年12月01日 20時11分53秒 | Weblog

こんばんは!スナイプチーム1年の高山元哲です。今週は仰秀チームが帰ってきて合宿所が賑やかでした。また、仰秀での経験のフィードバックや早稲田との合同練習(後述)により、非常に充実度の高い合宿になりました。では、さっそく練習報告に移らせていただきます。まずは配艇から。

<配艇>

土曜日

4301間邪・工藤→間邪・工藤

4175中尾・中田→中尾・金澤

4096師田・角出→大南・青木

3894青木・水石→西坂・柏木

30785海野・渡辺→海野・笠原/高山

30563山本・笠原→菅原・浅川

29604高山/浅川・岡田→渡辺・山本

淡青 菅原・浅川・柏木・大南・上田・金澤→岡田・角出・高山・中田・上田・水石

陸番 西坂・豊川→師田・豊川

日曜日

4301間邪・中田→間邪・中田

4175谷・角出→谷・角出

4096師田・青木→中尾・水石

3894西坂・柏木→青木・金澤

3497大南・柏木(午後のみ)

30785海野・渡辺→海野・高山

30563菅原・笠原→菅原・田原

29604山本・田原→山本・笠原

淡青中尾・高山・大南・上田→岡田・西坂・渡辺・上田

紺碧水石→師田

陸番岡田・豊川・金澤→豊川

 

土曜日は終始風が弱く、1-2mほどであり、非常にシフティでもありました。ただし、波はなかったため非常にブローコールはしやすい海面でありました。練習内容はサークリング・ラウンディング・スタ練・コース練です。

日曜日は小松コーチのもとで早稲田との合同練習を行いました。今回、早稲田との合同練習が実現したのもひとえにLBの皆様をはじめとした普段ご支援を頂いている方々のおかげです。ありがとうございます。我々現役もこのコーチングで得られる経験を最大化できるよう努めて参ります。

この日の練習内容は、スナイプと4301・4175は早稲田の練習(1レース30-40分のコース練)に混ざり、4096・3894・3497は東大のみで練習(サークリング、ラウンディング)を行いました。気象状況としては、風速は4-6mで強弱が激しかった印象があります。そして、着艇後マリーナ近くの芝地にて、スタートラインの見極めの練習を行った次第です。

私個人の反省になりますが、スキッパーとして乗った際(土)は、シフトに対する反応が遅いというのを痛感しました。走り合わせでは迅速にシフトに対応できていないために失速し、結果として上り角度が悪くなっていって...という具合です。練習の終盤ではある程度のシフトには対応できるようになった気はするのですが、それでもなお特大のシフトには対応が遅れてしまったので、次回このようなシフティなコンディションで練習する際はそのあたりを意識したいです。あと、この風域のラフはメインと舵の切り具合が特にかみ合わなかったのでこれも次回は重点的に補強したいです。クルーとして乗った際(日)には、動作の詰めが甘かったです。例えば、飛びタックではジブの引きが1cm足りなかったり、ランではテンションを抜くのが遅かったりしました。解決策としてはタックではストロークを大きくする、テンションを抜く際には効率の最大化(ここではうまく説明できませんが...)が挙げられますので、これも次回から実践してみます(もちろん船を揺らさないことも忘れずに...)。ここまでは反省点ばかりですが、逆に成長した側面もありました。それは波のある海面でのブローの読みです。今まで避けてきたのですが、やはり、難しかったです。しかし、やってみるように言われて実際にコールしてみると少しではありますが掴めてきました。今はまだ精度は低いですが、今後はリフトのブローなのかヘダーのブローなのかも考えられるようにならないといけないですね。

今週末は東北大戦です!部員一同今までやってきたことを十分発揮して参りますので、応援よろしくお願いします!