東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

「Big love」

2021年12月01日 17時41分13秒 | j24全日本

皆様、こんにちは。
クルーザー班マネージャー3年の青木香穂です。 

先日、J24全日本選手権大会が行われました。後輩たちに引き続き、マネージャーという皆とは少し違う視点からこの大会についての感想をお話しようと思います。 

この大会で一番強く感じたのは、仰秀ってとっても愛されているなということです。 

というのも、沢山の方々が仰秀を見守っていて応援してくださっていることを直に感じたからです。 

私は今回、大会の運営に携わらせて頂きました。普段、J24関東フリートのフリートレースの運営に携わっていましたが、全日本選手権に運営という形で携わるのは初めてでした。そのため、初めてお会いする方が結構いらっしゃったのですが、皆様に仰秀のマネージャーですって自己紹介すると「最近の仰秀がんばってるね~」や「仰秀のこと注目してるよ」だったりと気にかけてくださっていることを感じました。 

特に愛を感じたのは第1レースで1位フィニッシュしたときです。社会人チームの方々が真っ先に「仰秀おめでとう」と声かけてくださっていました。 

この他にも節々で皆様からの仰秀への愛を感じ、何度も泣きそうになりました。こんな風に仰秀がとっても愛されているのは歴代の先輩方の賜物であり、そして今の私たちが頑張っているということが皆様に伝わっているからだと感じました。皆様いつも仰秀のことを見守っていてくださりありがとうございます。 

私はこんなにも愛されているチームの一員になれてとても幸せです。皆の役にたてるようこれからもサポート頑張ります。 

今大会、運営艇でたくさんのことをご教授してくださった畠山さんと工藤さんをはじめ、大勢の方々に運営について教えて頂きました。関わってくださった皆様、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします!! 

最後になりましたが、中野さん落合さん今まで本当にありがとうございました。お二人は私たちの要望をたくさん受け入れてくださいました。こうやって私たちマネージャーが大会の運営に携われているのも、学年や立場関係なく楽しくのびのびと部活が出来ているのも、お二人のお陰です。誰もが何でも言うことが出来る環境だったからこそ最強の仰秀になったんだと思います。 

これからは最上級生となります。先輩方が築き上げてきた良い仰秀感を引き継ぎつつ、更に進化していけたらと思います。 

青木香穂


1/3

2021年11月30日 18時34分58秒 | j24全日本

ご無沙汰しております、仰秀2年の伊東です。1年の2人に引き続き全日本選手権の振り返りを致します。

 

リザルトや各レースの振り返りはFacebookでのご報告で致しましたので、より総合的な話を自分自身の観点からしようかと思います。

 

自分にとって今回は初めての全日本であり、仰秀配属から1年間を通してやらせてもらったピットというポジションを締め括るレガッタでもありました。自分のなかで「とにかくミスをしない、走りのパフォーマンスを最大化する下支えをする」という目標を掲げていたのですが、今回達成できただろうと思っています。また、初めての全日本でなかなか緊張もしていましたが、終始楽しむことができました。結果として自信を持って満足できるレースだったと言えます。

 

実は、全日本直前まで自分のポジションに自信が持てていませんでした。ピットは各回航動作を司り、次のクローズ・ランニングの走りに繋げていくポジションだと思っているのですが、特に下回航のスピンダウンが不安要素でした。9月頃の練習になってもまだミスが多く、ピットのポジションに立つたびに「ピットとして能力が足りてないのではないか?」と一抹の不安が脳裏をよぎっていたのです。

 

転機は10月末から2週間ほど行ったレース海面の調査だったのではないか、と今になって思います。折角レースが我々のホームで行われるのだから、海面について知り尽くそう、ということでひたすらレース海面で走りまくりました。チームとして、レース当日はどのように動いていくか、という議論の中で安心感や自信を得たような気がしています。レースを作り上げていくというチームスポーツとしてのヨット競技の(表面的でない)真の楽しさを学べたように思えます。

 

自信と安心感の下、平常心で全日本7レースを終えられたのは、仰秀というチームのお陰でした。とりわけ、運動神経が悪ければ、器用でもなく、飽きっぽい性格の自分を、いやな顔一つ見せず暖かく指導して下さったうえに、一年間チームを引っ張り最後にトップフィニッシュという「いい景色」を見せてくださった中野さんと落合さんには感謝してもしきれません。

 

思えば、ちょうど1年前にディンギーの同期と別れてまで仰秀に行こうと散々悩んだ末に決断をしたのは間違いなく正解でした。当時のブログでは世界大会に行きたかったから、などと照れ隠しで言っていますが、チームの雰囲気に惹かれたというのが本当のところです。自分と同じように、このチームに入った人がヨットの本当の楽しさを学べるようにしていくというのが使命であり恩返しなのだろうと痛感しています。最終レース終了後、小網代にいらっしゃっていた下重さんに「もう(最高学年から)2番目だね、甘えてられないよ」との言葉を頂戴しましたが、自覚をもって精進していこうと思います。

 

最後に、ヨットの本当の楽しさと勝つことの喜びを姿勢でもって教えてくださった中野さん、丁寧さと優しさで進むべき方向を親身に示してくださった落合さん、本当に1年間ありがとうございました。その他の仰秀の皆さんやディンギー班の方々、社会人チームや大会関係者の皆様をはじめとしたこの一年間かかわりのあった皆さまへの感謝の気持ちを忘れず真摯に今後の活動に邁進して参ります。

 

どうぞ今後とも、よろしくお願い致します。

 

クルーザー班2年 伊東秀晃


チーム仰秀

2021年11月29日 22時23分07秒 | j24全日本

お世話になっております。クルーザー班1年の関根佑樹です。

先日行われたJ24全日本選手権の報告をさせていただきます。

この後先輩方の全日本ブログが控えているので自分の感じたことを簡潔にまとめさせていただきます。

今年の全日本選手権は普段練習している小網代での開催ということで地の利を生かせて、かつ普段乗り慣れている仰秀での参加でした。

 

仰秀のメンバーは七人なので一年生は交代交代で乗ることになっており、友成が1日目、自分が2,3日目に乗りました。ありがたいことに1日目はLBの田端さんのmixiが観覧艇として出ており、自分はそれに乗らせていただけることになりました。田端さん、ありがとうございました。友成のブログにリザルトが載っていますが1日目は第1レースが1位、第2レースが2位というフィニッシュでした。第1レースの上回航後に仰秀の青いスピンが2番手に見えた時、「ん、仰秀か?」と半信半疑でしたが、メインセールに大きく「東京大学」と書かれているのをみて大きな歓声をあげたのは忘れられません。さらにその後ではトップフィニッシュをした瞬間が見れてとてもうれしかったです。次は自分が仰秀に乗っている時にトップフィニッシュを果たしたいです。

 

今回の全日本選手権でいちばんに感じたことは艇数の多さゆえのレース展開の面白さです。普段のフリートレースでは(これまで2レガッタしか出たことがありませんが)せいぜい6艇ぐらい。一方、今回の全日本選手権は参加艇数14艇とその2倍以上でした。例年より少ない艇数とはいえ自分にとっては圧倒的大迫力のレースでした。特にスタート前からスタートにかけてのセールのシバーする音、プレイヤーの発する声の多さの賑やかさがとても楽しかったです。また、普段のフリートレースでは味わえないような艇数の多さなので、一艇に対するカバーだけではなく艇団に対するカバーも考えなくてはならなかったり、ミートすることが多いのでそのミートに対してどのような対処をするのかといったタクティクス的な面白さがとてもありました。

 

さて、先週の全日本選手権で4年生は引退です。自分たちがクルーザー班に配属されてから約3か月と短い期間でしたが、ヨットに関する知識を教えてくれることはもちろん、頼れる最上級生としてチームをまとめてくださったことには感謝しかありません。ありがとうございます。自分も中野さんや落合さんのような優しさと厳しさを兼ね備えた頼れる上級生になれるように頑張ります。

 

今週からは新体制ということで自分も、よりクルーザー班の一員としてチームを作り上げなくてはいけないという自覚と責任を持って取り組んでいかなければいけないと思っています。また同時に、自分がこのようにヨット部として活動をしていけているのは自分の家族、先輩や同期といった部員、マネージャー、LBの皆様方、一緒に練習やレースに参加してくださっている社会人チームの皆様方といった自分を支えてくださっている方々のおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。

 

今週から早速、新体制になって初の練習が行われました。今年は一からチームを作り上げるメンバーの一員になれるので不安と期待で胸がいっぱいですが、一歩一歩個人としてもチームとしても成長を重ねていけるように頑張ります。

 

今後とも仰秀の応援よろしくお願いいたします。

 

1年クルーザー班 関根佑樹


感謝と自立〜J/24 全日本選手権〜

2021年11月25日 15時24分13秒 | j24全日本

お世話になっております。クルーザー班1年の友成遼です。

 

11月20~23日に油壺で開催されましたJ/24全日本選手権のご報告をさせていただきます。

 

以下、リザルトです。

 

1-2-10-(13)-4-10-8  35点 総合7位/14艇

 

1日目4レース、2日目2レース、最終日に1レース行われました。1レース目は、仰秀史上最高となるトップフィニッシュ、2レース目も2位と立て続けに好成績を残すことができました。その他では、ブローを掴み損ねる、タック、ジャイブポイントのミスなどもあり、なかなか思うように展開できないレースもありました。

 

レースの詳細な内容・反省に関しては、先輩方に譲らせていただき、ここではこの大会を経ての自分自身の感想を書きたいと思います。

 

まだ技術的に未熟な身でありながら、今回、全日本選手権という大きな舞台を経験できたことは自分にとって大変重要かつ意義深い経験となりました。幸いなことに今までフリートレースに2回出場したことがあり初レースではありませんでしたが、当然のことながらそれらのレースと比べ、緊張感・切迫感が全く異なっていました。レース前日の綿密な計測、良いコースを引くための海面調査と情報共有、14艇という他の大会では例を見ない規模の艇団が最適な位置で出ることを狙ってスタート直前まで微調整を繰り返す様子を含めて、4日間という長期にわたる一つのパッケージが完成されていることを実感しました。上記のことを集約すると、「勝つために妥協しない」といえると思います。言葉にすればシンプルなことですし、ヨットレースに限らず他のスポーツでも学業においても大前提で当たり前のことではありますが、自分は動作面に気を取られるあまり余裕がなく、率直にいって勝負への意識が足りていなかったと反省しました。

 

反省ばかりになってしまいましたが、一つ個人的によかったこともありました。3日間、全レースを通じて回航時のトラブルが一度もありませんでした。自分はマストハンドとしてレースに参加したのは1日だけでしたが、回航時の動作を大きなミスなくこなせた点については、今までの練習の成果を感じることができました。自分の動作ミスで先輩たちの足を引っ張ってしまうのではないかという不安もありましたが、なんとかそつなくこなせたことは自信になりました。

 

 

引退される4年生の先輩方には感謝してもしきれません。ありきたりの表現になってしまいますが、本当にたくさんのことを指導していただきました。お二人からいただいた優しさ、そして厳しさを胸に、これから練習に励みたいと思います。

 

また、大会を通じて様々なアドバイスをくださった月光やJellyFishをはじめとする社会人チームの皆様、応援に来てくださったLB・ご家族の方々、よそ者の自分を暖かく受け入れ観覧艇に乗せてくださった防衛大学の皆様、運営とサポートをしてくださったマネージャーの方々、本当にありがとうございました。

 

たくさんの方々に支えられ活動ができていることへの感謝の気持ちを忘れず、これからの寒い季節の練習に精進したいと思います。これからもご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

クルーザー班1年  友成遼

 

 

*写真はAyascape Photography様が撮ってくださったものを使用しています。