降って来るもの

写真と散文とぽえむ

胸から胸

2022-05-13 21:54:32 | si 26

 

     胸から胸

 

僕自身の手で切ることは無い

繋がった縁を

自分の意思で断ち切ることは無い

それは

絶対に!と言ってもいい

 

 但し

その糸が確かに

お互いの心と心を結び

二人の胸から胸へと張られていると

一顧の疑いもなく

一点の曇りもなく

認知できる絲に限られているが・・

 

 改めて

そんな風にお浚いをすれば

糸が絲で有る本数は

それ程に

多くはないのも事実だが・・

 

僕の偏重な自覚かも知れぬが

 確かに

幸せという言葉の芳醇さを

その絲の本数は

明らかに物語っている

 

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ふるさと行脚~浄土~

2022-05-13 06:07:20 | si 26

      ふるさと行脚~浄土~

 

間髪を入れぬ間合いで

光りと翳の

zebra模様のstripeを掻き分け

二里の九十九を遡る

その苔むす道の

行き止まりの山中に

静寂に抱かれた

沈黙のふる里が在る

   

現住所から本籍地へ

喧噪から静謐へ

そうなのだ

俗世の煩悶から

懐かしいhahaの胎内へと

還るように・・

 此処に戻る時の

 何時でもの

 そのような心情の移ろい

   

誰も居ないけれど

誰かと過ごす時間

僕はペンを持ち

その時の豊穣を

浮かべるままに

書写してゆく

   

 

嗚呼,ふるさと

嗚呼,僕の現生の浄土よ

        05/13 06:20:06 まんぼ

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