聖人君子
僕は聖人でも君子でもなく
巷を徘徊する幾万の
唯の市井の輩にすぎないので
of course
喜怒哀楽に,妬み,誹り,恨みつらみ,
毛嫌いする,鳥肌立つ,虫酸が走る,
悪寒がする,etcの感情も
土竜叩きのモグラのように
頭を出しては打たれて沈み
後悔しては又後悔の
情けない愚行蛮行を繰り返している
それが生きていることの証
それはきっと必要悪
誰も彼も似たり寄ったりなのだと
小癪な
納得顔を散らつかせながら・・
聖人や君子には
どんなに足掻いても到底なれないのだ
凡庸の器に収まって安泰のこの身は