Rule
此の世は,一人で生きてゆけない場所だから
必要最小限の
ruleを守ることは
必須の義務になる
それは
人間として存立する幸運への
感謝に他ならない
けれど
巷の凡夫は,往往にして
その基本さえも知らない
悪しき唯我独尊はついて回り
それ故世間に
哀しみや慟哭や怒りや忿怒は絶えることがない
見よ!!
朝毎の新聞に,太文字で列挙される
暗愚の暴徒の修羅の数々を
馬鹿者たちの始末書を
価値観は
それぞれに異なり
善悪の認識にも、習熟度にも
老若男女にも
ずれや捩れは生じるけれど
その大いなる義務の逸脱ほどの
悲惨はない
各各に
付与される自由は
決して,行動の全てを
肯定したりしないものだ