老いの考察~inochiの数式~
起きたくなったら、起きる
月が恋しくなったら、外に出る
書く意欲が湧けば、penを握る
休みが必要なら、木陰に入り
考えたければ、木のベンチを探せばいい
老いに明確な基準はない
それが唯一の正札
明日の曜日を知らなくても
殆ど困らない
冬至でも夏至でも
考えることに影響はない
老いとともに、賦与される自由を
満喫すればいい
老いのさまざまな特権に
純粋に、甘えればいい
年月に劣化した、心身を養えばいい
但し、何時でも
不意に気懸りは生まれる
老いのfreedomの隙間に
何時でも当たり前のように
危惧は散らばる
安寧のまにまに
不安定の恐怖が張り付く
けれど、まあ
死は必然の帰結だと
inochiの数式を解ければ
そこから逆算して
老いの享楽を享受すればいい
けれど、まあ
それは、却却に晦渋な選択だけれど・・