都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
おもちゃ学芸員の外部見学会にて幼稚園へ訪問!
毎年2回、おもちゃ学芸員と共に外部見学会と称し、様々な施設やおもちゃ作家さんの工房を訪れています。
今回は、『江北白百合幼稚園』(足立区)を訪問。
前園長先生が今は理事長に、その息子さんが現在園長先生として、40年以上同じ場所で
多くの子どもたちの成長を見守っています。
樹齢350年のトチの木をくりぬいた遊具が正面にあり、中庭には忍者ハウス(ツリーハウス)が、樹齢300年のシイノ木の上にあったりと、雨の日でも外で遊べるなんて嬉しいですね。
他にも園庭では、稲を育て、苺狩りや魚を採ったり、はたまたヤギやロバ、ピーターラビットにうずらなども飼っており、生き物と共に成長することも大事にし、都内でありながら自然いっぱいの幼稚園です。
そして、大きなバケツの中に水をはって氷になっているもので遊ぶという、なんともレトロで楽しい遊びをしている子どもたちの笑顔が印象的でした。
そして何十年ぶりかに乗ったであろう竹馬をうまく乗りこなす、年配のおもちゃ学芸員さんに教えてもらう若いスタッフ
どんぐりを使った釣りの遊びも、なかなか面白かったです
独楽やわらべうたなど、伝承遊びを子どもたちと、そして先生方も一緒に体験
さすが遊びの案内人、おもちゃ学芸員さん! 子供たちと同様、またそれ以上に?思いっきり遊びを楽しんでいました
清水先生親子による40年間に渡る幼稚園ヒストリーや、先代から聞いたという「草が生えるのは、人が怠けないため」というお話し、
そしてとにかくわくわく・ドキドキすることを大事にされていらっしゃるからこそ、子どもたちの目がラキラ輝いているのだな、と思いました。
近くには幼稚園の農園もあり、自然の動植物と触れ合うことの大切さ、面白さを経験できる環境を体感することができました。
実はあるスタッフが卒園した幼稚園であり、東京おもちゃ美術館主催のイベントにて、卒園以来偶然に、
当時の園長先生と再会したことがきっかけで、見学させていただくことができました。
そして昔からいらっしゃる先生は、だいぶ前におもちゃコンサルタントの資格をとられていました
幼少期の記憶はとても大事なものなのだということ、そして人とのご縁は、大切にしていかなければいけないな、と感じた見学会でした。
先生方、幼稚園の皆さん、一緒に遊べてとっても楽しかったです!
また遊びましょうね
はっち