都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
絵本とおもちゃが出会ったら…?
昨日11月26日(土)に、東京おもちゃ美術館が誇るおもちゃパフォーマー・岡田哲也によるイベントの第二回目が行われました!
親子向けのプログラム「遊びを見つけるおもちゃショー」、大人向けの体験型講義「遊びを見つけるおもちゃセミナー」のどちらも、満員御礼の盛り上がりでした
今回は、「絵本とおもちゃが出会ったら」というテーマで展開した内容の一部を皆さんにもご紹介します。
午前の「遊びを見つけるおもちゃショー」で岡田が参加者に1つずつ配ったのは、「ねこの自由積み木」。
様々なポーズのねこの積み木で、その組み合わせ方を無限に楽しめるおもちゃです。
まずは、絵本「あしたうちにねこがくるの」を読みます。
あしたうちにねこがくるの。
いったいどんなねこかしら?
「もしも わたしよりピアノがうまいねこだったら どうしよう」
「もしも かいじゅうみたいにらんぼうだったら どうしよう」
もしも、もしも…。
どんどん広がる女の子の空想の世界に引き込まれます。
読み終わって、手に持つねこの積み木を見てみたら…不思議!今にも動き出しそうです。
岡田の「しましまの洋服を着た人の頭に乗るねこだったらどうしよう?」「メガネの人の手に乗っちゃうねこだったらどうしよう?」という言葉かけに、ねこを生き生きと動かすお子さんの様子が見られました。
「積み木」と名前がついていると、どうしても積んで遊ぶものという固定概念にとらわれてしまいがちな私たち。
絵本から得たドキドキ・ワクワクを遊びにつなげていくことで、目の前のおもちゃの世界はもっと広がります。
おもちゃのストーリーに思いを巡らせて、「おもちゃにちりばめられた『遊びの種』に気づいてもらえたら」と岡田。
子どもたちの想像力の豊かさを改めて感じることができました!
今回ご紹介した絵本・おもちゃ
「あしたうちにねこがくるの」(講談社) 石津 ちひろ・作/ささめや ゆき・絵
「ねこの自由積み木」(銀河工房)
岡田は、おもちゃコンサルタントや保育者に向けての講座を全国各地で行っています。
東京会場であるここ東京おもちゃ美術館では、先月より月1回のペースで親子向けのショー、大人向けのセミナーを開催しております!
次回は、来年1/28(土)です。お楽しみに!
また、おもちゃコンサルタント養成講座について、詳しくはこちらをご覧ください。
リリー
2016年度「おもちゃ学芸員養成講座」 終了しました。
第22期おもちゃ学芸員養成講座が終了し、今回は20名弱の方が新たにおもちゃ学芸員として活動スタート
今回は受講生の他にも、来春、広島県三次市にオープンする予定の屋内遊具施設でボランティア養成する際の参考にと
市の職員及び市民ボランティアの方々の参加もあり、他地域、多世代交流の養成講座となりました。
多田館長から、どの様にして四谷に東京おもちゃ美術館ができたのか、や
既に沖縄にある「やんばる森のおもちゃ美術館」の他にも、岐阜県、秋田県など、姉妹美術館がぞくぞく誕生する話があり、どんどん広がる”おもちゃ美術館”構想に、皆さん興味津々
初めて会う人が多い中では、緊張してしまうものですよね。
そこで、東京おもちゃ美術館らしい”花札”を使った自己紹介ゲームによって、場の雰囲気も和やかに
おもちゃ学芸員養成講座では、講義の他に、
グッド・トイやわらべうた、積木、手作りおもちゃ・・・などなど、遊びが中心の講座となっています。
そして、館内各所を回る『レクチャーツアー』中、同日にゲームのへやにて「どうぶつしょうぎ」のイベントを開催していたため、
女流棋士の北尾まどかさん直々にレクチャーをして頂けた、ラッキーな日でした
先輩おもちゃ学芸員の、おもちゃの魅力を引き出す話し方や、表情にその場にいた皆が共感し、今後の活動に役立てて頂けることを願っています。
2016年度のおもちゃ学芸員養成講座は終了いたしましたが、また来年度も継続的に開催いたします。
日程が決まり次第、ホームページに掲載いたしますのでご覧ください。
はっち